みおこしさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

3.7

岡本喜八監督、大女優・北林谷栄主演の痛快クライム・コメディ。

刑務所を出所したばかりの3人の若者、正義と平太、健次の三人組は、紀州で最も有名な山林王である柳川とし子の誘拐を計画。身代金5000万円を
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トプカピ(1964年製作の映画)

4.0

「ルパン三世」や「オーシャンズ」シリーズなど、後世に大きな影響を与えたとされる泥棒もの映画の元祖となる1本。観るチャンスに恵まれず、しびれを切らしてDVDを購入してしまいました!

名うての女泥棒エリ
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ソープディッシュ(1991年製作の映画)

3.3

長寿昼メロドラマ(通称"ソープオペラ")「日はまた沈む」の主演女優セレステ・タルバートのキャリアは好調ながら、プライベートは散々だった。番組プロデューサーのデイヴィッドは、共演女優のモンタナの頼みを聞>>続きを読む

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.0

全米女子テニス大会の優勝者であるビリー・ジーン・キングは、女子の優勝賞金が男子の1/8であることや、他にもいくつもの侮蔑的発言を受けることが増えていて辟易としていた。そんなある日、往年の世界王者ボビー>>続きを読む

ベビーシッター・アドベンチャー(2016年製作の映画)

3.4

"THEディズニー・チャンネル"な1本。

生真面目なジェニーと、アーティスト気質な自由人ローラは、写真家のインターン採用面接で出会い、同じ採用枠をめぐって張り合った結果険悪なムードに。その流れでお互
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最高にしあわせ(1967年製作の映画)

3.4

ビデオマーケット様、この幻のディズニー映画を配信してくださって感謝しかありません…!シャーマン兄弟が楽曲を手掛けた実写ミュージカル作品、念願の鑑賞。ジャケット写真がないのが残念ですが、『メリー・ポピン>>続きを読む

メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

4.0

音楽レーベル"モータウン"の創立者ベリー・ゴーディ他、黄金の歴史を彩ってきたアーティストやスタッフのインタビューを交えながら、記念すべきレーベル設立60周年を称えた音楽ドキュメンタリー。公開当時劇場で>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.7

沼田家では、中3の次男・茂之の高校受験を控えていた。一向にやる気を出さず成績も上がらない茂之に困り果て、父の孝助、母の千賀子、そして成績優秀な兄の慎一もピリピリムード。家庭教師を雇ってもなかなか続かな>>続きを読む

テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

3.8

テキサス某所。宿屋に街の富豪たちが顔をそろえ、大金を賭けたポーカーが今年も行われる。妻メアリーと息子とともに宿屋に来ていたギャンブル好きの男メレディスもこれに参加するが、窮地に追い込まれ心臓発作を起こ>>続きを読む

ドラムライン(2002年製作の映画)

3.7

前から観たかった1本。

ドラマーとしての才能に溢れる青年デヴォンは、名門マーチング・バンドを誇るA&T大学に音楽特待生としてスカウトされる。彼は持ち前の才能を生かして部員を圧倒するが、だんだんそれを
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私というパズル(2020年製作の映画)

3.6

アカデミー賞授賞式まで残りわずか!主演女優賞にノミネートされた本作を直前に記録。

ボストンに暮らす女性マーサは臨月を迎え、生まれてくる子供への想いを馳せていた。助産師のサポートによる自宅出産を選び、
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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.7

意欲的に良作を生み続けるロン・ハワード監督による、Netflixオリジナル作品。本作でグレン・クローズはアカデミー助演女優賞にノミネート。しかも同時に同じ役でラジー賞にもノミネートされたというニュース>>続きを読む

続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(2020年製作の映画)

3.4

願わくば前作を鑑賞してから…と思っていましたが、明日もうアカデミー賞ということで脚色賞と助演女優賞にノミネートされている本作を先に鑑賞。

「うわぁ…」と思わず目を背ける、っていうか目を疑いたくなる強
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.4

アカデミー賞6部門ノミネートの話題作を鑑賞。

1980年代、農業で成功することを夢見て米・アーカンソー州に引っ越してきたある韓国系移民の家族の物語。
いわゆる"アメリカン・ドリーム"に思いを馳せ、胸
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あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)

3.5

アカデミー賞前に慌てて関連作品をレビュー中!(笑)今回は助演男優賞(レスリー・オドム・ジュニア)、脚色賞、歌曲賞の3部門にノミネートされている本作。

公民権運動の指導者マルコムX、ソウル歌手のサム・
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不沈のモリー・ブラウン(1963年製作の映画)

3.9

タイタニック号の生存者としても知られる伝説のソーシャライト、モリー・ブラウンの半生をデビー・レイノルズ主演で描いたミュージカル大作。最近DVDが日本で発売されたようで、念願の鑑賞!
(ちなみに名作『タ
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ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

3.9

アカデミー賞脚色賞ノミネートの1本。

インドの貧しい村で生まれ育った青年バルラム。彼は持ち前の抜け目なさを生かして、ひょんなことから裕福な家庭の運転手として働くことになる。少しずつ一家の信頼も勝ち取
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ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

3.4

ジム・ジャームッシュ監督作品。

コンピューター・ビジネスで成功したドン。しかし、あまりにも無気力で自堕落な生活ぶりに愛想を尽くした恋人に捨てられてしまう。そんな矢先に匿名の手紙が彼宛に届き、実はドン
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バーシティ・ブルース作戦 裏口入学スキャンダル(2021年製作の映画)

3.6

"バーシティ・ブルース"と呼ばれる、アメリカで一大スキャンダルとなった裏口入学事件を関係者のインタビューや再現ドラマを交えて描いたドキュメンタリー。
事件の中心人物、リック・シンガーを描いたのはベテラ
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罠にかかったパパとママ(1961年製作の映画)

3.6

ビデオマーケットで、ディズニーのお宝実写映画を何本か観ることができて感無量…!人気絶頂のティーン・アイドル、ヘイリー・ミルズが一人二役で双子役を務めた1本。

サマー・キャンプに参加した、ロンドン出身
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.8

気づけばオスカーまであと少し…!コロナ禍で劇場公開作品の延期が続くのが辛い一方で、4月の授賞式ということでノミネーション作品のほとんどが既に配信サービスで観られるというのは幸せな限り。markが追いつ>>続きを読む

イッツ・フライデー(1978年製作の映画)

3.6

やっと華金!ということで金曜日の夜のディスコを舞台にした作品。

ハリウッドにあるディスコ「ザ・ズー」で、ビッグ・ダンス・コンテストが開かれる。15歳のイマドキ女子、結婚5周年を迎えた夫婦、ブラインド
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.7

あらすじは割愛、先日の地上波放送でようやく鑑賞。

気づけば10年、本当にあっという間に時が経ってしまいましたが、被災地の皆さんやご遺族の皆さんの戦いはまだ終わっていないと思うと、改めて胸が締め付けら
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ザ・ペーパー(1994年製作の映画)

3.7

グレン・クローズがオスカーにノミネートされている話題作『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』を先日観まして(まだレビュー書く前)、ロン・ハワード監督は約30年以上に渡って上質なヒューマン・ドラマを手掛け>>続きを読む

ミンクの手ざわり(1962年製作の映画)

3.4

大好きなドリス・デイ主演作。共演はケイリー・グラント!

失業中のキャシーは、雨の中を移動中に車に泥をはねられてしまう。怒り心頭の彼女は泥をかけた張本人である大手財閥の社長シェーンのビルを訪れ文句を言
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.6

色んな意味で大変話題になった本作。日本生まれの高速ハリネズミの活躍を描いたアクション超大作。あらすじ割愛。

初めてトレーラーが解禁されたとき、そのビジュアルを見た世界中のファンを震撼させたソニックで
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ハンディキャップ・キャンプ: 障がい者運動の夜明け(2020年製作の映画)

3.7

1951~1977年にニューヨーク州の田舎で開かれていた障害を持った若者を対象としたキャンプ「Camp Jened(ジェネドキャンプ)」のこと、そしてそれ以降に起きたリハビリテーション法第504条の施>>続きを読む

ミッキーの大演奏会(1935年製作の映画)

3.6

今からもう86年も前の作品になるのですね、びっくり。
ミッキーやディズニーのドキュメンタリーなどでも度々使用される大変有名な短編。ミッキーに加え、ドナルドやグーフィー、ホーレスやクララベルなどミッキー
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ミッキーの巨人退治(1938年製作の映画)

3.5

懐かしい...!
仕立て屋さんのミッキーが知恵を絞って巨人を倒すお話。糸や針を使って試行錯誤しながら上手に巨人を倒すその姿は、やはりミッキーマウス様のスターとしての風格そのもの(笑)。
子供心に「ミッ
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12人の怒れる男 評決の行方(1997年製作の映画)

3.9

名匠ウィリアム・フリードキン監督による、『十二人の怒れる男』のリメイク(テレビ映画)。ジャック・レモンの晩年の作品ということで鑑賞。
あらすじはほとんどオリジナル版と同じなので割愛。

全員が有罪と断
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キネマの天地(1986年製作の映画)

3.6

久々の邦画。山田洋次監督が手掛けた1本として有名ですが、なぜか私が本作を知ったきっかけは出川哲朗さんが端役で出ているという情報を彼がTVで話したときだった記憶が(笑)。

浅草で売り子をしている田中小
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星の王子ニューヨークへ行く2(2021年製作の映画)

3.7

待ってました、続編!鑑賞前に1を久々に見返したのですが、本当に細かいところまで落とさずに前作のポイントをきちんと継承しているので、改めて予習してからの続編鑑賞をお勧めします。

アキーム王子が花嫁リサ
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愛しのロクサーヌ(1987年製作の映画)

3.3

フランスの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』を元にした、スティーヴ・マーティン主演のラブコメディ。ヒロイン役には当時ブレイク中だったダリル・ハンナ!

ワシントンの田舎町に暮らす消防士のベイルズ。思い
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ピクニック(1955年製作の映画)

3.0

ウィリアム・ホールデン様目当てで鑑賞したけど、とっても微妙だった…(笑)。

実業家を父に持つ大学時代の友人アランを頼り、カンザスの小さな町にやってきた、無一文の男ハル。とある家で庭仕事を与えられたの
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.1

年明けから何とか1日1本鑑賞をキープしてまして、ついに2,900本突入!3,000本の大台も見えてきたので、引き続き皆様のレビューを参考にしながら名作・珍作(?)の鑑賞頑張ります~!記念すべき2,90>>続きを読む

スターダスト(2007年製作の映画)

3.7

『キングスマン』シリーズの生みの親であるマシュー・ヴォーン監督による1本。公開当時ハリポタやナルニアシリーズなどファンタジー映画がたくさん公開されていたのもあって、ちょっぴり埋もれてしまった感があった>>続きを読む