komoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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落下する夕方(1998年製作の映画)

4.0

リカ(原田知世)は8年同棲していた健吾(渡部篤郎)から、唐突に別れを告げられる。
そして1人きりになった部屋に、なぜか華子(菅野美穂)という女が転がり込んでくる。その人物こそがリカたちの別れの原因であ
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

4.4

マドリードに住む気丈な女性ライムンダ(ペネロペ・クルス)は、失業した夫に代わり必死に働いていた。日々の生活に苦心する最中、夫が娘に欲情し、娘は身を守るために父親を刺し殺すという事件が発生する。娘の罪を>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

5.0

ランチョー(アーミル・カーン)とファルハーン(R・マドハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)は、インドでも有数のエリート工科大学の生徒だった。厳しく抑圧的な学校社会で揉まれながらも、何事にも挑戦>>続きを読む

パコと魔法の絵本(2008年製作の映画)

4.2

舞台は変わり者だらけの病院。その中でも最も偏屈で意地悪な老人・大貫(役所広司)は、医師や看護師、他の患者たちから煙たがられていた。
ある日、大貫は広場のベンチで絵本を読んでいるパコ(アヤカ・ウィルソン
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

4.1

絵を描くことが得意な14歳のダニエル(アンジュ・ダルジャン)は、小さな体と女の子のような風貌から、学校で”ミクロ”(チビ)と呼ばれからかわれていた。
一方、テオ(テオフィル・バケ)という飄々とした長身
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

4.2

100年前に製作されたドイツのサイレント映画。怪しい老人博士のカリガリが、チェザーレという夢遊病の男を操り連続殺人を企てる。
なんとも怪奇的な筋書きですが、思いのほか音楽はおどろおどろしいというよりも
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.2

1作目を観た翌日に観ました。
こちらも1同様ホラー要素は少なく、主人公のツリーが1で無限ループにハマっていた原因が解き明かされ、よりSF要素の強い内容でした。
1作目でどうにか死のループから抜け出し、
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.1

誕生日にマスクの男に殺害された女子大生が、目を覚ますと誕生日当日の朝に戻っていて、またその日の内に殺されてしまい同じ朝に戻るという無限ループもの。
ホラー(というよりビックリ系)が苦手な自分は殺人鬼も
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

4.0

雪の降るある日、14歳のスージー(シアーシャ・ローナン)はある男に殺害される。
初めてのデートがもうすぐだった。買ってもらったばかりのカメラで撮りたかったものが沢山ある。家族にもお別れを言ってない。心
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.8

舞台はメキシコの陽気な街。主人公のミゲルは音楽をこよなく愛する少年だが、家族には音楽を禁じられていた。なぜなら遠い昔、ミュージシャンになるために家族を捨てた男が家系にいたから。
しかし音楽を諦めきれな
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.2

売れない俳優の桜井(堺雅人)は金に困った挙句、銭湯で転倒している山崎(香川照之)という男と自分のロッカーの鍵を入れ替えてしまう。
金をいくらか拝借したのち、入院中の山崎の病室に財布を返しにゆくものの、
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ミックマック(2009年製作の映画)

4.1

バジル(ダニー・ブーン)は2つの出来事に人生を狂わされた男。
まず1つ目は、幼い頃に父を地雷により亡くしたこと。2つ目は、発砲事件に居合わせた際に流れ弾を喰らい、それが頭に残ったままであること。
その
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亀は意外と速く泳ぐ(2005年製作の映画)

4.1

平凡な主婦のスズメ(上野樹里)は、単身赴任中の夫から亀の世話を頼まれている以外にはこれといった日課がない。
キャラが濃すぎる幼なじみの孔雀(蒼井優)に振り回されながら、自分の”薄さ”に虚しさを感じてい
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

鑑定士として数多のオークションを席巻している初老の男ヴァージル(ジェフリー・ラッシュ)は、女性に興味のない堅物として知られていた。
そんなヴァージルに、ある女性から家具鑑定の依頼が入る。しかし彼女は自
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.4

現在NHKでドラマ版を放送中と聞いて。
(1話も見れてないけど…。)

レミゼとの出会いは小学校時代に読んだ『あゝ無情』で、作者のメッセージを受け取れなかったためにあまり響かなかった記憶があります。
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.7

福岡県に生まれた川尻松子(中谷美紀)は、歌うことが好きな努力家の女性。
しかしとあるトラブルにより職場の中学校を辞めさせられたのち、壮絶な転落人生を歩むことになる。
父の愛情を受け取り損ねた松子は様々
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タイピスト!(2012年製作の映画)

4.1

田舎娘のローズ(デボラ・フランソワ)は、不器用だがタイプライターを打つ早さは誰にも負けない自信を持っていた。その才能でルイ(ロマン・デュリス)という経営者の秘書に抜擢されるが、タイプ以外の仕事が苦手な>>続きを読む

ステキな金縛り(2010年製作の映画)

4.1

ドジな弁護士・エミ(深津絵里)が新たに弁護することになったのは、妻殺しの容疑をかけられている矢部と言う男。勝てる望みの薄い裁判だが、矢部本人は「犯行時刻、自分は旅館で落ち武者の幽霊にのしかかられていた>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

正直かなり気持ち悪かったけど、物語や映像、メタファーなどは非常に面白かったです!
グロの度合いが分からなくて鑑賞を迷っている方へ、参考までに↓

——————————
・主たるグロ描写は死体表現
(破
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PK(2014年製作の映画)

4.5

失恋したばかりのTV記者・ジャグー(アヌシュカ・シャルマ)は、視聴率を取れるスクープを得るために奔走していた。
そんな時、『神様を探しています』というビラを配り歩く挙動不審の青年に出逢う。
PKと名乗
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.4

陸軍大尉のスティーブンス(ジェイク・ギレンホール)が目を覚ますと、見知らぬ女性と共に列車に乗っていた。そのうえ自身の名前や姿が別人のものとなっている。戸惑っているうちに、なんと乗っている列車が爆発して>>続きを読む

ピーターラビット(2018年製作の映画)

4.0

青いジャケットがトレードマークのピーターラビットは、イギリスの湖水地方という美しい土地で家族と共に元気に暮らしている。近所のビア(ローズ・バーン)という人間の女性とは仲良く共存しているが、隣の畑の主で>>続きを読む

ミス・ポター(2006年製作の映画)

4.1

ロンドンの裕福な家庭に生まれ育ったビアトリクス・ポター(レネー・ゼルウィガー)は、自らが執筆した絵本を手に出版社へと出向く。それは青い服を着たウサギが主人公の物語『ピーターラビット』。
難色を示されて
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あなたの旅立ち、綴ります(2016年製作の映画)

5.0

広告会社を立ち上げた経歴を持つハリエット(シャーリー・マクレーン)は、老後も変わらぬ自己愛に溢れ、思うがままに生活していた。
しかしある時『自分が死んだらどのような訃報記事が書かれるのだろう』と気にか
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下妻物語(2004年製作の映画)

4.4

茨城県の下妻という畑地帯に住む桃子(深田恭子)は、ロリータファッションをこよなく愛する一匹狼。友だちがいなくても自分の信念を貫いてさえいれば満足だった。
服を買うお金欲しさに父親が作った高級ブランドの
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恋は邪魔者(2003年製作の映画)

4.1

1960年代、女性の社会進出が稀有であった頃のニューヨーク。田舎から出てきた女流作家バーバラ・ノヴァク(レネー・ゼルウィガー)は出版社から非難されつつも、『恋は邪魔者』という啓発本を大ヒットさせる。>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

第二次世界大戦中のドイツ。母親と二人暮しの少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイヴィス)は、他の少年達と同じくアドルフ・ヒトラーを崇拝していた。
ヒトラーユーゲントの合宿にも意気込んで参加したジョジ
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.5

もう2月になってしまいましたが、あけましておめでとうございます(^^)
今年1本目はこちらの作品でした。

トリーチャーコリンズ症候群により人と違う外見を持つオギー(ジェイコブ・トレンブレイ)が、小
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

4.8

2019年劇場おさめはこの作品で。
今年も沢山のアツい映画に出会えて幸せでした♪

komoの2019年劇場映画ランキングは、
1.グリーンブック
2.ガーンジー島の読書会の秘密
3.運び屋
4.ライ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

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10月に観て、ずっとレビューを書きあぐねていました。
映画として非常に面白かったですし、メンタルにマイナスの影響があったというわけでもないのですが、なんとも言えない余韻に打ちひしがれ、しばらく後暗い思
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.4

2月の劇場アニメに続き、まさかのフランス版シティーハンターが日本に逆輸入!
今年はCHイヤーでファンは幸せです(^^)

心配していたB級感が全くなく、安心して観ていられました。
原作のポイントを的確
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真実(2019年製作の映画)

4.2

フランスの大女優ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)が、自身の過去を記した自伝本を刊行することになった。それを祝すため、娘のリュミール(ジュリエット・ビノヒュ)が夫ハンク(イーサン・ホーク)と幼い娘シ>>続きを読む

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

4.8

大好きなすみっコぐらし、ついに映画化!
SNSで超話題なので大人世代もいるかなーと思いきや、その回は親子連れしかいなくて、私たちアラサー夫婦はなんともアウェイでした(笑)

すみっコぐらしは元々好きで
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

ミズーリ州の町外れの道路沿いに、3枚の不穏な看板がそびえ立つ。
「娘はレイプされて焼き殺された」「未だ犯人は捕まらない」「どうして、ウィルビー署長?」
7か月前に殺害された少女の母・ミルドレッド(フラ
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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

4.2

世界で最も有名なロックバンド、ザ・ビートルズの栄光と苦難を描いたドキュメンタリー。当時の映像とポール・マッカートニーのインタビューを織り交ぜながら、ビートルズに影響を受けた著名人のコメントが繰り広げら>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.4

アルバイトをしながらシンガーを志すジャック(ヒメーシュ・パテル)は、幼馴染みのエリー(リリー・ジェームズ)に支えられながらヒットを夢見ているが鳴かず飛ばず。音楽活動を辞めようと思ったその時、交通事故に>>続きを読む