Donatelloさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Donatello

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ジョーカー・ゲーム(2015年製作の映画)

3.1

現在の日本にも諜報員的な方は多々おみえになるのでしょうが、いかんせんコチラが期待するようなお仕事ではなく、必要不可欠でありながら地味なのだろうなと予想がついてしまうのは建前上平和な日本の象徴ですから仕>>続きを読む

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

3.2

実際のこの事件が起こった時、丁度オレゴンの空港で足止め食らってたのですが、当時まだ喫煙できた空港内のバーにずっと居たので、否が応にも店内TVのニュースでも観てるしかなく
「なぜデュポン氏はこのような犯
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ミッシング・デイ(2014年製作の映画)

2.2

割と大作にも出ていて、そこそこ演技力もある筈なのに、良作に恵まれない「THE不遇カテゴリー」にポジショニングされてるジョン・キューザックさんとライアン・フィリップ君というお二人共演で、ともすれば化学反>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

5.0

いやもう最高だったね。特に最後のルークがR2-D2に微笑みながら親指立てて溶鉱炉に沈んで行くところなんて涙なしでは観られなかった。
(ここまでtwitter用ダミー)

昔、親に買ってもらった「スター
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チェイス!(2013年製作の映画)

3.2

『きっとうまくいく』を観た時、とてもいい俳優さんだなと思ったアーミル・カーン君ですが、意外と肉体派なんですよね。
例によっていつもの踊りがいつくるのかと思ったら、まさか『マジック・マイク』みたいなのを
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アントマン(2015年製作の映画)

3.9

観終わったあと劇場出る時に、前を歩いてたカップルの彼女さんの方が「ねぇ、あの人『Xファイル』の人だよね!」と申しておりましたので、思わず「それは違うと思うスカリー」て突っ込もうかと思いました。
どこと
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.3

前監督作『ONCE ダブリンの街角で』のベタな切なさが、ちょうど離婚直後の僕の懐にスッと入り込む感じでなかなか良かったので、次回作どんなんやろなと期待してたのですが、そんな事すら忘れた頃に新作出してく>>続きを読む

君が生きた証(2014年製作の映画)

4.5

いつも何かしらの映画を映してベッドに入る僕において、なんとなく何度も観てしまう映画にトラボルタさん主演の『シビル・アクション』なんかがある訳ですが、何が良いってウィリアム・H・メイシーさんの銀行で嘆く>>続きを読む

トラッシュ!-この街が輝く日まで-(2014年製作の映画)

3.8

ブラジルの過酷な生活を送っている孤児の子供達が、「それでも人生は素晴らしい」という事を証明するかのように絶妙に描かれた素晴らしい映画でしたね。

汚職に関する重要な証拠をうっかり手に入れた少年が「正し
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パーフェクト・プラン(2014年製作の映画)

3.0

いかにも完全犯罪ネタの映画っぽいタイトルですが、全くもってそんな事はない、行き当たりばったりで構成された杜撰な話でしたね。

ヤクの過剰摂取で死んだ男に部屋を貸していたジェームズ・フランコ君とケイト・
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

2.8

日本のドラマでもありそうな展開というか、原作・柴門ふみってあっても僕は納得しましたよ。
リメイクで若干間延びさせました的な。

お家の事情とか戦争なんかでやむにやまれず結婚できないとかであれば、全く意
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クラウン(2014年製作の映画)

3.3

これの元ネタが、よくできた架空の映画のフェイク映像と言う事で、海外の動画ブログなんかでも話題になってて、僕なんかも一瞬イーライ・ロス監督作って信じるクォリティだった訳ですが、まさかのイーライさん本人が>>続きを読む

カリフォルニア・ダウン(2015年製作の映画)

2.9

ハリウッド映画の大半は、特にアクション系やディザスター系などともなりますと、大なり小なり特有の御都合主義が存在していて、それを僕らは少なからず冷めた目で見ながらも、見栄えの良いアクションと迫力のある景>>続きを読む

ピクセル(2015年製作の映画)

2.9

USAにおける日本のゲームの人気は多分おおよその日本人の想像を超えてて、90年代半ば頃ですら、我々がナイフクリアとかに勤しんでる頃ですら、例えば田舎の雑貨屋や、学生街の手羽先の美味いバーの片隅なんかに>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.2

「100%見破れない」
…見破れないというか、どっちに転ぶのかは分からない、という感じの映画でしたかね。

「どんでん返しと言えば」で名の挙がる某B・シンガー監督作とか某D・フインチャー監督作を観たこ
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.0

例えばこういうものが撮りたいなと企画したとしても、なかなか難しい事があって、その中の一つがこの映画のような何年もの歳月をまたいで撮影する作品だと思うんですよ。

演じる役者も監督においても人間である以
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.6

ある程度映画を観てる人で、『キック・アス』も観た事がある人に、ブラインド・テストでこの映画を観せた上で、「本作と雰囲気の似た作品を挙げよ」という問いを投げかけたら、7割ぐらい『キック・アス』と答えるん>>続きを読む

クーデター(2015年製作の映画)

4.1

全然ノーマークだったこの映画を、Twitterで流れてきたGIF画像で知って、たった数秒の映像なのに割と過激な描写だったので観に行った訳ですよ。

それはまさしくゾンビじゃない『ワールド・ウォーZ』。
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.5

車内から撮られた、流れ行く夜の情景映像が綺麗な映画同士ということで、ライアン・ゴズリング君主演の『ドライヴ』と本作のマッシュアップ映像が作られたり、海外の映像制作者向けサイトなんかでも話題になったりし>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

3.9

観終わった直後に思ったんですが、"Enemy"という原題に、この邦題をつけた人、悔しいけど「巧みな匠」ですね。

大学教授がたまたま観た映画に自分そっくりの男を見つけて…っていう出だしは記憶喪失ものか
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at Home アットホーム(2015年製作の映画)

3.0

それぞれDVなどの割と深刻な理由で家を飛び出し、悪どいことをしながら生活していた四人が、偶然にも泥棒の男の元に集い、偽の五人家族として生活している、という設定は面白いなと思いましたよ。

ただ、尺が足
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ビッグゲーム 大統領と少年ハンター(2014年製作の映画)

2.9

海外版のトレーラーをチラッと観たときに、エアフォースワンが撃墜される絵面がまぁまぁ良かったし、ハンター役の少年の『ハンナ』の男の子版的な不思議な眼差しに少し惹かれる部分もあり、邦題にも日本版ポスターに>>続きを読む

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

4.0

毎年JAL123便墜落事故追悼式の報道がある度、なんとなく思い出したように観てしまう本作。

この映画の公開前、「試写会当たったから一緒に行かない?」と言われた時は完全に登山の映画だと思ってましたけど
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.0

今にして思えば「スパイ大作戦」という名で日本では知られたドラマの劇場版リブートを原題まま『ミッション : インポッシブル』にしたのは素晴らしい判断だったように思えますね。面倒くさいサブタイトルがどんど>>続きを読む

ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.7

観始める前と観終わった後の、その映画に対する印象や想いが180度異なるものがたまにありますが、コレなんかまさしくその典型ですね。

ミニシアター向けの抑揚の少ない、小洒落た感じの、ボソボソ会話交わされ
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.8

私の大好きな故マイケル・クライトン大先生が「確かに『ジュラシック・パーク』と『ロスト・ワールド』って本は書いたけどね」と苦笑してそうなタイトルではありますが、安定のドル箱ネタですからして原作を飛び越え>>続きを読む

オオカミは嘘をつく(2013年製作の映画)

2.9

最初何処かのサイトでこの映画の紹介文を読んだ時、これは面白そうだと非常に期待したんですけどもね。

少女を殺された父親と刑事が、少し反目しながらも容疑者を拷問で自白に追い込もうとする、というあらすじは
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.7

もしスターク産業がただの建材屋だったらどうなっていたかのIfを描いた作品…ではなくて、美味しそうな料理の数々を基軸に、父と息子の、ひいては家族、そして周囲との粋な交流を描いた素晴らしい映画。
…でした
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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

2.9

世の女性をBD SMという性のダークサイドに誘う非常にけしからん暗黒面の映画かと思ってですね、映倫がちゃんと仕事してるか観に行かなければとは思ったのですが、やはり劇場よりはBlu-rayでじっくり確認>>続きを読む

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

2.6

原作は読んで無いし、TVアニメも観てなくて、とても人気があるコンテンツだという認識と、別の映画上映開始前の予告スポットを観た程度の予備知識で観に行った訳ですよ。

さすが人気の作品だけにプロットは面白
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HERO(2015年製作の映画)

2.5

良くも悪くもドラマありきの映画ですからして、ドラマを観てた人たちには、特に大好きだった人たちには堪らないでしょうね。
一応自分もドラマ観てたクチですが。

最近のドラマの映画化と言うと、大抵無駄に大作
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ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)

3.3

所謂ハンドルネームの話をすると、僕のソレはこのタートルズからきてるんですけども(ここから長いので割愛)。

いつまで経ってもティーエイジャーな亀忍者くん達に、サザエさん的な永遠に歳をとらない浪漫を感じ
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.2

自分よく米iTunesのサイトでアメリカでの新作映画のトレイラーをチェックしてるんですが、これね予告観た時は本当に「映画館に行かなくては」って物凄く期待してたんですけどもね。

んでもうすぐ公開って時
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.7

シュワルツェネッガー元州知事さん抜きの『ターミネーター』シリーズが、観客動員数的にも、シリーズのマニアの評価のどちらも高くないという事が『ターミネーター4』で明らかになってしまった以上、多少脚本に無理>>続きを読む

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

4.5

すっかりジャービスとのお喋りを楽しむセレブ役という印象が板に付きすぎてしまったロバート"スターク"ダウニーJr.さんですが、割と薬物中毒ドップリの頃の作品とか好きでしてね。
『レス・ザン・ゼロ』から『
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ブラックフット クマ地獄(2014年製作の映画)

3.3

個人的な話なんですけどもね、人生で2度クマに追いかけられた経験のある者として言わせてもらうと、昔の映画『グリズリー』みたいに、クマは実際には襲ってくる時ガオーって言わないですからね。無闇に立ち上がった>>続きを読む