COZY922さんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

COZY922

COZY922

映画(1348)
ドラマ(22)
アニメ(0)

悼む人(2015年製作の映画)

2.6

人の死をどう受け止め、どう向き合うのか。誰もが避けては通れないことだけど、向き合いかたは人それぞれ。唯一無二の解なんてないので、主人公の悼みかたを肯定も否定もできません。ただ、見ていて感じたのは、この>>続きを読む

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

2.3

う〜ん、残念。すごく豪華な俳優陣なのに、まったくハマりませんでした。俳優陣がいいだけに期待値を上げ過ぎてしまったのかも、。エイミー・アダムスとジェニファー・ローレンスの怪演、クリスチャン・ベールの徹底>>続きを読む

マネー・ピット(1986年製作の映画)

3.4

あるカップルが激安で購入した豪邸をめぐるコメディ。住んでみたら、階段は崩れるわ、床は抜けるわ、キッチンは爆発するわの崩れっぷり。アメリカらしいドタバタコメディで、ネタも古典的でありがちなんだけど普通に>>続きを読む

アナとオットー(1998年製作の映画)

4.0

それぞれの父と母が再婚したことで血のつながりのない兄妹になったアナとオットーの物語。静かな中に情感溢れる映画ですが、全体を通して、蒼白い月の光か薄い霧が立ち込めているかのような幻想的な雰囲気があります>>続きを読む

旅立ちの時(1988年製作の映画)

4.3

反戦活動で犯罪を犯した両親と共に幼少の頃から逃亡生活をおくる17歳の主人公。若くして亡くなったリヴァーフェニックスが主演です。生きていたら今頃どんな俳優になっていたんだろう。リアルタイムで彼の演技を観>>続きを読む

フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

3.8

大財閥デュポンの御曹司がオリンピックの金メダリストを射殺するというあまりにもショッキングな実話です。どんなにお金があっても買えないものがある、満たされないものがあるってことですよね。母親に認められたい>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.4

世間と関わりたい、人と接したいのにうまく関係を構築できないトラヴィス。人の気持ちを理解できないからうまくいくはずがない。うまくいかないことで疎外感がますます増幅され精神的に病んでいき、悪いのは相手や社>>続きを読む

明日、君がいない(2006年製作の映画)

3.8

人はみんな自分のことで結構いっぱいいっぱいで、たとえ親しい人であっても他の人がどんな問題や悩みを抱えているかは見えていないものだなと。そういうことをまざまざと突きつけられました。淡々としたインタビュー>>続きを読む

毛皮のヴィーナス(2013年製作の映画)

2.9

マゾの語源になったというザッヘル=マゾッホの小説「毛皮を着たヴィーナス」をもとに作られた戯曲が原作。そんな趣味は全く無いのですが(^ ^;) なんとなく気になって観ました。戯曲が原作という時点で想像は>>続きを読む

クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)

4.3

冷戦時代のアメリカ海軍の潜水艦を舞台にしたドラマ。終始緊迫感のある無駄の無い展開で2時間があっというまでした。潜水艦という閉ざされた空間かつ外部との交信が途絶えた状況下で、核ミサイルを発射すべきか否か>>続きを読む

コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)

3.5

ベルリンの街、無気力になんとなく毎日を過ごしている青年ニコのある1日を描く物語。行く先々でコーヒーを飲み損ねることからこんな邦題になっているけどコーヒーはあまり関係なかったです。朝から晩までツイてない>>続きを読む

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.7

アート界のスキャンダラスな事件の1つ、画家マーガレット・キーンと夫ウォルターのお話です。役者の力演が光る映画でした。エイミー・アダムスの演技も良かったけれど、個人的にはクリストフ・ヴァルツの演技が役に>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

3.9

安藤サクラが最高だった!超〜自堕落なサイテー生活から、悔しさをバネにしてただただがむしゃらに、まるで何かに憑かれたかのようにボクシングに取り組む日々へと変わっていく姿はまさに脱皮という感じだった。 ス>>続きを読む

フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

4.1

野球を題材にした、かなりぶっ飛んだファンタジー。観るのは2回目で初鑑賞からちょっと時間が経っているけど、設定が奇抜と言うか、突拍子もない話を開き直ったように潔くマジメに描くので忘れようったって忘れませ>>続きを読む

ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

3.8

ボビー・フィッシャーを彷彿とさせる天才チェス少年ジョシュのお話。と言っても、サクセスストーリーが話の中心ではなく親子の関わりや少年の心の移ろいに重きを置いたドラマです。勝負に負けられない立場になること>>続きを読む

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

3.8

過去の事象を何か変えることによって現在(過去から見た未来)が変わるという点はバタフライエフェクトやアバウトタイムと同じ。ただ、こちらは正確に言うとタイム” トラベル ” をするわけではなく ” リンク>>続きを読む

ANNIE/アニー(2014年製作の映画)

4.0

アメリカではかなり酷評されている2014版アニーですが、私はとても楽しめました。Tomorrowはもちろん、アニーとスタックスがヘリの中でNYの街を見ながら歌うThe city's yours やアニ>>続きを読む

ソウル・サーファー(2011年製作の映画)

4.2

サメに襲われて片腕を失った天才サーファー、ベサニー・ハミルトンの実話に基づく物語。ベサニーの前向きな強さと明るさに素直に胸を打たれて自然に涙が出ました。出来過ぎじゃないのと思ってしまうほどのポジティブ>>続きを読む

カーズ(2006年製作の映画)

3.6

生命体ではない車の擬人化に抵抗感があって観るのを避けていたけれど、いざ観たらなかなか良かったです。特にCGのクオリティはさすがピクサーという感じ!アリゾナ・ユタ一帯は最も好きなドライブルートなので、モ>>続きを読む

しあわせのパン(2011年製作の映画)

2.8

良くも悪くも絵本のような映画。北海道洞爺湖畔の美しい自然、ナチュラルなインテリアの清潔感あるカフェ、焼きたてのパン、ゆっくり流れる時間、そして原田知世の透明感。すごくクリーンで綺麗で癒されるのは確か。>>続きを読む

グラディエーター(2000年製作の映画)

3.9

ラッセル・クロウの風貌が、実直で骨太で男達に信頼される強い男マキシマスのキャラにピッタリはまり魅せてくれました。古代ヨーロッパ史を題材にしたものはあまり得意じゃないけどこれは良かった。その強さと人望の>>続きを読む

ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)

2.9

普段、最も観ないジャンルなんですが試写会にて鑑賞する機会があったので観ました。うーん、、、まあ、3Dだったので、テーマパークのアトラクション的な楽しみ方はできたかも。ただ、この忍者亀さん達、いかにもア>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.2

他人から見ると大したことではなくても本人にはとても大きなチャレンジだということが、誰しも1つや2つあるんじゃないだろうか。吃音症を克服しようと真摯に取り組む姿に王族も私たちと同じ1人の人間なんだなと思>>続きを読む

デザート・フラワー(2009年製作の映画)

4.1

アフリカの一部でいまだに残る割礼(女性性器切除) の風習のことは知ってはいたけれど、それでも衝撃的で話を聞くだけで苦しくなった。同じ女性として、理不尽で無意味で非人間的な慣習に対して怒り,悲しみ,恐怖>>続きを読む

影武者(1980年製作の映画)

3.4

『世界の黒澤』の作品にこんな平凡な点数は恐縮ですが、あくまでも個人の好みということで、感じたままに正直に書くと、あまり強く心を揺さぶられませんでした、、。重厚長大な様式美は感じるけれど、物語としてどっ>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.6

そんなふうに考えたくはないけれど、純粋に『好きだ』という気持ちと、共に人生を歩んでいくということとは違う、、ってことなんだろうか。ジョゼのことが気になり愛おしくなった恒夫の気持ちに嘘はなかったと思いた>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.6

さすがという感じのケイト・ブランシェットの演技!華やかでセレブな毎日を鼻にかけるような高慢な態度から、転落しすべてを失い精神まで病んでしまった憐れで虚ろな表情まで、リアリティーを感じる演技でした。虚栄>>続きを読む

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.2

ひとことで言うと、人間の醜い業、集団心理の暴走の怖さ、狭い社会の閉塞感など、負の部分をこれでもかとばかりに見せつけられる映画だった。本作で描かれる村人達の偽善者ぶりや仕打ちもすごいけれど、違う意味でも>>続きを読む

メアリー&マックス(2009年製作の映画)

4.2

オーストラリアのクレイアニメ。ニューヨークに住むアスペルガー症候群の中年男性とオーストラリアのいじめられっ子の少女の20年にわたる文通と心の交流を描いたお話。孤独でつらい境遇にあり感情表現も下手な2人>>続きを読む

ジミー、野を駆ける伝説(2014年製作の映画)

3.3

1930年代、内戦後のアイルランドが舞台。実在した人物の話だということもあってか、過剰な描写は無く題材の割にはライトなタッチで、この時代の教会や神父の権威や、一般人への封建的抑圧が描かれていました。さ>>続きを読む

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

4.4

アメリカの田舎町で数々の裁判を担当してきた判事の父と、絶縁状態にあるやり手弁護士の息子。父に殺人容疑がかけられたことから息子が弁護を担当することに。観るまではガッツリの法廷モノかと思っていましたが、裁>>続きを読む

ターミネーター4(2009年製作の映画)

2.3

TVで鑑賞。う〜ん、これは『ターミネーター』の冠を付けた全く別物の作品と思ったほうがいいですね。B級感を漂わせながらもよく練られたストーリーと緊張感ある展開だったT1、大幅なスケールアップと迫力に加え>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.0

” 天国じゃ、みんな、海の話をするんだぜ ” 余命いくばくも無いと宣告された2人の男が、見たことがない海を死ぬ前に見に行くというロードムービー。ドイツ映画です。

死を目の前にしたら自分は何をするんだ
>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

2.0

刑務所での労働が嫌でそれを逃れるために精神異常を装って精神病院に入院してきた男の話です。アメリカ映画協会選出のアメリカ映画ベスト100では20位、感動の映画ベスト100では17位に選ばれたほど名作とさ>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.6

空気読まない、見栄っ張り、時々度を超えて意固地になる、嘘を隠すためにまた嘘をつく、周りの人とテンポが合わない、届かない夢を捨て切れない、現実から目を背ける、容姿は悪くもないけど取り立てて良くもない・・>>続きを読む

ファンタジア(1940年製作の映画)

3.8

今から75年も前の1940年公開の、クラシック音楽をディズニーなりに解釈しアニメを融合させた作品です。75年前というのが信じられない。音楽は映画の演出効果として重要な役割を果たすことが多いけど、この作>>続きを読む