655321さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.8

クスクス。ニヤニヤ。

“唯一の真実は愛の衝動だけ”

という言葉から始まる

グザヴィエ・ドランの“洒落”た映画。

バンバン ふざけた振りをして
 バンバン あなたは私を撃つ

そしてまた

タバ
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007/ムーンレイカー(1979年製作の映画)

2.8

ボンド、宇宙へ。

スパイの仕事範囲広すぎ問題。
今作だけでカリフォルニア、ベニス、リオ、アマゾン、そして宇宙に行く。
多分イモトさんより世界の果てまで行ってQ。

今回の悪役は美男美女だけ乗せてノア
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007/私を愛したスパイ(1977年製作の映画)

3.1

私は昔っからトムとジェリーが好きです。
→影響を受けているルパン三世も好き
→峰不二子とルパンの関係も好き

というワケで
恋人の仇であるボンドを敵視するが、共通の目的を達成するためにボンドに協力する
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鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

3.9

『叫びとささやき』を観て思ったことと
ほぼ同じことをこの映画の父親が言ってた。

愛が神だ、と。

自分に言い聞かせるように。


“神”とは世界の受け入れ方を問う存在なのかな、と思った。

「人は皆
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ロープ(1948年製作の映画)

3.5

ブラントンとフィリップは
「優秀な者は愚者を殺す権利がある」
と考えていた。

愚者として選ばれたデイヴィッド。
しかし映画が先に進めば進むほどデイヴィッドがいかにイイ男か明らかになっていく。
お金持
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殺しの烙印(1967年製作の映画)

3.9

あらすじにどれほどの意味があるのか疑問だが、一応。

殺し屋のランキングがある世界観。
ナンバー3花田五郎(宍戸錠さん)は妻・真実や謎の女・美沙子に翻弄されながら、他の殺し屋に追撃される羽目になり…。
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三人の騎士(1944年製作の映画)

3.0

アニメと実写の融合。

『メリー・ポピンズ』の20年前(1944年)にはもうこのクオリティで存在してたんだ。
『ファンタジア』の時も触れたけど、まだヒトラーが生きている頃だからなあ。
誰もが一度は観た
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.8

こんなにエンタメ色の強い映画だったのか!

カンニング行為自体のサスペンスフルな展開は勿論のこと、他にも、例えばパットとその家族+グレースで食事をするシーン。
パットを別室に追いやり、グレースに対して
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バンビ(1942年製作の映画)

3.5

まるでドキュメンタリーを観ているような厳格な自然の営みでありながら、“自然”をディズニーが切り取るとこうなるのかぁ。

ピチャピチャと葉に滴る雨粒は音楽に。
雪景色は険しく儚く、
朧げな焦点はやっぱり
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ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)

3.6

「看守にも奪えないものが2つある。
 それは金玉だ!」

このセリフどーりの映画。
別に気高く高潔な精神がどうのこうのってンじゃなくて、男気(笑)を失くすな!ってお話。


囚人チームvs看守チームで
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007/黄金銃を持つ男(1974年製作の映画)

3.0

64の名作ソフト「ゴールデンアイ 007」
に出てくる〈黄金銃〉!
どんな敵でも一撃で倒せる最強の武器なのです。
4人対戦で誰かが手にしたら震え上がったもんです。チョップで勝とうもんなら英雄でした。
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ピザ!(2014年製作の映画)

3.6

あぁ〜〜よかったあ。
良い映画だったあ。

ピザを求める兄弟の目がキラッキラ✨

ラストもクスッとする。
あの笑顔に救われる。
すっごく好きな着地点だなあ。

“夢をみる”という姿の輝き。

だからこ
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少女邂逅(2017年製作の映画)

3.3

思春期の“痛い”映画。

少女はイタさと痛みを伴って…。

『少女邂逅』は“痛み”を肯定する。


虐められているミユリ。
リストカットをしようとするが出来ない。
…きっといじめっ子の清水はそれに気付
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地球征服アパート物語(2010年製作の映画)

2.0

ゼツボー的につまらん!
キャッ!言っちゃった😆!

地球征服に来た宇宙人と、滅亡阻止はしたいけどバイトや睡眠を優先したい地球人のお話。

要するに、アパートの1室を舞台にした バナナマン(+貫地谷しほ
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ティアーズ・オブ・ザ・サン(2003年製作の映画)

3.7

あぁ…やっぱりこの監督の映画、好きだな。

【善人たれ、そして責任はいつだって自分にある】

軍人であるブルース・ウィリスが命令を無視する姿には賛否が分かれそう。
彼はその責任を取れるのか?
いや出来
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.2

世界初のSF映画といわれる1902年の作品。
監督はジョルジュ・メリエスで、『ヒューゴの不思議な発明』に出てくるあのオジさん。
1902年ってまだ伊藤博文が存命中の時代か〜。
もう教科書の中の世界だ。
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オリーブの樹は呼んでいる(2016年製作の映画)

3.4

映画はヒトの人生に寄り添う機会を与えてくれる。

傍観者でいられるから。
少なくとも今だけは…。


アルマがもし近くにいたら絶対に避けてる。
キーキーうるさいし。クチ悪いし。
無謀で。他人の事情を慮
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ダンボ(1941年製作の映画)

3.6

もっとね、
大きな耳の事でイジメられてたダンボが
コンプレックスを長所に変える話
だと思ってた。

まあ大筋はその通りなんですけど。

でもそれ以上に
『ダンボ』は“周囲”の話なんですね。

ダンボは
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金田一耕助の冒険(1979年製作の映画)

3.0

金田一耕助と。
R2-D2とゴジラとスーパーマンと。
三船敏郎さんと角川春樹さんと横溝正史さんと。
『雨に唄えば』と『サタデー・ナイト・フィーバー』と『八甲田山』と。

全編パロディで埋め尽くされてい
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007/死ぬのは奴らだ(1973年製作の映画)

3.3

主題歌[Live and Let Die]カッコイイ〜!
ポール・マッカートニー&ウイングスの曲なんですね。冒頭からグッと惹きつけられる。


ここからロジャー・ムーアのボンドだ。
監督は『007 ゴ
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少林少女(2008年製作の映画)

1.0

怒りすら湧かない1点。
『デビルマン』以来だ。
クソ映画かと思ったらただの駄作だった。
ゴマ塩をゴマと塩に分ける作業をしている方が有意義。


本場中国で少林拳法を学んだ凛(柴咲コウさん)が日本に帰国
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岸辺のふたり(2000年製作の映画)

3.3

『レッドタートル ある島の物語』のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督作品。

2001年 アカデミー賞短編アニメ賞受賞作品。


居なくなってしまった父を待ちつづける
ひとりの女性のお話。

ある
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レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

3.5

何とも言えない不思議な話だけど
不思議と腑に落ちる。

ジブリ作品ではあるが、
あまり身構えるのも良くないかも。
ほぼ台詞無しの映画です。


ある島に流れ着いた男は、
イカダを作って脱出しようとする
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.1

“空の裂け目”が出てくるとわくわくする。
でっかい宇宙船が来るのかな?
恐ろしいドラゴンが出てくるのかな?
とにかくあの先には何か別の世界があるのは間違いない。

寒がりなしろくま。
とんかつの端っこ
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ニンゲン合格(1999年製作の映画)

3.8

14歳のときに交通事故に遭った吉井豊が10年間の昏睡状態から目覚めると、家族はバラバラになっていた。

他人は彼に「失った10年はこれから取り返せるさ」と言う。

じゃあこの10年間“吉井豊”は失われ
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.0

いわゆるアレですよ。
「抜け感」が足りないってヤツですよ。
旧作が好きすぎるから、ソコと比べてになってますけど。


こちらの方が下ネタ満載のバチバチの笑い。
それに比べて旧作は二枚目なビル・マーレイ
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スーパーサイズ・ミー: ホーリーチキン !(2017年製作の映画)

3.6

あのモーガンが帰ってきた!
『スーパーサイズ・ミー』の続編(?)

前作のおかげさまで
ファストフードにウンザリなモーガンが
自らファストフード店を出店⁉︎

“お客様に正直で誠実なお店を”

これは
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ファンタジア(1940年製作の映画)

3.0

クラシックの名曲を芸術家の想像力でアニメ映像化したディズニー作品。


皆さんが“聴いたら見える世界”はどんな世界なのでしょう?


残念ながら私はそのような繊細な感性を持っていませんので、せいぜいチ
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TOKYO!(2008年製作の映画)

3.6

オムニバス映画。
全部面白い!
しかも監督みーんな特徴出すぎ!笑
バラバラだけどそこが東京(というかTOKYO!)っぽいような気がしないでもない。


①インテリア・デザイン
ミシェル・ゴンドリー監督
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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

3.1

恋愛関係において“好きになった方が負け”は絶対的なルール!
それが~天才たちの恋愛頭脳戦~なのだ!


ふっふっふっ。
原作が好きな私は華麗に劇場スルー。
君子危うきに近寄らず。これは孔明の罠!

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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.6

旅行中に突然姿を消したサスキア。
恋人のレックスは何年も必死に捜すが…
そこに自らが犯人と名乗る男レイモンが現れる。


“知りたい”という欲求は悪魔の囁き。


レックスもレイモンも、観客も。
それ
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007/ダイヤモンドは永遠に(1971年製作の映画)

2.7

なんでブロフェルドはボンドを殺さないの⁉︎

「(銃を突きつけながら)ボンド。そのエレベーターに乗れ。Lのボタンを押すんだぞ。LはロビーのLだぞ」

親切かよ!
横浜そごうでもそこまで丁寧じゃないよ!
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女王陛下の007(1969年製作の映画)

3.1

シリーズ中で唯一の
一作で降板してしまった悲劇のボンド。
ジョージ・レーゼンビーが演じた作品です。

顔からしてスケベだったショーン・コネリーボンドと違って、なんだか良い人そうな雰囲気をもっている。そ
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魔術師(1958年製作の映画)

3.7

むかーしむかし、先輩に
「この世で最も強いのは権力だ。
 お前も金じゃなくて権力を求めろ」
って言われたのを思い出す。
最近会ってないけど、大好きな人だ。

イングマール・ベルイマン監督には
その大好
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

2.9

【もっと私に寄りかかってよ】

それはアンナとマーニーの共通項で
二人だけの永遠の秘密。

頼れないけど頼られたい。
そんなワガママな自分がキライ。


わざわざ家までプリントを届けてくれた子たち。
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

3.4

そっかあ。
これは冒頭で少年が言う通り“救い”なんだ。


アメリカの公開年でいうと、来年が26年後。

この映画の中ではアラン少年は26年後ロビン・ウィリアムズになり、彼はいつも通り子供のような笑顔
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