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ワンダリング・メモリア
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ワンダリング・メモリアの作品紹介

ワンダリング・メモリアのあらすじ

幼い頃に住んでいた団地がもうすぐ取り壊されると知ったハルカは、同棲する恋人のナツキと共に団地へ夜の散歩に出かける。辿り着いた寂しげな団地、そこでハルカは、かつて立ち入り禁止の屋上で、幽霊を見た記憶を思い出す。ノスタルジックな記憶が、鮮明に蘇り現実をも侵食していく。劇団を主宰する監督によるホラー。

ワンダリング・メモリアの監督

金内健樹

原題
製作年
2025年
製作国
日本
上映時間
18分
ジャンル
ホラーショートフィルム・短編

『ワンダリング・メモリア』に投稿された感想・評価

ひどく懐かしい感じのする作品だった。

別に映画が古い感じというわけでも、内容が特別そうだというわけでもない。
でも、観ているうちに、だんだんと子供の頃にした肝試しのような感覚が蘇ってくる。
単純に怖いだけでなく、ワクワクした感じや、不安感、背徳感などもある、あの不思議な感覚。
ああ、そう言えばそうだった、とその感覚が思い出される。

自分が子供の頃、団地に住んでいたということも影響しているのだとは思う。
でも、もしそうじゃなかったとしても、この懐かしい感覚は共有できそうな気がする。

ホラー映画の怖さとは、ひと味違う、なんだか不思議な怖さ。
それは、おとぎ話のように、軽く忘れてしまえるような怖さでもある。
怖いけど怖くない。怖くないけど怖い。

この変な感覚は、やっぱり「懐かしい」いう言葉で表現したい。
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夏の夜の世田谷 、同棲生活を送るハルカとナツキ。ハルカが幼少期を過ごした団地が、年内にも取り壊しとなるらしい。その立ち入り禁止の屋上で、私は「幽霊を見た」。....そんな記憶がよみがえっていた。唯なんでもない夜に自然に、しかし強烈に何かに引き寄せられてゆくふたり。
「ここだ、秘密基地。」

撮影も音楽も素晴らしい。最近惚れ込んだ心霊映画「プレゼンス 存在」のように、生者と幽体のノスタルジーに胸をしめつけられるような色気がある。

膝を抱える安アパートはカビのにおいがしみついて、互いの肌はじっとりと正気を失っていく。深夜のコンビニは総てを捨てた逃避行のようで、二人の陰鬱なモラトリアムをこの町だけが否定しない、だけどきっと、救ってもくれない。世界から取り残されたような空間で、そこに二人は存在するが存在していない、二人でいたとしてもそこにあるのは永遠の孤独なのだ。そんなふうに生きていると、夜の隙間に変なものが入りこんでしまう。それは二人の知っている誰かかもしれないし、自分たち自身であるかもしれないし、人ですらないかもしれない。鑑賞後、ハルカとナツキ二人の詳細な境遇や抱えている問題、自分たちの愛や未来に何を想っていたのか知りたくなった。そこに何かしらの合点が得られるような、彼らの安息の持続性を確認したいような、不思議な興味であった。

自分自身が精神を患っていた時代に、「ちとから」付近で共依存状態の恋人と過ごしていた記憶があり、冷静に思い返すにあの辺りは洒落ていて良い場所なのだが、今となってはかつての自分の幽霊がまだあの場所に居るような、情念と孤独の墓場のような、そんな近寄りがたいイメージとなってしまったのだ。そんな個人的事情とリンクしながらダウナーな感傷をくすぐられる、美しい短編ホラーであった。(普通にめちゃくちゃ怖い。)
三角
-
記憶蘇った。観たわこれ。たぶんちょうど1年前とかに…
女性が昔住んでいた団地の話を男性にして、そこで幽霊を見たか聞いたかそんな話をして、そこを2人で訪れ…という内容だったはず。
全て朧げな記憶だけど、全編夜の街灯の中で、独特な空気がめちゃ良かった。この人らは同棲coupleなのだろうが、気取りゼロでダル着の2人の雰囲気がかなり羨ましかった。卑近さと得難さの同居が達成されていて凄い。

今年ホラーコンテンツを矢継ぎ早に見てきて思うことは、恐怖の対象とどういう関係が結ばれると納得できるのか、ってこと…それはフィクション内に止まらず制作者たちにも及ぶメタな視点の話。本当は自分もホラー好きだったんだけど、ここに疑いがあると観に行く気がおきない。それで観なかったホラー映画沢山あった、て気づいたけど、この映画を観た時はそんなこと思う以前だったからホラーと全く意識してなかった。
今思い出すと恐怖の対象たる幽霊に深刻に脅かされるでもなく、でも全くの無害でもなく、それはただ存在していて戯れるようで良かったな…と思う。