タカシさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

エスター(2009年製作の映画)

4.1

『あのね悪いのはエスターなんだよ、といってもネタバレにはならない』


作りは完全にホラー映画。画面の画づくりとか、音楽とか、効果音とか。

しかし実はスーパーナチュラルな要素はほぼまったくない作品
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.7

『シャマランよ、今まですまんかった、そして、ありがとう』


一時期のスランプから嘘のように脱したM・ナイト・シャマランの最新作は前作「スプリット」でほのめかされていた「アンブレイカブル」の直接の続編
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.5

『スタローンももう72歳…』


あのドラゴ戦から30年たったって言ってんだもんね、そりゃみんな年とりますわ。

という訳で、「ロッキー」シリーズのスピンオフ「クリード」の第二弾。原題にナンバリングが
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ブリット(1968年製作の映画)

4.6

『なんだ、今観ても面白いじゃないか』


スティーブ・マックイーンの代表作の一つにして、全てのカーアクション映画の始祖。
もう何年も前に観て本当に久々の再見。
なんかさ、他の人のレビューで「今見ると大
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.8

『ソラリスの地におりたった私の前には何が訪れるのだろう?』


アンドレイ・タルコフスキーがポーランドの作家、スタニフワフ・レムの小説を映画化した、かの「2001年」に比肩しうるSF大作。

今から
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狩人の夜(1955年製作の映画)

4.3

『口で説明しづらい傑作さ』


この度購入しました「狩人の夜」ブルーレイのストーリー説明にはこうあります。

「父親の遺した金はどこだ!?
身の毛もよだつ恐怖の説教師ハリー・パウエルが幼い兄妹の継父に
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スーパーマン(1978年製作の映画)

4.3

『クリストファー・リーヴになら抱かれてもいい』


もちろん私の恋愛対象は基本的には女性ですので勘違いなさらぬように。

そもそもヘンリー・カヴィルの顔からしてあまり好みではないわけですが、そ
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2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

5.0

『このレビューは長くなるであろう』


まずこのFilmarksにはふたつの「2001」が登録されています。その説明から。
1968年の公開当時、148分でした。序曲、休憩、終曲の真っ黒な画面を含んだ
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.5

『スタン・リーよ、永遠に』


軽い鬱状態がずっと続いていて、劇場での映画鑑賞はひと月半ぶりなのです。
久々のヒーロー映画という事で重い腰を上げて観に行って来ました。

脚本家の名前がたくさんあると作
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.5

『「北島マヤ…あの子は天才よ!」という映画』


足が人より早い、早い球を投げられるといった目に見える分かりやすい天才というものはいますが、小説の天才とはどんなもんなんでしょう?

現物の小説を観客は
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.6

『もうちょっとやそっとの面白さじゃ納得いかないの 』


世紀の傑作にして大問題作、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」公開後のMCU最新作。

もっと「IW」の裏側ではこんなのんきな事が起こっ
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

4.0

『まるで香港映画みたいだった』


というのもwikiを見てみると完全に米中合作と書いてあって納得。

こないだザ・ロック様が巨大狼やらトカゲやらと戦ってる作品を観てた訳ですが、今回はステイサムです。
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.8

『え~続編は「オーシャンズ9」「オーシャンズ10」でいいの?』

で、ダニー・オーシャンの息子が活躍するお話は「オーシャンズ14」? 逆に「オーシャンズ5」?

実はこの有名なシリーズ、私は観たことな
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変態だ(2015年製作の映画)

1.0

『逆に星1つをつけるのは最大の賛辞なのではないだろうか』


原作脚本みうらじゅん監督安斎肇主演前野健太という組み合わせならば、むしろ場外ホームランか頭部にデッドボールで退場かのどちらかになることは目
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.8

『なんでゾンビが息切らせてんだよ』


それは生身の俳優が演じているから。

ラジオで伊集院光さんが激オシしてるので観に行きました。伊集院さんの「ジャンルを紹介することすらネタバレ」という言葉を聞いて
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

『get outというセリフが聞きたくて字幕版を観る』


もっと「ターミネーター2」のロバート・パトリックみたいなget out(ヘリコプターのパイロットをおろす時のセリフ)が聞けると思ったんだけど
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教科書にないッ!(2016年製作の映画)

3.0

『ハードルを下げろ! ハードルを下げまくれ!』


多分死ぬまでに人が観られる映画の本数は決まっている。どんなに頑張ってもそんなに増減はないだろう。

Amazonプライムの一覧を観ていてついフラフラ
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.9

『(96年にタイムスリップして)トム、やめられなくなるよ、これくらいでやめとかないとアクション中毒になっちゃうよ!』


トムの看板シリーズ開幕の第一作。

もう大好きな一作なんですよ。
もしかしたら
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コマンドー(1985年製作の映画)

3.3

『正直、TV放送の度にBuzzる意味が分からない…』


TBSラジオ「アフター6ジャンクション」の特別企画、ニコ生中継アリの「アフター6ジャンクション特別編」の出演者と一緒に映画作品を観る企画にて。
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.7

『トム、あんた死んじゃうよ、いい加減にしないとホント死んじゃうよ!』

『MX4D観賞後の追記あり』
結論から言うと一本の映画作品として「ゴースト・プロトコル」「ローグ・ネーション」にはいまひとつ及ば
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.2

『だって前作の原題も「インクレディブル一家」じゃん』


前作はすっごい面白くて大好きな一作だった。
なのでその続編は楽しみでもあり蛇足感もあり、と複雑な気分。

結果観て思ったのは、とても面白くはあ
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バオ(2018年製作の映画)

3.0

『ディズニーの同時上映短編にいつも乗れない私』


シネコンで観るとね、超額縁上映になるので注意が必要だぞ!(注意してもしょうがないけどね)

中国人が主役だといろいろ勘繰りたくなるものの、そこはひと
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アンドロメダ…(1971年製作の映画)

4.8

『おっさんとおばちゃんだけの映画』


「ジュラシック・パーク」の原作者マイクル・クライトンの大出世作が原作のSF映画。

落下した人工衛星に付着した殺人細菌と科学者との戦いを描く。

実は私、この作
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.8

『変な映画だった』

なんかすごい変な映画だった。

基本、観た映画の感想はすぐに書くんだけど、なんだかうまくまとまらず1日持ち越し、まだ上手くまとめる自信はありません。

事前に聞いていたストーリー
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トライアングル(2009年製作の映画)

4.0

『結局、トライアングルとはなんだったのか』


ループもの、といえば「恋・デジャブ」とか「オール・ユー・ニード・イズ・キル」とか思い出す訳ですが、本作はおそらくちょっと変化球のループもの。
挙げた二作
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.5

『ディズニーは金の卵を生むガチョウを殺しかけているのか?』


うーん。

つまらなくはない。
つまらなくはないんだ。

ただ、これはスターウォーズの一挿話でなければ、わざわざ語られるほどの物語なの?
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.1

『もう猫ヶ島でも虎ヶ島でもなんでもいいじゃん(いやよくない)』


基本的な本作品の成り立ちがよく分からないので、「なんで日本なの?」という根本的な疑問がぬぐえないのだがまあそこは横に置いといて。
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ウィッチ(2015年製作の映画)

4.2

『魔女はどこへ』


舞台は1630年のアメリカ、ニューイングランド。アメリカへの入植が始まってまだ数世紀くらいか。
アメリカ北部の薄暗い雰囲気が全編を包む。

この作品を単純に魔女あるいは悪魔の仕
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

1.9

『緑より赤が強い』


私は多分イーライ・ロスとは合わない。

「食人族」のリメイク的作品、と聞けばあらゆる手練手管での人体損壊を描く事こそが、この作品の存在意義だろうに。

ところが話は一向に進まな
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.9

『ranpageで調べたら「大暴れ」と意味が出た』


「大暴れ」という脚本をもらって、主演しプロデューサーを勤める男、ザ・ロック。だから好きなんだよ、ロック様。
つい最近ロック様の映画観たばっかりだ
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星(2018年製作の映画)

3.5

『そして、ガンダムは立つ』


安彦良和原作マンガ「THE ORIGIN」の過去編部分のアニメ化第6弾にして完結編。本編が今後どのようにしてアニメ化されるのか私は知らない。

太平洋戦争中期における大
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.6

『ここに「ターミネーター」のあらすじを書いても違和感はなかろう』


デッドプールが偉いなあと思うのは、何と言ってもマスクを外したがる他のヒーローに比べ極力戦闘中にマスクを外さない事だよ。俳優のエゴは
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.0

『NANA』


もう困っちゃうよね。
小松菜奈かわいいんだもん。
評価とかもうどうでもいいよ。
5だよ5。
彼女の登場シーン以外を全部カットして一時間の作品にしても5だよ。

まあそうも言ってられな
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.0

『タイトル代替案「エリ 真夜中のともだち」』


スウェーデン映画というのは多分初めて観るかな。
と思って調べるとベルイマンと「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」は観てた。
スウェーデンったって夏の景色
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

4.6

『モリーはおっぱいも盛り盛り~(すまんっ)』


実在の元スキープレイヤーにしてポーカーゲームの運営者だった女性の波瀾万丈の半生を描く。

脚本監督のアーロン・ソーキンの「ソーシャル・ネットワーク」や
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.2

『ボカシが遠くから追ってくる』


デトロイトは廃墟の街だな。
あそこに住み続ける人の気が知れない、というと言い過ぎだけど。「ドント・ブリーズ」と同じ街だよ、やっぱ気が知れないよ。

怖いものが追い続
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