毎度思うのはNHKの単品ドラマは物凄くお金かけていて、そのまま映画館にかけても通用するクオリティです。
本作の演出は「岸辺露伴ルーブルへ行く」の渡辺一貴、高橋一生とは相性ピッタリだし本作とどことなく…
寒い時期に見たくなります。
キャストが原作にピッタリで、脚本や演出の効果もあってこの世界から出れなくなってくる。
駒子の一見あっさりしているようで、情が深い、それを自分でもてあましている、そんな繊細…
川端康成の小説群は、映像化作品も多く、ノーベル文学賞受賞の冠もあって、何作かは目を通しているが、『雪国』は、あまり熟読していなかった。
映画も、最初期の豊田四郎版を除けば、それほど記憶に残っていない…
傑作。何より、高橋一生のやり尽くされた凡庸な間や言い回しを拒絶するかのような予測不能の強気演技と、その一手一手を正面から受け止め自らの生理的な感覚を保ち続けたまま相手の手元に返球する奈緒のえぐすぎる…
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