ひろせさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ひろせ

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ブリスフリー・ユアーズ(2002年製作の映画)

3.6

おじさんおばさんどうしの交わりとか若いカップルの戯れとか
なんか生々しいシーンが多かった

性的な描写をそれらしくしとけば芸術っぽいぜ
みたいな風潮はきらい

でもこの映画はなんか嫌いになれない
全然
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真昼の不思議な物体(2000年製作の映画)

4.0

私にとっての初アピチャッポン作品であり、
これが彼の初監督作品らしい。

現実と虚構のボーダーが曖昧になる。

神話の創造ってこんな感じなんだろうか。

ううまた見たい!!!!

愚問だけど、本当のド
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(秘)色情めす市場(1974年製作の映画)

4.5

ロマンポルノって初めて見たのですが、
これはものすごい傑作!!

オープニングのかき氷を食べるシーンと女の台詞、
最後のまたにタバコを刺すシーンまで一瞬の隙も無く
印象に残る場面だらけ!!
空気人形の
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ボンボン BOMBON(2004年製作の映画)

3.3

「真面目な中年男が、一匹の白い大型犬との出会いを境に、少しずつ幸せを呼び寄せていくアルゼンチン発の心温まる大人のおとぎ話。」
とあったので、はなさかじいさんみたいなのを想像していたけれど、
ドッグショ
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ジプシーのとき(1989年製作の映画)

4.1

ジプシーは差別用語だけど
ロマはジプシーの一部だから適切じゃなくて
何て言ったらいいんだむずかしいな。

そんでこれは初のロマ語の映画らしい

アンダーグラウンドと比較すると
アンダーグラウンドのよう
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.8

長いな〜と思ったし途中は色々ごちゃごちゃした感想があったんだけど、ラストすごい。カタルシスがやばい。ずるい。ざばーーーっといろいろ洗い流される。
どう暗く終わるんだろう・・・って苦しみながら見てたとこ
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アイ・ウェイウェイは謝らない(2012年製作の映画)

3.0

艾 未未ってがいみみとも読むんだ。へー
社会活動家としての側面に焦点を当ててる印象
ていうか彼の芸術活動自体が社会活動としての意味を常にもつものなんだろうけど。最近は特に。

ドキュメンタリーとしては
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.0

いやあめっちゃ笑ったわよ。
キャラクター立ってるなあ〜。
宇野祥平も出てた嬉しい。

ないだろ〜〜!ってストーリーなんだけど細部がリアルだから違和感なく見れる。
ちょっと「セッション」ににてる、ああい
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.7

主人公が、自分がゲームの主人公であることに気づいて・・・みたいなゲームがあったんだけどなんて題名だっけ。思い出せなくてもやもや

きれいにしめたつもりだろうけど私はこれ怖かった。
こういうのの派生系も
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楢山節考(1983年製作の映画)

3.6


姥捨って本当にあったんだろうか。調べてみたいなあって思った。(直感的に、なんとなく、なかったんじゃないかなーって思うけど)

人間讃歌・・・?
私はなんだか、うーん、人間って何のために生きてんだろー
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

1.5

これ好きな人には本当に申し訳ないんだけど

車が自由落下するシーンでは笑ったんだけど
あれが本当の車を使ってると知って
もったいねーーーーー
って思っちゃうつまらない人間です。
ミニチュアとかでよかっ
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

1.0

なんとも点数つけるのが難しい…。

いやめっちゃ嫌いでした。笑
「独裁者と小さな孫」見た後で、勢いで見たことに心底後悔。
白石晃士好きだからフェイクドキュメンタリーのホラーは興味あって、食人族見てみた
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独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)

4.4

カンダハールに続いてモフセン・マフマルバフ作品は2本目。
彼は詩的で印象に残る画を撮るのが本当にうまい!!ファンになりそう。

いやはや、かーなり好きでした。
こういう寓話っぽいのツボだし子役もの大好
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

この作品については、どうやら映像が美しいらしいくらいしか知らず、イルファンカーン出てるじゃん!と思ってみたのだけれど…
予想以上によかったーー!
いや映像もだけど、ストーリーが!脚本が!構成がすごい!
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.2

ブエノスアイレスを見て、王家衛つぼだ!!と思ったので鑑賞。
本当は恋する惑星も挟んだのだけど、この監督独特の色は最近の作品ほど濃くなっている、と思う。

何か障害物、特にガラス、を挟むカメラ。今作では
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ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出!(2016年製作の映画)

3.7

何も考えずに楽しめる。

4DXの可能性を感じられる演出。
あれとかあれとか、おどろいた!笑

霊体ミミズとかチープな3Dとか、白石晃士らしさは健在。

劇場では終わった後笑いがあった。

祇園の姉妹(1936年製作の映画)

3.5

溝口健二リアリズム。
冒頭の長回しのショットが印象的。

録音は悪いけど、西の言葉なので聞きやすかった。

パプリカ(2006年製作の映画)

4.1

オープニングがいいなあ。
音楽も独特で心地よい。
精神世界をテーマにしているので、ジャンキーな雰囲気だけどそういうの好きな自分にとっては清々しいー。

いろんな二項対立が楽しめる。

監督の映画好きが
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チャーリー・チャップリン ライフ・アンド・アート(2003年製作の映画)

3.7

チャップリンすげー!ってなる映画。

チャップリン好きで既にいろいろ見た人にとっては、映画が撮られた背景とか知れて面白いし、
まだそこまでチャップリン見てない人にとっても、もっとチャップリン見ようって
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ローマの休日(1953年製作の映画)

3.5

イタリアに行く前に見て、これに影響されて向こうで髪切った。
でも理髪師さんはスリランカ人だったし英語が通じなかったので思い通りにはゆかず…笑

ローマの風景だけでも充分楽しめる。

なんか、恋愛映画っ
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女は女である(1961年製作の映画)

3.5

初ゴダール。
アンナカリーナかわいい雰囲気素敵。
ラストの字幕は変えたほうがいいんじゃ…
わざとやってるの?

女にとって結婚したいと死にたいは同じだってことばがあったけど、つねにそうやって新しいいま
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二十四の瞳(1954年製作の映画)

3.9

古い作品なのにとても見やすくて驚いた。
和製サウンド・オブ・ミュージックといった感じ。(こちらの方が古い)

唱歌っていい。

子どもの瞳ってなんてきれいなんだろう。
もともと子ども好きだけどこれ見た
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セッション(2014年製作の映画)

3.8

2016年初鑑賞。

とにかくクレイジーで楽しい、気持ちいい。真面目に見るとおかしなところもたくさんあるけど娯楽映画はこれでいい。

どアップのカメラだらけではじめはうんざりしたけど後半になるとそれが
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天国と地獄(1963年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

2015年最後に見た映画。
しっくり来ないのは、
警察が極刑に持っていこうと奮起するところ。
おかげで一人死んでるし。
単純な勧善懲悪の構図は好きでない。

誘拐の罪が軽すぎることに対する黒澤自身のメ
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.2

これは…!映像といい、モノローグの詩をはじめとするセリフといい、とてもセンスが良かった。まず、天使がブランコ乗りの女の人に恋するって設定が好きだ。
で、ストーリーはお洒落映画にありがちなお洒落なだけで
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.8

溝口健二恥ずかしながら初鑑賞なのだけれど、とても見やすかったし面白かったので驚いた!!
まさしく大人のための日本むかし話といった映画だった。

まずロングショットと長回しを多用して、フェードアウトで流
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生きる(1952年製作の映画)

4.7

凄い凄い!!!これは何度も見る!!

まず胃袋レントゲンではじまるユニークさ、哲学的なナレーションからもう最高!
メモ書きのシーンやたらい回し、「死刑宣告」はコメディタッチだけれど痛烈な批判や悲哀が込
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カンダハール(2001年製作の映画)

4.4


「たとえ塀が高くても空はもっと高い
いつか世界の人々が助けてくれるでしょう
もし助けてくれなかったら
自分でなんとかするんです」

印象に残るシーンがたくさん。以下思い出したのメモ

地雷の仕掛けら
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細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)

4.3

大阪船場文化の滅びの美学を描いた谷崎潤一郎原作小説の映画化。
キャストが驚くほど豪華。中でも吉永小百合の放つオーラがすごい…どうなってるのあれ。

四姉妹の一挙一投足、細かな表情に見惚れる。着物も素晴
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.3

ラストのきらっきら輝くハッピーさがいい。
メリークリスマス映画館、メリークリスマス百貨店、メリークリスマス住宅ローン!
って叫びながら走り回る主人公が本当に幸せそうで。幸せな時っていろんなものに語りか
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フレンチ・カンカン(1954年製作の映画)

4.5

ロートレックが好きなのでもうムーランルージュのこの感じはたまらない!!どこ切り取っても美しい。最高。ラスト10分のカンカンは幸せでいっぱい。
別に色ついてなくてもいいんじゃないの、と思ってしまうくらい
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ずっと気になっててやっと見れた。

奇形のことはまぁふーんというかんじだけど、ラスト…
だるまにされて見世物にされるってよくあるけど究極のバッドエンドの一つよね…

ダンボ(1941年製作の映画)

3.7

親子愛に弱いです。鼻で触れ合うシーンで泣いてしまった。
仔象がかわいいのねん。

ピンクの象の某シーンはなかなかいかす。

雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.6

タップがいいね。雨の中歌うシーンがいいねいいね。

なんかすごくボリウッドを感じた。娯楽映画は行き着くところは同じなのかもしれない。

テクニカラーが鮮やかー!

恋する惑星(1994年製作の映画)

3.7

この監督、孤独を描くのがうまいんだわ
家の物に話しかけてるとことかいい

セリフがちょいちょい好き

「うるさい音楽好きなの?」
「いろいろ考えなくて済むでしょ」

ちょっと病的だけど、おしゃれな雰囲
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