ろーしゃーくさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ろーしゃーく

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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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時間を超越した存在からの視点を想像する事と、それによって見えてくるものがあるという事、といった調子でしょうか。

ポルターガイストのショボい実態は新鮮で面白かったです。

超擬態人間(2018年製作の映画)

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スプラッターでSFなエネルギッシュなバイブスに溢れたホラー作品。効果音などのボリュームからしてめっちゃハイテンションで楽しい作品でした。

顔面削ぎ落とし・肉吊りフック・磔釘銃・自動SEXマシーン・目
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許された子どもたち(2019年製作の映画)

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暴走するクズのイメージと、奴等のエネルギッシュで迷惑極まりないバイブスに溢れたお話。登場人物の殆どがクズというのは、ある意味で清々しいとも言えなくはないけれども…。

やっぱり現実に起きた諸々の事件を
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VIDEOPHOBIA(2019年製作の映画)

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不穏で不安なバイブスが全編に渡って通奏低音のように流れている、微ホラーテイストの作品。

青山(朴)愛演じる廣田朋菜さんと、木下悠演じる芦那すみれさんのお二人の存在感がとにかく素晴らしかったです。不安
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恋するけだもの(2020年製作の映画)

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論理は影を潜め純粋に力の序列のみが物を言う、野性のバイブスが全編に炸裂した超ハイテンションな作品。

そういった暴力的なバイブスを全面的に体現しているクレイジーな最強生物、"江野祥平"はやっぱり今作の
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バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~(2021年製作の映画)

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Creepy Nutsの「Who am I」がテーマ曲という点が個人的な決め手となり観て来ました。

勝手な予想として、Creepy Nutsで言えば「スポットライト」的なテーマなのかと思っていたので
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

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レコードの音楽とともに"再生"される愛娘の思い出の数々。

人は"今ここ"に存在する者以外の視点を想像・共有する事で、世界に開かれる事が可能だというモチーフがとても印象的でした。

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

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インターネット上での児童虐待をテーマにしたドキュメンタリーという事である程度の予測はしていたけれど、心底気分の悪い現実を突きつけられました。

後半に描かれる脅迫クソ野郎の情けない狼狽っぷりと、旅行業
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

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吉田大八監督作品という事でそもそも一定程度期待はしておりましたが、その予想を上回る面白さで正直降参でした。

"騙し合いに次ぐ騙し合いの末の逆転劇"的なストーリーはタイトル&予告編からも予想される所で
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旅立つ息子へ(2020年製作の映画)

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切ないけれど物凄く良い話だなぁ、という子離れの物語でした。

父・母・息子の主演親子3人を始めとして、登場人物達がそれぞれ複雑な感情を様々表していて、役者さん達の演技たるや物凄いなぁと思いました。
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ノマドランド(2020年製作の映画)

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資本主義社会から放り出された高齢者達が、流浪のヴァン生活を通じて助け合い交流を行う様が非常に魅力的に映るのは、現代社会がある種の限界を迎えている事をひしひしと感じているからなのか…。

流浪の交流の中
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

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兎にも角にも、キャラクター全てが素晴らしく魅力的なデザインで、めちゃくちゃ楽しいストップモーションアニメでした。

物語としては遠い未来のSFといった感じで、(人間=神様=ガラクタ)な主人公が度重なる
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スタイルウォーズ(1983年製作の映画)

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ヒップホップ黎明期ブロンクスの、社会や行政との対立なども含めた当時の空気感。

社会システム内の理屈でいくら考えたところで、彼らがグラフィティをボミングする理由は理解できるはずがなく。

虐げられ無視
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コントラ KONTORA(2019年製作の映画)

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本筋の物語は物凄く変わった(と言うよりハッキリと変な)話なんですが、円井わんさん演じる女子高生ソラがめっちゃナイスで最高でした。"後ろ向きに歩く男の映画"くらいの雑な前情報だったのですが、まさかこんな>>続きを読む

ファンタジア(1940年製作の映画)

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初めて観たんですが、オーケストラのコンサートの体裁で、照明と音楽・アニメーションと音楽を融合させる事を重点とした作品なんですね。有名な水撒き箒の場面も、あぁいった話だという事を初めて知りました。

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ミナリ(2020年製作の映画)

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静かでありながら、様々なモチーフを内包した非常に豊かな作品。

遠く離れた韓国の地からやってくる祖母・日曜日の度十字架を担いで歩くポール・怪しげなダウジング爺さんなど、ややstrangeな人達の愛らし
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白雪姫の赤い靴と7人のこびと(2019年製作の映画)

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"未体験ゾーンの映画たち2021"のチラシで目撃して、よくよく調べてみたらクロエの姉貴が声優してる!という事で急ぎ鑑賞。
『トムとジェリー』の時も実は思ってたんですが、姉貴の"Oh my gosh!”
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AGANAI 地下鉄サリン事件と私(2020年製作の映画)

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地下鉄サリン事件の被害者でもある本作の監督さかはらあつし氏と、現Alephの広報部長荒木浩氏との随行行脚を記したドキュメンタリー。
実際の旅を映した作品でありながら、様々な文脈で読み取る事の出来る多義
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ビバリウム(2019年製作の映画)

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印象的なカッコウのイメージから始まる今作。物凄い不条理炸裂のstrangeな展開を想像していたんですが、割と展開としては理路整然としていて予想外に納得的な作品でした。

当初全く予想していなかった方向
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フィールズ・グッド・マン(2020年製作の映画)

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元々は作者であるマット・フューリーさんにも似て、気ままで楽観的なキャラでもあったカエルのぺぺが、本来意図しない所で"ミーム"として孤独・寂しさ・悲しさ・怒り・憎悪など様々な感情の容れ物として勝手に使わ>>続きを読む

クイーンズ・オブ・フィールド(2019年製作の映画)

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タフで感情豊かで溌剌としている、めちゃカッコ良い"女性チーム"の面々がとにかく最高で素敵な作品でした。
対比として描かれる夫連中の、みみっちくて情けなくてしょうもない姿も痛烈。

それまで陰ながらチー
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

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ほとんどの劇場が吹替上映な中数少ない字幕版を狙ったからか、はたまた連休のせいなのか、ほぼ満席状態での鑑賞。
…だったんですが、皆さん結構真面目にというか大人しくご覧になっていた印象で、やや笑うのが憚ら
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野球少女(2019年製作の映画)

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何よりも先立って、主演のイ・ジュヨンさんの負けん気溢れる顔力&佇まいが素敵な作品でした。

差別や偏見・固定観念など女性の前に不当に立ちはだかる壁と真っ向から戦う話かと勝手に予想してたんですが、(そう
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あの頃をもう一度(2021年製作の映画)

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『ラーヤと龍の王国』と同時上映の短編作品。

"Age Ain't Nothing but a Number."的なテーマの老夫婦が主人公の楽しいミュージカルで、年齢とか環境とかではなく"その時その場
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

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予想の遥か上を飛び越えていくレベルの大傑作で、正直上映中かなりの時間嗚咽しっぱなしだった為、真面目に涙が枯れ果てるのではないかと思いました。

信頼とか共通感覚の象徴でもあるドラゴン・シスーがめちゃく
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

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両手に拳銃を(無理矢理)結着させられた、二丁拳銃男演ずるダニエル・ラドクリフさん(しかも髭面)というフォルムの時点で、ある程度の打点が保証されているタイプの作品だろうなぁと思っていたんですが、個人的に>>続きを読む

ナタ転生(2021年製作の映画)

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ディストピア的な格差社会&面白車両満載のカーチェイスという『Mad Max: Fury Road』的要素と、バイクや鎧をDIYしながら利他の精神に辿り着く『アイアンマン』要素に、異能のバトルという要素>>続きを読む

カポネ(2020年製作の映画)

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晩年のアル・カポネの生活を描いた、というよりは認知症を患ったアル・カポネから見た世界、という要素が強かった。
老いや病からは何者も逃れられないという意味では、非常に興味深いところもありました。

認知
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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とても印象的なショット×めっちゃナイスな登場人物達によって、最高にグッとくるシーンが数えきれない程のつるべ打ち状態で、観賞後放心するレベルに最高でした!

序盤の良家の人々・地方暮らしの人々双方の、そ
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あの頃。(2021年製作の映画)

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ハロプロという"好きな物"を通して仲間と出会い人生を共有していく話で、アイドルの素敵さとか仲間がいる事の素晴らしさとかいう辺りは伝わった。

…のだけれども、超重要人物であり個人的にも一番好きだったコ
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DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

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「思ってた話と違う!」とかなり戸惑いながら見ていた前半部は、食堂で働くナターシャを中心とした研究施設に携わる人々の生活を描いたもので、正直長いし眠いし若干の二日酔い状態で観た事もあってどうしようもない>>続きを読む

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

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"ヴィトンのバッグが(物語の)基本とな〜る"と言うのを堪えられないファーストショットから、それと対になったラストショットまで、非常にサクサクとテンポの良い進行で、ポップな印象且つ楽しい感じでありました>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

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全編を通してブラックなユーモアに思わず笑わされる、めちゃめちゃ楽しい作品でした。渡部亮平監督、鬼才!

特に一番笑ったシーンは、癇癪を起こしたヒカリちゃんを「学校は行った方が良いんじゃないかな!」と宥
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地球で最も安全な場所を探して(2013年製作の映画)

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またしても調査不足で、上映後Edgar Hagen監督のトークセッションがある事を現地で知りました…。

"核廃棄物の最終処理をどうするか"という、目下日本においても切迫している問題を扱った作品。
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精神0(2020年製作の映画)

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精神科医の山本昌知さんと妻・芳子さんという、素晴らしく魅力的な御二人の姿に心底感動する。

不勉強ながら前作未見ではありますが、話を聞いてくれる存在・側で寄り添ってくれる存在によって人は癒されるという
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

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ISに人質に取られたデンマークのカメラマンの話。

「政府としてテロに屈することは出来ない」といった見たことのある姿勢、役人や専門家などのあくまで形式的な話し振りは、立場上仕方ないとはいえやはり無感情
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