655321さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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メロディー・タイム(1948年製作の映画)

3.2

『冬の出来事』
『クマンバチ・ブギ』
『リンゴ作りのジョニー』
『小さな引き船』
『丘の上の一本の木』
『サンバは楽し』
『青い月影』

の7本からなるオムニバス映画。
なかでも好きな2本。

『クマ
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いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

3.4

〆となる今作は最もシリアスで切ない。
そしてスパイスのように笑いをひとつまみ。

「人類学の権威はモノマネが上手い」に続き、
「デブは歌が上手い」という強引さ。
でもそんな強引なトコが ス・キ❤️
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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

3.6

前作では人の良いヤツは馬鹿をみる…的な世界観が根底に流れているせいでコメディの爽快感を少々阻害していたように感じたけど、今作は主人公たちが脱法ドラッグを作っている組織をブッ潰すお話なので素直に入ってい>>続きを読む

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.1

脱法ドラッグで一儲けしてやるぜ!というお話(※元学者たちです)

さすがイタリア。
やっぱりパスタが大好きなんですね。
でもナイトプールに美女というシチュエーションでもパスタにがっつくのはイタリア男の
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.1

死霊館シリーズ7作目『アナベル 死霊博物館』の
主人公はカワイイ女の子3人組。

この華やかな画面にヤラれたッ!

メアリー(マディソン・アイズマン)が宅配ピザ屋に電話してるシーン。
バッドフィンガー
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

3.0

私みたいな俗人にも
「センスあるっ」って思わせちゃうのが
ジム・ジャームッシュ監督の凄いトコ。

なんだかよくわかんないけど
あんなに神々しいティルダ・スウィントンとトム・ヒドルストンが良いって言って
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透明人間(2019年製作の映画)

3.9

これは好き!!

やっぱ私は心の底では幽霊を信じてないんだろうなあ。
観てる途中で「透明人間」である必要あるか?って思ったけど「幽霊」だと自分自身を疑っちゃうような気がする。
科学的(笑)な透明人間な
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.5

ホント月並みで陳腐な感想だけど、
人って支えあって生きているんだなあ、と。
誰かに支えられて、そして誰かを支えることによって立っていられるんだなあ。
郁男(香取慎吾さん)は勿論、あの元夫もヤクザも殺人
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007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999年製作の映画)

3.1

ちょっと待ってくれ。
ピアース・ブロスナンってこんなに毛深いの?
銭湯でもあんなに腹毛…
いやもう前毛と呼ばせてもらおう。
あんなに生えてる人見たことないよ?
毛量が高安じゃん。
タカァーャス・ブロス
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子ぐま物語/ファン・アンド・ファンシーフリー(1947年製作の映画)

2.9

・ボンゴ
愛を告げるのはキスではなくビンタという世界。
つまり猪木は軟派だけど蝶野は純愛。
環境が変われば風習が変わる。
元気があっても何でもは出来ないお話。
でもやっぱり元気があれば大抵のことはなん
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

ただただ悲しい。
かなりのめり込んで観てしまった。

どうしてそんなに不幸になろうとするの?
と言いたくなるのをグッとこらえる。
まるでニーナを差し置いて
自分だけ幸せになるのを拒絶するかのような
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.8

祖母はちゃきちゃきした人だった。

会うたびに「大きくなったねえ」と言い、
泊まりに行ったら次の日の朝にも
「大きくなったねえ」と言うような人だった。

20歳を越えてからも
「大きくなったねぇ」
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.3

うーん…
ごめんなさい。
個人的に永遠の愛、いや愛の永遠性(?)
に興味が湧かないのです。
…んー、興味が湧かないっていうのは違うかな。
別に担保されなくていいと思っています。
真か偽かなんて保証され
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

ラストでクスッと笑っちゃった。
恐怖に慄いている方も沢山いらっしゃいますが。
この紙一重の差なのでしょうね。
テルコもマモルもヨウコもナカハラもスミレも
おおざっぱなくくりではみな同じ。
そりゃそうだ
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ラテン・アメリカの旅(1942年製作の映画)

3.0

ラテンアメリカを舞台に実写パートを挟みながら4つの短編アニメで構成された作品。

個人的にはガウチョの生活を教えてくれる「グーフィーのガウチョ」がお気に入り。

カウボーイとガウチョはよく似てるけど、
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007/トゥモロー・ネバー・ダイ(1997年製作の映画)

3.1

カー・バイクアクションは
シリーズ過去1位じゃないかなー。
というよりアクション全般がパワーアップしてた。
ミシェル・ヨーと手錠で繋がれながらの
バイクアクションとかカッコよかったー!
彼女の「有能な
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.4

なんて書き出そうか迷う映画だなあ。

非常に難解にも感じるけど“真実”というものはなく“謎”のままの映画なので、観たまんまの映画でもある。
多分考察サイトとかを巡っても元ネタを知ることが出来るだけで理
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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

2.8

ソラ・ソウダローナ 〜怒る男〜

「幽霊が出た」って言えよーっ!
なんでみんながみんな言わないんだよ!
そのせいでどんどん被害者が増えてるじゃない。
みーんなひと言足りないっ!
ま、ホラーとしてはある
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アナライズ・ユー(2002年製作の映画)

3.2

うおおおお!
キャシー・モリアーティが出てる!
『レイジング・ブル』のヒロイン役のお方。
この時アカデミー助演女優賞にノミネートされている。
でもそれ以外では目立った活躍をした印象はなく、Wikipe
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アナライズ・ミー(1999年製作の映画)

3.2

マフィアのボスであるポール(ロバート・デ・ニーロ)は突然パニック障害になってしまい、精神科医ベン(ビリー・クリスタル)は無理やり彼の主治医にさせられてしまう。

「アンタは名医だ!素晴らしい名医だ!」
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.5

イヌを“家族”って言う人の気持ちがわかった気がする。

『アイアンマン』から早13年。
もぅだいぶおじいちゃん犬だ。
ブラック・ウィドウは『アイアンマン2』から参戦している古参のメンバー。
MCUとい
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.6

どっちが夢?
寝ても覚めても、夢。

夢は、壊したくない美しい世界。
夢は、壊れるから美しい世界。

夢の世界は音を立てて崩れていく。

「おめぇは赦されねぇぞ。馬鹿だ。」

ロマンチックって罪な響き
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エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)

3.0

【さようなら バトラー方正】

ジェラルド・バトラー歳取ったなあ、と思ってWikipediaを覗いてみたら「以前来日した際、赤坂郵便局で1日局長を務めた」という謎エピソードだけが収録されてて笑った。
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男の花道(1986年製作の映画)

3.2

導火線に火をつけろ!

導火線に火をつけろ!

園子温監督、好きです。
この頃から園子温園子温してる。
でも今まで誰にも勧めたことはありません。
だってどえらいクソ映画も作るんですもの。
この映画だっ
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.6

タイトルの『ダウン・バイ・ロー』という言葉は刑務所でのスラングらしいです。
Wikipediaだと「親しい兄弟のような間柄」ってなってるけど、どっちかっていうと「友達と書いてダチと呼ぶ関係」の方が近い
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おしゃれキャット(1970年製作の映画)

3.1

おしゃれ番長しかりおしゃれイズムしかり、
おしゃれ〇〇はおしゃれじゃない説。

そもそも原題は『The Aristocats』で、
貴族ネコってことらしい。
お金持ちの老婦人に飼われているダッチェスた
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アス(2019年製作の映画)

3.0

先日、もー歯が痛くて痛くて…。
仕事+ちょうどかかりつけの歯科が休みで
2日間悶絶しました。
あの時も私のドッペルゲンガー君は
私と同じように悶絶してたのかな。
痛いのは私ひとりじゃないと思うと
辛い
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007/ゴールデンアイ(1995年製作の映画)

3.0

ここからピアース・ブロスナンに交代!
なんだけど…うーん、、、。

新たに就任したジュディ・デンチ演じるM曰く、ボンドみたいな男は
「女性蔑視の太古の恐竜で冷戦の遺物」らしい。
ここでファンに「なにを
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.0

     GODZILLA
        vs
       KONG

タイトルドーーーーーン!!!
が最っ高すぎた。
たぶん川越シェフの水よりだいぶ高い。
これは今まで観たタイトルドーン!の中で
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.2

コングのビジュアル好きだ〜!

ゴリラ🦍とは違うヒトっぽい立ち姿。
私も試着室で全身みてみると
たまーにあんなフォルムの時ある。

夜明けのオレンジ色の空に
シルエットを浮かび上がらせてみたり、
ブリ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

初見はちんぷんかんぷんで
何が何やら分からなかったけど、
何度も観るとスゴく少年漫画的な映画
であることが分かってきた。
それとノーランが007を大好きなことも笑
明確な行動原理と
何でそうなるの!な
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.4

暴力映画バンザイ🙌

主人公が暴力の世界に戻ってくる理由(というか言い訳)は一応あるんだけど、そこに悲壮感はない。
そのイキイキした顔は『ジョン・ウィック』には無いものだ。
デロリアンを発明した時より
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花様年華(2000年製作の映画)

3.7

「奥さんと話してないの?話さないとダメ」

自分の夫と不倫相手の会話。

話さないとダメ。

対して自分と愛するあの人は
話さない。話せない。
鏡越しで、廊下の奥から…
隔たりばかり。

それがため息
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.3

私には妹がいる。
んでもって昔から兄妹モノが好き。
『鬼滅の刃』も『コードギアス』も好きだけど、物語そのものにハマってる訳じゃなさそうだから、やっぱり「兄」に感情移入してるのだろう。

もちろん『2分
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007/消されたライセンス(1989年製作の映画)

3.4

今までで1番好き!
ダルトンボンドは人間味があっていい。

今作のボンドは私怨で動く。
同僚とその妻が襲われたからだ。
「殺しのライセンス」を取り上げられるが、
単身で麻薬王のもとに向かう。

激情に
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.3

【何か】は会話や祈り、大切な人からの着信さえも奪う。
人が操る、人を支えてくれるものを奪う。
【何か】という脅威に対抗し得るものはなにか。
それは『Beyond The Sea』。
この曲は愛の歌であ
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