priskyさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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フッテージ デス・スパイラル(2015年製作の映画)

3.1

一作目が良かったので、二作目はガッカリするだろうと思いながら、確認のために観た。

だるまさんが転んだ方式で増える子どもの影などゾワゾワする見せ方は面白かった、が全体的にまったく怖くない。

それは、
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

あんたら一体なんなんーーー!!!

はじめからずっと不穏な空気が漂っていた。

妹を死なせてしまった息子、母になることを恐れて息子を流産しようとした母。中盤は悲しい気持ちで胸が痛くなる。

しかし、後
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ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)

3.4

期待しないで観たけれど意外におもしろかった。

結局のところ、夫妻は癇癪を起こしたら殺人を犯してしまうほど手に負えないブラームスを恐れ、火事を装って殺そうとしたが失敗し、すべてを隠すため、狂ったフリを
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

4.4

大好きな映画のひとつ。わたしにとってアレックスは間違いなくムービーヒーローのひとり。何度彼女のマネをして踊ったか。あれは小学生のときだったのに、まだ振り付けを覚えている。それほど何度も何度も観た作品だ>>続きを読む

スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

3.5

はみ出しものの腰抜け刑事、妙な魔法陣を描くミステリアスな少女、不気味だけどなんだかかっこいい首ナシ騎士。キャラクターが魅力的なのに加え、衣装など舞台背景の麗しさも目を引く。

ストーリーは、謎解き要素
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飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲(2013年製作の映画)

3.6

ちゃんと「悪魔のいけにえ」のストーリーを引き継ぎ、補足説明を加えつつも、チェーンソーをブルンブルン振り回しながら大男が追いかけてくるという本作の醍醐味を活かしつつ、さらに魅力的なキャラクターを登場させ>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.6

「ジョーカー」は「タクシードライバー」と似てる、と聞き、「どこが?」と思ったので再度鑑賞。

すると、なるほど、共通点が見えなくもない。

差別が根強く蔓延り、犯罪があとをたたない腐った街に生きる孤独
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.4

クレイジーな一家が、とにかく笑える。残虐だし非道なのだけど、どこかコミカルなのだ。

チェーンソーをブルンブルンとふかしながら追いかけてきたり、おばさんみたいな格好をして食事をしたり、兄貴に怒鳴られて
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.8

やっぱりジェームズ・キャメロンがやらなきゃターミネーターじゃない、そう思った。ハイウェイ、空中、上空、水中、、、車、ヘリコプター、ジェット機、、、さまざまなシチュエーションで繰り広げられる怒涛のアクシ>>続きを読む

ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.4

わたしにとってのトラウマ映画のひとつ。
いまだに、日曜に公園に出かけて、楽しそうなファミリーが集っているのを見ると、目の前が一瞬で焼け野原になってしまうような錯覚がある。

しかし、やっぱりすごく面白
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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.9

ニュー・フェイト前に、一気におさらい。

いやー、やっぱり面白いな。てか、リンダ・ハミルトンがかわいくてビックリ。T2で大変身しちゃったもんね。そう考えると、つくづく大した女優だ。ターミネーターに身を
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バーレスク(2010年製作の映画)

4.0

フラッシュダンスにせよ、ショーガールにせよ、なんの後ろ盾もないオナゴが、実力ひとつでのし上がっていく系は、スカッとする。

ショービズ界でのし上がるには、本当は、彼女らみたいにピュアなままではいられな
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ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

4.6

年明けにリメイク版が公開されるというので再度鑑賞。やはり、すばらしかった。

愛するひとを失った悲しみは、誰もが越えていかなければならない試練。それを越えられず、過ちを犯した者は、愛するひとを失う以上
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.8

バットマンシリーズでは、もっとも好きな作品と言えるかも。バットマンのヒーローとしての魅力を堪能するならば、これを観るのが1番と思う。

アルフレッドやフォックス、ゴードンなど仲間のおじさんたちがめちゃ
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.4

永遠に僕のもの、、、、、
なんで?
奪ってしまえば? 殺してしまえば??
ってことなのかな。

カルリートスには、そんな執着心など皆無だと思う。僕のものにしたい、、、なんてこと考えるのだろうか。

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バットマン(1989年製作の映画)

3.5

子どもの頃に見たっきりだったので、基本に立ち返る気持ちで再度鑑賞。

いちばんに驚いたのは、キム・ベイシンガーの美しさ。子どもの頃は、まっっったく魅力が分からなかった。いやでもきれいだわ。

ストーリ
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ダークナイト(2008年製作の映画)

3.6

夜明け前は、もっとも暗い。
そんなドン底の闇から、闇の騎士「ダークナイト」が夜明けを連れてきてくれる。

『JOKER』の流れで観たので、どうしてもジョーカーに目がいってしまう。ヒース・レジャーのジョ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

人生は喜劇。
でも、その喜劇は、まったく笑えない。

アーサーがジョーカーになるまでの過程を追う当作品、きっとかなり絶望的な気持ちになるだろう、と覚悟して観た。

しかし、とうとうジョーカーになり、階
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

とりあえず、クリスチャン・ベールの身体が美しくてウットリ。

殺人を犯しまくり、追い詰められ、とうとう罪の告白をする、、、のに罰せられない。周りにいるのは、友人の名前もろくに覚えられないほど、他人に興
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.2

うすらバカバカしさが漂いつつも、においまで漂ってきそうな鮮烈のバイオレンスシーンが盛りだくさんの作品。園子温監督作品を見ると、死体の処理って大変だな、て思う。

男はプライドが高く身勝手で、どこまでも
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娼年(2018年製作の映画)

3.0

松坂桃李の演技は悪くないと思う。セックスの清濁両面を見せようとする姿勢もいいと思う。でも、どうにも見ていて白けてしまう。なんだか、すべてがチープなのだ。

まずひとつに音楽。“いかにも”なムーディすぎ
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アス(2019年製作の映画)

3.6

自分たちのドッペルゲンガーに襲われるという設定は十分に興味をそそるし、俳優たちの演技は見事だった。しかし、なんだか、イマイチ感が残ったのも正直なところだ。

普通のファミリーが、たとえ不気味な連中に襲
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

ディカプリオ演じる、頼りなく情けなくもピュアでキュートなリックと、ピット演じる、慎重で面倒見がよいけどキレるとやばめなクリフ。どちらもキャラが魅力的であるゆえ、各シーンがことごとくやや長めで、ストーリ>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.6

見たかったタイプの日本映画だったので、見ることができてうれしい。ジャーナリズムは権力の見張り役、その姿勢に拍手する。

序盤の「あのニュースのことだな」と匂わせる、フィクションニュースにニヤリ。けっし
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主戦場(2018年製作の映画)

4.0

こういう映画がもっとつくられてほしい。それこそ、メディアの使命だと思う。

政府が報道や教育に介入してきて捻じ曲げている今の日本を、野放しにしていてはいけない。人権感覚が著しく欠け、愚かな選民思想に取
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グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)

3.8

かつての黒人差別の実態と、それに立ち向かうひとびとの勇敢な様子が描かれるだけでなく、キング牧師の葛藤も垣間見えて、今までに見えなかった公民権運動のリアルが見えたと思う。

ちょうど、町山さんの番組でア
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.9

まず、サルー役の子がめちゃくちゃかわいい。20年後に大人のサルーが登場したときは、少々残念だったくらいにかわいい。

映像も美しい。琥珀色の太陽の光が、珈琲色のサルーの肌に馴染んでいた。まるで発光して
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.2

はじめから終わりまで、ずっとしんどかった。警察官や病院、社会との接点はあったはずなのに、どうして福祉に救われないのか。

社会のセーフティネットが、うまく機能しない苛立ちは、現実でもよく感じる。この映
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.5

昔見たなぁ、と思いながら、もう一度。まったく記憶と違った。ぜんぜんサスペンスじゃなかった。普通にじんわりする人間ドラマだった。

もっと、アンジーが気が狂った演技をしてて、怖かった記憶があったんだけど
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.1

日本のマスコミ従事者に、目をかっぴらいて、耳をかっぽじって、みてほしい映画。

アメリカのマスコミは、国民のために戦っている。それでこそ、ペンを握る者の使命だと思う。

この国は「美しい」と、奇妙なほ
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.3

ジワジワと謎が解かれていくのは楽しいのだけれど、「真実」が見えていても「証拠」がないとどうにもできない現実にヤキモキした。

なかなか長い作品なので、もっとスカッと終わってほしかった、、、けど、これが
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

分かりやすく配置された伏線を回収していくと、中盤から真相が見えてきて、ハラハラ感が倍増。安心して見ていられる良作スリラー。

印象に残っているのは以下のシーン。

無知な白人の薄っぺらな黒人擁護シーン
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十五才 学校IV(2000年製作の映画)

3.7

15歳の不登校の少年が、縄文杉を目指してヒッチハイク。その道程で出会うひとたちとの触れ合いに何度も胸を打たれる。

いちばんのお気に入りは浪人のおにいちゃんとの触れ合い。ダイスケくんは、相手のこころに
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.3

血の繋がりがなによりも優先される、という考えには同意しない。だから、病院が「ほぼ100%、交換します」と説明したとき、「エッ!!」と声を上げて驚いた。ありえない。

6年間、親子として、家族として過ご
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