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地方都市で生きる若者達の閉塞感が凄まじい日常を描く作品。
どこまで行っても消費者金融、パチンコ、カラオケ、ドンキ•••といった店が並ぶ国道20号の風景は、若者達の生活を支配していて、彼らにはあの場所>>続きを読む
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もしもヤルタ会談がオンラインだったら、というアイディア一本で進む短編。
コロナ禍だからこそ作られた実験的な作品だと思った。
あえてだとは思うが、キャラクター達の独特のコント的なテンションに乗っていけ>>続きを読む
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スコット・デリクソンがドクター・ストレンジを蹴ってまで作りたかった作品!ということで、ちょっとホラーを期待しすぎた感があるけど、どっちかというとITとかに近いのかなと感じた。
少年フィニーの住む町で>>続きを読む
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個人的になかなか楽しかった1作目から、そこまで間を空けずにリリースされたソニック実写映画2作目。
今作では、前作でキノコ惑星に飛ばされたドクター・ロボトニックが、凄い力を秘めたエメラルドを求めて転々>>続きを読む
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きらら系随一のヒット作の劇場版。
何だかアニメシリーズからのタイムジャンプは色々と思うところがある人がいそうだなと思いつつも、社会人になった彼女達が故郷・山梨にキャンプ場を立てようと奮闘するストーリ>>続きを読む
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シン・ゴジラに続く、庵野フィルターを通した特撮シリーズの再構築。
ゴジラの時と同じく、ウルトラマンに全く思い入れがない私ですが、ゴジラはあたふたする行政のアレっぷりがとても面白かったけど、今作は割と>>続きを読む
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不朽の名作を10年以上ぶりに再鑑賞。
映画監督として活動するトトが、故郷の母親から子どもの頃に交流していたアルフレードが亡くなったことを告げられ、アルフレードと大好きな映画館と共に過ごした幼少期と青>>続きを読む
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1970年代のLAを舞台に、歳の差10歳の2人の恋を描いたPTA監督作。
子役として活動するゲイリーが、写真撮影の仕事をしているアラナと偶然出会い、付かず離れずの微妙な距離感を保ったまま付き合ってい>>続きを読む
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伊坂幸太郎の原作はもの凄く昔に読んだっきりなので、細かい内容は忘れていたのだけど、これをハリウッドのフィルターを通すと、トンデモ日本描写の中でスターが意気揚々と躍動する痛快な作品になっていた。
殺し>>続きを読む
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中川監督にとってはかなりの挑戦作だったのではないだろうか。
観終わった後にそんなことを考えた本作。
震災で親友のすみれを失った真奈の葛藤を通して、もう一度前を向いていくまでを描く•••となると、近し>>続きを読む
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20歳で難病にかかってしまい、余命10年を宣告された主人公の話。
所謂難病モノなのだけど、この手のやつは本当に辛くなってくるから苦手なのかもしれない。辛いが先に来てしまって、泣くとかは無いんだよなぁ。>>続きを読む
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犯罪に手を染めて転落していく3組の若者たちをオムニバス形式で描く佳作。
3組が同じスーパーの一時点から分岐していくのが面白い。
家賃滞納して追い出されるのを回避するため、素人なのに麻薬取引に手を染め>>続きを読む
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前作から約10年ぶりとなるスクリームシリーズの正統なる続編。
もちろんネーヴ・キャンベル、デヴィッド・アークエット、コートニー・コックスの3名はちゃんと出てて、彼らはやっぱり大事にされてるなぁと思った>>続きを読む
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これはなかなかの良作ホラー。
仕事の面接のためにはるばるデトロイトまでやってきた女性・テスが、Airbnbで借りた家にキースと名乗る男が先にあがりこんでいたことで、警戒しながらも夜を明かすが•••。>>続きを読む
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ダサくてカッコ悪くて情けない男たちの熱い物語であったサイタマノラッパーの続編にして、もはや埼玉じゃなく群馬に舞台を移した女子ラッパーの物語。
思い描いていた夢とかけ離れた現実の自分に葛藤しながら、そ>>続きを読む
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男女5人の人間模様を描く濱口監督作。
これで卒業制作というのには驚愕する他ないのだけど、やっぱり早い段階から面白い作品を作っていたんだなぁと思い知らされた。
最近観た濱口監督作の中では、ハッピーアワ>>続きを読む
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浪人生の朔子が叔母の家で経験する一夏の日常。
宅飲みのシーンを筆頭に、朔子とタカシが直面する大人達のややこしい関係性に巻き込まれていく様が、静かな空気の中でとてもピリッとした辛味があって、深田監督の>>続きを読む
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連続殺人鬼の看護師が犯行を自白するまでを描いた実録ドラマ。
二児のシングルマザーで、心臓に疾患を抱えている看護師のエイミーの視点で描かれており、前半は彼女の職場に新しく雇われたチャーリーが、疲れ切っ>>続きを読む
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一体のミイラを巡る黒沢監督節全開のホラー。
ビニールのヒラヒラやそんなのどこにあるのっていう焼却炉だったり、得意の廃墟を中心とした退廃的な雰囲気や、この世ではないモノが画面をインアウトしていく演出は>>続きを読む
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バットマン映画の新たな方向性。
ゴッサムで起こる連続殺人事件の現場に残された手がかりを元に、探偵ばりに謎解きして、殺人鬼リドラーを追うストーリー。
全編に渡ってダークなトーンで、ノーラン版のバットマ>>続きを読む
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前作も相当ぶっ飛んでいたデュクルノー監督の最新作にして、カンヌでパルムドールに輝いた作品。
事故で頭にチタンが埋め込まれて、車に性的興奮を覚える女性の話、という情報しか把握してなかったので、どうやっ>>続きを読む
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男娼のリュウに狂わされていく男たちの話。
濱口監督の作品では珍しく直接的な暴力描写や、韓国との合作というのが異色な感じ。
ストーリーに面白みはあまり感じられなかったけども、事務所のマジックミラーとか>>続きを読む
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ゲームは1作だけプレイしたことがあったので、気になって鑑賞。
ネイサンもサリーも若返らせたのはちょっと違和感あったけど、商業的にはしょうがないのかな。個人的には縄アクションが観たかったが。
お宝探し>>続きを読む
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ヒッチコック製スパイスリラーということで、お得意の感じかなと思ったら、全編に渡って緩い空気感というか、ツッコミどころが多くてそういう意味で面白かった怪作。
スパイにしてはツメがめちゃくちゃ甘かったり>>続きを読む
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濱口監督による5時間超えの大作ということで、そのあまりの長尺っぷりに身構えていたけど、終始感じる居心地の悪さに何故か見入ってしまう不思議な作品であった。
出演者のほとんどが演技経験のない人だったとい>>続きを読む
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押井守版攻殻機動隊の第2作目。
1作目からのアニメーション技術の進歩が顕著で、今でも全然新鮮に観れる映像美に目が行くが、これはやっぱりネットにいつだって繋がっているとはいえ、バトーの草薙素子への届か>>続きを読む
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押井守版攻殻機動隊ということで、私はS.A.Cから入って後追いで観たのだけど、
オリエンタルな音楽や背景、少佐が自身の存在に揺れ動くものを感じていたり、随所でテイストが違って、これはこれで楽しめた。>>続きを読む
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2nd GIGから地続きになっている劇場版。
いきなり少佐が9課を抜けて、2年が経っているというのがビックリするけど、仕切りが義体化したトグサになってるみたいな変化がまず楽しい。
やっぱり少佐がいな>>続きを読む
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ロバート・デ・ニーロ主演のファミリードラマにして、イタリア映画のリメイク作品。
妻に先立たれた男が、成人してバラバラに暮らしている4人の子どもに会いに回る中で、自分の子ども達への接し方とかを見つめ直>>続きを読む
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The少女漫画っぽいのを撮ってる映画部の中で、時代劇に魅せられてくすぶっているハダシが、仲間を集めて時代劇を撮る話。
なんだけど、そこに未来からハダシの映画を観に来た凛太郎というタイムリープの要素が加>>続きを読む
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治安が悪いことで知られるコンプトンから誕生したテニス界のスーパースター、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹。
一本筋が通ってるけど変わった教育方針の父親により成り上がっていく様を描く実話ベースの作品>>続きを読む
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ケネス・ブラナー監督による、故郷ベルファストへのラブレターのような郷愁たっぷりの作品。
宗教で分断された「みんな家族」な街・ベルファストでの暮らしを描いていて、モノクロの演出も相まって、哀愁が凄い。>>続きを読む
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ロン・ハワードの十八番である実話を描いた強烈な作品。
まだ記憶に新しいタイの洞窟に閉じ込められた13人の少年達の救出作戦を描く。
詳細は全然知らなかったのだけど、片道6~7時間もかかる洞窟を往復して>>続きを読む
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めちゃくちゃ有名な古典をあのスピルバーグがリメイク。
白人のコミュニティである「ジェッツ」とプエルトリコ系のコミュニティである「シャークス」が幅を利かせるニューヨーク。
ジェッツの元リーダーで、刑務>>続きを読む
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家族の中で唯一耳が聴こえる主人公ルビーが直面する、家族と夢との間の葛藤、家族の愛を描く。
本年度のアカデミー賞作品賞受賞作ということで、勝手に作品賞受賞作と相性が良くないと思っている私にとっては、>>続きを読む
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列車内で突然失踪した老婦人の行方を追う男女。ヒッチコックにしては珍しく巻き込まれ型ではないストーリーだと思った。
登場人物の紹介を兼ねた列車が足止めを食らったホテルでのやり取りは若干退屈だが、列車に>>続きを読む