ymmtdiskさんの映画レビュー・感想・評価

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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

- 結局原作漫画を読まず、あらすじも入れずに観に行ったけど、10年前の親のW不倫がキーとなるのね。
- 泉谷楓が直達に告白するシーンで「誰かが熊沢くんのことを好きになるかもって考えなかったの?何を隠そ
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.5

なんどめだナウシカ。

内容がうろ覚えになっていたので、原作漫画を読み進める途中で、復習として観た。泣いた。

映画では風の谷対トルメキアの構図であるのに対して、漫画ではトルメキア対土鬼 (ドルク)
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ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

図書館で原作漫画を読み、映画『奇談』を観た流れでこちらも。原作では『黒い探求者』と『赤い唇』のエピソードに当たるらしいんだけど、ちょうどこれらの収録巻は図書館に収蔵されておらず。
原作漫画を読んで抱い
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聖なる証(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、映し出されるセットの外観から、カメラのパンによって第四の壁をするりと通り抜け、物語の中へ入っていく。映画の外から内へ。ストーリー上は信仰の外から内へ。最深部に到達すると、今度は過度な信仰心や過去>>続きを読む

ガール・イン・ザ・ピクチャー:写真はその闇を語る(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

実際に起こった犯罪のドキュメンタリー映画。
ひき逃げによる死亡と思われたトーニャの身元を調べていくと、不可解な事柄が連鎖的に浮き上がっていく。
シャロンの周りにいた人たちが語る彼女はとても聡明で、写真
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トイレット(2010年製作の映画)

4.0

元々は「シー・ハルク」からタチアナ・マスラニーが出演していると遡って知った映画。「ばーちゃん」を中心に、それぞれが成長し絆を確かめ合う。
「ばーちゃん」のもたいまさこさんの出演時間は長いけど、台詞は二
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アテナ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 スタートから11分長回し。警察署前での沈痛な会見から、火炎瓶投擲、署内への車突入と、一瞬にして手が付けられないテンションまで張りつめるところで、一気に引き込まれる。カメラの視点がパトカーの車内から併>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

仕事を終えたカフェ店長のカトウが、店の2階にある自宅で、モニタ越しに2分後の未来の自分から話しかけられるところから始まる。どうやら1階店舗のテレビと2階自宅のモニタが2分間の時差で繋がってしまったよう>>続きを読む

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原題は『SPOORLOOS』、調べるとオランダ語で「跡形なし」という意味が出てくる。
静かに、淡々と、不安が募っていく。構成としては「失踪」、「山荘と準備、遂行」、「3年後」、「邂逅」という感じ。
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牛首村(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 恐怖の村シリーズの3作目。廃墟であり有名な心霊スポットである富山県の「坪野鉱泉」と、石川県と富山県の県境にあり同じく心霊スポットの「牛首トンネル」を題材にしたストーリー。徐々に山村の古い因習や土着信>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

 とてもよかった。モキュメンタリーホラーなのだけど、街や病院などの防犯カメラの映像や、精神科の記録映像も含まれている。About Netflixの記事に書かれているように、『ブレア・ウィッチ・プロジェ>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

面白かった。
「R15+指定」であるためか結構ゴア描写があるんだけど、特に冒頭のものは「ひっでぇ~」と笑いながら見ることはできる。それよりもスターロの脇が気持ち悪い。

ブラッドスポートとハーレイ・ク
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。短期間に2回観た。

キャラクター造形や、ストップモーションの中に部分的に通常のアニメーションが入ったり、独特な世界観(まあウェス・アンダーソン監督だし)。時々こちらに話しかけてくるような
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.5

思春期の子と親の対立と成長、親離れ子離れ。
振り返ってみると、成長の振り幅が大きいのは母・ミンの方か。親離れ子離れもそういうものなのかもしれないなあ、とぼんやりと考えた。

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

息子と妻に誘われて、日本語吹き替えで劇場にて鑑賞。

タイトルの通り、前作から引き続き登場しているキャラクターが「ネクストステージ」へと進むお話。
ムーンの行き当たりばったりな思いつきは相変わらず。そ
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

息子と妻がDVDで見ている横で断片的に見ていたけど、テレビ放送を機に通しで見たので感想を書く。うーん、「家族もの」と「歌もの」という組合せは強いなあ。
石橋陽彩の歌声、すごいなあ。第一生命のCMでラッ
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クール・ランニング(1993年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公の挫折、なぜか近くにいる達人級の熟練者、難航する仲間集めと資金集め、乗り越えなくてはならない出場規定と不可解な判定、他チームとのいざこざ、父との関係、深まっていく仲間意識……と、スポーツ映画とし>>続きを読む

魔法にかけられて(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

おとぎの国アンダレーシアに住むジゼルは、運命的に出会ったエドワード王子とその日のうちに婚約する。翌日城に出向くと、自分の立場を危惧した継母で魔女のナリッサ女王によって井戸に落とされ、「永遠の幸せなど存>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.0

凄腕の殺し屋だが前作で1年間「普通」に暮らす命を受けた佐藤アキラ。4年前の「仕事」の因縁から、再びトラブルに巻き込まれる。
ストーリーは前作よりも悪役のキャラクターが立ち、さらに道義もあり、わかりやす
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.5

ヴェノムは気が短くて時々人の頭を食べちゃうけど、地球での暮らしやエディを気に入ってからは悪いやつじゃない。んだけど、地球やエディを気に入る過程があまり描かれていなくて物足りなさがある。
若干デッドプー
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

良い映画だった。小説も読みたい。

榛原華子(門脇麦)は松濤に実家がある良家の女性で、個人的にその階層のことはよくわからないにしても、悩みは同級生が結婚・出産していく中で自分も遅れないようにすること、
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.5

たまたまソフィア・コッポラ監督の話題になり、『ロスト・イン・トランスレーション』よかったよねー、のあとに「この映画も好き」と言われたため履修することにした。

美しい5人姉妹の末っ子、セシリアが手首を
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心のカルテ(2017年製作の映画)

3.0

主人公は拒食症に苦しむ20歳のエレン(イーライ)。ベッカム医師の元に集った同じ摂食障害の患者たちと共同生活を送る中で、徐々に回復の兆しを見せるが……と。

「拒食症か……共感とか理解とかできるかな……
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

原作未読。フジテレビ総集編放送の流れで。面白かった。普段、これだけ流行っているモノには数年程度は触れないのだが、よもやよもやだ。
説明セリフの多さは引き続きだけど、これは状況の複雑さなどなどをできる限
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.5

MCUはアイアンマンとアベンジャーズしか見ていないからそろそろ見ようかな、このタイミングで見るならやっぱり時系列かな、という気持ち。

時代設定や象徴的存在感からか、結構ファンタジックに描かれている印
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

スパイ映画。面白かったけど、爽快なアクションが見たいな、と思ってこれを選んだことは間違い。でも面白かった。
まあまあ複雑な騙し合いに泥臭いアクションが添えられている感じ。それはそれで好きなんだけど。
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

性暴力の全方位への復讐を中心に据え、スリラーとラブコメを行き来するすごい映画。加害は当然、傍観すら許さない。

「未来を約束された女性(プロミシング・ヤング・ウーマン)」だったキャシーは、ある事件によ
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樹海村(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

犬鳴峠がまあまあ好きだったので、こちらも楽しみにしていた。んだけど!

タイトルは『樹海村』ながら舞台の名称でしかなく、怪異の根本としてはコトリバコの要素が強い。今回は他にもネットロアを思い起こさせる
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

3.5

反体制の象徴となった「三本指」が、この映画が元だというので興味が湧いた(元の元はボーイスカウトなのかな?)。
上映当時に抱いていたイメージよりも面白かった。

近未来アメリカを舞台にした「恐怖政治」の
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ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

4.0

佐久間さんやらアトロクやらで話題になっていたので、息子(5歳)と観た。

主人公・ケイティが自主映画製作に情熱を燃やしていたり、今っぽいフェイスフィルターの演出があったり、新しいなー!という印象。
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ゴジラ対メガロ(1973年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アニメ『ゴジラS.P』の波に乗り、原作のジェットジャガーを刮目すべく鑑賞。中学生ぐらいにWOWOWのゴジラ一挙放送で見たかもしれない(記憶の彼方)。

アリューシャン列島で行われた国際核実験が太平洋だ
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