Ash国立ホラー大学院卒論執筆さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Ash国立ホラー大学院卒論執筆

Ash国立ホラー大学院卒論執筆

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

2.8

【う~んこの】

ヴァイオレットちゃんが貴族のご息女を救う話

"テイラー"っていうお硬めな雰囲気の名前が、無邪気な少女と合わなすぎて違和感…。名前付けんの下手かよ。

内容はアニメ版ほど共感できない
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ダイバージェント FINAL(2016年製作の映画)

3.0

【ペラッペラやねん】

舞台が大きく入れ替わってもまた似たような展開。

基本的な設定はいいんだけど、組織や敵キャラの思想が典型的過ぎて臨場感ゼロ。これを学生が作ったなら若さを言い訳にできるけど、大の
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ダイバージェントNEO(2015年製作の映画)

3.1

【進撃の巨人】

1作目は考え方とか世界観とか割と好きだったけど、今作は"チープな進撃の巨人"展開。やっぱティーン向けのディストピアSFってこうなっちまうか…。

原作は知らないけど、作者に文才があれ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

【新しい視点】

戦中の広島を生きた1人の少女の物語

戦争映画でありがちな派手さを敢えて排除することで、独自の視点を確保してる作品。でも火垂るの墓ほど戦争要素を排除する訳でもなく、あくまで庶民目線で
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

【人生讃歌の愛の映画】

ダ・ヴィンチがモナリザを描く瞬間を捉えた作品

中盤で一瞬ヒューマンドラマ→サスペンス?的なありがち展開かと思ったけど、やはりリチャード・カーティス(アバウトタイム、ラブ・ア
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

【複雑過ぎて混迷極まる】

時間逆行能力者達が全世界を逆行させる"アルゴリズム"を巡って戦う話

未来から過去へ、結果から原因へ、覆水から盆へ、帰納法を穿って解釈したようなメメントのテーマとか発想に量
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ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(2005年製作の映画)

3.7

おそらく初めて劇場で見たハリウッド映画。今でも鮮明に覚えてるくらい印象的な(分かりやすい)話だったな。

ラノベの異世界転生系に影響与えてそう

エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.6

【ホラー系脱出ゲーム】

"ちょっと簡単なCUBE"的なとこを次々とクリアしていく感じ。

アメリカの脱出ゲームが原作だったかな?いかにも脱出ゲームっぽい雰囲気はある。映像にすると結構ホラー寄りになる
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この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

3.5

【もっとパワーを!】

ガッツリ劇場版用に盛り上がるストーリーを持ってきたなという感じ。今までのボスが勢揃いで、紅魔族との大戦争。

基本的にギャグ要素だらけだけど、戦闘は割とシリアス。Fateで言う
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.4

【スーパーマン版オーメン】

宇宙から降ってきたガキが闘争本能に目覚める話

まさにスーパーマン版オーメン。ストーリーはこういう系の王道展開だけど、基本に忠実で破綻していなくて普通に面白い。無難な作品
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エレファント(2003年製作の映画)

3.6

【静かな虐殺】

コロンバイン高校銃乱射事件を扱ったノンフィクション

なんか想像と違ったな。この監督はグッドウィルハンティングしか見たことないから分からないけど、こういうのが定番の作風なんだろうか。
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ヒルズ・ハブ・アイズ(2006年製作の映画)

3.6

【恐怖と絶望の哲学】

キャンピングカーで砂漠(核実験跡地)で家族旅行中に奇形に襲われる話

よくある片田舎で異形の者に襲われちゃう系…と思いきや、やはりアレクサンドル・アジャの才覚はそれに留まらない
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KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(2016年製作の映画)

3.4

【厨二ファンタジー】

FFは1と零式しかやったことないけど、普通に理解出来た。というかFF15の前日譚らしいし、世界観の理解とかいらないのかも。

ストーリーは単純で世界観は独立しており、FFらしさ
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

4.1

【もはや秀吉級…まさに神話級…】

Fate/Zeroで艦これや東方との違いを見せ付け、コミケの永世神として圧倒的ブランド性をゲットした原作シリーズの集大成。エロゲという比較的ニッチなジャンルからここ
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ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.7

【理性のないエイリアン】

スティーブン・キングの『デッドゾーン』的なノリのボディスナッチャー。

ボディスナッチャー系のエイリアンは"種の保存"行為に真面目に取り組むのが多いけど、今作のエイリアンは
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

【スノーピアサーの自己リメイク】

神田のガード下みたいな所に住む一家が渋谷松濤の麻生太郎邸みたいな所に寄生する話

屋根裏にでも侵入するのかと思ったらそういう事かw ここまで器用に色々手を回せるなら
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透明人間(2019年製作の映画)

4.1

【透けるほどに、いやらしく…】

透明変態人間から逃げまくる話

透明になって痴漢するだけの『インビジブル』とはレベチのホラー行為を続ける透明変態人間。まるで夜神月がデスノートを拾えず性癖が拗れて透明
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恋しくて(1987年製作の映画)

4.0

【ズルいぜあんた…】

━━━━━━━━━━━━
Wise men say Only fools rush in
But I can't help falling in love with you
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.9

【血に汚れた歴史の集大成】

惡の種が植えられた煉獄を彷徨う贖罪の少年たち。華が咲いたら最後、彼らの贖罪の歩みは止まる。

「ヒトラーの忘れもの」とかいう「はじめてのおつかい」的な和やかな雰囲気の邦題
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バイロケーション(2013年製作の映画)

3.8

【いいJホラーは探せばある】

ドッペルゲンガー持ち同士が集まり、この"奇病"特有の問題を解決していく話

途中で、設定甘くね?やっぱJホラーはこういうの苦t…と思いきやまさかのね。いい意味で裏切られ
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ユナイテッド93(2006年製作の映画)

4.0

【9.11の知られざる真実】

2001/9/11貿易センタービル、ペンタゴンと4つの目標に旅客機が突っ込んだ。だが、狙われていた5つ目のターゲットであるホワイトハウスは無事だった。

本来アメリカの
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世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

3.6

【ロマンに後生を懸けた男】

ボロいマシンで最高速度を出す夢を忘れられないジジイの話

高校生の時にインドネシアでバイクに乗った時、車校の実地で初めてスピードを出した時、、そのエンジンの唸りと熱、とて
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.6

【社会の在るべき姿とは】

東ドイツ保安省に勤める優秀な尋問官が反体制派疑いのある劇作家を盗聴し始め、人間性が変わっていく話

東ドイツの政治体制や市民生活を、1人の軍人の視点をもって描いていくのが面
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新・猿の惑星(1971年製作の映画)

3.7

【終わりなき闘争の源】

まさかのタイムバック。衝撃のラストから引っ張るのは相変わらずだな。もはや猿の惑星のお家芸になってる。

新世紀のちょっと前みたいな雰囲気で、人間文明と知能猿との邂逅を描く。実
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続・猿の惑星(1970年製作の映画)

3.2

【作風の暴走】

あの衝撃のラストからどう運ぶかと刮目したが、結局よー分からんことになってお終い。

"過ちを繰り返す"的なテーマなのかもしれんが、ハチャメチャすぎて内容が入ってこんな。新版の方が余程
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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

3.7

【闇の世界との邂逅】

7/2最終上映日、帰りに歌舞伎町に駆け込みました。

それなりに評価が分かれるタイプっぽいけど、個人的には気に入ったな。特に前半部分の"闇の世界との邂逅"(青春日常シーンから真
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猿の惑星(1968年製作の映画)

3.8

【既知の惑星】

西暦4000年頃、宇宙飛行士が降り立った未知の惑星。そこは猿に支配されていたが…

旧版は見たこと無かったのでシリーズ通して鑑賞。ピッコマで華山転生を読む為に登録したU-NEXTで猿
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.1

【こいつぁシビアだぜ】

両親を交通事故で亡くした小学生のおっこは、何故か見えるようになった幽霊達と共に旅館で働き始め…

フランスの映画祭で絶賛されたと聞いて鑑賞。これは素直に号泣。

ジブリと違っ
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.7

【DCの華麗なる覚醒 DCs of Prey】

おっとこれは。DC側製作陣が監督に見切りをつけたのだろうか。作風がかなり方向転換。映画はストーリーよりも、演出や構図の方が重要だと分かる。(ストーリー
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.3

【手抜きスクワッド】

基軸のストーリーは悪くないけど、手抜きだか何だか知らんが荒が目立つ。予告もキャラも面白そうなのに、低評価が目立つ理由が分かった。これが楽しめるのはある意味幸せかもしれない…^^
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.9

【それでも僕はやってない】

実話系の冤罪もの。実話系だからこそなのか『ライフオブデヴィットゲイル』とか『真実の行方』『12人の怒れる男』的な派手さはない。

だが流石イーストウッドというべきか、地味
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.5

【この馬鹿シンジ!】

あのラストからどうなるんだと浮き足立ってた中学生キッズの俺、劇場で唖然。アニメ版の「おめでとう悪夢」、再び。

Qからは今までとは全く違う新しい世界線になっている。ただでさえ謎
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.2

【もういいのよ、碇くん】

オリジナルから大分改変を加えた今作。新キャラの登場、名前変更、まさかのラスト。。

映像的カッコ良さはもはや天元突破。現代アニメーションでこれ以上イカす絵を描くのは難しいん
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

【僕が…やるしかないんだ…】

Youtubeで無料公開されていたのでQの上映時に見て以来2度目の鑑賞。

「なんでそこ削った?」ってとこと、印象薄いところを捨ててエンタメ性を増した部分がごちゃ混ぜな
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.4

【コメディブロマンス】

賞金稼ぎのデニーロがマフィアやFBIから目をつけられてるトンデモ男を護送する話

デニーロだからハード目なアクションを期待したけど、想像以上にコメディよりだった。このユルい雰
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.6

【バケモン穢土転生】

シャイニングとは一転してNARUTO的な超能力バトル系に…^^;

もちろんキューブリック作品の続編と謳ってるだけに、映像自体はいいし高級感はあるが。もはや方向性がよく分からな
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