シュトルム凸映画鑑賞記録用改めさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

シュトルム凸映画鑑賞記録用改め

シュトルム凸映画鑑賞記録用改め

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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.9

御都合主義ばんざい!(笑)
「ボギー、俺も男だ!」みたいな背後霊に背中を押されてムチャをする主人公、こちらの背後霊はハンフリー・ボガートではなく、エルヴィス・プレスリーだが(笑)
でも可愛いじゃんね、
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.8

男に置いてけぼりにされたり、裏切られたり、という幸薄いヒロインをやらせたらミア・ファローは天下一品だなあ、と(笑)
ギリギリまで、彼女の神経症なのか、本当に悪魔信者の陰謀なのか、分からない。分からない
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.7

古くは「グレン・ミラー物語」とか「アマデウス」あるいは「ジャージー・ボーイズ」のようなミュージシャン伝記映画。このジャンルは音楽に疎い私にも基本的な知識を与えてくれると共に、ミュージシャンを彼らの音楽>>続きを読む

機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)

4.0

映画の日なんで本命作品のついでに観るかぐらいでそんなに期待度高くなかったんですが、これは当たりでした。
真面目なガンダムファンではなく、ファースト、Zの前半、0080、0083、逆シャアぐらいしか観て
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Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow(2018年製作の映画)

3.4

主人公が饒舌で斜に構えた皮肉屋というのは、化物語や禁書目録、このすばなど、昨今のアニメの多くに共通の特徴だと思うんだが、この主人公の語り、何故だか、あんまり好きじゃないんだよね(笑)。じゃあ観るなよと>>続きを読む

魔法少女リリカルなのは Detonation(2018年製作の映画)

3.7

絶対に少女たちを絶対悪にはしないというスタンスが一貫しているシリーズ。
故に、悪役も騙されて悪事に荷担したという感じになるのはご愛嬌。基本的にはシビアでシリアスな世界観での唯一の甘さ、ですからね。
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.9

さて、巷で評判になってた「若おかみ」です。両親を事故で亡くした小学六年生おっこ(織子)が、祖母経営の温泉旅館に住み込むことになり、若おかみとして色々な客と交流することで両親の死を乗り越えて成長していく>>続きを読む

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.1

原作ファンですが、やっぱり「響」は面白いわ。
確実に原作の力ではあるものの、それを兎に角忠実に実写映画に落とし込んでいる。期待した以上の完成度で、マンガ原作実写化映画の理想型と言えるかな。アイドル映画
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チャンス(1979年製作の映画)

3.8

「大賢は大愚に似たり」とはいうものの、逆は本来成り立たないはず。ところが単なる庭師チャンスの園芸論を、深遠な経済論の比喩だと大統領が勘違いしたから大騒ぎ。孤独な庭師が、知られざるフィクサー、政界の大立>>続きを読む

カプリコン・1(1977年製作の映画)

3.4

陰謀物とは私、相性が悪いようだ。「大統領の堕ちた日」「ブルークリスマス」「ブラジルから来た少年」。どれも大元の陰謀が馬鹿馬鹿しいと思えてしまって今一つ、のめり込めない。人と金をやたらと使う陰謀なのに、>>続きを読む

シービスケット(2003年製作の映画)

4.0

これはとても良い映画です。トビー・マグワイアの騎手、ジェフ・ブリッジスの馬主、クリス・クーパーの調教師、そしてウマのシービスケット。3人の男と馬がそれぞれ、人生の痛みや傷、敗北や挫折や孤独を抱えていて>>続きを読む

劇場版 のんのんびより ばけーしょん(2018年製作の映画)

3.8

にゃんぱすー!(挨拶)
田舎暮らしのスローライフ的な少女たちの生活を追って好評を博した日常アニメの劇場版。
ある意味では定点観測のWebカメラ的な味のある作品だけに、旅行とはいえ沖縄に行ってしまうこと
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マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

4.2

前作を予習してから観に行ったが、前作が愉しさ中心なら本作には感動があった。アマンダ・セイフライドの母親メリル・ストリープは鬼籍に入り(但し、出番はある)、彼女の若かりし頃を、「ベイビー・ドライバー」で>>続きを読む

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

4.0

気分が明るくなる太陽の日差しのようなミュージカル。アマンダ・セイフライドが自分の結婚式に、奔放な母メリル・ストリープの過去の3人の男たちを父親候補として招待してしまうという筋書きは王道な感じだが、南国>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.1

いやぁ、愉しかった!
ジャンルの性質故にそうそう再視聴する感じでもないと思うので、点数は瞬間風速的に考えてもらいたいが、面白いことは確かだ。
ギリギリのスリル感の演出はこなれてるし、あれ?これってそう
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.6

ちょっと期待値高すぎたかな?
強奪作戦が割とシンプル過ぎるというか、まあ、実際に実行する作戦としてはこんなものかもしれないが、もう少し映画的なマジックを見せてほしくもある。
「実はもっと~」的なパート
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君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

4.1

少女の難病による夭折。安易な泣かせ系のネタ+明るいヒロインに言い寄られるオタクやコミュ障に都合のいい救済物語だと言えば、確かにそういう側面もあるだろう。だが、私にはコミュ障側が一方的に歩み寄ってもらう>>続きを読む

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.0

原作者森見登美彦お得意のマジックリアリズム的状況が、やがて本格的なSF的シチュエーションに(それは怪異超常が日常の一部として許容される状況から、怪異超常が退場しなければならない状況への変容でもある)。>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.8

記念すべき視聴チェック1000本めは、ソフィア・コッポラの「ロスト・イン・トランスレーション」である。先日「ニューヨーク・ストーリー」のオムニバスの中の一つ、「ゾイのいない生活」を観たが、あれもソフィ>>続きを読む

エレニの帰郷(2008年製作の映画)

3.8

前作エレニの旅が入手できず、こちらを先に観た。テオ・アンゲロプロスは、三本目の試聴だが、これが遺作とのこと。「ユリシーズの瞳」と同じく、監督自身の分身と思しき映画監督が登場するが、本作ではウィレム・デ>>続きを読む

ブラジルから来た少年(1978年製作の映画)

3.6

「紳士協定」でユダヤ人差別を糾弾してみせたグレゴリー・ペックに、アウシュビッツの悪魔医師を演じさせるという皮肉(笑)
まあネタは分かってるんで、あんまり驚きもないですが、「ブルークリスマス」と同様、ポ
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ニューヨーク・ストーリー(1989年製作の映画)

4.0

ニューヨークを舞台にした、スコセッシ、コッポラ、ウディ・アレンの3巨匠によるオムニバス。
第一話。スコセッシ、「ライフ・レッスン」。才能あるオッサン画家と、オッサンに求愛される助手。ニューヨークに居て
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.7

シリーズならではの、安定した面白さがある。アクション映画としての面白さかつどうハメるかというエスピオナージュの面白さのバランスが良い。鑑賞して数日経ってから感想書いてるが、もう結末とかをかなり忘れてか>>続きを読む

ブルークリスマス(1978年製作の映画)

3.7

視聴チェック995本め。もうすぐ千本。
青い血の人間は宇宙人の手先だから(という事にして)殺せ!みたいなお話。ブレードランナー的なテーマだわね。
陰謀論に終始する辺りはいかにもチープなB級SFだが、下
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.7

筋立ては大人の無理解で段々道を外れていく子どもという直球でなんとなく既視感もあるけれど、(バルザックに捧げる祭壇作って火事になるところ、似たようなのを観た覚えがあるんだよなあ)大人と子どものズレ具合が>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.9

ネタバレを食らう前に早く、映画館に急ぐんだ!今なら超盛り上がってるから、後からビデオで観るんじゃ大損だ!
滅茶滅茶面白い、いや、メタメタ面白いぞ!(笑)←少し日本語がおかしい。
私は全編ワンカット映画
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

3.8

あらすじからもっと、病室のベッドの上でばかり進行するイメージを持っていたが、良い意味で裏切られた。回想シーンあり、幻想的・哲学的な自問自答あり、ドナルド・サザーランド演じるキリスト男もいいなあ。官能の>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.7

細田映画は全部劇場で観ている。前作「バケモノの子」は少し退潮気味だったが、本作で少し盛り返した感。「時かけ」や「サマーウォーズ」ほどかというとそこまでではないと思うけども。あっさりと終わる感じがあるの>>続きを読む

トラフィック(2000年製作の映画)

3.8

麻薬は社会も家庭もズタズタにする。
そんな実態をリアリティたっぷりに描いた群像劇。
メキシコとアメリカの双方で麻薬組織と戦う刑事達。夫が麻薬組織のボスとして捕まり段々と組織のロジックに飲み込まれていく
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.9

元花形バレリーナのジェニファー・ローレンスがプーチン似の叔父に利用されて、スパイの世界に。徹底的に「女」であることを利用させられるスパイは、娼婦に近い存在であった…
スパイものといっても、スパイアクシ
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ネットワーク(1976年製作の映画)

3.8

落ち目のニュースキャスター(ピーター・フィンチ)の解雇・自殺未遂騒動を奇貨として、彼を「怒れる大衆を煽動する教祖」役としたニュースバラエティを企画するフェイ・ダナウェイ。彼女の妖しい野心に誘惑される報>>続きを読む

大統領の堕ちた日(1979年製作の映画)

2.9

TSUTAYAのDISCASで頼んだ覚えもないのに送られてきた謎の作品。折角なので観てみたら…なんだこの超B級映画は(笑)
俺の歴代鑑賞映画圧倒的ワースト1の駄作。
あからさまにケネディ大統領暗殺事件
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かくも長き不在(1960年製作の映画)

3.9

所はパリ、時はようやく復興なった戦後。建物が立派に復興しているのに、一部の人の心に残された傷跡はまだ癒えることなく…
複数の読みとり方が出来る作品。
記憶喪失の浮浪者は夫なのか、別人なのか?
最後に浮
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.7

これ、後味悪いほうのウディ・アレンね(笑)
「マッチ・ポイント」的な視聴後感。
あとは、父の愛人に嫉妬し悲劇的結末を迎える「悲しみよこんにちは」なんかも連想した。

ケイト・ウィンスレット演じる所のヒ
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ギブリーズ episode2(2002年製作の映画)

3.3

キャラクターとかジブリのスタッフがモデルかな。なんか内輪受けっぽい気がするね。「猫の恩返し」の併映?記憶がないなあ。
つまらなくはないけど、だから何?という感じ。実験作、練習作の趣き。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

貧困ゆえの犯罪を描く映画と言えば「自転車泥棒」とか「木靴の樹」などが想起される。あるいは「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャンもパンを家族のために盗んで獄に繋がれた。これらの作品に描かれる貧困は悲惨の>>続きを読む