COZY922さんの映画レビュー・感想・評価 - 29ページ目

COZY922

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半落ち(2003年製作の映画)

2.8

アルツハイマー病の妻を殺した元警部の話。法廷シーンなどはグッときたのに終わってみるとモヤモヤ感が残りました。最大の争点となった空白の2日間はかたくなに黙秘し隠すようなものなのか?これがどうしても腑に落>>続きを読む

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.3

何と言ってもマシュー・マコノヒーの役作りの凄さに敬服。彼の激痩せぶりは何か深刻な病気を本当に患っているとしか思えないほどでした。話も単なる闘病ものではなく、ゲイ・同性愛者という社会のマイノリティーへの>>続きを読む

好きだ、(2005年製作の映画)

3.2

文章の行間を読む、場の空気を読む、と言いますが、これはまさにそういう映画だなと思いました。セリフは少なく無言の時間は多い。正面からの顔が極端に少なく横顔のシーンはかなり多い。BGMや効果音はなく、生活>>続きを読む

フューリー(2014年製作の映画)

3.8

生きるか死ぬか、殺るか殺られるかの戦場ではそれまでの価値観はすべてかなぐり捨てないと生き残れない。戦争映画を観るたびに思い知らされるそんな残酷で悲惨な光景が終始繰り広げられました。戦争映画は、空襲から>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.5

石畳の坂道と階段がやたらと多いモンマルトルの街は、古い街並みとムーランルージュあたりの猥雑な空気が混じり合い独特な雰囲気があって好きですが、アメリはこれが初見です。

学校へ通わず育ち少女時代に友達と
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紙の月(2014年製作の映画)

3.6

人が転落するきっかけは日常の中に潜むってことでしょうか。梨花が堕ちていく過程が痛々しくて目をそむけたくなりましたが、映画としてはおもしろかったです。宮沢りえが、取り憑かれたように悪事に手を染めていく梨>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.9

メリル・ストリープのキャラ作りが上手くてキマってます!実際には、オーナー企業や一部の業界を除く常識的な会社それも米国なら、こんな公私混同の理不尽な指示をしようものなら即刻パワハラで訴えられかねないし、>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.8

戦う→死ぬ→リセット→同じ時点に戻る。何度も繰り返すうちに経験値が高くなり強くなる。強くなるにつれて新たなステージへ進める。これはもう、どこからどう見てもゲームそのもの!純粋に楽しめるエンターテイメン>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

4.3

怪演俳優エドワード・ノートン始まりの巻、ですね。これ以上は無いだろうなと思う目の演技。無垢で純真な青年から猟奇的なサイコパスまで目の動きひとつでこれほど人格を演じ分けられるのは俳優としての強みであり魅>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.8

これほど衝撃的な結末があるだろうか、、。想像できない結末に行き着いた時 言葉を失ってしまった。どこからどう感想を書くべきかわからない。

双子の姉弟に残された亡くなった母からの奇妙な遺言。遺言とごくわ
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ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

4.5

エールフランス機内で鑑賞。映像の躍動感と疾走感あふれる動き、そして微細な部分まで行き届いた描写が素晴らしいです!ドラゴン達やバーク島の自然など色使いも綺麗。前作も十分素晴らしい出来だったけど更にグレー>>続きを読む

ラスト サムライ(2003年製作の映画)

2.9

エールフランス機内で鑑賞。うーん、渡辺謙演ずる勝元達はそもそも何と闘っていたんだろう。テーマは武士道精神だと思うけど、家族や大切な人を守るためならともかく武士道精神を守るために(?)、かなわないとわか>>続きを読む

イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

3.3

エールフランス機内で鑑賞。竜巻/地震/津波/火山噴火などの自然災害、隕石衝突などSF系、ビル火災/客船沈没/航空機墜落などの事故、蛇/鮫/虫/鳥/ウイルスなどの生物・・。パニックものdisasterも>>続きを読む

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.2

エールフランス機内で鑑賞。よく考えられたプロットと無駄な部分のない構成の王道ミステリー。巧妙な心理描写、限られた空間でのドラマなのに観る者を最後まで飽きさせない作り、鍵や手紙など小道具の使い方などはさ>>続きを読む

マレフィセント(2014年製作の映画)

3.7

エールフランス機内で鑑賞。なかなかおもしろかったです。映像も綺麗で、風景を構成する木々の描き方とか衣装のデザインとかのdetailにも凝ってるなあと思いました。ただ、これ、眠れる森の美女とは全く別物の>>続きを読む

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.0

エールフランス機内で鑑賞。シンプルゆえに多様な組み合わせができ創造性も育つレゴブロック。カラフルなピースから創り出される無限の広がりにワクワクします。大人も子供も楽しめるのがレゴのいいところだけど、こ>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.0

エールフランス機内で鑑賞。消したい記憶を消せるクリニックと、あるカップルのお話。発想はとてもおもしろいし俳優も好き。だけど展開や編集の仕方が好みではないです。現在と記憶の中のシーンを行き来する上に時系>>続きを読む

GO(2001年製作の映画)

3.1

この作品の製作は2001年。在日という言葉や先入観は製作当時より減っているんだろうか?仕事上ほぼ毎日、あらゆる国籍・人種の人と接し他国籍の友人もいる私は正直あまり国籍を気にしたことがないけど、ヘイトス>>続きを読む

スウィート・ノベンバー(2001年製作の映画)

2.9

ネルソンとサラ、どちらの視点から観るかで評価が分かれそうです。どうせ助からないなら残された時間は病床ではなく普通に過ごしたいという思い。死の恐怖を紛らわす糧を求める気持ち。ベタな設定だけど胸に来たのも>>続きを読む

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.8

全くと言っていいほど興味が無かった香港映画。これは予想に反してめちゃめちゃおもしろかったです。マフィアに送り込まれた潜入捜査官と、警察学校を卒業し警官をしているマフィアの手先。内通者vs内通者の戦い。>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

4.5

爽快で後味が良いだけでなく、脚本・俳優・音楽・衣装などあらゆるものが魅力的です。最近のサスペンス作品や巧妙なトリックものを見慣れてしまうと確かに粗削りだったり古さを感じる部分もあるけれど、新しい映画は>>続きを読む

天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.9

子供の成長物語を軸に家族の絆再生の話をまぶして、ユーモアと,ちょっと切なさ,ちょっと社会風刺を織り込んだいい作品でした。この作品で3Dってどうなの?と思いつつも3Dを選択。結果、3Dで観てよかったと思>>続きを読む

ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.2

意識するしないに関わらず、誰もが誰かに助けられ、誰かを助ける存在だということ。どちらかと言うと地味で淡々とした展開の中にそんなメッセージを感じる作品です。舞台は、家庭に事情を抱えていたり心に傷を負って>>続きを読む

運命じゃない人(2004年製作の映画)

2.2

鍵泥棒のメソッドが面白かったので、同じ監督の作品であるこれを観ました。残念ながら期待したほどではなかったです。素人の目にも一目で低予算だとわかってしまうチープ感、登場する俳優の演技のレベル、ひねりの無>>続きを読む

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.8

高級レストランでの自分のイニシャルの入った食器、スタイリッシュな家具、数々の名画など視覚的には実に美しいのですが、話のほうは物哀しさを感じる作品です。ただ、これ、主人公とロバートとの会話や、機械人形の>>続きを読む

ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.8

どんよりとした天気と淡々と進む展開が怪しく 何かある感を醸し出すサスペンス。派手なアクションや骨太なstoryが無いかわりに、会話の妙と全編を通したモノトーン中心の映像が映画を不穏な空気で包み、いつの>>続きを読む

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.3

おもしろい。純粋なエンターテイメントとして楽しめる作品です。特に前半の、記憶が戻るところまでが面白かった!前半に比べると後半は少々失速した感じは否めませんが、それでも、堺雅人と香川照之の濃い演技に魅せ>>続きを読む

アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

3.1

CGの素晴らしさと、世界観を何とか表現しようとした心意気、detailの凝った衣装には拍手。だけど、CGなんて無い時代の古いアニメの方が圧倒的に好きです。個人的に好きなアリスはこんなにウジウジした性格>>続きを読む

ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)

3.5

摩訶不思議で奇妙でイカれたクレイジーなキャラクターと独特の世界観がたまらなく好きです。アリス・イン・ワンダーランドを観る前に予習として久しぶりに観ました。冒険心をくすぐり、この先には一体何があるんだろ>>続きを読む

100歳の華麗なる冒険(2013年製作の映画)

3.4

超デタラメで超絶マイペースでありえないほど天然の、100歳になるおじいさんの破天荒な人生を回想シーンと現在のシーンで綴ったstory。いや、なんと言うか、あり得なさ過ぎるムチャクチャな展開で、ここまで>>続きを読む

小野寺の弟・小野寺の姉(2014年製作の映画)

3.3

片桐はいりの強烈なキャラと、メガネ効果で俺様オーラを排除しちょっぴりヘタレの弟キャラに上手くハマった向井理。名実共に、このキャスティングゆえに成り立っている作品です。似ても似つかぬ外見で姉弟の役を演じ>>続きを読む

タイピスト!(2012年製作の映画)

3.6

1950年代後半、PCの無い時代のofficeの不可欠アイテム、タイプライター。そのタイプライターの早打ち世界一を目指す物語です。極めて少女漫画チックな香りのする構成に、ベタでありがちな展開の、スポ根>>続きを読む

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

3.9

あるNASAの技術者の実話を元に製作された映画。私はchallenging spiritsあふれる生き方とか ”信念を持って努力すれば夢は叶う” 系の作品に弱いようで、この作品もまた例外ではなく、夢を>>続きを読む

マダム・マロリーと魔法のスパイス(2014年製作の映画)

3.8

南仏の田舎町を舞台に繰り広げられる、お向かい同士のフランス料理とインド料理のレストランのバトル。雰囲気のある美しい街並み、市場に並ぶ色とりどりの食材、美味しそうな料理など視覚的に楽しめるシーンがしばし>>続きを読む

わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.9

人の気持ちは1つじゃない。誰かを愛おしく思う気持ち、ありのままの自分でいたいという気持ち、やりたいことを全うしたいという気持ち・・。これらがすべて同時に成り立てばいいけれど、残念なことに、何かと何かが>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.5

『Who is Keyser Soze?』これがこの作品の最大の疑問にして唯一のテーマなんでしょうか。すべては最後の5分のためにある映画です。とてもよく練ったシナリオで、王道ミステリーだと思います。た>>続きを読む