『タコピーの原罪』という漫画がある。
『ドラえもん』のように便利道具を出すタコ型宇宙人タコピーが、子供たちをハッピーにするよう奮闘するが、道具で心は救われない。現状も悪化する。
道具で却って混乱する位>>続きを読む
本当はフライトレコーダー内のデータだけで、謎解きをやってもらいたかった。そうすれば、唯一無二の作品になっただろう。
さすがにそれは難しいので、話を広げて二転三転させる展開にしている。
映画としては大>>続きを読む
裏切りの物語である。
ドラマは葛藤だという。
騙される人間と騙す人間が居たら、騙す方が葛藤がある。
特に裏切り者ほど、葛藤を抱えやすいと思う。
何も悩まない正しい人より、裏切りばかりを抱えた人物の方が>>続きを読む
おでんは、屋台とか薄汚れた小料理屋で食べるから美味しい。
それを高級ホテルや一流レストランで食べても、おでんの味なんか味わえない。
そもそも三木聡監督というのは、サブカルの人だと思う。
みうらじゅん、>>続きを読む
「グッチ」という名前にまつわる話。
富の象徴であり、名門であり、呪われた名前である。
劇中で偽ブランド、関西弁で言うパチモンが紹介される。
グッチに嫁いだ女性が本物かパチモンか。
偽ブランドに寛容だっ>>続きを読む
『孤独な場所で』と同じように、サスペンスに託してある種の人間の悲哀、人生を描いている。
マット・デイモン演じる主人公は、貧乏な白人という労働者階級。
口下手で、コミュニケーションが苦手だ。
社会の中>>続きを読む
昔の犯罪映画は、単純なあらすじの中に当時では問題視されていなかった事を無意識に描いているケースがある。
『ガス燈』で、男性が女性を心理的に虐待する様を描いてそれがガスライティングという心理学用語になっ>>続きを読む
前半は渡辺直美、後半は北川景子の怪演で持たせている映画。
IQ の高い子供達と管理者北川景子の知恵合戦と思ったら、出たとこ勝負のロープでの脱獄。知恵も何もない展開だった。
『大脱走』のように監視役の目>>続きを読む
この22年で一番驚いたのは、監督のウォシャウスキーが兄弟から姉妹に変わったことだろう。
映画は、それを超える驚きはなかった。
兄、いや姉一人だけならまだしも、弟まで妹になるなんて・・・
『マトリックス>>続きを読む
日本でやるなら、キモノマンか呉服マン?
シールド付き番傘、電磁鞭の兵児帯、リモコン下駄(あれ?)etc
日本にだって長い歴史と伝統があるのだ。
しかし、今の高校生は忠臣蔵も知らない。
これではキモノマ>>続きを読む
「姉さん、ここはどこ?」
「ネズミの王国よ」
「ネズミの王国?」
「みんな高いお金で買収されて、黒人奴隷のように働かされているの。世界中のヒーローたちが、今やネズミの下で奴隷働きしているわ」
「あの太>>続きを読む
『古畑任三郎』で、田村正和は人物の履歴書は面倒臭くて読まないから作らなくて良いと、脚本家の三谷幸喜に言ったそうだ。
『太陽は動かない』でも書いたが、邦画や日本のドラマの欠点はシナリオ学校で人物の履歴書>>続きを読む
薄毛で腹のたるんだブリーフ親父が追っかけてくる〜💦
若い女性には血まみれゾンビより、ブリーフ親父の方が何倍も怖いらしい。サブイボ立ちまくりって感じ。
私はブリーフ派じゃないから関係ないね、と笑っていた>>続きを読む
なんとなく主人公が好きになれない。
人知れぬ恋なのに人前で浮かれ、革命だと騒いで捕まり、恋人と引き離される。
イケメンでもないし、老けたアホ男のどこを彼女は好きになったのだろう?
大して反省もなくその>>続きを読む
フランク・キャプラってワンパターン!!
と、思ったら実は微妙に違っていたりする。
本作も他のキャプラ映画同様、お人好しの善人が資本家や政治家に騙され利用され全てを失い、そして命がけで何かを訴える。それ>>続きを読む
『羅生門』のオマージュというよりアンチテーゼ。
昔なら男が女を襲ったのは、実は悪女で誘惑されたから・・・というのも成り立った。
運命の女とか魔女とか悪女とか誘う女とか、それらは全て男性側から見た都合の>>続きを読む
男の旅は 一人旅
女の道は 帰り道
しょせん 通わぬ道だけど
惚れたはれたが 交差点
アーアー 一番星 空から
俺の心を 見てるだろう🎵
北限のトラック野郎、文太兄さんならぬリーアム兄さん・・・いや>>続きを読む
キム兄やないか、キム兄が駐車場係かい。
嘘つけ、コックかお笑いやろう。
バス乗ってすべらない話? 違うんかい、なんで戦ってるねん?
え? キム兄やないの?
あーそうか、ラッシャー板前か。
さすがたけし>>続きを読む
鼻チューブでも美男子!!
シャラメ以外できない芸当だ。鼻チューブの憂い顔でもサマになる。
大抵は三枚目か病人に見えてしまう。
普通は鼻チューブしたら、SF 大作ではなくバラエティ大作だ。
しかし、シャ>>続きを読む
怖がって良いのか、爆笑して良いのか迷う。
しかし不思議な爽快感があり、最後は姉妹ドラマに感動する。
不思議な感覚の映画。
創作というのは、こういう新感覚と言うか不思議な感覚を体験させたり、観客の知らな>>続きを読む
父親の創った男の理想像を娘が修正する。
製作者アルバート・ブロッコリが創った007は、高級品を身につけた洒落男がスパイ仕事の傍ら行き先々で色んな女を口説くものだった。
いわば、男の願望を映画化したもの>>続きを読む
元々ビリー・ワイルダー作品が好きなのだが、彼の作品には人を騙す話が多い。
悪事とは、見ている分にはスリリングで楽しい素材だ。
ワイルダーの場合、最初から手の内を明かして話を進めるので、観客は知らぬ間に>>続きを読む
『ミッドナイト・エクスプレス』(1978年)という映画があった。
麻薬所持で捕まったアメリカ人男性が、地獄のようなトルコの刑務所から逃げ出す話だ。
当時、恐ろしいのはアメリカ以外の国だった。
今は外国>>続きを読む
「ラピュタ阿佐ヶ谷」は、ほぼジブリと関係がない。
初めはアニメーション映画専用の映画館だった。
今ではラピュタと言いながら、やっているのは古い邦画ばかり。
ジブリマニアと全くバッティングしない不思議な>>続きを読む
「シネマヴェーラ渋谷」は、若者の街で唯一ベテランがたむろする場所だ。
周囲がハロウィン一色でも無関係。古い映画を上映している。時間の止まった聖地、または映画マニアの墓場。
マニアの爺婆集結。そこは常に>>続きを読む
引っ越しで東京を離れるにあたり、一番好きな映画を友人と観る。
急な呼び出しにも関わらず、来てくれた友に感謝。
しかし電車が止まり、上映時間ギリギリに到着。
そもそもが余裕を持って出かけない、自分のルー>>続きを読む
クリストファー・ノーランの弟のプロデュース作品。
脚本・監督は、彼の妻リサ・ジョイである。
夫が作りたかったのか妻が作りたかったのかで、印象が変わる。
本作は、昔のハードボイルドの世界をSF風にしたも>>続きを読む
水島新司の漫画『野球狂の詩』に、ゴリラが入団する話がある。
日本では無理で、最後は大リーグに向け渡米する所で終る。
本作の漫画原作者は、『宇宙黒騎士』というガンダムもどきのアニメ関係者なので、またやっ>>続きを読む
「以下は極秘情報、最高機密バイオニック改造手術カルテ・・・」
昔『600万ドルの男』の女性版。リンゼイ・ワグナー主演『バイオニック・ジェミー』というSFドラマが、夜中に日テレで放送していた。
その後番>>続きを読む
父親も兄も近所の優しいお兄ちゃんも、幼なじみも初恋相手も勿論恋人も、男という生き物は皆チンチンで行動している。
頭の中がチンチンに支配されている、どうしようもない生き物。
チンチン頭は、正にエイリアン>>続きを読む
ヘレン・ケラーとは違う三重苦である。
ハゲ・デブ・オタク(映画が強調しているので、あえてあえて〜書きます💦)。
さらに引き籠もり傾向なので、ヘレン女史より過酷かも。
しかし、社会と折り合いできないのは>>続きを読む
シャマラン映画は、喜劇的要素が含まれている。
『ミスター・ガラス』の奇人変人大集合。
『サイン』宇宙人にケツバット。
『ヴィジット』のパンパース攻撃。
奇妙な笑いに満ちている。
今回は子供たちが初潮と>>続きを読む
イカれた連中相手に、演出もイカれてて中々面白かった。
しかしハーレイ・クインの扱いは、難しいなと実感した。
彼女の特徴は狂人であることだ。
だがスクワッドもイカれ集団なので、イカれた者の中にイカれた者>>続きを読む
退屈な駄作ではなく、退屈すぎる愚作。
映画はモーション・ピクチャーだ。
主人公が主体的に人生を切り開いていく様を見せるものだ。
動かずに、台詞で考えを述べれば説明。
行動で、その人の考えや生き様を映す>>続きを読む
どこまでが小説内の話で、どこからが現実か。
どこまでが嘘で、どこからが本当か。
なんて言ってますが、結局これ全て創作物なので全部嘘です。
全部作り物。だからどこまでが嘘で、どこからが真実かなんて考えた>>続きを読む
『全米激震
新世代の映画はこれだ‼
現実とバーチャル入り乱れ、膝を打つ面白さ★★★
今年度最高傑作ナンバーワン‼‼‼』
『全米激震
新世代の映画はこれだ‼
現実とバーチャル入り乱れ、膝を打つ面白さ★>>続きを読む