140字プロレス鶴見辰吾ジラさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

140字プロレス鶴見辰吾ジラ

140字プロレス鶴見辰吾ジラ

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巨神兵東京に現わる(2012年製作の映画)

4.5

恐怖こそが神であり
畏敬の念が我々を跪かせる
圧倒的な火が希望も絶望すら焼き尽くす
神が世界を7日で創造したならば
神が世界を7日で焼き尽くす様も
また尊きことなのか…


林原めぐみのボソボソとした
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ターザン:REBORN(2016年製作の映画)

2.8

彼の男子力は53万です!

まずイケメン
次に筋肉
そして美しい妻
さらには英国貴族たる気品ある立ち振る舞いと野生的なセクシーさ。どれを取っても一級品である。
その男、アレキサンダー・スカルスガルド!
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

最新5DXはご存知ですか?

えっ?座席が震える?

いえ、震えるのはあなたの心です。

座席から水飛沫が…?

水飛沫が出るのはあなたの目からです。

どのハリウッド映画かって?

いえ…邦画です。
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ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)

2.8

東スポ怪獣プロレス大賞
〜最優秀団体賞〜
”ゴジラゲノム”

おめでとうございます!

かつて「ゴジラ死す」とこれ以上ない引退試合でのカーテンコールを経て業界を去っていったゴジラ。

アメリカの怪獣プ
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ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.2

粋な行進だね〜 ゴジラさんよぉ〜

冒頭は当時では精一杯であろうパソコンの画面からスタイリッシュを捻り出し、海外アナウンサーがゴジラの上陸と破壊で成れの果てと化した新宿を憂う。「死者に米国人はいません
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ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

4.7

メメント・モリ

この素晴らしき世界で

前作「ファインディング・ニモ」の続編。「インデペンデンスデイ」もそうだが商売のために続編を作る気か?と無粋な考えを持つ必要はなかった。素晴らしかった。

「I
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ひな鳥の冒険(2016年製作の映画)

4.0

しん・ひなどり

「ファインディング・ドリー」の上映前に流される6分間の短編アニメーション。

恐ろしいまでに風景描写から水の描写、ズームとボカシ、ズームとボカシのカメラワーク的演出。

そして何より
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セトウツミ(2016年製作の映画)

4.5

日常が虚構を凌駕する!

今作には
凶悪怪獣も超巨大UFOもサメもゾンビもセガールも、テロリストも殺人鬼もミュータント戦士も出てこない。
川沿いの日常風景と密接した配置の石段で2人の男子高校生が飽きも
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.9

生きろ!ソナタは美しい…

「美女と野獣」というファンタジーなど完璧なる大自然の前に絵空事。今作は「美女とサメ」いや「美女vsサメ」…美女はたった1人、生への執念が斬新な映像によって解放されるスリリン
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.5

音楽は最高の隠れ家

不況に喘ぐ社会
口論する両親の声
抗いがたい力によって捻じ曲げられる日常

音楽は逃げ込むべき隠れ家
音楽は幻想の投影
音楽は原動力
音楽は衝動
音楽は希望を託す武器

街角で憧
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

1.0

アメリカvs虚構

いや、むしろ”虚構vs虚構”と呼ぶべきか…

20年の時を経て続編の予告が公開されたそのときに、確かに胸は高鳴った…しかし何故だ?そこに理念を感じなかった。何故にここまで理念を感じ
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.3

童心をいつまでもわすれないでいたい…でも忘れちゃうんだろうな…いつまでもトトロが見える人でありたい。

宮崎駿監督の生み出したマスターピース的なキャラクター。愛くるしい精霊であり、モンスターであるトト
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

4.0

THE BACK HORNの「未来」は名曲

私はTHE BACK HORNというロックバンドが大好きで、その中でも取り分け好きな曲が今作の主題歌である「未来」

黒沢清監督強化月間と自身で銘打ってま
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.7

素直で誠実、何が悪ぃんだバカ野郎!コノ野郎!!ぶっ殺すぞ!!!

嗚呼、これ俺の大好きな”精一杯が届かない”映画だあ…

なんでコイツの努力は方向音痴なんだよお…

日本の警察史上に残る汚点「稲葉事件
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.4

世界で一番悪いヤツ

しかし選んだのは国民であろう?

ここでひとつおとぎ話を
老人がある雪の日に凍死しかけたヘビを助けた。ヘビは元気になり老人も喜んだ。しかしヘビは老人を噛み殺した。老人は言った「な
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リアル 完全なる首長竜の日(2013年製作の映画)

2.9

ゾンビ、モンスター、SF
洋画コンプレックス

欧米人は能動的に夢を掴み
日本人は受動的に動く

黒沢清監督強化月間にて第3作目は「リアル〜完全なる首長竜の日」です。

主人公が昏睡状態になった恋人を
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疑惑のチャンピオン(2015年製作の映画)

4.0

キャプテンツールドフランス
ウルフオブツールドフランス
チャーリーハッスル
虚栄心の怪物
承認欲求の権化
ガンを克服したヒーロー
LIVING STRONG
剥奪されたタイトル


オープニングから地
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回路(2000年製作の映画)

4.3

国産ゾンビ映画に拘る必要はないだろう

黒沢清監督強化月間第2弾は…
インターネットを媒介に霊界と日常が繋がるホラー…
「回路」です。

個人的な見解ですが、どことなく和製ゾンビ的な世界観を国産ホラー
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.7

和製ジョーカー

「クリーピー」を鑑賞の後、黒沢清監督の過去作を見ることにより賛否の別れ目をより深く理解できるのではないかと現在黒沢清強化月間をしております。

今作は役所広司扮する刑事が、不可解な殺
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.8

えぇ!?
プロレス好きなんですかぁ?
いやあああ、いいと思いますよ。

今作は
・「貞子vs伽倻子」が見たいが、ホラーとかビックリする系はちょっと…という方
・”オカルト話”が好きな方
・プロレスに理
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モンスターズ/新種襲来(2014年製作の映画)

1.7

×モンスター映画
△モンスターのいる日常映画
◯モンスターのいる非日常映画

かつて私の上司にあたる人が、「仮面ライダーのライダーキックの格好良さがどうとかではなく、そのライダーキックの威力が何トンな
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ある優しき殺人者の記録(2014年製作の映画)

3.7

奇跡を起こす男

「コワすぎ」シリーズの白石晃士監督が起こる全編ワンカット演出による連続殺人鬼のインタビューとその真相。

その男は神に選ばれたのか?
それとも妄想か?
これは偶然の一致か?
それとも
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日本沈没(2006年製作の映画)

2.7

破壊、崩壊、嬉々、壊、壊

火山の大噴火
火砕流と火山弾
スケールの巨大さになす術のない人間と大都市

津波警報
視界の奥からせり上がってくる海面の圧力
スケールの巨大さになす術のない人間と日常

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X-ミッション(2015年製作の映画)

2.2

ホットファズかよ…

この瞬間すべてが冷めていった。
雲をつかむように熱が逃げて行った。

「ハートブルー」のリメイクでありながら明らかにすべてを凌駕するエクストリームスポーツ×潜入捜査という常任が理
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.7

最恐と最凶をぶつける…
実験だよ!実験!!

500レビュー目が何の因果か?
はたまた呪いか?
「貞子vs伽倻子」に…

ゴジラvsキングコング
アントニオ猪木vsモハメド・アリ
アメリカ合衆国vsソ
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殺人の告白(2012年製作の映画)

4.5

ダメだわ…やっぱ勝てる気がしない…

冒頭の土砂降り、唐突にガラスを割ってスローで割り込んでくる犯人。主人公と犯人の格闘戦を目まぐるしいカメラワーク、そして逃走と追跡へ。韓国映画を象徴する不快でふけつ
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ザ・ガンマン(2015年製作の映画)

2.5

キレッキレのオヤジアクション‼︎

2度のオスカー獲得を引っさげて、名優ショーン・ペンがアクション映画にやってきた!ヤァヤァヤァ
こいつはハードだぜ!
チラリと見える二の腕が、ガッツリ見せる胸板が鍛え
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.2

なんて景気の悪い映画なんだ…

冒頭の竹内結子のナレーションから景気の悪いこと。「ランチの女王」時代の竹内結子さんの思い出から今作を見ると、なんでこんなに暗いのだと、なんでみんなボソボソしゃべってるの
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FAKE(2016年製作の映画)

4.0

あくまで”映画”であるドキュメンタリー

ゴーストライター騒動で世間の反感を買った佐村河内守。
ゴーストライター騒動で一躍スターへの切符を手に入れた新垣隆。

メディアが報道したことはどこまでが真実で
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映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!(2015年製作の映画)

3.0

はるはる、やっぱり可愛いな〜

プリキュア劇場版初の試みとなる3本立て上映作品。

1本目のショートフィルムで掴み
2本目の長編で王道のプリキュアストーリー
3本目はフルCGのショートフィルム活劇
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骸骨の踊り(1929年製作の映画)

3.5

音の楽しさ

ディズニーによる遥か昔のショートフィルム。
題材は骸骨が墓石からヌッと復活して夜な夜なドラッギーに踊り狂うという悪趣味な道楽モノ。

しかしそこはディズニーのホップさ加えてクリエイターの
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.5

幽霊は存在する…
私は知っている…

ホラーではなく
ファンタジック
ゴシカルにしてロマンス
ホラーではなく象徴なだけ

セッティングに時間をかけます。優雅さ美的センスを漂わせ、スリリングなカメラワー
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.7

フアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!


というムロツヨシが絶叫するシーンや噛み合わない感じの会話シーンで声殺しなが
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ザ・ブラック・ホール(原題)(2008年製作の映画)

3.2

どうにも止まらない…

これですよ!これこれ!
ショートフィルムの魅力がつまり詰まって重力レベルはブラックホール。

ど深夜にコピーを取る1人の男がそれを見つけて…

その見つけてからのミステリアスと
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スター(原題)(2001年製作の映画)

3.0

Bitch
Madonna
Weted her panty

ガイ・リッチー兄貴が贈るBMWとタッグを組んだCoolな疾走ショートフィルム。

ルールは単純
「シートベルトを締めろ」

周りを罵倒しな
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Wrapped(原題)(2015年製作の映画)

2.7

崩壊ロマン。

冒頭の何かの細胞の内部と思われる空間の中を電流のように侵食していく”それ”
疾走感を持って外側へ外側へと内側を支配する”それ”に目は釘付けにされる。
外側へと出た”それ”はネズミを侵食
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