トカゲロウさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

トカゲロウ

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パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

3.9

吉田大八監督作品は、合う合わない関係無く秀逸な作り。
ただ今作だけは、パッケージから漂う少女漫画感から観るのを後回しに。

序盤から、その思い込みは崩されます。
女、下ネタ、バイオレンス、田舎ぁ!
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ザ・タウン(2010年製作の映画)

3.7

アカデミー賞作品賞を獲った「アルゴ」が面白かったので、他のベン・アフレック監督作品もと鑑賞。

イギリス映画?と思うような閉塞感と細かいカット割り、そして品があります。
調べたらベン・アフレックはスコ
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未来は今(1994年製作の映画)

3.7

先日観た「メジャーリーグ」のストーリーで思い出し、寒くなってきたのもあり再鑑賞。

コーエン兄弟作品です。
脚本には師匠であるサム・ライミ監督が関わっています。
今作はお得意のブラックコメディは抑えつ
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セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011年製作の映画)

3.7

これは、もっと多くの日本人が観るべき映画ですね。
日本の台湾統治時代に起こった最大の反乱「霧社事件」を題材にした映画の前編です。

日本に友好的な台湾が統治時代の日本人をどう描写するのか?気になって鑑
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メジャーリーグ(1989年製作の映画)

3.2

何かと話題のチャーリー・シーン。
そういえば、このシリーズをきちんと観たことないなと鑑賞。
チャーリー・シーンの眼鏡姿にグッときます。ただし、彼は主役ではありません。

30年以上活躍のない野球チーム
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.2

観る人を圧倒させる景色がこんなにあるのだから、アメリカさんは無理に爆発しなくてもいいんですよ?

この映画の評価の高さはわかっていましたが、ここまでとは!
これを観たら旅に出たくなること間違いなしです
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.2

あれ?思ってたより、レビュー数が少ない。名作と言われている作品だと思っていたのですが(*_*;
パッケージだけ見ると、ド派手な銃撃戦や迫力ある爆発をイメージしてしまいますが、それは申し訳程度です(笑)
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

3.4

核家族化が進む日本。このような題材の映画は名作「家族ゲーム」を筆頭に多い気がしますが、淡々としているからこそ起承転結の「転」の部分にギャップが出ていてそれぞれに見応えがありますね。

今作もその様な作
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エイリアン4(1997年製作の映画)

4.0

エイリアンシリーズ4作目
フィンチャー監督の「エイリアン3」でコケさせ、この作品がエイリアンにトドメを刺します(笑)
純粋なエイリアンファンや瑞々しい感性を持つ観客に大不評を買った悪趣味映画です。
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.9

ホラー映画の金字塔をやっと観賞。
金字塔と言われると古臭いイメージですが、70年代に製作されたこの映画は今のホラー映画と遜色ない出来。
ストーリー自体は捻りはありませんが、音響、照明、小道具、キャラク
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ヒロミくん! 3 恐ろし山の亡霊番長(2014年製作の映画)

3.5

ヒロミくんシリーズ第三弾
まず褒めたいところは、一作目でヒロミくんのキャラクターを見せ、二作目でさらに深く掘り下げてハートウォーミングな展開、そしてこの三作目ではホラーに手を出すという英断!
素晴らし
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.9

実話を元にした作品ですが、え?これはフィクションだろ?という事間違いなし。
事実は小説より奇なりということですね。
感動作だろうなぁと観たのですが、そんなことはありませんでした。

大抵の感動作は素晴
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パラノイドパーク(2007年製作の映画)

3.3

「エレファント」を撮ったガス・ヴァン・サント監督作品。
自分にとって大切な映画です。
主人公と同じくらいの歳の時に観たので、主人公の心の闇や不安定さに共鳴しっぱなしでした。
時系列がブツ切りにされてい
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.8

鬼才タランティーノ監督が「天才」になった作品
始まって5分からニヤニヤが止まりませんでした。
相変わらずエンターテイメントを理解してらっしゃる。
ハリウッド映画の脚本は観客が飽きる時間をかなり計算して
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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

2.3

上映時やたらと宣伝されていた今作。
昔ながらのファンは大嫌いな作品でしょう。
そして、ドラえもん?知ってるよ!くらいの人は満足する出来です。
私は前者でこの監督さんは後者かと。
ファーストフード店のハ
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ズーランダー(2001年製作の映画)

4.2

良作
80年代の香りを悪趣味に振り撒きながら、ファッション界のアホたちがマレーシア首相暗殺を阻止する話。

本物のショーの前に撮影をさせてもらったらしく、名だたる大物たちが大量にカメオ出演しています。
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サル(2003年製作の映画)

2.6

POV風に撮られた治験を題材にした映画

自主映画の予算のために5人組が治験のバイトに参加。薬物を投与されたサルが凶暴化したニュースを少し気にしつつも、5人は内緒でカメラを持ち込み、日々笑いながら撮影
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.4

洒落乙なパッケージとタイトル。
しかし、その中身は古典的青春物語でした。
孤独な少年がイケてる先輩たちと会い、互いに交流する中で成長していく話です。
うーん、その設定は良くも悪くも王道。
目新しいもの
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バトル・オブ・ヒロミくん! 〜The High School SAMURAI BOY〜(2013年製作の映画)

3.4

ヒロミくんシリーズ第二弾
今回はヒロミくんが高校生ならではの恋にバイトにツチノコ探しにと大忙し。
やはり続編として、きちんとパワーアップしようと手をこねた感は感じられました。
しかし、前作より点数が低
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魔法にかけられて(2007年製作の映画)

3.6

かつて夢見る少女だった女性に贈る物語ですね。
この映画の公開時に妹が母を無理矢理連れて行って、帰ってきたら何故か妹は無言で母がノリノリになっていた記憶があります。
現実とおとぎ話が交差する今作は少し苦
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.4

一言で言うと何回でも観られる映画でした。

「なんか悲しい感じに人が死ぬ」は名作あるあるで、それによって観るタイミングがわからないことってありますが、この作品はどんな気分でも観られる映画かと。
勿論、
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(1963年製作の映画)

3.7

最近観た「12モンキーズ」で主人公たちが観ていたので思い出しレビュー。
題目通り鳥が襲ってくるパニック映画です。
といっても序盤から中盤にかけては不穏な空気作りで鳥は襲ってきません。しかし、このカビっ
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スピード(1994年製作の映画)

3.5

最近TVで流れることが少なくなった今作を再観賞。
良くも悪くも90年代のハリウッド王道アクション作品ですね。
見所としてはやはりタイトル通りのスピードです。エレベーターにバスに電車と色々な乗り物で主人
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.3

「私の職業は○○業よ。」
ここまで、オバチャンにガッツポーズをした映画はない。 正にグッジョブ!ってやつだ。

静かなSF映画です。
SF映画にありがちなドデカイ機械もあまりなければ、盛り上がる画もな
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がんばれ!ベアーズ(1976年製作の映画)

3.7

全てのスポーツ教育者が観るべき映画ですね。

マイベスト漫画である「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくる名脇役ポルナレフの紹介で「好きな映画:がんばれ!ベアーズ」と書いてあり、へー、面白そうだなぁ( ´∀
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グラバーズ(2011年製作の映画)

2.5

酔っぱらいVSエイリアンというキャッチコピーに惹かれて観賞。
その通りでしたね。酔っぱらいにならなくちゃいけない理由があるわけです。まぁ、理由なんてなくても良いかな?
舞台は人が少ない孤島。大袈裟なパ
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ヒロミくん!全国総番長への道(2011年製作の映画)

3.6

好奇心に人間は勝てないもので、竹内力製作指揮のコレを観てしまいました。
ハードルを下げていたからか、意外に面白かったです。
ストーリーの大筋としては、竹内力演じる老け顔の高校1年生ヒロミくんが全国総番
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フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

4.6

おとぎ話調ですが、舞台はNYで話は若干シリアス。
ラジオDJで不用意な発言をしたジャックは凄惨な事件の発端になってしまう。全てを失い、自分はクズだと思い自殺を図ろうとした時に妖精さんたちが見えるホーム
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シーサイドモーテル(2010年製作の映画)

3.0

んん?思っていたものと良い意味でも悪い意味でも違いました。
山にあるオンボロモーテルの各室で繰り広げられる群像劇。

そんな舞台なのだから、話がリンクしていくのか!と思いきやそうでもない。

ならば、
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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

4.2

ちょっと重めの話だと思っていたら、なかなか笑わせてもらいました。
タイトルの由来は主人公の患ったガンの致死率。しかし、この映画に関しては、コメディとシリアスの配分と考えても良いですね。
脚本家がガンを
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ドライヴ(2011年製作の映画)

3.9

The不器用映画。
パッケージを見るとスタイリッシュハードボイルド物のように思えますが、その実は不器用な男の話です。
主人公だけではなく、ストーリーもひねくれておらず一直線。
凝った照明やグロい描写を
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女優霊(1995年製作の映画)

3.3

ジャパニーズホラーの先駆けであり、お手本の様な作品。
この作品の後にヒットを飛ばした数々のジャパニーズホラーは、この作品の系統です。
しかし、だからといって最恐か?と問われるとNOです(笑)
100点
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

4.6

のわぁー!やられた!(*_*;
最近はフォローさせてもらっている方々のオススメ作品を鑑賞してたので、必然的に☆4オーバーになってしまうんです。(大袈裟なスコアをつける奴と思われたくないからB級挟むか!
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

3.4

最終章です。
んん?ガクッと下がってしまった。それは初見の頃から変わらない印象でした、残念。
3つに分かれていた視点が2つになります。
しかし、なんだろうこのダラダラ感。
監督のバランスが崩れた様子。
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.4

指輪を捨てに行く話~第二章~
三部作の中で一番好きな章です。
この作品のザマミロ!スカッと爽快笑いは大人になっても健在でした。

今回は旅の仲間が3つに分断されて、最後までそれぞれの視点が同時進行しま
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.2

指輪を捨てに行く話~第一章~

007好きでファンタジー物が嫌いな母が、何故か自分から小さな私の手を引いて劇場に行った作品。
楽しかった思い出しかないのですが、大人になってから観たら残念な気持ちになる
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