観終わって後悔しています。劇場で観るべきでした。
みなさんの評価のとおりヴィジュアルが素晴らしい。こういうのは劇場で観ないともったいない。
去年の5月くらいから映画を観始めて1年目に分かったことは>>続きを読む
地元の田舎駅に勤め始めた青年が大人になろうとする物語。
侵攻したナチス・ドイツの役人や兵士と、チェコスロバキアの田舎駅で働く者たちの対比の中で物語が進んでいきます。
侵攻された側の人たちが全然悲観>>続きを読む
いやぁ、良かったです。
併映の『とうもろこしの島』も良かったですが、これも大好きです。
戦争と人間の関係を観る映画。
ジョージアとアブハジアが戦ったアブハジア戦争の前線近くのみかん農家が舞台。主人>>続きを読む
1978年、岡本喜八監督のSF作品。
UFOが出没しているらしい。
血が青い人間がいるらしい。
社会に流れる不穏な空気、正体不明の恐怖を味わいました。
そんな中で進む愛の物語。
その真ん中にい>>続きを読む
家事しかやったことがなかった未亡人エドナが家族や仲間たちと支え合いながら、困難を乗り越える物語。
世界大恐慌の頃、アメリカ南部のテキサスで。
夫が亡くなった。家を建てた時の借金を返済しなければなら>>続きを読む
文句無しに面白い。
いいから俺の好きなようにやらせろ。細かいところまでこだわるからな、お前ら1秒たりとも気を抜くんじゃないぞ。
ギレルモ・デル・トロ監督のそんな渾身の一発なのではないでしょうか。彼>>続きを読む
ひとりぼっち達の群像劇。
一歩だけ寄り添えられれば世界は変わるはずなのに。
タバコをくれたお兄ちゃんのように。絆創膏を貼ってくれたお姉ちゃんのように。
函館三部作の1作目ですが最後に観ました。『>>続きを読む
1954年から8年間続いたアルジェリア戦争における闘いの物語。
アルジェリアを130年間支配したフランス。そのフランスから独立しようと立ち上がった民族解放戦線(FLN)がゲリラ活動を行い、それをフラ>>続きを読む
昨年2015年の山形国際ドキュメンタリー映画祭の優秀賞、観客賞作品。
2003年イラク侵攻が始まる前と、首都が陥落した後のイラク市民を映すドキュメンタリー。
侵攻前の第1部では、戦争への準備をする>>続きを読む
同じ時代に同じ音楽を同じ歳の頃に聴いていましたので、この作品の世界に冒頭から没入。
オリジナルの曲もいいですね。それが出来上がっていく過程にワクワクしました。
初ギグの最後の曲が始まった瞬間の「や>>続きを読む
南で家族を装って活動する北朝鮮工作員たちの物語。
しくじると自身ばかりか、北で暮らす家族にも制裁が及ぶ。家族を守るためにキツイこともやらねばならない。
家族を「人質」に取られた工作員の苦悩が描かれ>>続きを読む
あー面白かった。
訳あってまだ感想を書いておりませんが、昨日『シン・ゴジラ』を観ました。で、庵野さんが敬愛しているという岡本喜八監督作品を観てみようかと。
時は幕末、ところは今の静岡のあたり、米国>>続きを読む
故郷パレスチナの閉塞感から抜け出したい男の物語。
少年ムハンマドは、愛する姉から「あなたの声は特別」と言われ「スターになって世界を変える」ことを約束させられる。
青年になったムハンマドは「ここ」か>>続きを読む
チリ、アジェンデ政権3年間の終わりに起きたことを記録したドキュメンタリー。
世界で初めて選挙により成立した社会主義政権がブルジョワの抵抗を受ける様子を映す第1部、軍部によるクーデターまでを映す第2部>>続きを読む
いやぁ、言葉が出ません。
呑み込めていない部分があり、言い切れませんが、たぶん傑作です。
アブハジアとグルジア(ジョージア)の間を流れる川。その川は雪解けと共に肥沃な土を下流に運び中州を作る。農民>>続きを読む
時空がねじれて起きることを、音楽、映像、ストーリー展開の妙で見せる映画。
論理的には呑み込めない部分がありそうな世界に問答無用で引っ張り込まれました。よく分からないんだけど、鳥肌が立っちゃう、涙が出>>続きを読む
1981年、北アイルランドの刑務所におけるIRA囚人リーダー、ボビー・サンズの闘いの物語。
今年は『ブルックリン』、『シング・ストリート』など、アイルランドを舞台とした作品が公開されていますが、アイ>>続きを読む
冤罪と目されるサッコ・ヴァンゼッティ事件を描いた社会派ドラマ。
1920年アメリカのボストンにおいて、イタリア移民でアナーキストのサッコとヴァンゼッティが強盗殺人の容疑で逮捕される。
物的証拠がな>>続きを読む
ヴィクトル・エリセ監督、すごいです。これも傑作でした。
少女の父親との思い出の物語。
やさしい気持ちに、哀しい気持ちになりました。
「エル・スール」は「南」を意味する。父親はスペインの「南」の出>>続きを読む
感情の爆発を観る映画。
社会でうまくやっていくためには、我慢したり自分を隠したりしながら周りと折り合いを付けていかなければならない。
それが大人。
社会の中でうまく立ち回れていたら、それで十分だ>>続きを読む
2066年、シンガポール。
2014年のフィルムだ。絶望するから、俺が死んだら観ないで焼いてくれ。
遺言を破りそのフィルムを観る、という形式で映し出されるシンガポールの歴史。
虚構も混じっている>>続きを読む
感激しています。傑作でした。
幼い少女の死生観を形成する断片を観る映画。
時は1940年頃、舞台は内戦終了直後のスペインの村。
村の公民館での上映のために興行者が車で映画のフィルムを持って来ると>>続きを読む
スウェーデン映画祭2016にて。
寝不足で何度も居眠りしちゃって理解できませんでした。でもレビューも無く、インターネット上にも日本語での情報が無さそうなので、あらすじをちょっと書きますね。
田舎町>>続きを読む
女性ロックスターの元祖、ジャニス・ジョプリンを振り返るドキュメンタリー。
作り手の、極めて客観的な態度がうかがえます。関係者の証言と本人の生前のインタビューをあくまでもフラットにつなげています。>>続きを読む
吹替え版に声出演しているジャニーズ目当ての妻に付き合って鑑賞。
観たい映画が他に積み上がっているので躊躇しつつ、たまにはいいかと…。
古代エジプト、神と人間は同じ世界に住んでいた。王になりそこねた神>>続きを読む
黒澤明監督、1949年の作品。
軍医の時に手術中、誤って梅毒スピロヘーターに感染した男の物語。
男には戦地に赴任する前から待っている婚約者がいますが、スピロヘーターをうつしてはならぬと婚約を破棄し>>続きを読む
悪ガキ2人が保安官のパトカーをおふざけで乗り回し、小悪党の保安官がそれを捕まえようとする話。
おもしろい。
ズレてるんだけど、おもしろい。
意図的にズラしておもしろさを引き出しているのであれば傑作>>続きを読む
おもしろい。
CIAというのは何でもアリの巨大組織だというのが大前提。
おそらく過去に、そのCIAに戦闘能力をインストールされるも封印されていたダメ男が覚醒してCIAと闘う物語。
巨大組織を相手>>続きを読む
耳の聞こえない映画監督、今村彩子さんが沖縄から北海道まで自転車で旅するドキュメンタリー。
監督が被写体となるドキュメンタリーなんですね。ドキュメンタリーにおいて監督が被写体をコントロールしたらヤラセ>>続きを読む
生みの親を探すエリザの物語。
フランスには匿名出産という制度があるそうです。事情により親が自身では育てられない状況において子供を守るための制度であり、一方で親も守秘義務により守られる制度のようです。>>続きを読む
エルマンノ・オルミ監督長編処女作。
ダム建設現場、工事休止中の冬の測候所にこもり働く男二人の物語。
とても不思議な体験でした。
男二人の物語、と書きましたが、物語なんて起きないんです。初対面のシ>>続きを読む
キャロルとテレーズ、女性同士の愛の物語。
同性愛の物語というと、世間からの偏見や差別との闘いをステレオタイプ的にイメージしてしまうのですが、この作品ではそれがありません。
闘っている相手は自分自身>>続きを読む
山で生きるおじいさんとおばあさん、それを支える家族のドキュメンタリー。
戦後、山を切り拓き農業を始める。食えるようになると親兄弟を呼び寄せ大家族で暮らした。その後娘たちの教育のために山を出て都会に。>>続きを読む
家族を捨ててミュージシャンの道を選んだお母さんリッキーの物語。
内容は、ちょっと浅いかなあ。リッキーと娘、リッキーと元夫、リッキーと元夫の後妻などなど、いろんな軸が出てきますが、どの困難や葛藤も何と>>続きを読む
第4代バイエルン国王ルートヴィヒ2世、在位22年間の物語。
音楽や騎士伝説に憧れる気持ちに従って国費を浪費していく。普墺戦争参戦に反対するも賛成派に押し切られると現実から離れて行く。
現実から逃れ>>続きを読む
監督が自身の家族の過去と今を映すドキュメンタリー。
暴君の父と父以外の家族との対立、家出。特に兄は父を憎んだ…。
10年振りに兄が父と会ったことをきっかけに、この映画が構想されたそうです。
極め>>続きを読む