キングボブさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.2

酷い日本描写が多いハリウッド…。その中でもまあまあいい感じにはとられていたかな。
それでも店の店員がエアガン打ったりと、ちょっとズレた感は否めない。

ボブとシャーロットの淡くも儚い恋のストーリーはと
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.4

言わずと知れた名作中の名作。

主役はマーロン・ブラント?アル・パチーノ?と言うくらい2人とも存在感がものすごくて、本物のギャングであり本物の親子のようだった。

初めはちょっと頼りないボンボンと言う
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.2

ポスターやパッケージの様子(フロリダの青い空)から、なんとも明るくポップな話を想像してしまったが、なんとも重く切ない話であった。

とにかく子供たちが無邪気で可愛い。特にムーニーの表情や母親への愛情な
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.7

素直に素晴らしかった。

黒人差別を取り扱っているのに、非常にポップに描かれていたため、さほど重くならずに観ることができた。

初めは相性が最悪かと思われた2人が徐々に心を通わせていく様子が本当に素敵
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.4

切なかったなあ…。

公開当時、この設定で面白くなるのかなと期待しなかったが、さすがデヴィッド・フィンチャー、さらに脚本のエリック・ロスだった。
ファンタジーながらも壮大なラブストーリーに仕上がってい
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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

4.3

同じボストンマラソン爆発事件を取り扱った「パトリオットデイ」とはだいぶ様子が違った。

やはりジェイク・ギレンホールは凄い。両足を失いながらも英雄ともてはやされることへの戸惑いを、表情だけで表している
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.4

サリー・ホーキンスとイーサン・ホークが凄い。
最初の展開はハラハラしてしまったが、それも無骨で不器用なエベレットと、リウマチという病気を抱えながら孤独に生きるモードを演じた2人の凄さなのだと思う。
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.5

同じホテルを描いた「ホテル・ルワンダ」を彷彿とさせる、半端ない緊張感の120分。
宗教の対立による悲劇。実話をもとにということで、非常にリアルであった。

ただルワンダの時にも思ったが、こんなに犠牲者
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トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011年製作の映画)

3.4

トランスフォーマー第3作。
正直、1作目2作目を上回る要素がなかったのが残念…。

まずはヒロイン。
これはサムとミカエラのラブストーリーでもあったのに、このキャスト変更はない。そしてカーリーに何も魅
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バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)

4.2

実際の時間は1時間足らずというところだろう。
そんな中起こった大統領暗殺という事件を、いろんな立場の人間の目線から追い、一緒に解決にもっていくという新しいやり方。

トニー・スコットのような演出方法で
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マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

4.4

デンゼル・ワシントンとトニー・スコットという「デジャヴ」のコンビによる本格クライムアクション。
トニー・スコットの手に汗握るスリリングなアクションとわかりやすいストーリーで、最後の最後まで楽しめる。
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パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

3.7

人気シリーズ第4作目。
監督が変わってどんなもんかと不安ありの鑑賞だったが…
やはり質は落ちてしまったなあ。

最強の海賊と呼ばれた黒ひげが、最後までどうしようもないやつでガッカリ…。ストーリー全体の
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ショーガール(1995年製作の映画)

3.6

初めて観たのは高校生のときかな…。
その時は過激すぎて、まともに内容が入ってこなかった記憶がある。
今になって見てみるとそこまで過激さは感じない。

ラジー賞の象徴のように語られることも多いが、自分は
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清須会議(2013年製作の映画)

3.8

「記憶にございません」鑑賞繋がりで。
時代劇になるのかな…。
内容は少し薄っぺらい感じはしてしまったが、策略家豊臣秀吉と熱血柴田勝家の戦火を交えない攻防を描く。コメディなのにそこまでの笑いもないという
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.7

終始暗い雰囲気と、無表情な人々しか出てこないので、これはハズレかなと思ってしまった。
きっと退屈に思ってしまう人はいるだろう…。

個人的にはすごく面白かった!
1つ1つのエピソードに本当にほっこりさ
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スタンリーのお弁当箱(2011年製作の映画)

4.5

インド映画にしては非常に短く、スケールも小さなお話。でも内容はぎゅっと詰まっていて、インド社会の課題を投げかける意味でも、とても良作であったと思う。

スタンリーを囲む子供達とロージー先生が本当に素敵
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ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

4.5

先日「記憶にございません」を見ての三谷監督繋がりで…。
自分の中では「ラジオの時間」に次いでといったところかな。

2000年以降の三谷作品は、豪華すぎるキャストがポイントだが、今作の大物たちの無駄遣
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

4.2

1に比べるとアクション多めで非常にかっこいいが、巧妙なトリックにより騙し合いなどスパイっぽいことが少なかった気がした。
ラブロマンス色強めと言った感じかな。

そしてジョン・ウーお馴染みの鳩の演出。ま
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特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

4.0

特捜部Q第二弾。
1作目より楽しめた。

前半は誰が誰だかわからずに、少しごちゃごちゃしてしまったが、後半からの緊張感とドキドキは非常に見応えのあるものであった。

ただ今作は犯人探しのミステリーでは
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.4

マイベスト映画「デーヴ」を三谷色全開にした感じ。
現代政治に対する皮肉も、ここまでなんでもありのコメディにすると逆に心地いい。
最後みんなが良い方向に向かって進んで行く様子を見るのは、本当に楽しいし気
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

3.5

思っていたよりも作品の持つメッセージ性が強く、そして面白かった。
最後は感動的な場面もあり、環境問題に警笛を鳴らすという意味でも、深く心に刺さるストーリーである。

ただ高畑勲監督の世界はどうも好きに
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そんな彼なら捨てちゃえば?(2009年製作の映画)

3.4

またしても邦題で失敗。

超豪華キャストによる恋愛群像劇といえば、「ラブアクチュアリー」「ニューイヤーズイブ」「バレンタインデー」など個人的に好きな作品が多いが、今作では正直豪華キャストの無駄使いが多
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マラヴィータ(2013年製作の映画)

4.2

マフィアもののアクションコメディとは珍しい。さらにこの設定は非常に斬新で、最後まで楽しんで見ることができた。

スコセッシ作品は正直苦手ばかりだが、監督がリュック・ベッソンとなればそれなりに見やすくな
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怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年製作の映画)

4.2

レビューをしていなかったことに気づき再鑑賞。

シリーズの中では最も内容が薄い気がするが、ミニオンの名場面の多さは今作が1番であり、ミニオン好きにはたまらない作品である。
またルーシーとの話などシリー
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ホリデイ(2006年製作の映画)

4.7

ラブストーリーはあまりヒットしてこなかったが、「ラブアクチュアリー」「アバウトタイム」に並ぶ最高にロマンティックなラブコメディ。

ジュード・ロウはもともと好きな俳優だが本作の彼は史上最高にかっこいい
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君のためなら千回でも(2007年製作の映画)

4.5

珍しくいい邦題だなと思った。

自分のアフガニスタンに対するイメージは正直後半のタリバンに支配された世界。でもソ連の侵攻前にはこんな世界もあったのかと初めて知ることができた。

メインはアミールとハッ
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

4.8

とどまることを知らないインド映画。期待と不安を抱えて初めてミステリーに挑戦。
結果…素晴らしかった!

失踪した夫を探してロンドンからインド・コルカタへ。
そこには2年前の地下鉄無差別テロとの関わりが
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ディス・イズ・イングランド(2006年製作の映画)

3.6

フォークランド紛争を背景にした80年代のイングランドを描いた作品。
DVDの感じから、ほっこり系青春コメディかと思ったら、ナショナリズムといった重い話が待っていた。

前半は当時のファッションやオシャ
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シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

4.7

ボリウッドにハズレなし!

音楽も歌も素敵な音楽映画だが、今作は何より母娘の愛の物語。母の愛の大きさに、何度も涙させられた。
さらにはチンタンや弟くんが可愛くて、ホッコリさせられるシーンの多いこと。パ
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裸足の季節(2015年製作の映画)

4.0

最初のシーンが最後の最後で効いてくるとは…
固い絆で結ばれた5人の姉妹。主人公である末娘ラーレに対する接し方が愛があってとても心地いい。

少しずつ離れ離れになっていく様子が非常に切なく、こんな風習が
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ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ(2009年製作の映画)

4.6

「ロケットマン」を劇場鑑賞したら、偉大な音楽家の伝記映画を見たくなり、「Yesterday 」の予告を見たら、今作品がぴったりだと思い鑑賞した。

ビートルズ=優等生バンドというイメージを見事に壊して
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.9

特捜部Qシリーズの第一弾。現在までに第四弾まで公開されているのだから、きっとデンマークでも人気シリーズなのであろう。
日本でも「ケイゾク」などでよく取り上げられる未解決事件の捜査。やはりそこにはハラハ
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.5

稀代の天才だが、人間的に色々難ありという人物エルトン・ジョン。そう書くとやっぱりフレディ・マーキュリーと非常に似ている。デクスター・フレッチャーが作る音楽映画ということでボヘミアン・ラプソディにも通づ>>続きを読む

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.5

DVDを持っているのに、金曜ロードショーでやってるとつい観てしまう…。

ジブリの中で個人的には「もののけ姫」が1番好きだが、1番の名作といったら間違いなくラピュタだろう。
ひとつひとつの音楽が素晴ら
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.3

ティモシー・シャラメが凄い。

LGBT系はあまり得意ではないが、本作は「ブロークバック・マウンテン」と同様、本当に愛に溢れた良作であった。
そして何と言っても両親の存在が素敵すぎる。理解があるだけで
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キャラメル(2007年製作の映画)

4.0

「存在のない子供たち」が素晴らしく、ナディーン・ラバキー監督作品に注目し鑑賞。
ベイルートという街をまた別の視点から描いた。

とにかく作品全体の雰囲気が素敵である。
主人公(ラバキー監督自身)を取り
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