機動戦士ガンダムの40の情報・感想・評価

エピソード40
エルメスのララァ
拍手:30回
あらすじ
連邦軍技術部のモスク・ハン博士は、ガンダムの関節に電磁工学を応用した技術マグネット・コーティングを施すことで、応答速度の向上を試みていた。ジオン公国では月のグラナダと宇宙要塞ア・バオア・クーの間を最終防衛線と定め、本土決戦に備えてスペースコロニー“マハル”の住民を強制退去させていた。ギレン総帥はマハルをソーラ・システムに改造する許諾書を父のデギン公王に提出していた。一方、ララァの戦果に自信をつけたシャアはエルメスを実戦に投入するが、2隻の戦艦を瞬時に沈めるララァの能力の異常さに味方のパイロットは恐怖を覚えるのだった。その頃、地球連邦軍は「星1号作戦」を発動させていた。ガンダムの改修で艦隊集結に遅れたホワイトベースもようやく出港し、キシリア直轄の遊撃隊に配属されたシャアの部隊と戦闘状態に入っていった。ゲルググで出撃したシャアは、アムロのガンダムとエルメスのララァ、ニュータイプ同士の激戦の中では邪魔者扱いされる始末であった。ララァの多大なる戦果は高く評価されたが、ガンダムとの戦闘で異常な反応を示すララァの様子に、シャアは不安を覚えるのであった。
コメント20件
のぞさん

のぞさん

モスク・ハン博士との会話が好きだ 優しさ… なんですかこの曲は 緊張感がまるで無い ふざけているのか
クロ

クロ

ヒトラーの尻尾 え?シャアのテーマ??
akai

akai

このコメントはネタバレを含みます

#ひどく勘がいいというか 先読みをするときがあるな #人間がそんな便利に変わるわけないんだ #折角減った人口です #貴公 知っておるか アドルフ・ヒトラーを #だから人の本音というのは聞きたくありませんね #へえ この食いものが戦闘食でないってんだからな #タイプから言ったら 古い人間らしいけど #大佐 どいてください 邪魔です #悪い人だ シャアをいじめる悪い人だ
Kento

Kento

覚醒したアムロ!! ガンダムのスペックがついていけないだって!? 早急の改良画求められるホワイトベース なんとかなるんか……? 一方、ジオン軍は月とア・バオア・クーを最終防衛線としてソーラ・システムを利用しようとしているが、一枚岩では無い様で…… ヒトラーの名前が出てくるとは…… デギンも冷静な男に見えるけどあんな事してるんだもんな…… そしてシャアはゲルググで ララアエルメスで出る!! 初陣か…… こっちも色々ごちゃごちゃやねえ…… スネるんじゃありません!!(笑) キシリアとの関係性も……? ホワイトベースはジオンに侵攻する!! それぞれが戦闘に向かい いよいよこれが最終決戦なのか……? 果たしてガンダムの改良は上手くいくのか!? シリアスムードだからカイの軽口が良いな(笑) そしてアムロは再び声を聞く!! 挿入歌!! 熱い!! 戦いだ!! 展開にはちょっと笑っちゃったけど 恐ろしい力…… なんて奴だ…… 次回予告ネタバレぇ!!(笑) ほんまにキミという奴は
おふとん

おふとん

シャアがくる!が流れているのに、シャアゲルググ劣勢。しかもララァに大佐邪魔です!って言われるw モスク・ハン博士とアムロの会話が好き
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やすひろさん

やすひろさん

シャアにテーマ曲があったなんて…ズゴック・ゲルググと乗り継いでも弱かったシャアが薙刀でやっと強くなった! ララァのサイコミュ全部破壊するアムロはバケモノ
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サンライズ

サンライズ

ザビ家独裁による人類のコントロールしかありません。
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ルマーヴェ

ルマーヴェ

みんなまだニュータイプが?ですね。 キシリアの素顔が!! ア・バオア・クー。 ラ、ラ〜🎵 星一号作戦。 モスク博士の設定は如何に? ニュータイプ共鳴。 突然のシャアの歌(笑) 「シャアをいじめる悪い人だ」
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海嘯

海嘯

急にシャアの音楽流れてきてちょっとテンション上がってもた
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えりみ

えりみ

マグネットコーティングてこの回か (モスク・ハン博士) 効果絶大⤴️ キシリアさんがガッチャマンぽい劇画タッチに😂 ヒトラーの尻尾wギレン、父デギンにソーラ・システム作戦にサインさせる ララァ・スン初めて実戦 「やってみます、大佐」 「大佐!どいて下さい、邪魔です!!」 シャアの歌ってあったのね🙃 めちゃめちゃイケてない⤵️
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笠置サバ緒memo

笠置サバ緒memo

このコメントはネタバレを含みます

〈ガンダムはシャリア・ブルのブラウ・ブロを撃退はした。しかし、ガンダムの機能はすでにアムロの意思に反応しきれなくなっていた。アムロの反射神経と戦闘力が拡大して、今までのガンダムの機能では不十分であることが分かったのだ。ただちにガンダムの動力系の整備が始められたが、それで解決のつく問題とはいえなかった〉 「でもさいいじゃない。アムロが強くなってんならガンダムだって強いんでしょ」「ばっかだなあ。ガンダムがアムロについてけねえんじゃ戦えないじゃん!」 「連絡取れて?」「うん、ソロモンの技術本部へ来てくれということだ」「連邦軍に手立てでもあるっていうの?」「連邦軍がそれほど気が利いているとは思えんな。なあミライ、俺には分からんのだがアムロはそんなに戦い上手になったのか?」「彼の実戦を見れば分かるでしょ」「違う違う、俺の言っている事は…酷く勘がいいというか、先読みをする時があるな?」「そ、そうかしらね…」「フラウ・ボゥもそう感じることがあるだろう?」「はい、ありますよ」「アムロは違うんだよ。かといって、以前マチルダさんが言っていたようにアムロがエスパーだなんて話は信用せんよ。人間がそんな便利に変わるわけないんだ」 「ホワイトベースのメカマンはガンダムから離れろ!以後の作業は我々に任せてもらう」「マグネットコーティング、急げ!」「どういうことです?」「なんだ?貴様!」「ガンダムのパイロットのアムロ・レイです」「貴様の報告を読んだから俺が来たんだ。ま、失敗したからって恨むなよ、なにしろ碌なテストもしないで使うんだからな」「何をしようというんです?」「俺の理論を応用してガンダムの動きを早くしようっていうんだ」「そんな事ができるんですか?」「保証の限りではないとさ」「ブライトさん…」「モスク・ハン博士だ。電磁工学の新鋭だ。マグネットコーティングとかいってな、ガンダムの駆動系を電磁気で包んで動きを早くするのだとさ。ま、油を差すみたいなもんだな」「そんな事できるんですか?」「俺に分かる訳ないだろ。博士に直接聞くんだな」「考え方は分かりもしますが…」 「シャリア・ブルが破れたと?」「ハッ、彼の不慣れなせいでありましょう。シャア大佐からの報告ではガンダムの性能がニュータイプに適応した能力を…」「…シャアめ、推測ばかりを」「は?」「いや…で、ギレン総帥の方の作戦は?」「ハッ、我がグラナダ艦隊とア・バオア・クーを第一線として、これに本国のソーラ・システムを…」「ソーラ・システムをか。ギレンのごり押しだな」 〈月の裏側基地グラナダと、この宇宙要塞ア・バオア・クーを結ぶ線をジオンでは最終防衛線と呼ぶ。ここはジオン公国の第3号密閉型コロニー・マハルである〉 〈マハルの居住者150万人の強制疎開が始まったのは4日前からであった。本土決戦の為の計画であることは誰の目にも明白であった。他のコロニーで使われている太陽電池が次々とマハル周辺に運び込まれる。人々は不安げにその作業を見守るだけであった〉 ★「しかしなギレン、100万の一般国民を疎開させるということはこれは軍人の無能を示すことだ」「私に面と向かってよくおっしゃる」「ギレン、わしとて公王制をひいた男だぞ。貴公の軍政のみを支持する…」「御覧を」「作戦などいい」「我がジオン本国にとって月とア・バオア・クーは最終防衛線です。それに対して地球連邦軍は三つのコースから侵攻することが考えられます。ここを突破されればジオンは裸同然です。その前にソーラ・システムで侵攻する連邦軍艦隊を討つ。このシステムはコロニーを使える為に金も時間もかからずに我がジオンの…」「そこまでして勝ってどうするのだ?ギレン」「サインをいただければ幸いです」「やっておって今更…」「デギン公王あってのジオン公国ですから」「で、どうするつもりか?」「せっかく減った人口です。これ以上増やさずに優良な人種だけを残す。それ以外に人類の永遠の平和は望めません。そして、その為にはザビ家独裁による人類のコントロールしかありません」「貴公、知っておるか?アドルフ・ヒトラーを」「ヒットラー…中世期の人物ですな」「ああ。独裁者でな、世界を読みきれなかった男だ。貴公はそのヒットラーの尻尾だな」「私が?」「わしはジオンの国民を急ぎまとめる方便として公王制を敷いた。ジオンの理想を実現する為にな。しかし…」「ヒットラーの尻尾の私が独裁制に持ち込んだ…」「キシリアとな」「はい。絶対民主制は連邦ごとき軟弱を生むだけです。それでは人類は共食いになります。今度の戦争のように。ま、勝ってみせます。ヒットラーの尻尾の戦いぶり、御覧ください。私はア・バオア・クーで指揮をとります」「…ヒトラーは敗北したのだぞ」 「シャア大佐、エルメスも出しますか?」「無論だ。ララァを特別扱いするなよ」 「ララァ、恐くはないか?」「は、はい」「初めての実戦だ。リック・ドム2機の後ろについて援護をすればいい」「はい」「私もすぐに追いかける」「やってみます、大佐」 「グラナダからの援軍は?」「あと5-6分でグワリブが着きます」「うん。キシリア殿がようやく重い腰を上げたという訳か」 「エルメスのビットが…ま、まるでベテランパイロットじゃないか。あれが初めて戦いをする女のやることなのか?」「よーし、もう1隻ぐらい!あ!…あ!ドムが援護を?あ…ドムが後ろに下がる。なぜ私の後ろにつこうとするの?初めて戦いに出る私を前に出して…」「私がやるしかないの?ああ!援護がなければ集中しきれない!ああ…あと1隻だというのに」 「んー、どういうことだ?バタシャムめ、貴様が前に出るのだろうが!」「馬鹿言え、エルメスがいたら俺達が前に出ることはないだろ」 「ララァ、援護するぞ!」「大佐…大佐がいれば!」 〈その頃、地球連邦軍の最前線たるソロモンでは次の作戦の為の命令が下されていた。すなわち、ジオンに進攻する星1号作戦の発動である。各艦隊はそれぞれに定められたコースを取って攻撃目標の星へ向かう。しかし、本来最も先行すべき第13独立艦隊のホワイトベースの出港だけが遅れていた〉 ★「理論的な自信だけはある。メカニック的な干渉はすべて打ち消したはずだ」「ということは、無限大にスピードは速くできる…」「うん、理論的にはな。しかし、ガンダムのパワーはそうはいかん」「そうですね。博士は僕らの救い主です」「君が生き残ったらそう言ってくれ。今回のデーターだけはなんらかの方法で私の手元に届けてほしいものだな」「だから人の本音というのは聞きたくありませんね」「まったくだ、アムロ・レイ君。君のガンダムに対するセンスに期待するよ」「ありがとうございます」「必ず生き延びてくれよ」「はい!」「データーを持ち帰るためにですね」「そう、そうだ」 ★「ひょっとしたらエルメスはシャア大佐のゲルググ以上でありましょう」「歴戦の勇士のお前達がそう言うとはな」「我々はニュータイプの能力というものを初めて見せられたのです。あれほどの力ならばララァ少尉はお一人でも戦闘小隊のひとつぐらいあっという間に沈められます。その事実を知った時、我々は馬鹿馬鹿しくなったのであります。ララァ少尉ほどのパイロットが現れたなら、我々凡俗などは…」「ララァに嫉妬しているのではないのか?」「心外であります!…いや、皆無とはいえませんが、なによりもニュータイプの実力に驚きました」「うん…」「軍法会議も覚悟しております。が、エルメスの出る時後衛に回ることだけは認めてください!」「できるか?少尉」「中尉のおっしゃることは分かります」「そうしてくれ」「中尉、いいな?」「ハッ、大佐!」 「総員に告ぐ。食事は今のうちにしておけ。しばらくは戦闘食しか食べられんことになる」「へー、この食い物が戦闘食でないってんだからな」 「どう?調子は」「良好ですけど、動きが速くなった分はメカに負担がかかります。その辺のバランスの取り方が難しいですね」「大丈夫よ。その辺は自信を持って、アムロ」「そうですか?」「そうよ、アムロはニュータイプですもの」「ハハッ、タイプからいったら古い人間らしいけど」「フフッ、そうね。おセンチでちっとも飛んでないのにね、アムロって」「そう正面切って言われるといい気分のもんじゃありませんね」 「空母ドロスの主力隊はグラナダとア・バオア・クーの線上に展開させた。大佐は私の遊撃隊に入り戦闘指揮を取れ」「ハッ」「気にいらんな、その服は」「ハッ?」「少尉のサイズを補給部隊へ回しておけ」「補給部隊の連中は〝服で戦争をするのではなかろう〟といつも…」「私の名前で督促させろ、目障りだ。で、どうなのだ?性能は」「初陣で2隻のサラミスを沈めました。ララァとエルメスの組み合わせは絶大であります」「ほう。2隻も…それは凄いな」「はい。ニュータイプの実戦部隊の実現、いよいよかと」 ★「見方がやられたな…呼んでいる!…呼んでいる?なんだ?やってみるか!シャアと…もうひとつは…なんだ?…シャア、もらったぞ!」「大佐!」シャア、アムロからのビームライフルに気づかずララァに救われる「ん?」「何!あれが邪魔をする!」 BGM - シャアが来る 「大佐、退いてください!危険です!」「邪魔だ!」ドム大破の瞬間を見て「ガンダム…昨日までのガンダムとまるで違うぞ!」「大佐、どいてください!邪魔です!」 ガンダム、ビームライフルでゲルルグの左腕を破壊 「大佐を傷つける!」 ★オールレンジ攻撃をものともせず回避しまくるガンダム、ゲルルグに右足蹴りまで決める。ララァもまさかの「シャア!」 ★アムロからのNT波動をバチバチ感じるララァ「大佐!…大佐、脱出してください!」「大丈夫だ。この程度ならゲルルグは爆発しない」「で、でも…」「エルメスに掴まらせてもらう。攻撃は続けろ」「続けています。け、けれど…」「けれど?なんだ?」「あ、頭が…押さえつけられるように重いの…です」「なんだと!」 ★〈悪い人だ!〉「なに?」〈シャアをいじめる悪い人だ!〉「誰が悪い人なんだ?」 〈ホワイトベースは先行する第13独立艦隊と合流をした。しかし、この時すでに艦隊は3隻のサラミスタイプを撃破されていた。その内の2隻はエルメスによるものであって、すなわち、ララァは一日にして4隻の船を沈めたことになる。これは空前の壮挙であった〉 「〈しかし、ララァの頭痛の原因がガンダムのパイロットと関係があるようなら…事は簡単に進まんな〉」 〈今、戦場は月の裏側へ移動しつつある〉
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まー

まー

シャアのテーマソング激ダサ‼️🤣🤣🤣 戦いは最終局面にきて精神世界の攻防と化して来る🤔
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流之助

流之助

このコメントはネタバレを含みます

ギレンよりキシリアの方が優秀な気がしてる。地に足つけてる感じ。経済の方面とか着実だもの。ギレンは雑というか理念に偏りすぎてドズルは局所的な戦いに偏り、末弟は坊や。そんな感じ。デギンはせっかく王政しいたとか言ってるんだからこどもたちの独走くらい何とかしろよってぐらい、トップについてから何もしてない感じ。ギレンらが実権を握るまでは華やかだったんだろうか? それにしてもキシリアはどこまで見通してたのか気になる。シャリアと組んでやっていたらもっと力を発揮できたのかな。
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PANDADA

PANDADA

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「ま、勝ってみせます。ヒットラーの尻尾の戦いぶり、御覧ください」(ギレン・ザビ) 前回のあらすじ後タイトルコール ガンダムがアムロの反応速度についていけなくなりました。 カツ・レツ・キッカの3人も心配してます(笑)。 ブライトはその点についてソロモンの技術本部に連絡を入れたそうです。 ブライトとしても最近のアムロの戦い方が変わってきた事についてミライとフラウに尋ねます。 やはり何か先読みをするようになってきたと言うのは彼も感じるそうです。 ソロモンでは赤い服を着た技術スタッフが一斉にガンダムに取り付いて作業を始めます。訝しむアムロにブライトが言うには、電磁工学の新鋭であるモスク・ハン博士のチームで、ガンダムをマグネット・コーティング(MC)という技術を使って、その駆動系を電磁波で包んで動きを早くするそうです。博士いわく、ろくなテストもしないで使うから失敗したからって恨むなよな、とのことで、ありがたくはありますが、なんか釈然としないアムロ。 前にセキ大佐が言っていた「モルモット」発言を思い出したのかも。 キシリアの元にはシャリア戦死の報が入ってきてます。シャアの報告では「ガンダムの性能がニュータイプに適応した能力を云々」とのことで、それを聞いたキシリアは 「シャアめ、推測ばかりを!」と怒りを見せます。 キシリアはシャリア・ブルの能力に期待していたんだと思います。できれば、不確かで多分シャアの息のかかっているララァを降ろして、シャリアを使いたかったのかなと。そして、ギレンから送られてきたことも承知の上で、それを利用するつもりでもいたのかも。それがあっけなく、形式上ではテストの段階でガンダムに遭遇して戦死。 しかも、その原因をこちらでは検証できない連邦側のガンダムの性能のせいにしてるわけで、キシリアとしては面白くない。 きっとすでにシャアの正体を掴んでいるであろうキシリアとしたら、もしかしたら、シャアがいつもの手を使った事もわかっているのかも。 ただ、その怒りもすぐに隠して、ギレンの作戦を尋ねます。 ギレンは宇宙要塞ア・バオア・クーとキシリアのグラナダ艦隊を第一線として、ジオン本国にソーラー・システムを用意するそうです。 軍事技術って大概の場合はどっちが早く実現するかの問題だけで、いわゆる「創造を絶する新技術」というモノは実はないんだそうです。 なので、連邦ですでに実現している技術はジオンでも開発途上にあっても不思議ではないし、その逆もしかりです。だから、ジオンのザクにも早くから対MS戦を想定した装備を搭載してましたし。 キシリアは、ソーラー・システム用意はギレンによるごり押しだと読みます。 ギレンって大層な軍略家なんですが、特に見た目や効果が大きく派手なモノを好むヘキがありますよね。モビルスーツの開発と投入、コロニー落としのブリティッシュ作戦、ガルマの国葬。どれも大きく目立つモノで、地道で地味な戦果はあまり好まないのかなぁ。 すぐに目の出ない地球資源の採掘やニュータイプの発見・育成とかは主にキシリアの仕事です。 ジオン本国にある第3号密閉型コロニー「マハル」では住民150万人の強制疎開がすでに始まっていました。 かなり身なりの良さそうな老紳士ですら、末端の兵士達に高圧的に接されています。それくらい切羽詰まってて急いでる状況です。 そして、各コロニーの太陽電池がマハルに運び込まれています。 ソーラー・システムではあるけど、連邦のとは違うタイプみたいです。 場面変わって、サイド3の公王庁。 デギン公王がギレンに対して批判をしています。 100万人を超える一般市民を疎開させるのは無能な軍人のやる事だと。 ギレンは「私に面と向かって、よくおっしゃる」と反発。 これかなり強気な発言で、自分の方が力がある事を誇示する発言でもあります。 デギンは自分だって、ジオンに公王制を引いたくらいの実力者だと誇り、ギレンの軍政だけは指示すると言い切ります。 つまり、軍が統括する行政である軍政は支持するけど、軍の運用や作戦指導などの軍令は支持しないと。 なぜなら100万人を疎開させるほどの無能な軍人だからと言ってるわけです。 それでも、ギレンは作戦の説明を始めます。 月とア・バオア・クーを結ぶ線上を越えてくるであろう連邦軍を密閉型コロニーを使ったソーラー・システムで討つ。 デギンは説明を最後まで聞かずに、勝った後はどうするのかとギレンに問います。 ギレンはそれよりも先に指令書にサインを迫ります。 デギンはすでに始めているのに、形式を欲しがるギレンに呆れますが、 ギレンは「デギン公王あってのジオン公国ですから」と一見デギンを立てるような事言ってますが、これ、逆ですよね。 ジオン公国の運用のためにだけデギン公王が必要だ、という意味ですよね。 サインの後、デギンは戦後について再び問います。 ギレンは、人口も減ったので優良種だけ残して、ザビ家の独裁で運営する、とその野望を言います。 やはり、こっちがギレンの本音ですよね。 前回はペンをクリクリしながら、シャリアに 「今度の大戦ではもう人が死に過ぎた」とか言ってましたが、やはりあれは心にもない事を言ってたわけで、本音はこっちです。 時代背景として「人類が増え過ぎた人口を、」という設定がありましたが、ギレンもそう思っていたのでしょう。 開戦時にサイド1、2、4を同時攻撃、その後のブリティッシュ作戦及びルウム会戦で人類の半数が失われてますが、これはすべてギレンの想定内だったんだと思います。 最終的にはザビ家というかギレンによる独裁が目標です。 そんな息子の思惑を知ったデギンはギレンの事を「ヒトラーの尻尾」だと評します。 デギンが言うには自分が公王制を敷いたのは、急逝したジオンの理想を叶えるためにも混乱しているジオン国民を急いでまとめ上げる必要があり、さのための「方便」だったと言います。 ちなみに 「ジオンの理想を実現するために」 というデギンの言葉からは、デギンがジオンを暗殺したと言う風に解釈するのは少し難しい気がします。ジオンの急死の真相はいまだに明かされていないので、わかんないですけどね。 で、「方便」にしか過ぎなかった公王制を独裁に変えたのはギレンとキシリアだとのこと。 ギレンももちろん自覚があって、絶対民主制は衆愚政治を招いて「人類の共喰い」を招くから独裁にしたと弁明してます。そして、上のセリフを残し、ア・バオア・クーへ向かいます。 デギンはそんなギレンの背中に 「ヒトラーは敗北したのだぞ」と 小さい声を被せます。 これ、最後はたぶん息子の身を案じてるのかなぁと思ってます。 デギンはギレンによって高みに祭り上げられて、実権を奪われています。かなりギレンに慇懃無礼に振舞われてますが、最後のこの言葉を小さい声で嘆くように投げかけているのは、それでも親として心配しているからなのかなあと思ってます。 劇場版だとこのセリフは 「ヒトラーは身内に殺されたのだぞ」という少し力強い声に変えられています。 ガンダムはセリフが秀逸なので、気づき難いのですが、 TV版は実は細かい演技・演出が素晴らしくて、 でもわかりづらいんです(笑)。 セリフにインパクトを受けちゃうから(笑)。で、劇場版はさらにセリフを推敲してわかりやすく作ってあります。 その分、あれ?ってとこもあって、それがここで、ヒトラーが身内に殺されたというのは史実ではないですよね。 これは直前の劇場版オリジナルの 「キシリアは何を考えているのか」と言うセリフにかけて、TV版から少し変更したからなのかなぁと思います。しかも結構強い調子で言っているので、それだと「キシリアに気をつけるんだぞ」という忠告をギレンに伝えようとしてる事になってしまって、それはそれでオカシな事になるんじゃないかなぁ。ここはTV版のセリフと演出で良かったと思いますよ。 場面変わって、シャアのザンジバル。 サラミス3隻とマゼラン1隻の小さい艦隊を見つけたので、ララァの初陣だそうです。 ん?前回、ソロモンをビットで襲ってなかった? 一方的な遠距離攻撃だからノーカンなのかな。 とりま、先行するリック・ドムの援護が主任務とのこと。 キシリアのグワリブ、名前からするとグワジン級戦艦かな、でこちらに向かっているとのこと。 ザンジバルからはまずはミサイル攻撃。 2発とも命中して、敵艦撃沈。 ってすごいな(笑)。 ミノフスキー粒子下でミサイル当てられるならMSは要りませんよ(笑)。 シャアはマリガンに後を託してゲルググで出撃。 この際、マリガンに「貴様には貸しがあったはずだ、ちゃんとやって見せろよ」とまで言ってます。これは前のザクレロを勝手に出した時の事ですね。 ララァのエルメスはビットによるオールレンジ攻撃でサラミスを1隻撃沈。 前衛をしていたドムのパイロット、バタシャムはそれを見てエルメスの後衛に回ろうとします。 前衛がいなくなり、矢面に立たされたことによって、ララァは集中できなくなり、攻撃が当たらなくなったところでアイキャッチ。 戦場に到着したシャアはドムがエルメスの後衛についてるのを見て、前に出るよう指示しますが、バタシャム達は従いません。 自分達よりも強いエルメスが前を取るべきだとの考えみたいです。 ララァはビットではなく普通に射撃による攻撃を試みますが、専門的兵士ではないので、もちろん当たらず。シャアが援護に回ってくれて、ようやく集中力が復活して、残ったサラミスを沈めます。ララァを褒めるシャアとシャアの援護に感謝するララァ。 ソロモンではジオン本国に侵攻するための星一号作戦が開始。各艦発進の中、WBは最後まで残っていたのはガンダムのMCを行っていたから。 モスク・ハン博士によると、理論的にはガンダムのメカニック的な干渉はすべて打ち消したとのことで、アムロは 「博士は僕らの救い主です」 とまでいいますが、博士は 今回のデータだけは何が何でも自分の手元に送ってくれと頼みます。それを聞いたアムロは 「だから人の本音というのは聞きたくありませんね」と笑って言います。 ここは字面ほどキツいこと言ってはないんですね。どちらかと言うとしょうがないなぁ的に笑ってる感じ。博士もそれに応じてるので、まあ、偽悪的な会話をしてるだけなのかなぁと、むしろ、今回のことで双方が少し打ち解けれたのかなぁと感じます。 まあ、個人的には、実はテムがサイド6でアムロに渡した部品こそ、ガンダムを完成させる最後のパーツでアレがあったらMCは不要だったと少し信じています(笑)。 そして、WB発進。 このシーンでロックをハズすところはジャブローの時のシーンの使い回しなので、またルパンと次元が見えます(笑)。 ザンジバルではバタシャムがシャアに弁明しています。なんか色々とララァを持ち上げるような事を言ってますが、正直命令違反を正当化させる程の事はなにもいってません。が、結局、シャアとララァが彼らに合わせて、彼らがエルメスの前衛ではなく、後衛につく事を許します。 シャアが危惧していたのはこう言う事なのかなぁと。多分、ジオン兵を歴戦の勇士のシャアですら統制できなくなってきていて、それを感じ取ったから、マリガンにいちいち昔のことを持ち出して、勝手を封じる必要があったのかなぁと。 で、マリガンは言う事を聞くようになったけど、今度はバタシャム。 軍規違反で粛清したくても、熟練のパイロットはあまりいないから、バタシャム程度のパイロットでも粛清できない。だからさらに軍規が乱れる。ジオンはそういう悪いスパイラルに入ってしまったのかなぁと。先が思いやられます。 WBは先行する第13独立艦隊に合流を目指します。 MCは確かに効果あったみたいで、かなり素早くガンダムを操れるようになってました。 そんなアムロをセイラがNTだとからかったり、 結構余裕のある時間が流れています。 シャア達はキシリアに合流。 キシリアは空母ドロスの部隊を最終防衛ライン上に展開させたとのこと。やっぱ前回のドロスはタクシー代わりではなかった(笑)。 そして、私服姿のララァを目障りだと咎め軍服を着るよう指示。 でも、サラミスを2隻沈めたララァの戦果には感心します。 この辺はきっちりしてます。 WBではブライトもアムロをNTだと思い始めています。そんな中、艦隊戦を発見したので急行します。 アムロはシャアと何者かの存在に感応し、「ラ、ラ」という音が自分を呼んでいるように聞こえるため音のする方を目指します。 するとそこにはシャアが 「シャア、もらったぞ!」 とビームライフルを撃ちますが、ララァがビットを飛ばして身代わりにします。 ララァは 「大佐、どいてください!危険です!」と 知らせます。 間に入るリック・ドムを瞬時に撃破してシャアに迫るアムロ。 シャアもガンダムの動きが段違いになっている事に気づきます。 シャアも応戦しますが、お互いの攻撃が全然当たらない。 そして、ララァが 「大佐、どいてください!邪魔です!」と 結構ヒドいお言葉(笑)。 これ、ララァから自然と出たセリフですね(笑)。アムロとララァのNT同士の戦いに、まだ覚醒していないシャアが出る幕は全くない上、自分もそっちに気が取られてしまうために咄嗟に出たんでしょう。シャアのゲルググは案の定、左腕を吹き飛ばされます。 アムロの方はシャアとララァ両方の攻撃を的確に躱しまくってます。MCのおかげも大きいのかな。 しかもララァは頭を押さえつけられるような頭痛を訴えます。 何とかシャアの元に辿り着いたララァはゲルググを引っ掛けて撤収。 アムロに 「シャアを虐める悪い人だ!!」 という思念を送ります。 ここの戦闘、アムロの見せ場でシャアは良いとこなしなんですが、何故かBGMは「シャアが来る」(笑)。正直、やめて欲しいですよね、このダサい唄。全然作品にそぐわないクオリティ。ま、作詞は例のごとく御大ですけどね(笑)。 結局ララァ達は逃げおおせて、かつ、サラミスを2艦沈めてるので、その前の出撃と合わせて、一日にサラミス4艦撃沈を賞されます。 しかし、シャアはララァの頭痛の原因がガンダムのパイロットにあるとすれば厄介だと思い、今回は終了です。 次回予告が盛大なネタバレでラスト3話です。 どんどん内容が濃くなってるので、もしかすると一日ではまとめきれないかも知れませんのでご容赦を。
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犬里

犬里

マグネット・コーティングしたら無限に速くなれる!?っていうのがパワーワードで笑ってしまった。貴重なデータを取るために生き残ってくれなんて言うの、エンジニア同士の会話って感じで可愛い。 シャアが、ララァとアムロの超次元の戦いについていけなくなっていてちょっと切ない
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Lenoir

Lenoir

このコメントはネタバレを含みます

ハイレベルな戦いすぎてドムの人らもホワイトベースの他の皆も自分ではどうしようもないって顔してるやん
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はたにょ

はたにょ

このコメントはネタバレを含みます

アムロとシャアはこれで断絶確定なんよな。
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直木谷ヒトシ

直木谷ヒトシ

このコメントはネタバレを含みます

これまでに登場した全てのMS・MAと比しても桁が違いすぎるエルメス、そしてララァ・スン!もはやシャアでさえララァの精神的支柱となることしかできない極限の戦場、そしてマグネット・コーティングで加速したガンダムがゲルググに、シャアの喉元に迫る!
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スター

スター

このコメントはネタバレを含みます

 ニュータイプとして覚醒したアムロのスピードについていけなくなったガンダム。  このガンダムの反応速度を上げるためモスク・ハン博士とそのスタッフが、ガンダムにマグネット・コーティングを行う。  一方ララァのエルメスは1日にして4隻の連邦軍の軍艦を撃沈。  ギレンはジオン公国内のコロニー「マハル」から150万人の住民を強制的に疎開させ、マハル全体をソーラーシステムという兵器として活用することをもくろむ。  ギレンの父のデギンは、こういう行為自体がジオン軍の敗北だとギレンを批判する。  が、その言葉に怯まず、ギレンはデギンに計画のサインをもらう。  この回も見応えがありました。
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おーちゃん

おーちゃん

このコメントはネタバレを含みます

もはやシャアをも超えたアムロとララァの戦いだな( ̄▽ ̄;)
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