ワイカさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

ワイカ

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アントマン(2015年製作の映画)

4.0

2作目観た後に記憶を呼び覚ますため再鑑賞。うん、やっぱり面白い。小さくなった時の映像があまり見たことない感じで引き付けられます。ストーリーもさすがのマーベルでちゃんと説得力があります。一方でギャ>>続きを読む

ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)

4.2

これは面白い!舞台喜劇をそのまま映画にした感じ、とどなたかが書いてましたが、まさにそんな感じの映画。全体的にチャップリンやウェス・アンダーソンを彷彿とさせるシュールでクスリとできる笑いが満載です>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.0

前作より敵が多く話も少し込み入ってて、最初はついていくのがちょっと大変だったかも(前作をあまり覚えてなかったせいもありますが)。でも相変わらずギャグ要素が多くて笑えるし、やはり大きくなったり小さ>>続きを読む

あなたの旅立ち、綴ります(2016年製作の映画)

3.3

偏屈で嫌われ者の金持ち老女が、生きてるうちに自分の訃報を書くよう依頼した若手女性新聞記者と心を通わせながら、自分の半生を総括する話。

最後は少ししんみりきましたが、だいたい予想通りの内容
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タグ(2018年製作の映画)

3.7

最高にくだらない話!(ほめ言葉です) 「実話に着想を得た」作品らしいですが、こんなにバカバカしいことを真剣にやってた大人が実在するとは信じられません。

子供の頃に始めた鬼ごっこを大人にな
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.7

静かだけど良い映画。仲間たちが良い。そしてデビッド・ボウイやデキシー・ミッドナイト・ランナーやクラウデッド・ハウスなどの曲が良い。ロッキー・ホラー・ショウをネタにしてるのも良い。エズラ・ミラーっ>>続きを読む

コールドプレイ:ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ(2018年製作の映画)

4.2

バンド結成前後の映像がこんなに残ってることが奇跡!デビュー前の映像が超初々しいです。これがあれば、最近のクイーンみたいな再現映画は彼らには必要ないよねってくらい、バンドの歴史を凝縮しちゃってます>>続きを読む

ザ・プレデター(2018年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

これはちょっと酷い。 番外編のAVPやプレデターズを除くと久々の本編の続編だと思って期待して観たのに、かなり裏切られました。これはもうプレデターではないって感じ。

とにかく80〜90年代
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

4.3

タイトルや予告編の雰囲気からして、ボストンマラソンのテロ事件を解決した警察を美化したアメリカ万歳的な作品だと思ってずっと敬遠してた映画。ところが評価が高いので観てみたら、事件の発生から解決までを>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

暖かくて優しさ溢れる作品。ジャケットからはもう少しコメディ感の強い風変わりな内容を予想してたけど、けっこうまっすぐに家族や友情の大切さを描いてました。

生まれてすぐに誘拐、軟禁され犯人夫
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

最高だった「シング・ストリート」を観た後、監督が同じ人と気づき久々に観てみました。勇気がもらえて、心がとても暖かくなる話。そしてやはりこの監督は音楽を題材にした映画がうまいです。

スト
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.1

ネオナチの爆弾テロでクルド人の夫と子供を殺されたドイツ人女性のお話。

何よりダイアン・クルーガーの演技がすごいです。夫を殺されて心を蝕まれる妻を完璧に演じてます。これまできれいで健康的な
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.0

大人になったクリストファー・ロビンがプーさんたちとの再会を機に、子供時代の大切な気持ちを取り戻していくという、とてもストレートな話をとてもストレートに描いたファンタジー。心の汚れまくった大人には>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.7

人生の皮肉を軽快なノリでブラックユーモアたっぷりに描くウディ・アレンの相変わらずの作風です。ここ数作はイマイチ乗れなかったけど、今回はブルー・ジャスミン以来、久々に楽しめました。

とにか
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

5.0

最高でした!今年一番かも!観てる間、主人公に共感しすぎて「もう無理!(もちろん良い意味で)」と何度も叫びたくなるぐらい良い青春映画でした。

この時代の閉塞感や不条理な学校生活に、ロックバ
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

3.6

1995年、ボスニア紛争直後のバルカン半島のある地域で、井戸に投げ込まれた遺体を引き上げようとロープを探して苦闘するNGOのお話。

事前に読んだレビューでコメディ色の強い作品のように書か
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

4.2

視力をほとんど失いながら「五つ星ホテルで働きたい」という夢のために、視力障害を隠して一流ホテルの研修を受けた若者のお話。

障害者をテーマにした映画って重いか過剰な御涙頂戴かというイメージ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

壮絶で陰惨なサスペンス。これが実話かと思うと愕然とさせられます。雪に閉ざされたアメリカの田舎なら確かに起こりそうな話です。

舞台は先住民族が追いやられた辺境の地。ある日、先住民族の少女
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

ゾンビ映画が苦手なのでどうかなぁと思ってたんですが、あまりにすごい評判なので恐る恐る観てみました。そしたら何これ!想像してたのと全然違う!めちゃくちゃ面白いじゃないですか!

最初の30分は
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.9

かの有名なナンシー・ケリガン襲撃事件(と言っても今の若い人はあまり知らないと思いますが)のトーニャ・ハーディングを描いた作品。当時ヒールとして日本でもワイドショーを賑わせてたハーディングですが、>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.5

毎度安心の展開。ここまでくると、もうパニック映画界の水戸黄門の域です。今回は人間のバカさ加減がいつも以上に際立ちます。主人公たちの行動も浅はか過ぎて驚きます。前半の島のくだりも、こんなに近くで火>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.3

愛と優しさにあふれた映画。みなさん書いてるように、最初から最後まで涙腺緩みっぱなしでした。

生まれつき顔に障害を持つ少年が、家族の愛に支えられながら、学校での偏見やいじめを乗り越え友情
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.3

評価がオーシャンズ11シリーズよりも低いので、あまり期待しないで観てみたら、なんの、全然面白いじゃないですか。むしろ11シリーズより好きかもと思いました。

最大の魅力はテンポの良さと、1
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

前半はいつもより話が複雑でちょっと着いていけませんでした。前作の続編と聞いていたのに、黒幕の風貌が前作と変わり過ぎてて誰なのか最初は分からなかったし、登場人物も多めで、???がいっぱいでした(そ>>続きを読む

誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

4.2

スパイ映画なのにアクションはほぼ皆無。物語は終始静かに淡々と進むけど、決して退屈ではありません。むしろヒリヒリとした緊張感が漂い、最後まで目が離せません。諜報員の現場って実際はこういう感じなんだ>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.8

スターウォーズの新シリーズはクソ続きだし、この作品も評価がイマイチなのでハードルを下げて観たら、いやいやなんの、全然面白いじゃないですか。スターウォーズの原点に返ったようなワクワクできる冒険活劇>>続きを読む

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.2

「テニス界の男尊女卑と戦った女子選手の話」と思って見たら(もちろんそういう側面もありますが)、「テニス界の男尊女卑が強かった時代に、それをネタにして開催された〈女子テニス王者vs元男子テニス王者>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.5

頭がよい元スキー有力選手が、引退後に明晰な頭脳を生かしてポーカーの元締めとして成功するも、FBIに逮捕されて客のマフィアたちの情報を提供するよう迫られ抵抗する話。

ずっと知的なマシンガン
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦下の1940年、ヒトラーのドイツに完全に押され気味だったイギリスの首相に、ほとんど貧乏くじ状態で担ぎ上げられながら、イギリスを戦勝に導いたチャーチルのお話。

とにかく知らな
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.1

ワールドトレードセンタービルの間を綱渡りしたフランス人の大道芸人フィリップ・プティを描いた作品。

公開当時は、予告編がなんだかシリアスな雰囲気だったので、「確かにすごいことをやったのかも
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

4.0

 先日、ロンドンでドリームガールズのミュージカルを観ました。ミュージカル初鑑賞ということや、英語が分からないということもあって、ちょっとミーハーかなぁと思いつつも、映画版が好きなので初心者でも楽しめる>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.7

体が動かなくなる難病にかかりながら、宇宙の研究を続けたホーキング博士の半生を描いた作品。話が重そうなので敬遠してましたが、見てみたら、描き方の上手さのおかげかそこまで重たさを感じずに見ることがで>>続きを読む

マンハッタン殺人ミステリー(1993年製作の映画)

3.0

途中までウディ・アレンと元カノ(ダイアン・キートン)が、ただひたすら喋りまくるだけで退屈極まりなかった。終盤にようやくミステリーっぽくなったけど、ノリは最近の「タロットカード殺人事件」に近くてそ>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.6

昨年秋にレンタルで観賞。キャッチフレーズに「GoogleEarthが起こした奇跡」みたいな文言があったから、Googleの宣伝映画?と思ってなんとなく敬遠してた作品。

ところがたまたま
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

映画は音楽次第で傑作にも駄作にもなりうる。以前からそう思ってはいたけれど、映画音楽を作る人の苦労まで思いを巡らせたことはなかった。この作品を観て、映画音楽作家のたいへんさ、創造性の高さを初めて>>続きを読む