いやいや、久しぶりに心が震えるほど面白いものを見つけてしまいました。
バンド2組とアイドル1組のライブドキュメンタリー『モッシュピット』の40分間の予告編。
よく分かんないけど何か心惹かれていた同>>続きを読む
ろう者の「音楽」を感じる映画。
「ろう者にも音楽のようなものがある気がする」。そんな監督の想いから始まった作品とのことです。
僕は、ろう者の音楽が確立されていて、その秀でたパフォーマンスを観る映画>>続きを読む
『きっと全て大丈夫』、『あなたは私の誇り』、『なんて素敵な日』の3部作をひとつの作品として編集したバージョンで鑑賞。
描きたいものをインスピレーションに従って、こだわりを持って作り込んでいる感じがし>>続きを読む
衝動に身をゆだね、破滅が見え隠れしていても突き進む。ちょっとやり過ぎたなと半分後悔しながら、更に突っ込む瞬間の快感。
でも、正気に戻ったときに大きく後悔する。
そんなのは身に覚えがあります。
け>>続きを読む
最高に美しい映画。
最高にイヤなヤツが、何かを掴む瞬間を映します。
その瞬間が最高に美しい。
新作発表会開演直前の舞台裏3連発。普通は大舞台の出番に向けて集中を高めたい時間なのではないかと想像し>>続きを読む
深く掘ってみたいと思いながら、なかなか観られていなかったデンマーク映画。本日ようやく1本鑑賞できました。いやはや、あきれるほどにトコトン突っ込みますね、人間の負の部分に。
人間の暴力を観る映画。>>続きを読む
帰還事業で北朝鮮に1人移住した長男と日本に残った在日朝鮮人家族の物語。
脳に腫瘍が見つかった長男は、治療を受けるため25年振りに日本に一時的に戻ってくる。
日本にいる間中、見張りが付いているし、平>>続きを読む
写真と朗読のみで構成された詩映画。
太平洋戦争、朝鮮戦争で荒廃した韓国で生きる10才の少年ユンボギの生きる姿が謳われる。
ロクデナシの父親に愛想を尽かして出て行った母親に代わって働くユンボギ。10>>続きを読む
東京・池袋の新文芸坐のシネマテークにて。
若き青年が就職し、会社の中で働き、恋をする物語。
青い春のときめき、戸惑い、哀しみを観る映画。
ときめきにはあまり身に覚えがありませんが、戸惑いと哀し>>続きを読む
メキシコ麻薬カルテルの悪から自分たちを守ろうとする市民を映すドキュメンタリー。
連邦警察には任せておけないと、カルテルに対抗するために立ち上がった医師ミレレス。彼を中心に自警団が結成されます。
自>>続きを読む
元ナチスの高官アドルフ・アイヒマン裁判の記録映像を、ハンナ・アーレントの裁判レポートに沿って編集したドキュメンタリー。
全編、裁判の映像です。
全編、アイヒマンの言い訳です。
アーレントのレポー>>続きを読む
引き続き「孤高の天才・清水宏 没後五十年メモリアル」。
時は戦前、不景気の時代。伊豆の天城街道を走る長距離乗合バスの運転手「有りがとうさん」と、バスに乗る人たち、すれ違う人たちの物語(今風に言うと、>>続きを読む
お母さんの愛を観る映画。
再婚した元夫に8才の息子を託したお母さんの物語。
水商売でお金を稼いで息子を育てて来ましたが、息子を元夫に託した後は、子どもたちと接していたいと、紙芝居屋になります。唄う>>続きを読む
戦争の一つの現場を観る映画。
第一次世界大戦下のイタリア・アルプス、雪の塹壕。間近に敵軍と対峙する一夜の物語。
色を消した映像、色を微かに残した映像が美しいです。人間の愚かな所業である戦争は、生き>>続きを読む
人間が2種類に分かれたら、何が起こるかを観る映画。
病原ウィルスの拡散により人類の大半が死滅。生き残った人間は、ウィルス耐性がある新タイプと、耐性が無い旧タイプの二つに分かれた。
二つは互いに依存>>続きを読む
終戦間もない結核療養所「健康道場」での恋の物語。
原作は太宰治。
これはこの世の出来事ではないですね。あの世の手前の待合室、という感じがしました。
「健康道場」の看護士の女性たちは、ギリシャ神話>>続きを読む
パレスチナの少女ミラルと、彼女に影響を与えた女性たちの物語。
国連が分割決議をし内戦が始まった1947年から、オスロ合意により自治政府が認められた1993年までのパレスチナを女性の目線から描いていま>>続きを読む
見送る姿を観る映画。
売れないメタルバンドのエイキチが7年振りに里帰りする。父親が病気で倒れて余命短いことが分かる。その時エイキチは、家族はどう振る舞うか…。
これ、最高に面白いです。
結構ブラ>>続きを読む
哲学者ハンナ・アーレントの人間の悪に関する深い考察を聴く映画。
アーレントは第二次世界大戦中にアメリカに亡命したドイツ系ユダヤ人。イスラエルで行われたアイヒマン裁判を傍聴し、『イエルサレムのアイヒマ>>続きを読む
グロ過ぎる…。観た直後の感想は、これしかありませんでした。グロ耐性が低い僕には刺激が強過ぎました。
ゾンビ映画は観たことがなかったんですよね。たぶん苦手だと思っていましたが、やはり苦手でした。
少>>続きを読む
今年一番の驚き。
なんだこれ、すげー。
何がどううまいのか僕には解読出来ませんが、どっぷりハマりましたよ。展開が面白すぎて、スクリーンに吸い込まれます。でも、説明を端折られて「何?何?」ってなります>>続きを読む
今月21日に亡くなったプリンスさんのご冥福を心からお祈りします。
アルバム『Purple Rain』は高校時代に何度も何度も聴きました。毎日こればっかり聞いていた時期もありました。iPodもなければ>>続きを読む
今敏監督の力を思い知らされる映画。
アイドルから女優に転身した美麻に起こる奇妙な物語。
劇中劇、夢と現実の入れ子構造に混乱させられ、もう一人の自分に追い込まれる美麻を見つめて何が何だか分からない恐>>続きを読む
「ピンク映画の四天王」の一人、佐野和宏の監督・脚本・主演作品。監督するのは実に18年振り。
と言っても18年前を知りませんので何の感慨もありません。ごめんなさい。
男の不細工な愛を観る映画。
下>>続きを読む
農民詩人、木村迪夫さんを映すドキュメンタリー。
農業と表現活動。
戦争で祖父、父、叔父を亡くした小作農の長男の迪夫さんは、敗戦後、貧しい中で祖母、母と共に働きます。その時、11才。
戦争で2人の>>続きを読む
1960年、逃亡先のアルゼンチンでモサドにより身柄を確保された元ナチス親衛隊将校アドルフ・アイヒマン。イスラエルで行われた彼の裁判のテレビ中継に心血を注いだ男たちの物語。
ナチス残党の脅迫の恐怖、仕>>続きを読む
不気味で難しい映画でした。重層の入れ子構造で、不安と恐怖に追いやられました。
東日本大震災を巡る、亡くなった者と生きている者の物語。
社会心理学者の瑛子は、震災の予知夢に興味を持っています。大きな>>続きを読む
スリランカ内戦を逃れるため、見ず知らずの女と少女と偽装家族になり、難民審査をパスした元反政府兵士のディーパンの移民先フランスでの物語。
異世界である移民先での貧困と恐怖、
偽装家族間の心のすれ違い、>>続きを読む
何からどう感想に書けばよいか分かりません。ショックで頭の中が混乱しています。いつも以上に脈絡が無い文章になりそうですが、書いてみます。
パレスチナ、自爆攻撃の実行役に選ばれたサイードの葛藤を観る映画>>続きを読む
閉じ込められて失くしたものを思い出す姿を観る映画。
18才から56才まで、心の病で病院に入院していた男が、東日本大震災による転院をきっかけに、とっくの昔に病が完治していることが分かり、外>>続きを読む
正義とは何か…。
それを問いかけられる映画。
メキシコ麻薬カルテルに立ち向かう特別任務に抜擢されたFBI女性捜査官が闇を彷徨う物語。
緊張と弛緩のオープニングから、次第に緊>>続きを読む
麻薬カルテルに乗っ取られた街を映すドキュメンタリー。
アメリカとの国境の街、メキシコのフアレス。
麻薬カルテルの邪魔になる者は容赦無く殺される。見せしめのためにその動画がインター>>続きを読む
女学生の頃に出会ったひとを想い続け、ひたすら追いかける純愛物語。
引退した往年の大女優が取材を受けて、昔話をする形式で話は進みます。取材をするのは、その女優の大ファンの映像制作会社社長と>>続きを読む
人が人を想うとはどういうことかを観る映画。
日記を通じて成長し、恋をする物語。
定職の無いダメ男が「ここなら働かせてあげるよ」と言われてやって来た山奥の湖に浮かぶ水上学校。生徒は>>続きを読む
クリスマスイブの夜から元日にかけて起こる奇跡を観る映画。
ホームレス2人と家出少女の「3人家族」が、ゴミ捨て場で赤ん坊を拾うことから始まる親と子の愛の物語。
親と子、離れていても>>続きを読む
映画の世界に生きる人たちのみっともない姿を観る映画。
売れないクソ映画監督が、クソなりに何とかしようとする物語。
監督もプロデューサーも役者も、自分の欲求を満たすためにやりたい放>>続きを読む