ヒトラーの側近達に焦点を当てたドキュメンタリー。ゲーリングの代父がユダヤ人だったのは初めて知った。
　ゲーリングは代父を尊敬しておりユダヤ人迫害に反対で、ヒトラーが戦争を始める事にも、戦力差でドイツの敗退が濃厚なため反対だったとか。
　にも関わらず、ユダヤ人迫害や戦争に加担したのは皮肉。
　世界的な大恐慌が1920年代に起こるまで、ナチ党への支持率が低かったのも初めて知った。

英国の１０話完結のドキュメンタリードラマ。

ヒトラーに忠誠を誓った幹部達の権力闘争劇。

ゲーリング、レーム、ヘス、ゲッペルス、ヒムラー、ハイドリヒ、ボルマン、シュペーア等ヒトラーを取り巻くナチス幹部の来歴や役回り、側近同士の嫉妬や権力闘争、陰謀をあらゆる証言、証拠から描き出す。

酒場の暴力集団から、政権を奪うまでの政党に躍進した経緯。

ヒトラーの反ユダヤの思想を側近達の過剰な反応から悲惨なホロコーストを生んだ現実。。

ヒトラーは終戦前、地下豪に籠り、薬物中毒になっていたという事実は初めて知りました。

ヒトラーの愛人、エヴァ・ブラウンの存在も秘密とされていたんですね。

映画化された事件もいくつかあります。
ヒトラー暗殺未遂は、トム・クルーズの「ワルキューレ」。
ハイドリヒ暗殺は、「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」
などなど枚挙にいとまがないです。

Netflixのドキュメンタリードラマは良い作品が沢山あるので、Filmarksにもっと追加してもらいたいです。

「スパイ技術の極意」なんかは最高のドキュメンタリードラマの一つです！

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今まで収容所でどんな残虐なことが起こったかという「点」でしかわかっていなかったんだけど、このドキュメンタリーを見て、この点に至るまでの「線」がわかった。めちゃくちゃわかりやすいし、面白い。どいつもこいつも、己のエゴまみれ。