絶対に負けられない戦いがここにはある・・!
今年も5月がやってきた!ただの1ヶ月じゃない。もう29年間も続けてきた男たちの意地とプライドが激突するフルパワーの鬼ごっこの季節がやってきたのだ。迫り来る老>>続きを読む
人生そのものが歌になる。その音楽は想いを乗せて二人の人生を新たなスタートラインへ連れて行った。そこに剥き出しの感情が乗車して、音楽は心揺さぶる歌となる。どんなに崖っぷちでも、将来が不安だとしても、音楽>>続きを読む
それは完璧という名の不協和音。狂気の連鎖の幕は開き、毒色の流血が這い出るように蠢き立つ。何度もトリップするストーリー、伝染していくかのように狂気の業火が燃え盛っては、次第に物語は地獄のような展開を見せ>>続きを読む
人生の最晩年をのしのしと歩く。死を眼前に見据えながら、ただ生きる。もう残り少ない命の火をマイペースに燃やしながら、一人の老人が死を見つめ、抗えない恐怖と手を取り合いながら歩いていく。毎日は淡々と過ぎて>>続きを読む
アルマゲドンの20年後に炸裂する完全中国産の大スケールSF大作がNetflixで登場!本国でウルトラメガヒット(国内歴代興行収入2位!)となった本作は、パラレルワールドもビックリの奇天烈設定を論理性も>>続きを読む
メガネのレンズが割れるたび、二人の愛にヒビが入っていくような気がした。むしろ、それは愛と呼べたのか分からないけれど、妻の目線から見たゴダールは確かに彼女のことを愛しているはずだった。だが、彼女の脳裏に>>続きを読む
迷えれば迷えるほどに人生は迷路のようにまとわりつく。不幸の連鎖に絡め取られ、もう逃げ場もないと思っても、たった一つの人生が確かにそこに佇んでいた。これは愛する人とただ生きる、そして悲しみを乗り越えるた>>続きを読む
暗黒の中を黒光りするそのボディ、閃光のような炎を放つ、怪獣の王にして破壊神ゴジラがハリウッドに再び降誕!その後の『キングコング』ともリンクする、モンスターバースユニバースの一作目として世に産み落とされ>>続きを読む
ついに新作公開ということですが、やはりメン・イン・ブラックといえばこの二人!現役時代のKことトミー・リー・ジョーンズと、まだ新米で坊や呼ばわりされてしまうJことウィル・スミスのタッグが、テラフォーマー>>続きを読む
映画史に残るほどのクールなオープニングを持つ、泥沼で足掻く仁義なき男たちの激闘!映画オタクの吸いも甘いも知り尽くした、キング・オブ・映画オタクこと、タラの全てが詰め込まれたパッション溢れるスタイリッシ>>続きを読む
爆炎に消える地獄絵図、愛も命も焼き尽くす狂乱のカオスが迸る『28日後』恐怖の続編!少しずつ積み上げてきた積み木が何かの拍子に跡形もなく崩壊するかのように、身勝手な愛の交配(または荒廃)が、夢も希望も木>>続きを読む
その一線を越えて初めて、見ていた景色が一変していたことに彼らは気付いた。だが、もう戻ることなど出来はしない。踏み越えた一線は遥か遠くへと消え去り、パニックは増殖の一途を辿っていった。ここにあったのはあ>>続きを読む
目覚めたら世界は終わりを告げていた。だが、その終わりの先にはまた底辺としての終わりがあり、その深海部に辿り着いた時、ついに始まりの鐘は鳴る。人間がいない景色とは何故にこんなにも美しいのか。静けさの中に>>続きを読む
この男にかかれば漏れなくどんな凄腕のミイラ取りもただのミイラになり下がる。最強の暗殺者vs暗殺者集団の死闘は、やはりというか静かなる豪傑マッコールの仕掛けたアリ地獄の完成度にひれ伏しては、悪役共がみな>>続きを読む
ブルジョワカーを乗り回すサンデードライバーには要注意!などという次元を完全に超越した高速道路爆走ドタバタコメディが、容赦ないしょうもなさと共に放たれる!地獄への160キロキープは狂気の沙汰じゃないし、>>続きを読む
まるで小説の中の主人公たちのように二人は出会い、もがき、それぞれに芸術家であり続けた。19世紀自然主義文学の提唱者にして偉大なる小説家エミール・ゾラ、そして近代絵画の父と呼ばれるほどに20世紀の芸術に>>続きを読む
とりあえず飲めば何とかなる!ハシゴ酒を極める男たちによる一世一代の超スケールの小さい酒場のロールプレイングだったはずが、あれよあれよと言う間に全世界を揺るがす一大スペクタクルへと変貌!エドガー・ライト>>続きを読む
壊れたように感じる心。映らなくなった古いテレビを乱暴に叩くかのように、彼女は自らを追い詰めながら生きていく。3.11の傷痕はあまりにも深く、残された大地と人々の心の底に逃れられない影を作った。それでも>>続きを読む
無かったかもしれない未来はこんなにもキラキラと輝いていた。いつ止まってもおかしくない命の呼吸を長引かせたのは、凛とした瞳を宿す妻の決意。愛することで呼吸は続き、そこから生まれる吐息のように幸せな日々は>>続きを読む
ドアはすぐそこ、いつでも降りられる列車の中で、降りるわけにいかなくなった60歳の保険セールスマンによる車内の激闘を描いた、ジャウム・コレット・セラ監督とリーアム・ニーソン4作目のタッグ作品!今作でのク>>続きを読む
彼の貫くパワーはもはやスーパーヒーロー級!妻への愛を一途に直進、猪突猛進貫けば、彼の夢はインドの女性たちの希望となった。信じられない嘘みたいな実話だが、この奇跡は決して彼一人の力だけでは成し得なかった>>続きを読む
病とは治したいと思った時点で病になる。実はこの映画はタイトル通りの物語で、少しの嘘もついていない。毒を持って毒を制すというべきか、水の奥底へと沈めば沈むほど、純度を増していくのは自身の葛藤そのものだっ>>続きを読む
ヒタヒタと忍び寄るのは金切り声のシューゲイズ、暗躍する狂気の所在は影のまま、その切っ先は恐るべき凶器となって振りかざされた。何者かに追われているかのような切迫感が画面上を支配しながら、物語は思いも寄ら>>続きを読む
この点数しか付けられない。ここまで全ての集大成を詰め込んで、しかも完璧な着地を決めることができた映画に中途半端な得点を付けることなど出来なかった。エンドゲームの名に相応しい大団円、もはや『ありがとう』>>続きを読む
全ては自分で蒔いた種だった。弱さという名の肥料によって肥大化した自業自得の修羅の道。悉く道を間違え、退路を塞ぎ、勝手にピエロを演じては、どうしようもなく袋小路へと迷い込む。彼はあまりにも弱かったが、主>>続きを読む
エンドゲーム鑑賞直前、最後のMCU予習シリーズその3!ついにこれにてMCUシリーズ完全コンプリートととなるアイアンマンの3作目!
アベンジャーズの激闘を乗り越えたトニーを待っていたのは、心を内側から突>>続きを読む
エンドゲーム鑑賞前、MCU最後の予習シリーズその2!ハルクといえばマーク・ラファロのイメージが強すぎるのもあって、MCUの中ではやや浮いた作品というイメージもあった『インクレディブル・ハルク』をようや>>続きを読む
エンドゲーム鑑賞前に見逃していたMCU作品、最後の予習シリーズその1!
アベンジャーズへの重要なHUBとなり、その後の主要キャラクターも次々と登場。苦悩する天才トニー・スタークによるアイアンマンの第2>>続きを読む
向けられた銃も軽々と奪い取り、カウンターで瞬殺する!正義の死神ことマッコールが、完全なる強者として敢然と悪に立ち向かう、イコライザーの一作目!フリーザ様のスカウターも爆発させるであろう、地球人を超越し>>続きを読む
みんながみんなヒーローにもヴィランにもなれる。それは愛に生きるか憎しみに生きるかの二択のようなもの。例え不幸な生い立ちだったとしても、ヒーローになれた者と進んで悪役を選んだものとでは雲泥の差があった。>>続きを読む
遠くで点滅していたサイレンが真紅になって押し寄せてくる。鮮血のライトを浴びた瞬間、男は復讐の鬼と化し、殺戮の修羅場が血飛沫をマグマのように暴発させた。オープニングはキング・クリムゾンの名曲『Starl>>続きを読む
オルゴールのような子守唄を聞かせてほしい。それで少しでも安らげるなら、恐怖を忘れて眠ってほしい。ビーチボーイズの『Wouldn't It Be Nice』がいつまでも鳴り響いていてほしかった。しかし、>>続きを読む
戦争なんてメイクの足しにもなりはしない。ただ、退屈なだけの日常が死んだように眠るだけだ。混沌としたガザの街で生きる女性たちの等身大を、美容室という庶民的な空間をステージにして解き放つ、戦争を真裏から凝>>続きを読む
その影の向こうに海がある。手招きするようにざわめく潮騒、そこはもう戻れない夢だった。揺れる天秤、乗せているのは夢と現実。十字路に立たされた時、彼女の身に究極の選択が待っていた。不穏なノイズ、翳る歌声、>>続きを読む
運命は優雅にダンスを踊れない。小さな四角形におさまるFoxtrot、ステップは秒単位、そのダンスは一瞬だった。上方から物体を角形に捉えるカットはピエト・モンドリアンの絵画のように抽象化され、画面の象徴>>続きを読む
悲しみは瓦礫のように積み上がり、廃墟のごとく打ち捨てられた。待つことのないユートピア、もう戻れない荒野の旅路。逃げているのか、進んでいるのかすらも分からない、今にも消えてしまいそうな灯火が、広大な大地>>続きを読む