
ヒトから生まれ、ヒトとは成れぬ事を定められたモノが在った。摩滅しゆく心に灯るは無数の光、己を取り巻く総ての生命という輝き。往くべき処を悟るモノ、還るべき温もりを示す者。其々が其々の“生”を…
>>続きを読む夏目は小さな雪だるまのような妖と出会い、モコモコと名付ける。話を聞けばそれは「暖かいものを探している」というのだが…。モコモコが触れたものは全て凍ってしまうため、寒いと嫌がるニャンコ先生を…
>>続きを読む小さい頃から、他の人には見えない妖(あやかし)を目に映すことができた夏目貴志。 亡き祖母レイコが勝負をしかけ、負かした妖に名前を書かせた契約書の束「友人帳」を継いで以来、自称用心棒・ニャン…
>>続きを読む「石起こし」 森の中で、小さな妖怪・ミツミと出会った夏目。岩鉄という 神格の妖怪を、深い眠りから覚ます「石起こし」の役を任されているという。しかし褒美の酒をめぐり、ニャンコ先生や妖怪たちが…
>>続きを読む「旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。 ある日、デパートの福引で特賞の沖縄への旅行券を当てた「旭丘分校」の面々。…
>>続きを読む高校の卒業式の翌朝。顏を洗おうと洗面台の鏡に向かい合った暦は、そこに映った自分自身に見つめられている感覚に陥る。思わず鏡に手を触れると、そのまま指先が沈み込んでいき・・・・・・・。気がつい…
>>続きを読む2117年冬、公安局ビルに一台の暴走車両が突入する事件が発生。 その運転手は青森にある特別行政区 〈サンクチュアリ〉の心理 カウンセラー・夜坂泉だった。しかし取調べ直前に夜坂の即時送還が …
>>続きを読む倫敦(ロンドン)から届いた思わぬ贈り物によって、チセは奥底に沈めた記憶を思い出す――。幼き頃、ひとに見えざるものとひとの無理解に怯えた日々を。それらから逃げた先に存在していた不思議な図書館…
>>続きを読む