オオハラメグさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

シャイニング(1980年製作の映画)

4.1

ドクタースリープをそろそろ観てみたくなって復習として久々に鑑賞。
グロくて意味深な怖さの可能性を1980年に提示してる。
この怖さって経験として見てしまったからには一生どこかで思い出してしまう感じがあ
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.1

脚本は中だるみして全然ハマらなかった、というか全然面白いと思えなかった。
とは言え、とりあえずヴァンパイアのトムクルーズとブラピがイケメン過ぎて最後まで見入れた。
(私はトムクルーズの方が好きだった)
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

タランティーノ、映画の良さや魅せ方の全てを理解しきっている。こんなの考えられる人間、めっちゃ面白いだろうなー
観ていてタランティーノの掌の上で転がされてるんだろうな、という気持ちになるくらい引き込まれ
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.8

時系列複雑系が割と好きなので観て良かったけど抽象表現が少し多すぎる気もした。

とはいえ、サイコパスを演じるエズラ・ミラーは一挙一動が美しく感じてしまう程に魅力的で、この映画の気味悪さをより引き立てて
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.0

誰もが認める素敵な話。
Halseyが自身に影響を与えた映画として名前を挙げていたので鑑賞。
(彼女の”Ashley”という曲では台詞の引用が音声そのままで使われているし、”Clementine”とい
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.2

AKIRA、去年ハリウッド実写化の話があったけど頓挫したらしい。
主要キャストを演じる日本人のオーディションの一般応募がネットでやってたけど私めっちゃケイ役やりてえ〜って思ってた(応募はしてない)
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.6

アクション神映画。
何度見ても爽快最高。
アクションが最高なのに加えて音楽も美術も凄い。語彙力無くなる。
これを見てしまうと他のアクション映画が少し物足りなくなるね。
この御時世の自粛ムードへの鬱憤を
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

ホラー映画は怖いものの全貌が明らかになると怖さが減りだすので、
伏線の張り方と回収の仕方が全てだと個人的には思っているんですが、なかなかに満足な仕上がり。
緻密に仕込まれた大量の伏線を全てうまーく回収
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ハンナ(2011年製作の映画)

3.7

初めて観たのは確か中学生の時だったけれど、この映画に出てくる口笛のメロディをまだ忘れられなくて、それって凄いなと思い2度目の鑑賞。
"このサイテーな世界の終わり"のあの子がなかなか良い役所で出てたとは
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

如何なる時も、私は芸術とそれが生み出す愛のようなものに希望を抱いていたいと思った。
どんなに辛くても、ジュディが必ず幸せや希望を水を得た魚のように巧みに歌っていたのはきっと彼女なりの執念とか信念とかが
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.8

観終わった後、タイトルの意味がじわじわと分かってくるのが痛快。
文学的、かつ映画を芸術表現だと捉えている人が作ってる印象。

現実と虚構の境目がぼやけてるところが良かった。ワンカットなのも、それによっ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.7

万人に受けるかは別としてではあるが、物凄く好きだった。ドランの個人的嗜好全開過ぎて批評筋からはドランワースト作品と名高いけれど私はそのチャラさを逆に楽しんでたので大丈夫だった。
グザヴィエ・ドランの映
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.4

なんとなく、ディレクションの上での美的観点が古臭く感じてしまった。「レトロ感」と「レトロ」は似て非なるものだから難しいね。

それでも表現の自由をテーマとして、若さとか希望とか、眩いものをちらつかせら
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.2

バチカンに行ったことがあったことで、より楽しめた気がする。
2人の教皇の性格をわかりやすく二項対立的な描き方をしてあってそこが良かった。私はそもそも全然イエズス会に興味がないのでこの実話は全く知らなか
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

全編ワンカットではなかったけれど、長回ししかなかった。それだけで十分。
普通の映画では考えられない程とても長いカットなのに、
ずっと画角が綺麗なのが凄いと思った。
計算され尽くしている。
それでいて、
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.6

リヴァー・フェニックスの演技がすごく上手いし、キアヌと揃うと凄く絵になる2人だった。
ストーリーは比較的文学的な感じ。小説にありそう、含みを持たせてあって私は好きだったけど人によっては好きじゃなさそう
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.3

今一歩踏み込んでこない筋書き。
正直あまり面白い話ではないかも。
コッポラなだけあって絵は綺麗。
エルファニングは見た目が良すぎてなのか、時々ビジュアルが先行して中身が薄い映画に出るね。まあかわいいか
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

制作側の純粋な感情の機微に聡い視点を感じた。
こんなに巧みに純粋な感情の表現を追求している映画もなかなかないと思う。

コミカルな風刺もあり、シリアスな場面もあり、そのバランスがうまーく作られていたと
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

2.5

先にアニメ見てめちゃくちゃハマってただけあって少しがっかりというか、ジョジョは実写化しなくてもよくね、という感じ。
アニメの方が面白いなーって終始思いながら観てしまった…。
あまりにもストーリーが悪す
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.9

何故私の好きな映画にはマリオン・コティヤールが出ているのか、と思うほど出ている。

私も主人公のように1920年の東京に行って、萩原朔太郎や北原白秋と言葉と感情の相互関係について語り合いたいけれど、そ
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.5

普通に脚本めっちゃ面白い
そしてアイゼンバーグ顔も演技も最高に好き、本当に好き
フィンチャーのバランス力だな、全部計算されて自然に良い

ハーバードってアメリカの早稲田みたいだなと思った
そしてザッカ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

どんなに軽薄に生きようが、人は生きてるうちに真面目にならないといけないテーマがあって、それが「生死、お金、愛情」なんだと思う。
この映画はその全ての要素において、誰もがどこかで感じるそのテーマに関して
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クルーレス(1995年製作の映画)

2.9

ストーリーはまじで普通かそれ以下ぐらいのラブコメ。ストーリー見えすいてるし、暇な平日の昼にだらだら見るぐらいで丁度いい。普通に楽しめる。
そして3年ぐらい前にいろんなカルチャー誌で「ファッションがかわ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.0

そこそこー
エドシーランが製作の裏で余裕を見せています

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.1

前から観たかったし沢尻エリカ捕まっちゃって観れなくなりそうだったので鑑賞。
蜷川美花作品あんまり好きじゃない中でこれが1番よかったのかも。
エリカ様の演技はやはりめちゃくちゃ上手いし、彼女の美しさが際
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.2

映画全体として、面白いかどうかで言われると、私はめっちゃ面白いとまでは思わなかった。単調なのかも。
でも私も含め、ルパン3世とかが好きな人からしたらこんな話好みじゃないことはないでしょ、パイロットの制
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

キアヌしか勝たん。
1作目よりいい。早く映画館に行きたい。

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.9

とにかく華麗な殺陣劇。快感。
やはりキアヌは一流で全ての動きがスマート。
最初から最後までほぼ全部殺陣なのに全く飽きない。殺陣の醍醐味がここにあります。
評判良すぎて3作目まで作っちゃうのも分かる。キ
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

2.9

登場人物みんなわがままで冷たい人たちだったけど、みんな人間らしい人間だった。
みんな弱くて、誰かに依存していたけれど、私は自立の中に共存があると思うので個人的には終始行き詰まってる関係性を見せられた気
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.0

A24はレディーバードでこの手の青春ものに味をしめたなーとか最初は思ってたけど普通に良かった…

他のこういう感じの作品と違うところは、
この映画の主人公はめちゃくちゃ隠キャだということ。

悪目立ち
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レオン(1994年製作の映画)

4.2

高校生の時に私が録画して観たら私より横にいた弟がどハマりしてた映画。
マチルダのビジュアルのアイコニックさには全世界の女の子が憧れてしまうよー
演技も脚本もレベル高〜愛と精神的な強さについて。

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.6

高校の時録画して、ご飯を食べながらとか、暇を潰すためにとか、BGMとしてとか、家で永遠に観続けていた。(関係ないけどblondieのheart of glassのMVもそうしていた)
もう何度見たか分
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.1

半分ハイソなAV、
半分文豪のめくるめく世界線の描写。
つまりは映画としてはそんなにレベルを感じないが台詞は所々好きだったということです。
太宰の台詞の所々に私は共感してしまったけど多分それはあまり大
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.3

もともとレディーガガがめっちゃ好きなのでもうファンとして有り難すぎる映画。

この映画の脚本は1937年に作られたもので、今作が4回目のリメイクらしい。
中だるみはあるけどレディーガガの歌唱力作曲力が
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フォーカス(2015年製作の映画)

4.1

ウィルスミスとマーゴットロビーの相性、思ったより良い。
バランス感がよくて、個人的には結構好き。南米行きたい。