tomoonさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

5.0

とんでもない映画に出会ってしまった…
なんで今まで知らなかったんだろう。
悩みが吹っ飛び、無条件に楽しくなれる。
これぞ映画、これぞエンターテイメント!
自分が求める映画は正にこの作品みたいなもののこ
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

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国家間の争いや言語、人生について、SFを通して扱うことで、客観的な視点で描かれている。

やっぱり言語って不思議だなと実感する。
使う言葉でものの見方が変わる、っていうのは何となく分かるけど、なかなか
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ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

4.2

ストーリーも去ることながら、何よりもテンポとカンフーアクションがすごい。
特に最初の村を車でぶち破るシーンと最後のデパートのアクションシーン。壁とガラス何枚壊してるのか笑
爽快感の塊。

そして全体の
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.5

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バッドエンドな良質サスペンス。

徐々に明らかになるが、結局は身内のいざこざの話だった。水道の利権争いだが、その金で警察まで買収しておりドロドロ。
娘であり妹であるってそういうことか。すごいな…

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万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

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万引き、年金不正受給、誘拐、風俗、殺人、ボロ屋に住む。これらをやってようやく一般的な家族になれる。
あまりに貧しいとそれが現実ということか。

更に、不景気や怪我など理不尽な理由で働けなくなり、貧者は
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.5

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爽快感、迫力ある映像、モブキャラを主人公にする視点が素晴らしい!高評価なのも納得。
レディ・プレイヤー1やトゥルーマン・ショーとも似ているが、フリーガイの方がより今っぽい?

某映画のネタも出てくるの
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

サスペンスというより、ノンフィクションの社会派映画という感じだった。

実話なので、トリック自体は特段凝ったものではなかった。サスペンスとしての面白さを期待したけど、少し肩透かしを食らった。

ウイン
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.7

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ライジングってそういう意味だったのか!
バットマンになった時以上に、本当の意味で恐怖に打ち勝ったウェインは、学んだ勇気を糧に、最後も自身の死を恐れず行動してゴッサムシティを守った。
その元凶が、自身と
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コンタクト(1997年製作の映画)

3.8

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中国のSF大作小説「三体」のあとがきで紹介されていたので鑑賞した。監督があのロバートゼメキスである点も後押しとなった。
宇宙からの電波の解読や、コンタクトするところ、あるいは光速航行するところは、確か
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.5

シンジが年下過ぎて反抗期真っ盛り感満載の前作はそこまで感情移入できなかったが、今作は友情や親子愛ベースにしていたので割と入り込めた。

シンジは常に自己嫌悪でイジイジしているように見えるけど、結局、父
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.5

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途中まで何の前情報も無く見ていたけど、相変わらずのダラダラ具合で、それはそれで好きだけど、これを160分は辛いな…と思い、皆さんがおっしゃるようにモチーフとなった女優シャロンテートの事件を調べた。>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.0

ジョーカー鑑賞後、かつノーラン監督ということで期待値が高かった分、「普通」というのが率直な感想。

あえて自身の恐怖の象徴であるコウモリをモチーフにしたキャラクターを背負い、悪が悪を蹴散らす、というと
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ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

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アーサーが感じる不条理、恥、憎しみ、寂しさ。
事あるごとに生きづらさ、窮屈さを感じる自分には、共感できる部分が多かった。

始終、暗く重い。でも美しい。

扱っているテーマは今の社会でも起こっているも
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.5

ホラーコメディー。

しっかりびっくりするし、驚かせるための1つ1つのネタが全然意味不明で逆に面白い。

色々と予定調和なところが多く、そういえばこれは映画か、と思い返した。

繰り返しになるけど、と
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

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後味は良いが、なかなかに辛い失恋だ…。

男女逆の話はよく聞くが、男性側が遊ばれるってなかなか無い。フラれた理由もどうしようも無いやつで、見ていて胸が痛んだ。

結論は、「偶然に任せていては良いことな
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.2

ゴスペルが良く、クスッと笑えるポイントがたくさん散りばめられていて前向きで楽しくなるところは、皆様のレビューと同じ感想。

ただ自分には、意外や意外、この作品は成功したビジネスケースを描いているように
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

5.0

ロバートデニーロやしってことで何気無しに見たら、最高なやつ。

登場人物全員、基本的に物騒な仕事してるのに、良い意味で全くその感じが出てないし、どこか鈍臭くて憎めない。ずっとニヤニヤ笑える。

ストー
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CUBE(1997年製作の映画)

4.0

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後味なかなか悪いな。

でも、目的が謎のキューブ、トリック、キャラの死に方等を総合すると、かなり個性的な作品で、続編が出るのも頷ける。
特にトリックがホラー系の映画にしてはとてもしっかりしていて好感が
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.8

これはかなり好き!

前半の音楽の良さとグロさ、後半のスカッと感!
映像も時に白黒になったり、少しレトロな色味のシーンがあったりなど、オシャレ感満載で好み。

タランティーノ監督の映画はあまり意味の無
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.5

戦闘シーンの迫力と、皆でラウンジで飲んでるシーンが良い。

ストーリーはあまり捻りがなく、正直退屈だった。当時だと、AIが人間を越えようとするテーマは新鮮だったのかも知れない。

クイックシルバーとワ
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インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

4.3

ゴッドファーザーⅡと同じように、Ⅰの過去の話。
複雑な人間関係や車の爆発等もかなり寄せてるなぁと。

中国への香港返還という政治イベントと合わせており、深みがある。
ヤン、ラウとも、まだお互いスパイに
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.2

怪しいアングラなバーで流れてて欲しい雰囲気の映画。

造形や色彩感覚が独特なんだけど、まとまっている。退廃的で不気味な世界観として完成されてるってことだろうし、それが癖になる。

映画というより絵画を
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.5

登場人物が多くて難しい…。
オープニングがスタイリッシュで、結末もどんでん返しがあり、デビッド・フィンチャー監督らしい。
全体的に暗めだがクールで知的な雰囲気。
扱われているテーマは、女性差別、猟奇殺
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.2

自分のようなアメフトに全く興味が無い人間が見ても、感動できる良質なヒューマンドラマ。
アメフトで敬遠されている方も、見て損は無い。

人格や性格は環境によって変わるというが、環境だけでは無く、各個人固
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.8

パッケージの色の通り、とにかく大量出血、血だらけのシーンが多い。
にも関わらず、何気ない会話とか、内輪揉めとか、各キャラそれぞれのキレ方とかにクスッと笑えるという不思議。
複数の時間軸が流れ、かつ各人
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.5

暗号を解くためには、暗号そのものを総当たり的に読解するのではなく、法則=鍵を見つければ良い。
そのためには、暗号の奥に潜む何らかの規則、癖を見つければ良い。

現代でもインターネットの世界で暗号化は重
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ずっと違和感を感じながら進む。
皆普通のセリフを発しているのに、それを感じさせられるのがすごい。

途中から、え、そんな話⁉︎ってなる。

そして何より、終盤の畳み掛けが強烈…。
脳みその処理が追いつ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.3

人間の怖さ、サイコパス系のホラーで、かなり好きな感じ。
始終暗い雰囲気だし、終わり方もなかなか嫌な感じで良い。

サーチの監督作品なだけあって、細かな伏線や限られた空間での緊張感のあるストーリー構成に
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.8

不思議な魅力のある作品。

淡々と進みつつもスピード感を感じられるし、舞台は砂漠にあるカフェなのに色彩が鮮やか。
多数の細かなカメラワークとコマ割り、それにカラフルな小物や画面の色味を大胆に変えていた
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.5

トーキングヘッズのデビッドバーンによるライブ兼舞台の映像作品。オリジナル・過去の曲や曲間のトークを通じ、人間とは?という大きな問いを投げかけつつ、歌や演奏のパフォーマンスを行う。

脳の働き、喜び、怠
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.5

笑って泣いてイライラヒヤヒヤして、感情てんこ盛りのゾンビ映画だった。

ゾンビ映画を見慣れていない自分からすると、ゾンビ映画としてはかなり楽しい部類に入った。
あまりグロくないし見やすい。

ゾンビが
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

思った以上に壮大だった。

嘘の世界は心地良く安全で、本当の世界はエキサイティングだが危険である。そうだと分かっていても後者を選ぶのが人間なんだろうなぁ。共感。

自分がトゥルーマンだったとしたら、あ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.8

2度目の鑑賞(初めてと思って見始めたら、前に見たことあった)

ジョークの言い合い、罵り合いの会話がほとんどで意味があるのか無いのかよく分からないし、何かすごいストーリがあるとか考えさせれるとかでもな
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

良い感じにダサい!映像、音楽とも、80年代感が出ていた。

ビル・マーレイがボソッと言う一言一言がジワる。突っ込みどころ満載、サービス精神旺盛。
変に爆笑音やタメを入れず、あくまでサラッと流す感じがち
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.5

こんなに爽やかなクライム映画は無いのでは。

タイの格差社会や教育の現実を背景にしたストーリーなのだが、それ以上に、人としての倫理感や道徳と金銭報酬どちらを選ぶか、という究極の問いを突きつけられる映画
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.5

好きだなぁ。こういう、えっ?どういうこと?ってなるどんでん返し系。

サスペンスやミステリーって、なぜ?どういうこと?と色んな疑問が湧き上がりながら引き込まれていくのが楽しい。

色々自分なりに推理し
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