百日紅 Miss HOKUSAIの作品情報・感想・評価・動画配信

「百日紅 Miss HOKUSAI」に投稿された感想・評価

土屋

土屋の感想・評価

2.5
北斎とその娘お栄、弟子の善次郎らの暮らしを四季折々の江戸情緒をこめて、原作からいくつかのエピソードを組み合わせ、お栄の家族に対する思いや画業への取り組みを軸にアニメ化。脚本が退屈でBGMもミスマッチのような気がした。
ゆき

ゆきの感想・評価

3.6
夫が知らないうちにテレビにうつしてたので、何となく観てみた。
原作があるの知らなかったけど読みたくなりました。
1つのストーリーというよりは、お栄を軸にしたオムニバスって感じでした。
お栄ちゃん日本人離れした顔してるから最初違和感がすこいw
つつし

つつしの感想・評価

3.5
原作未読のまま見ると、風情を楽しむオムニバスって感じ。
江戸時代の今と違うところ、変わらない人の心が合わさるからこそ面白い
作品から話はズレますがなんでも科学で辻褄が合わせられてしまう時代以前の、分からないものに対する人間の想像力と寛容さが好きです。
葛飾北斎!!!!の娘のはなし!

めっちゃ雰囲気映画!!
北斎の娘のお栄が江戸で絵描きとして生活してるんだけども、ストーリーっぽいストーリーは無い!笑
んだけども、雰囲気が良いんだよ

目が見えない妹、妖怪の噂を立てられた遊女、地獄絵図を書いたら化け物が出る、んで恋!!

内容はそこまで無いんだけども、キャラが立っていて、なんかオシャレだし
何回も言うけど雰囲気が良いんだよ!
まあまあ面白い✌︎('ω'✌︎ )
浮世絵師の葛飾北斎を父であり師匠に持つお江と不可解な物語。
娘がいることすら知らなかったし、彼女が結構な実力の持ち主であることも知らず。
お栄をメインとした父子の話なんかと思いきや、花魁の首が伸びる怪奇現象にそっち~!?!?となる。
最初の龍のところは実力やと思ったんで…
メインの登場人物は変えずに何本かのオムニバスを見てる感じ。
鬼とか魔物っぽいシーンが強過ぎて妹と北斎が薄く感じた。
ラストの音楽がハード過ぎて困惑…時代感…そこが一番残念。
こういう形で為人や家族を知った後だとまた違った見方が出来そう。
文化十一年(1814年)、江戸
この町に葛飾北斎として知られるトンチキな浮世絵師 鉄蔵を父に持つお栄が住んでいた
お栄は鉄蔵が住む仕事用の長屋に住み込み、浮世絵師として腕を磨きながら母のことや妹のお猶の元を行き来していた
仕事が減った鉄蔵を心配していた母に対し、お栄は自分達 父娘が筆を握っていれば何とかなると豪語するが、その心中は複雑だった
鉄蔵は酒も煙草もやらないが四六時中 絵のことばかりで、金や生活に無頓着、部屋が散らかって収集がつかなければ引っ越すという奔放な男で、ことやお猶の元にも顔を見せることなく、ただただ絵に没頭していたのだ
ある日 お栄は鉄蔵の完成間際の龍の絵にキセルの火種を落として台無しにしてしまう
約束の絵を受け取りに来た武士に、鉄蔵は龍が逃げ出したとごまかすが、翌日の納品日までにまた1から絵を描くつもりは無い様子だった
そこに、居候の見習いである善次郎が歌川一門の門徒で浮世絵師として活躍する国直を連れて帰ってくる
国直は尊敬する葛飾北斎との出会いに感激していたが、お栄とも橋ですれ違ったことがあり、その顔を覚えていた
しかしお栄はそんなことを気にするでもなく、鉄蔵に押し付けられた形となる龍の絵を明日までに仕上げようと下絵作りに集中していた
それを見た国直は、龍の絵は描こうとするのではなく、降りてくるのを待って筆で捕まえるのだという唐の教えを語る
やがて騒がしくなり、お栄は鉄蔵ら3人はお栄に外へと追い出されてしまう
夜も深くなった頃、筆を手に紙に向かっていたお栄の元に凄まじい風が舞い降り、彼女は無我夢中で筆を振るった
そして夜が明け、1人置き去りにされていた善次郎が長屋へ戻ると、そこには見事な龍の絵と、その隣で横になるお栄と鉄蔵の姿があった



江戸風俗の研究家でもある杉浦日向子が連載していた歴史漫画『百日紅』を原作としたアニメーション映画

世界的に有名な浮世絵師 葛飾北斎の娘お栄を中心に江戸を生きる人々を情緒豊かに描いた作品

葛飾北斎の娘 お栄は、葛飾応為の名で活躍した浮世絵師だった
絵以外に興味がなく生活はめちゃくちゃで、師である勝川派からも破門を受けた破天荒な父に似た性格だったとされ、竹を割ったような快活さを感じさせるエピソードも残っている
本作はそんなお栄の、葛飾北斎の娘として、絵師として、家族を守る1人として、女性として、様々な目線から描かれているのが特徴的
絵師としてはまだ未熟、妹のお猶を導くこともできず、奔放な父にも手を焼く、多くの苦難に見舞われながらも逞しく生きる姿がステキなキャラクターとなっている

一方で原作が短編だからか、ストーリーはブツ切れな印象を抱くのも事実
大体この手の作品では共通したテーマを盛り込むのが定石だとは思うんだけど、それも薄め
四季という描写が明確ではあるものの、お栄の成長が明確に描かれるわけでもなく、あくまで江戸の町を生きる姿にスポットを当てているようにも感じられ、特別ドラマチックなドラマも全体からすると限られている
江戸情緒を通して「いき」や「すい」を如何に感じるかがストーリーを楽しむポイントのようにも感じた

指摘も多く受けたようだけど、時代的にそぐわない描写も確かに見られ、しかもそれが原作では史実に忠実だったという、映像化に当たっての改悪をしているのはあるんだけど、アニメーションとしての質は素晴らしい
特にお栄が目の見えないお猶に世界のことを教えていくという描写は、アーティストとしてのお栄が見る幻想的な世界を描き出していて、映像表現的にも見事だと思う

思いのほか繊細なタッチの作品で、どう捉えるかによっては評価が分かれることを感じさせるけど、個人的には好き
江戸の世界を美しく描いていることは確かで、海外では高い評価も得ている作品なので、ぜひ心を江戸っ子にして観てほしい
niwajun

niwajunの感想・評価

3.4
そんなに派手なシーン無いので万人には薦められません。好きな人は好きな映画。全然違う映画ですが、かもめ食堂とか楽しめる人はきっと好きになる映画です。
好きな映画なんですが!時代考証がウリの原作に対してソコがおざなりになっているのが残念‼️そこしっかりしてたらもっと高得点です。

着物の着方などが変??
原作の杉浦日向子さんが描く漫画「百日紅」を元にした映画です。実はこの杉浦日向子さんの漫画、漫画好き界隈ではちょっと有名です。何が有名ってこの方の描く江戸の漫画、時代考証がハンパじゃない‼️批評家からは「まるで江戸に行って見てきたものを描いたようだ」と言わしめるほどなんです。NHKの江戸特集番組でも時代考証専門家としてコメントするくらいのお方。そんな作家さんの作品を映画化するとなれば制作スタッフは並々ならぬ熱意を持った人か、無知か心配になりましたが。。。
ちょっと着物の着方やくしのさしかたなど変な所がありましたねー。この映画は必ず原作も読んでいただくと良いです。


感情表現と音楽
この映画はあえて感情の起伏を抑えた作りをしています。戦前の日本は感情を人前で出すのはみっともないという文化でした。大河ドラマなどで戦国武将などが泣いたり叫んだりするのは近年になってからの表現ですね。感情の起伏は人の心を揺さぶりますので近年の映画をエンタメにする為にはあると便利なんです。でも本作では当時の風俗を大事にしてるのでソレはしたくない。そこで本作は音と音楽で感情を表現します。盲目の妹がキーとなって音響表現にはそうとうこだわっている本作。是非そんな所にも注目してご覧下さい。

また、漫画に興味持った方はこの方の漫画百物語なんかも面白いですよ♪
ちろる

ちろるの感想・評価

3.7
粋な江戸の女お栄の物語。
江戸時代に一気にタイムスリップしたみたいな気持ちで隅田川、浅草寺、吉原、寄席小屋など今の東京では絶対観られない江戸の活気のある映像が見ていて楽しい!
アニメーション制作は、『攻殻機動隊』『東のエデン』シリーズなどのProduction I.Gが担当したと後から知って、この夢幻世界に納得。
ストーリーの主軸は少しだけ分かりにくいけど、まぁそんなのはいいか!って思うほどに映像の世界に取り込まれて楽しめた。
北斎の娘のお栄については、宮崎あおいさんがドラマで演じていた時に知って、それが結構面白かったけど、こちらは杏さんが声優を務め、更に男勝りな感じ。
きっと実在のお栄はこんな風に容姿気にせず顔に墨つけて、色黒で煙草ぷかぷか蒸してたのだろうなーと勝手に想像しちゃいました。

偏屈で変わり者と言わている北斎先生。
ここでもそのようにお栄に語られるが、見ると大層キュートである。
天才肌は実はお栄の方であるとも噂もあるから、実際は語り部であるこのお栄の方がよっぽど風変わりなのだという事が何となく観てとれる。
ユニークなキャラクターと粋な江戸文化はエンタメ性たっぷりに、そして雪や火事など芸術的表現も存分なく。
日本人にしか作れない日本独自のアニメーション作品をじっくりと堪能できる作品でした。
procer

procerの感想・評価

3.9
主演の姉妹と近い境遇の方がいるため
感情移入してラスト近く涙が止まらなかった。
静かにたんたんと進むとのレビューが
多かったが、私はエピソード
ひとつひとつ興味深く
またゆっくり静かに進む作品自体
とても良かったと感じました。

日本らしい情緒もあり、
私は大好きな作風です。

追記 幼い妹を亡くした方と一緒に
再度観ました
地獄絵を観て泣きながら住職に
諭されたりと、本人とあまりに
近い作品に驚いていました。

こんな事もあるんですね。
key

keyの感想・評価

3.3
原作は未読。葛飾応為の《吉原格子先之図》が大好きなので鑑賞。
太田記念美術館で見た実物は本当に素晴らしかった。

映像はプロダクションIGなだけあって江戸の街並みがとても美しかった。杏の声はあまり抑揚がないけど、そこが感情を表に出すのが得意でないお栄のことが表されているように感じた。

吉原格子先之図を描く話とかあるのかなと予想してたけどなくて残念。一応吉原に行く場面とか火事を見に行く話が、あの絵の光の表現に繋がっているのかなと思った。
北斎との関係やお栄の恋、江戸の風情や物の怪などの短いエピソードを淡々とオムニバス形式で描いているのだけど、各話の繋ぎがぶつ切りで、映画よりノイタミナとかの深夜アニメのようだった。

お猶についてはあまり知らなかったので新鮮で楽しめた。目の見えないお猶に江戸の音を聞かせたり、水を触らせたり、花を握らせたり、優しい姉妹愛に心が締め付けられた。雪で遊ぶシーンがすごく好き。
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