NonCorleoneさんの映画レビュー・感想・評価

NonCorleone

NonCorleone

映画(115)
ドラマ(34)

東京物語(1953年製作の映画)

4.3

これが、小津安次郎の映画。
あの当時を生きていた人々の会話や言葉遣い、動作、街並みの緻密さはこの世界の片隅にに通ずるものがあった。と言うよりかは、この映画でそれがあるのは当然であり、現代に作
>>続きを読む

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.1

18歳にしてようやくチャップリンデビュー。

凄い。映画だ。これこそ何よりも映画だ。映画のイデアかと思うくらい完成されている。正直僕の拙い語彙力で面白さを説明するよりも観てもらった方がずっと良い。(他
>>続きを読む

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.4

リコとボンボルドに共通する探検家としてのロマンを追い求めるその性格が、ボンボルドをより一層腐れ外道たらしめていた。

まあとにかく面白い。
テレビアニメの続編の映画化っていうのは映画としての面白さ、つ
>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.5

完全に見くびっていたなこれは。

まず、あまりにも興味深い映像が多すぎて書ききれない。水溜まりの道やポルターガイストの起きる校舎の廊下などといった各シーンのカメラの視点から動き、ありとあらゆ
>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.2

SF映画というものはSFである以上、非現実的で斬新なヴィジュアルと映像が求められる。そして傑作と呼ばれるSF映画の多くはそれらを持っている。

一方この映画は、端的に言えば紙芝居だ。ほぼ静止画とナレー
>>続きを読む

鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

4.0

降旗康男監督と高倉健と、そして志村けんに。
降旗康男監督は僕の映画好きという性格を作り上げた要素の中で1番底にある、いわば土台なのかもしれない。その土台は、実は僕が生まれる何十年も前から造
>>続きを読む

37セカンズ(2019年製作の映画)

4.2

1人の女性の形而上的自立

映画序盤、彼女は自身と無縁だったものと多く出会う。それも主に性的なもの。新宿歌舞伎町というディープなネオン光る世界に足を踏み入れる。
この展開に僕は些か不
>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

公開延期になってしまったけど、去年飛行機で鑑賞済み。英語字幕で見たから、詳しい内容は把握しきれてないかも。

地軸がうんたらかんたらでゾンビが現れたり、アダム・ドライバーがコンパクトカーで出勤
>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.4

それはそれは素敵な映画に出会ってしまった。これも何かのご縁。

この映画で描かれている京都という街は、僕たちの知っている歴史ある街でありながら、より神話的で若者の活力に溢れている街で
>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.1

一足先に試写会で。

市民と警官の怒りによる激しい終わりのない争いはスリービルボードを彷彿とさせる。後味は正反対だけど。

子どもたちが引き起こして、子どもたちが巻き込まれ、子どもたちが決断
>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0


緑、黒、橙、灰、青、白、数え切れないほどの色がワンカットのうちに主人公の後ろを次々と映り移ろう。あまりにも美しい背景は、さすがブレードランナー2049のロジャーディーキンスだ。
特に照明弾
>>続きを読む

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

3.3

当事者が語る、戦地に行くまで、戦地、そして終戦。

全編通して当事者の語り。だが個人的な思想は最初と最後以外ほとんど語られない。限りなく真実に近い映像と語り。

第一次世界大戦を象徴す
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.9

一足先に試写会で。監督もいらっしゃった。

完成度は映像的な面でも世界観的にも、ホラー映画としても、ここ数年の中で最上級だろう。映画史に残るレベル。
とにかく作り込みが半端じゃない。撮り方はもちろんだ
>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.4

この映画に関しては、夜の街とライアン・ゴズリングとかいう僕好みの映画だからいつも以上に客観的なレビューが出来ないかも。
というかこれはかなりカルト映画に近い。

端的に言うなら 型破りな雰囲気
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.7

皆さんがあまりにも面白いと言うし、2020年公開なのに2019年ベストに入れてる人もいてなんだか悔しかったので、1週間ほど前に観てました。

とにかく印象に残ったのは半地下の人々が
>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

5.0

Filmarksを始めて1年半、やっと100marks!

多くの人が前作の方が良い。テーマが大きく変わってる。と言っているが、僕にとってはこれこそパーフェクト。100%のこの世界の片隅にで
>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.7

映画シャイニングの完璧な続編ではないこと、超能力バトルもりもりなこと、この2つは鑑賞前から分かっていたからガッカリして観る気をなくす、ということはなく楽しく観れた。

ダニーを演じ
>>続きを読む

6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.6

ジャパンプレミアでした。
ゲストのダチョウ倶楽部without寺門ジモンとゆきぽよとかいうギャル(エンドゲームの時と違ってもう何も思わん)の微笑続きのトークの後、ようやく本編。

正直ミッションインポ
>>続きを読む

涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

4.7

すっかり忘れていた。大切な映画を。僕の長くて短い高校生活にもう一度色を付けてくれる。

高校生活もあと一年ちょい、そろそろ受験のことに向けて準備せんとなぁとテスト勉強から逃げる口実に志望校をぼ
>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一人の男が自立する「まで」のお話。


物語の途中、僕は少し違和感を覚えた。
フォレストは流れに乗っているだけで、主体的な行動は何もしてないじゃないか。
母に矯正器具をつけられて、
>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.5

叫べ宮本 走れ宮本浩 殴れ宮本浩 愛せ宮本浩 歌え宮本浩次

最高の映画が日本から僕の所へやってきた。
去年僕の頭をぶん殴ったあの愛しのアイリーンを描いた新井英樹のもう1つの漫画。

ドラマ
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

なぜ今この映画が公開されているのか。

話したいことは山ほどあるが公開日だし、うっかりネタバレ地雷を踏んでしまいそうなのでストーリーには触れない。

予告編からわか
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.4

ありがとう。タランティーノ。

まさかタランティーノの映画で感極まるとは。してやられた。
シャロンテート事件を予習していて本当によかった。

この映画に映るハリウッドは紛れもない60年
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.6

「明日天気になれ」の本当の意味

今日、天気の子の夢を見た。

でもそれは僕が知ってる天気の子ではなくて、完全僕オリジナルな前日譚のようなものだった。
そして、目覚めたら僕は無性に 君の名は
>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.0

知らなきゃいけない。

まず始めの空撮に映るスラム街のブレードランナーのように汚く密集している様子に、芸術性を感じた。開始数分から完成された世界観を僕は感じて、引き込まれた。

でもこれ
>>続きを読む

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.6

確かにドラマ多めのレディプレイヤーワン。

映画館でゲーム画面を観るのはなかなか面白い。確かに僕の知ってるゲーム画面だけど臨場感が比じゃない。実際にあるゲームのプレイ映像だけでここまで
>>続きを読む

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.8

彼らに革命が起きる。

社会主義国であった東ドイツが舞台。主人公である進学クラスの生徒たちの心の中に民主主義の概念、社会主義への疑問が生まれ始める。
でもレ・ミゼラブルのように
>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.4

生きているって素晴らしいのか。どうか。

物語は最初すごく淡々と進んでいくけど、淡々と進めちゃいけないような展開も淡々と進んでいくところが笑える。そして淡々としてるから面白いセリフもなんか笑え
>>続きを読む

ラブ&ピース(2015年製作の映画)

4.3

あまり、というか全然評価されていないし、なんでか分からないけど、僕はこの映画が大好きだ。

初めて見たときは開始5分くらいからで、母がゴロ寝しながら観ていた隣で僕も何となく観ていた。
でも、何となく観
>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.3

父が昔から本当にしつこく勧めて来てたけど無視し続けてきた映画。

去年劇場で上映されてたのに...あのとき観れば良かった...。

メッセージ性も無ければ哲学的でもな
>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.0

平成最後の映画館で観た映画はこれ。久しぶりに父親と映画を観た。親子二人とも歩き回って疲れていたため、最初の水のロングショットに誘われ父は撃沈。僕はなんとか耐えたが中盤に少しウトウト。
>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.4

平成最後に観るならやはり平成の邦画。

上田慎一郎監督が5時に夢中で「ボッキを止めるな!」というキャッチフレーズでおすすめしていて初めて知った。
これが園子温ワールド。園子温の映画は初めてじゃ
>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.2

公開されて、心も整理出来てきたので、ちゃんとしたレビューを投稿します。もちろんネタバレはナシです

この1年間を本当に、本当に、楽しみにしていた。インフィニティウォーを観終わったあとのあの感情
>>続きを読む

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.4

日本人には宗教とか、マイノリティとか、集団セラピーとか、分かりにくい内容。
内容も
他人を許して自分も許して、愛し合おう、
という如何にもキリスト教っぽいものだった。
別にそ
>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.4

スパイダーマンの本質、存在意義を再確認する。

スタンリーが創り上げた初代スパイダーマンから続いている、絶対に立ち上がり、立ち向かう、親愛なる隣人というスパイダーマン像が強く描
>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.6

この映画を知ったのは去年の夏。友人からNZのお土産としてもらったダイ・ハードのポスターの裏がこの映画だった。
そのポスターは黒人がKKKのマスクを被っているという斬新かつ衝撃的なデザインだった
>>続きを読む

>|