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赫くなれば其れ
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『赫くなれば其れ』に投稿された感想・評価

「なつめ/はち/みよこ」4部作第四作。

〈私〉の哀しみが〈私〉のものではないと思わないために東京から鹿沼へと去る幸之助。
地方の小さな花屋で働いて、好きな本を好きなカフェで読み、川のほとりにいる彼は、日常を過ごしながらも愛した人の死を憂い、「特別な私」としての彼でいるのだろう。それは理想の〈私〉であって、あるがままの姿でもある。

「私たちは輝くために生まれてきたんです」

このあるがままの彼らは輝きを放っているのか?

なぜ映画であるがままの姿を映し出そうとして、それをあるべき様と捉えようとするのだろうか。きっと現実で役を強いられているからだろう。〈私〉のためではなく仕事や人間関係を良好にするために本心とは乖離した言葉を発し、行為する。それにしんどさを感じて、働けなくなったり、鬱病になってしまうのかもしれない。けれど、本心と離れていても言葉を発し行為しようとするその意志に「私らしさ」を見出してもよいのではと思ってしまう。

なつめ/みよこの「私らしさ」は自殺によって表現しなくていい。そうせざるを得ない切迫さがあろうと、その行為は不幸せで悪だ。けれど改めて考えると、彼女は十分表現をしていた。詩という形で。この詩は友人の手によって出版され、古書店に並べられている。その詩は彼女の実存と同一ではないし、彼女の感情は言葉で十全に示されていないかもしれない。けれど確かに詩集を買いに来る客はいて、他者に〈私〉が届いている。これこそ輝きではないのだろうか。だから彼女の詩が出版される過程はもっと描いてほしいと思ってしまうのである。

本作で集結する4部作を「なつめ/はち/みよこ」と表したのは、〈私〉の輝きを探す物語と痛感したからだ。自身を登場させ、自身の感情を映画に表現する。さらにクライマックスで手持ちカメラに変わりブレが生じる画面の特徴は、監督自身の眼差しを表しているようにも思えてしまう。よく映画といった作品と作者は分けて考えるべきという文芸評論や物語論、作家論がある。でもそう簡単に分けられない。〈私〉の全てが作品にはなっていないかもしれないけど、〈私〉からしか物語は生まれない。
私は作品を通して監督のことや言わんとしたことを完全に理解できたとは思えないし、できない。けれど輝きの痕跡をお守りにして生きることはできる。

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