140字プロレス鶴見辰吾ジラさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

140字プロレス鶴見辰吾ジラ

140字プロレス鶴見辰吾ジラ

映画(1274)
ドラマ(0)
アニメ(0)

植物図鑑 運命の恋、ひろいました(2016年製作の映画)

3.1

”ほうれんそう”

いや、”報連相”は大事ですよ・・・

岩田”ガンちゃん”剛典の格好良いこと、格好良いこと。
暴論かもしれませんが、”イケメンチンピラ集団”EXILE族の一員の中で、明らかに異質な爽
>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.3

”ビューティフル・ドリーマー”

40日間にわたる社畜のデスロードを走り続け、ついにたどり着いた”夢”と”幻想”の地「LA LA LAND」。そこにあるのは”緑の大地”なのか?それとも”夢破れた暗黒の
>>続きを読む

コマンドー(1985年製作の映画)

4.0

”デフォルメされた神話”

「これから何が始まるんです?」
「第3次世界大戦だ!!」

御存じ、アクション映画の金字塔的存在で、カルト的にも似た絶対的な信頼性を兼ね備えた娯楽映画の傑作。TV放映されれ
>>続きを読む

ネバー・サレンダー 肉弾凶器(2006年製作の映画)

3.4

”映画世界でのプロレス”

自ら140字プロレスと名乗っていますが
本来はプロレスオタクでございます。
ブログでは何百試合とレビューをしていた時代をありましたが
完全に今は映画という愛人のところにどっ
>>続きを読む

ピースメーカー(1997年製作の映画)

3.4

”ジャック・バウアーが来るまでは”

運行中の貨物列車から核兵器が強奪された!
アメリカが狙われている!!
そのときヒーローならどうする!?

シチュエーション式サスペンスアクションにおいて、核兵器を
>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

”弱き者たちへの賛歌”

冒頭のミスコンの優勝シーンを繰り返し再生する少女の姿から、勝ち組と負け組の対立構図、そして勝利者への道のりを熱弁する男、寡黙に筋トレに励む青年に、自殺未遂した男性。

決して
>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.0

”ボンクラと憧れの距離”

この映画をまだレビューしてなかったとは・・・

エリートがゆえに左遷された主人公
田舎の平和な村で
それを引き裂くようにおけるハードコア殺人
村文化に潜む闇と、剥き出しにな
>>続きを読む

劇場版アイカツ!(2014年製作の映画)

4.5

”アイカツは思想書”

<大好きだから再レビューシリーズ>

中学3年生の受験勉強の真っ只中、心を癒すために踏み入れたのは深夜アニメの世界。高校時代は、スクールカーストのギリギリ百姓の位置で毎週の深夜
>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.7

”トラヴィスは僕らの中にいる”

<大好きだから再レビューシリーズ>

マーティン・スコセッシ監督
ロバート・デ・ニーロ主演
「タクシー・ドライバー」
NYの夜の街、不眠症、陰鬱な世界、誰がために・・
>>続きを読む

ウォーリアー(2011年製作の映画)

4.6

”リアル”が”ファンタジー”と交わるとき

<大好きだから再レビューシリーズ>

溢れ出る男気。
迸る男気。
止まらない男気。
ロマンチックが男気。

嗚呼、格好良い・・・

なぜ、今作はここまで熱く
>>続きを読む

エンジェル ウォーズ(2011年製作の映画)

4.5

”歪なものの純度が高くなっていく高揚感”
”無垢な祈りを信じようとすることで生まれる力”

【再レビューシリーズ】
かつてレビューしましたが、不真面目にレビューしていた時期もありますので、改めてレビュ
>>続きを読む

マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.7

アメリカファースト
ドリームファースト
”アメリカ”ファースト

男の”美学”、男の”ロマン”映画として80点
「七人の侍」の後継映画として45点
”アメリカ合衆国”の映画として90点

「七人の侍」
>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.7

”信仰は個々の最も純粋な部分で信念へと昇華される”

せわしなく泣き続ける虫の声が響き続け、それが加速していきふっと切り裂くように無音となり画面に映し出される”Silence”の文字。

この瞬間、言
>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

4.7

”原点にして頂点”
”真なる英雄は、利己的な損得勘定を越えたところにある”
”美談でなく、戦争を描いた活劇”

「七人の侍」をようやっと見た。
そこにあったのは、大きなうねりの始まり
そこに描かれたの
>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション(2015年製作の映画)

5.0

”絶望が世界の色を覆い塗りつぶしても、希望や狂気やもっと純粋な生への概念は隠すことはできない”

色を失ったことにより剥き出しになった、”狂気”の中への”生”
言語化しがたい情報量と物量と熱量が剥き出
>>続きを読む

キャリー(2013年製作の映画)

3.1

”人をイジメる豚どもは、豆腐の角に頭ぶつけて死ね”

オリジナルは未見で、クロエ・グレース・モレッツのアイドル性with藩めぐみ吹き替え目当てで見てしまった・・・

キャリーのフォースがクロニクるシー
>>続きを読む

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

4.3

シンデレラ・・・

凄い、凄いよ・・・
凄い、凄いよ・・・

この映画に誘拐されてしまった・・・

見終わったあと、エンドロールの中で唖然としてしまった。
レフン監督の変態性・美的感覚・フェチズム・信
>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

”グッドフェローズ”

良き仲間であり、良き友ではない。

マフィアに憧れてマフィアへの道を行く男。
裏社会のカーテンを覗き見て、カーテンの裏へ行ってしまった男。

「深淵を覗くとき、深淵もこちらを覗
>>続きを読む

アポカリプト(2006年製作の映画)

4.3

”俺の名は。”

圧倒的!圧倒的!!圧倒的!!!
牧歌的!残虐的!!快楽的!!!
逃げる!逃げる!!男は逃げる。
走る!駆ける!!愛する者のために。

血と肉と生と性と聖と
情と苦と情と苦と情と

>>続きを読む

傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

3.5

アララギ・プラン

待たせに待たせた「物語シリーズ」のプリクエル。
ピープルvs西尾維新(新房監督)。
「傷物語 エピソードⅢ:おっぱいもみもみしてください!」

”地獄への道は善意で舗装”とよくいい
>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

”コーヒーとタバコの相性は最高である”
”嘘の中の本当は面白いのである”

全11のコーヒーとタバコが織りなす人間模様。

評判が良く手を伸ばしてみた本作なのですが、冒頭のエピソードで「えっ!?」と感
>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

4.2

迷宮にて溺れる。

冒頭の人間の目をアップにしたぐるぐるぐるぐるとしたアニメーションで酔わせるオープニングシーンで、とにかく引き込んでくる。人間の目という最も生々しい部位のひとつと眼球から目が離せなく
>>続きを読む

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

4.2

怖い・・・怖いよ・・・話が通じナイナイナイ。

列車が偶然出会った男、その名はブルーノ。
このブルーノという男のコミュ力は中々高い。
主人公のテニスプレイヤーであるへインズは、最初はいぶかしくも感じる
>>続きを読む

26世紀青年(2006年製作の映画)

4.0

”21世紀から愛を込めて”

ディストピアSFコメディの決定版?
こう言っても過言ではないであろう。

2505年、世界は”バカ”によって滅亡の危機に瀕していた。

考えてみましょう。
あなたの会社の
>>続きを読む

ザ・エスケープ(原題)(2016年製作の映画)

2.8

Blomkamp
Mechanized
Warriors

BWMを様々な監督がプロモーションするアクションシリーズ。
今回は、メカニックの達人、ニール・ブロムカンプ。
「第9地区」「エリジウム」と同
>>続きを読む

RWBY Volume3(2015年製作の映画)

4.6

”帝国の逆襲”

NARUTOがハリウッドで実写化という話を聞きつけ、まったくもって成功の未来が見えないと感じてしまった。NARUTO自体は縦横無尽のアクション描写に感銘するが、それを実写化するとなる
>>続きを読む

ポッピンQ(2016年製作の映画)

2.1

いけ好かない未来に
”フジワラアームバー”

冒頭から記号的な方言女子の失踪と喪失への焦燥、主要メンバーの簡単なウィークポイントの説明をザラーッと行い異世界へのダイブ。

女児向けにしてはギミック対象
>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.9

フォースを信じる者の希望は死なない
フォースを信じない者の絶望は消えない

劇場鑑賞をオススメしたい作品。

エンドロールが終わり、明かりが映画館に灯るとともに聴こえる安堵の溜息を聴き終えてまでがこの
>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.1

遠い昔、
はるか銀河の彼方の片隅に

我々にフォースはない。
フォースに祈りを捧げるだけの存在
才能はあるだろうか?
イチローのように
マイケル・ジャクソンのように
宮崎駿のように
才能はないであろう
>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

4.5

この世界の中心の片隅に

不確かで不条理な日常の中にある幸福の欠片を集めていけば、その散り散りしたものが山となり、自分の心となり未来を灯す火となって、それは誰かに焼べる力となる。微かな機微にも希望を感
>>続きを読む

霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

3.7

引き込まれる
吸い込まれる
物思いにふける

可愛さからギョッとする造形まで見せつけての冒頭シーンから、霧が立ち込めて、そこにいる白馬のあまりに幻想的な立ち姿から、主人公のハリネズミとともに誘い込まれ
>>続きを読む

アンフレンデッド(2015年製作の映画)

4.2

もう、勘”便”してよ〜

レビュー500本目は「貞子vs伽倻子」
そして、レビュー600本目は「アンフレンデッド」
節目節目にホラーが来てしまう呪いがああああ!!

ミキサアアァァァ!!
ナイフウウゥ
>>続きを読む

シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

3.6

俺の知っていることをありのまま話すぜ…

超現実的ドキュメンタリーとジャーナリズムのスリルとスペクタクル。

今年は「カルテルランド」というメキシコ麻薬戦争を描いたドキュメンタリーが面白かった!そして
>>続きを読む

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店(2015年製作の映画)

4.2

これは”グッドシネマ”だ!

独身は施設に送られ動物に変えられる末路が待っている「ロブスター」

自殺幇助の生業にする企業に出会い感情を取り戻す「素敵なサプライズ」

現在では非合法ながらもブラックに
>>続きを読む

ひそひそ星(2015年製作の映画)

3.3

かまってちゃん×厨二病=作家性?

様々な作品で、物理的にも感情的にも剥き出しにして、ブチまけてきた園子温監督。

今作はタイトル詐欺はいっさいない”本当に”ひそひそと話す数人のキャストと安っぽいがゆ
>>続きを読む