serinaさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

スクールライフ: パリの空の下で(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

いい映画だった。多民族国家フランスにある中学校で働くカウンセラー、先生、生徒のはなし。

数字とか記号を移項させることがなんの意味があるって誰もが思ったことあるはずなんだけど、さらっと「方程式や数学は
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.2

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タクシードライバー、キングオブコメディ、ジョーカーあたりの映画が好きな人がハマってしまう映画な気がした。

「僕は人が破滅するときに顔を出す」
人を操る支配者に成り上がったサイコパス野郎の口から発せら
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.8

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初のラリジ監督。

スパイクリーが絶賛するものわかる。スパイクリーと似て、とにかく社会問題を強く人々の心と記憶に刻み込ませにくる構成。そして、エンドロールで、思考回路をバッチバチさせてくる。ちょいちょ
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.0

話題作なので鑑賞してみました。
すごい!パンデミックの世界を上手く描いた!

ヒトからヒトへ感染するコロナウイルスは7種類あるとわかっていて、うち最新の3つが2002年のSARS。2012年のMERS
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.5

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笑顔って案外なくてもいいんだよね。

とってもお洒落だったね。パノラマ写真をゆっくり眺めていく視点を動画にしたような撮り方ってあんまりない気がする。音楽で臨場感が出て、小物もお洋服も景色も全て色合いが
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エレファント(2003年製作の映画)

4.0

最初の方は、ナポレオンダイナマイト感すごかったんだけど、そうじゃなかった。エリーゼのためにがラプソディと化した。

好みは別れるだろうけど、自分のセンスにはガンガン響いたから超高評価!体感時間は40分
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Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

3.5

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長く感じた。パステル狂気をこれでもかってほどに終始押し付けられるのは、案外嫌なもんではない。ただ、情報量の多さと見慣れない映像に、ひたすら吸収するだけになる。


「みんな、軟弱。みんな、繊細。怒った
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さよなら、ぼくのモンスター(2015年製作の映画)

3.5

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凄くいい抽象映画だった。どことなく言葉を話さない何かと理想の通じ合いを確立させてみたり、頭の中で膨らませ過ぎた欲求とか憎しみが爆発して、言動に移してしまう瞬間とか

「満月の夜。墓場には大勢の吸血鬼た
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.5

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ストリーミングで見るなら、1と2を続けて3時間映画として鑑賞するのがオススメです。

いや、18日の月曜が解決してすぐの話かい。ちょっと時を置いてあげないとさすがに忙しすぎるし、精神的な疲労凄そう笑
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.5

ベビーマスクのイメージがサイコパス。カーターはカッコ良すぎやしないか。

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.0

ポンジュノ監督3作目。

韓国社会に対する皮肉がてんこ盛りで、まだパラサイトを見てないんだけど、ポンジュノ監督の映画制作において大切にしてるのは、社会問題と向き合うことなんだな、ということがひしひしと
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

4.2

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この映画を見てて、ビジネスが人を自然から遠ざけ、動物と触れ合う機会を奪い、地球に生きていることを忘れさせてしまっているのではないかという恐怖を感じた。地球という惑星の中で人間が生きて行くために構築され>>続きを読む

ダンボ(2019年製作の映画)

-

この時代にダンボをリメイクするなら展開は、やっぱりそっちに持っていくよねえ。でもなんか世界観はアニメーションから大きくずれてしまっていた印象。目は可愛いんだけど、ダンボは可愛いけど、アドベンチャー感は>>続きを読む

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

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メリーポピンズってもっとミステリアスな女性のままであってほしかった。

TOKYO!(2008年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

以下、レビューではありません。






物理的接触を拒む建物。
この隙間からペラペラお化けが出てくるんだ。そして、人間たちを怖がらせる。

二匹の毒蛇がいました。
一匹が一匹に「俺たちは毒蛇だよな
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.2

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スパイクリー2作目

ただ、最後の映像3分ほどで映画の内容全部飛んで行った。それくらいに衝撃だし、現実を超えるリアルな映画って存在しないのかもしれない。あの叫び声と衝突はどうやっても創造できるものでな
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好きだった君へ:P.S.まだ大好きです(2020年製作の映画)

3.0

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以下、レビューではないです。









ノア狂のための映画!はい、2もかっこよかった。ララじーんといるピーターがダントツでかっこいい!コトと一緒に見ればよかった!

ララに三月のフェイクスギビ
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.0

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面白すぎて秒でエンドロールになった。ただシンプルに、綺麗になったと思い込んでるレミーは嫌な女じゃん笑。「美人になる」と「自分を好きになる(自信を持つ)」が曖昧だったから、どんどんひん曲がっていく正確に>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

この映画は、レッドと冤罪を主張する囚人アンディとの友情のはなしではなく、生きる選択をしたレッドと死ぬ選択をしたブルックスのはなしだったと認識してる。アンディはあくまで希望の存在であって、メインキャラク>>続きを読む

青空に踊る(1943年製作の映画)

3.5

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第二次世界大戦の終戦からたった2年後、特製ハンバーガーがたったの25セントで食べられる時代に作られたアメリカ映画。

日本が、「お国のために」と命を賭けていた瞬間、離れた地では、愛し合う男女が「必ず帰
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バレエボーイズ(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

三人それぞれ、「描いた夢を叶えたい」「楽しいと思えることをやりたい」「多くの人に知られるようなことがしたい」っていう願望の元でバレエをやってて、同じことをしててもなぜやってるのかっていう目的や理由って>>続きを読む

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.5

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ロジカルではなく、ファンタジーな会話を繰り返す。というよりは、当たり前なことをそのまま言葉にして会話が成り立ってる。ふたりの存在そのものが幻想的に見えてくる謎の錯覚、新感覚。何回も見たいと思える映画。>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

4.5

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アンドリューニコル3作目

メイキング動画もみたけど、製作陣が口を揃えてニコル監督の独創性と隠喩の多用について話してたから緻密さに気づく必要があるんだなーって終わってから思った。


いつもは警告しな
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トラッシュ・ハンパーズ(2009年製作の映画)

-

こんなの造れるのは常人の技ではないし、芸術とか映画とかの概念を無視した変態がつくり上げてしまった映像。スプリングブレーカーの監督作品と言われて、どこか納得した自分がいた。視覚と聴覚を不快感で蔓延させら>>続きを読む

ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

4.2

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ナポレオンが一度も笑わない人生に脱力してるんだけど、それがポジティブでもネガティヴでもない男なんだよね。いつも気怠そうな顔してるし、登場人物ほとんど笑わないけど、シュールさが笑いのツボをみごとに当てて>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.8

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至る所で身体中の血液の流れが滞るのを感じる精神削り気な映画だった。最後は、最悪のオチが想像できてたからこそ、違う展開で救われた。これ、続編ある?なんか似たタイトルいくつかあるけど、監督違うし、続きがあ>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

3.5

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今泉力哉監督3作目

最後のシーンは「ありがとう、いってらいっしゃい」の花束であると、決めました。きほちゃんが、一瞬で枯れてしまう花束をドライフラワーにして、部屋に飾って留学生活の中で誠一くんを想う日
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