トムヤムくんさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.7

少女が育てた卵から、未知の“何か”が孵化する話。

何を書いてもネタバレになりそうなくらい大胆不敵で奇抜な映画!ただでさえ面白いのに、それ以上に衝撃的だった。

ただ個人的には展開やオチが読めてしまっ
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.8

一言で言うと、めちゃくちゃあざとい映画だった。監督の(みんなこういうの好きでしょ?)という意図が透けて見える。しかし、「はい!面白いです!」とまんまと乗ってしまう。中身は薄いし、説明不足で描き足りてな>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.6

最近嫌なことが立て続けにあったので、気分を上げたくて久々の鑑賞。サイレントからトーキーから移り変わる頃の映画スターの話。

ミュージカル映画の金字塔であり、不朽の名作。恋愛映画としても、コメディ映画と
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

2.8

U-NEXTの配信終了が近かったので鑑賞。性交渉中に息子が事故死してしまった夫婦が、セラピーのために山小屋へいく話。

別に嫌いじゃないけど、なんかよく分からなかったなあ…(トリアーの作品は毎回同じよ
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.6

序盤がピークで、あとはずっと同じような展開が続くだけなので飽きてしまった。ただそれでも観てられるのがマイケル・ベイの凄みだと思う。

まあでもこの映画を観る時間があるなら、GTA5やった方がいいかも。

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.8

仕事人間の夫に愛想を尽かした妻が家を出たことで、残された夫は息子の見るのだが…。離婚や養育権など、現代にも通ずる「当時の社会問題」をテーマにして描かれたホームドラマ。

アカデミー賞では『地獄の黙示録
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アビエイター(2004年製作の映画)

4.3

実在の大富豪で実業家のハワード・ヒューズ。映画『地獄の天使』の製作や、女優キャサリン・ヘプバーンとの恋、飛行機の世界最速記録など、彼の波乱に富んだ半生を描く。

マーティン・スコセッシとレオナルド・デ
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波止場(1954年製作の映画)

3.4

ギャングが牛耳る波止場で働く元ボクサーのテリーは、たった1人でギャングと立ち向かう。

アカデミー賞では10部門にノミネートされ、8部門を受賞。これは『風と共に去りぬ』『地上より永遠に』と並ぶ、当時の
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ロッキー(1976年製作の映画)

3.2

再鑑賞。イタリア系移民で、無名の三流ボクサー ロッキーが、ヘビー級の世界チャンピオン アポロへの挑戦切符を手にする。

言わずと知れたボクシング映画の金字塔。アメリカ建国200年を目前にし、ベトナム戦
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ALI アリ(2001年製作の映画)

3.4

過去鑑賞済み。伝説のボクサー、モハメド・アリの全盛期を描く。
伝記映画としてはかなり質が良く、ウィル・スミスの演技も素晴らしいのだが、あまりにも丁寧に描きすぎてるあまり逆に長すぎてだれてしまう。

チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.9

再鑑賞。舞台は1930年代後半のロサンゼルス。元刑事で私立探偵のジェイクは、ある女性から浮気調査の依頼を受けるのだが、気付けば彼は巨大な陰謀に巻き込まれていた。

フィルム・ノアール、ハードボイルドの
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

2.9

長い、暗い、地味、意味不明。展開もオチもすぐ読めてしまうし、後味も悪い。ずっと睡魔との戦いだった。

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.3

ベルファストで生まれ育ったケネス・ブラナーの少年時代を振り返る、半自伝的な映画。

面白いことには面白いのだが、オリジナリティが無さすぎてかなり薄味に感じてしまった。パッと思い付いただけでも『ROMA
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アマデウス(1984年製作の映画)

4.7

宮廷音楽家だった老人のサリエリは、天才音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの死について語り始める。

原作はピーター・シェーファーによる戯曲を基にしたブロードウェイの舞台。映画が公開される3
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失われた週末(1945年製作の映画)

4.3

アルコール依存性の売れない作家が、お酒に人生を狂わされてしまう話。巨匠ビリー・ワイルダーは、この映画で初めてアカデミー賞を受賞。作品賞の他に、監督賞、脚本賞、主演男優賞も受賞した。

オープニングから
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ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

3.5

おばあちゃんと一緒に再鑑賞。

死に対して憧れを持ち、狂言自殺を繰り返す少年・ハロルドと、若干80歳にして奔放不羈な老婦人・モードが、お互いに惹かれ合う話。

小さい頃は何が面白いのか全然分からなくて
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.6

前作から3年後の話。役所広司が居なくなったので、松坂桃李一人で大丈夫なのかなと不安だったけど、そんなこと気にならないくらい鈴木亮平の迫力がすごかった。

ただ前作の魅力のひとつであったバイオレンス要素
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

4.4

おばあちゃんと一緒に再鑑賞。

世界恐慌時代に実在した銀行強盗ボニーとクライドが、強盗団バローズ・ギャングになり、破滅に向かう様子を描くロードムービー。アメリカン・ニューシネマの代表作、先駆け的な作品
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カサブランカ(1942年製作の映画)

4.3

おばあちゃんと一緒に再鑑賞。

モロッコのカサブランカでナイトクラブを経営するリックの元に、ナチに追われた男とその妻が逃亡してくる。しかし、その妻はかつてリックがパリで恋に落ちた元恋人であった…。
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ワンダーランド ロード・レノックスと光の騎士(2001年製作の映画)

3.3

誰もレビューをしてなかったので、
少し長めにあらすじを書きます。

まずこの映画は、オーストラリアで放送された全13話のテレビシリーズを映画にしたもので、映画自体は三部構成になっている。本作はその2作
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ロード・レノックスと秘密の城(2001年製作の映画)

3.2

誰もレビューをしてなかったので、
少し長めにあらすじを書きます。

まずこの映画は、オーストラリアで放送された全13話のテレビシリーズを映画にしたもので、映画自体は三部構成になっている。本作はその1作
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卒業(1967年製作の映画)

3.7

おばあちゃんと一緒に再鑑賞。
ダスティン・ホフマン初の主演作で、アメリカン・ニューシネマを代表する作品のひとつ。ラストシーンは映画史に残るほど有名。

当時とは価値観が全然違うので、誰にも感情移入でき
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ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

2.7

FBIが、ビリー・ホリデイのヒット曲『奇妙な果実』は公民権運動を煽るのではないか…と危険視する話。

実話なので仕方ないが、とにかく山場がなく盛り上がらない。ずっと淡々と進んでいくので、まるで歴史の授
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ダークマン(1990年製作の映画)

3.2

科学者のペイトンは、ギャングの襲撃で爆発に巻き込まれ、全身に火傷を負ってしまう。そこで彼は人工皮膚で別人になりすますのだが…。

再鑑賞!今のアメコミ映画の礎を築いた作品で、サム・ライミ監督『スパイダ
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ラウンドヘイの庭の場面(1888年製作の映画)

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まず、Filmarksってこんな作品もあるんだ…!という衝撃に笑いが止まらない。

この作品は、ギネス世界記録で認定されている最も古い映画で、上映時間は2.11秒。なので特に書くこともない🤣

シン・シティ(2005年製作の映画)

4.1

数々の犯罪が渦巻く「罪の街(シン・シティ)」を舞台に、三人の男たちの愛と復讐の物語を描く。

モノクロを基調とした映像に、血や瞳にだけ色がつく。そういう遊び心が好き。

原作がアメコミと言うだけあって
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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.5

小さな町で飲食店を経営して、家族と幸せに暮らすトムだったが、ある日店に強盗が押し入ったことで、徐々に彼の過去が明るみになっていく…。

あらすじの時点で大方のオチは予想できるけど、タイトル通りのバイオ
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ウォッチメン(2009年製作の映画)

4.1

再鑑賞。「もしも現実世界にヒーローがいたら…」。アメコミ映画の中でもかなり異色で、個人的にめちゃくちゃ好きな作品(特にDr.マンハッタンが好き)。しかし、長すぎてなかなかに疲れるのが欠点。

よくある
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Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

3.9

再鑑賞。独裁国家となった近未来のイギリスを舞台に、テロリストVの戦いを描く。

現代の政治すらも皮肉るような内容で、アクションも決して派手ではなく、かなり大人向けな印象。アメコミ映画の中でも特に世界観
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

3.6

U-NEXTの配信終了が近かったので久々の鑑賞。個人的には『マルホランド・ドライブ』より好きだけど、『マルホランド・ドライブ』より訳が分からない。めちゃくちゃ意味不明なのに、最後まで目が離せないのはデ>>続きを読む

シリアスマン(2009年製作の映画)

3.3

平凡に過ごしていた一人の男が、立て続けに不条理な不幸に見舞われていくコメディ映画。

コーエン兄弟っぽいようで、あんまりコーエン兄弟らしさがない無味無臭の映画。一応コメディはコメディなんだけど、あまり
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セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ(2000年製作の映画)

4.3

セシル・Bは、女優のハニーを誘拐して、究極のインディーズ映画の製作しながら、ハリウッドと闘っていく。

自由。ハチャメチャ。ぶっ飛んでる。最初から最後まで全力疾走。映画への愛と衝動とパワーに溢れた、ま
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ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

3.5

歴史の成績が悪い2人組が落第を回避するために、電話ボックス型のタイムマシーンに乗って、過去を行ったり来たりする話。

キアヌ・リーブスってこんなおバカ映画にも出てたんだ。ただ雑なのか、1周回って丁寧な
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BULLY ブリー(2002年製作の映画)

3.7

1993年に実際に起きた、若者たちによるいじめっ子殺人事件(ボビー・ケント殺人事件)を基にした作品。

いじめっ子が殺されるまでの過程がとにかくリアルで、観てるこっちまでも(こいつは殺されて当然)と思
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ヴォイジャー(2021年製作の映画)

3.5

惑星移住のために訓練を受けた若者たちが、とある事件をきっかけに本能を解放。宇宙船という閉鎖空間の中で、加速する権力争いにハラハラドキドキした。

ストーリーは予定調和ではあるものの、特に大きく外すこと
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.3

U-NEXTの配信終了が近かったので久々の鑑賞。言わずと知れたデヴィッド・リンチ監督の長編デビュー作。

かなり昔に観たっきりで、意味不明っていう記憶だけが残ってたけど、今見てもやっぱり意味不明なもの
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