雄貴AUEさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

雄貴AUE

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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.7

狂気?衝動?若さ?葛藤?逡巡?純粋さ?
どんな言葉が当てはまるのか分からないけど、十代の若者が抱える鬱屈とした“それ”が迸っている映画だった。

未だ未だあの頃のように「あああああああーーーーーーー!
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.7

話はすごく面白い。原作小説も読みたい。

難点としては綾野剛の演技がショボすぎるということ。
オルァ!とかゴルァ!!とか言われても全然凄みもないし、そもそも柔道全国優勝するような体格には見えないし、キ
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ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.4

なんか、もうちょいイデオロギー前面に出してってもよかったんじゃないのかなあと思いました。
序盤と終盤以外は、エリザベスが妹に迷惑かけられてドタバタするラブコメっていう雰囲気に終始した感。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.8

邦画っぽさがいい意味で振り切っててよい。
濱田岳、ムロツヨシの雰囲気とか演技が、古田実のお話にいかにもな感じでハマっててよい。
森田剛が演技が上手いとかいうんじゃないんだけど、これぞ『怪演』って感じで
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.6

2017年映画初めはこの1本。

1945年から現代にタイムスリップしてきたアドルフ・ヒトラー。なんやかんやでヒトラーそっくりさん芸人と間違われてテレビに出演させられることになる。
そこで彼は現代のド
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

3.0

個人的にファンタジーが苦手なので、あまり楽しめなかった。
それはそれとして、話の中身も2/3くらいに縮めてよかったんじゃないのかなー、とか。。。

転々(2007年製作の映画)

3.6

ゆるっとした雰囲気、何かが起こったり起こらなかったりして、劇的などんでん返しなんて何も無く、初めから分かっていた結末に着地して、終わり。主人公は何かを得たり、特に成長しなかったりする。
そういう話、大
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.2

70年代のアメリカ。

同性愛者への差別(敢えて偏見ではなく差別と言う)は今とは比べ物にならないほど強く、ダウン症児の大学進学など常識的に有り得ないと考えられていた時代。

そんな社会の中で強く、無垢
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.7

なんだこの映画は!
めちゃくちゃ面白い!始まった瞬間から終わりまで、ずーーっとわくわくしっぱなしだ!映画館でめちゃくちゃにやにやしてしまった!!


『シン・ゴジラは怪獣映画としてよりも、現代日本にゴ
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

几帳面で神経質、現実の女性を知らず、絵画の中の女性を生涯愛し続けてきた老鑑定士が、何故か姿を表さない謎の依頼人にまつわる謎を解き明かしていくお話。。。
かと思って見だしたら違った。

これは鑑定士が、
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セブン(1995年製作の映画)

3.8

ケビン・スペイシーの演じる悪役ってなんであんなに薄気味悪いんでしょ。怖い。

わかりやすい面白さと、見終えて暫く考えさせられるような面白さとが流石でした。

ヴィクトリア(2015年製作の映画)

3.7

全編140分ワンカットならでは?なのかはわからないけど、臨場感、緊迫感がすごい。
若者の駆け抜けるような刹那的な雰囲気がリアルでよいです。

完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

3.7

そもそもチェスに多少興味がないと、ただのたるい映画なのかなという印象。

イデオロギー主義への批判とか、若き天才の苦悩とかっていう見方より、もっと単純にボビー・フィッシャーというすげえ世界チャンピオン
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白い沈黙(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

お話がわかりづらい(´・_・`)

オチもなんか、主人公ががんばって犯人に肉薄して行くのかと思いきや、たまたま怪しい人見つけてラッキーで事件解決しただけじゃね…?みたいな。。。

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.3

齢23にして今さらながら(?)鑑賞しました。

超面白かったです。カタルシスはんぱない。

舞台や設定にもろ80年代の雰囲気を持ちつつ、本当に2020東京オリンピックの迫った今見ても、こんなに『新しい
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.0

いつでも、どこに行っても、誰といても、必ずついてくる『アレ』。。。
確かに不気味で怖い印象でしたが、如何せん話の流れがわかりづらく、、、
けっこう映画の中で肝心なシーンぽいのに、何が起きているのか、登
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

基本的に音楽が好きな人間なら見て間違いナシ。

ある種、ケチをつけること自体がナンセンスな、あるゆる意味での『王道』なお話しだと思います。

惜しむらくは再生環境の不良で吹き替えで見てしまったこと。。
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

お母さんが1度の検診も行かず子供2人産む辺りから、引越し屋アルバイトだったお父さんの貯金を切り崩してる割に長いこと持ちすぎじゃね?とか、そもそもお母さん無敵超人すぎ、とか。。。
ちょいちょい細かい設定
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.0

家族愛的な物語は絶対に泣いてしまう、、ずるい、、、

毎朝家を出る時に、どこに行くの、とか何時に帰るの、とか聞いてくるうちの母親。
たまにうっとおしく思うけど、ちゃんと答えてあげよう、って思いました。

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.7

いやあやられましたよ、確かに。全く以てやられました。
けど、ヒント的な映像少なすぎない?流石に気づくわけなくないずるくない?とか思ってしまうのは負けず嫌いだからか。。笑

タイトル通り“ファイト・クラ
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.0

人によっては退屈に感じるであろう内容、そして2時間40分超の長さ。パッと見、好みの分かれそうなこの映画が高評価を得ているのは、それだけ魅力的だということでしょうか。

切なく苦しいストーリーをいっそう
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.9

人生で何度観たのかもわからないけど、その度感動できる映画がいったい何本あるか。

レッドが約束の木の下に辿り着くシーン、そして青く美しい太平洋の前で親友と再開するラスト。何度見ても涙が流れます。

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ドラムライン(2002年製作の映画)

4.3

たぶん小学生ぶりに再鑑賞。


アメリカンフットボールのハーフタイムに行われるマーチングバンドショー。その花形である“ドラムライン”を題材にした映画です。あと恐らくニック・キャノンの出世作。

そして
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陰日向に咲く(2008年製作の映画)

4.0

もう3度くらい見てますが、その度にボロボロ泣きます。号泣。

ストーリーは正直、『ありそうな話』をたくさん寄せ集めただけの それっぽい 感じ。
しかし、後半の怒涛の『泣かせに来かた』が尋常ではない。手
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.2

なんだかんだみたこと無くて、初鑑賞。

とにかく、10代(高校生)で見ておかなかったことが悔やまれます。
23歳になろうとしているボクが観るこのお話は、17歳の時に見ていたらもっと輝いていたんだろうな
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.1

人間と同じような知性と文明を持った動物たちの社会、という舞台設定がほんと良く作られていて面白かった。
人間の文明社会的な面と、動物ならではの草食vs肉食という構図とを綺麗に共存させているなあと感じまし
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キャビン(2011年製作の映画)

3.6

順当なホラーかと思って見だしたら、やられました。

展開の意外性はバツグン(笑)だけど、エンディングに向かう二転三転具合につい『もう終わりで良くない!?』とか口走ってしまった。設定の軸はぶれてないんで
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ラブ&ピース(2015年製作の映画)

3.3

この作品のプロットは『地獄でなぜ悪い』『ひそひそ星』と同時期、25年くらい前に書いたという話を聞いて、興味をもって鑑賞。

園子温はエログロばかりが目立つけど、同じくらいストレートな、ど直球な愛情を描
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ひそひそ星(2015年製作の映画)

3.7

2016.5.24 新宿 シネマカリテにて
ひそひそ星
園子温トークショー
園子温という生きもの
の順に鑑賞。


『距離と時間の価値』という言葉がすごく胸に残った。
他の人のレビューにもあるようにす
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園子温という生きもの(2016年製作の映画)

3.6

2016.5.24 新宿 シネマカリテにて
ひそひそ星
園子温トークショー
園子温という生きもの
の順に鑑賞。

ドキュメンタリー映画というものはあまり見ないので、そういう意味での映画の出来はよくわか
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.6

前半部は特に、直接的な暴力描写も無く淡々と無機質に事が進むのに、それでいて最低に不快で怖い映画。徹底的に救いが無い。無言のロングカットのシーンが多くて、それに妙なリアリティを感じるのに、登場人物が観客>>続きを読む

ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.7

心根の優しい人 と、人あたりの良い人 っめ違うよなあ〜なんてつねづね思っていたので、個人的にヴィンセントみたいなジジイは大好きでした。意外性とかどんでん返しみたいなものがない、それが心地よい英語でした>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

3.1

いやいい話なんだけど、あんまりハマらなかったな〜 っていう系のひとつ。

前半部は、ヒロインの恋模様から意外な才能の発見まで、なんとなくどっかで見たことあるようなベタな展開の連続、、、結末も然りという
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.4

(良い意味で)何も考えずに見れる映画って大事ですよね。