このレビューはネタバレを含みます
”キャプテンの資格”
舞台は『エンドゲーム』後。
初代キャプテン・アメリカことスティーブ亡き後の、サムとバッキーの苦悩と活躍、そして過去のMCU作品内においても数々のドラマを生み出してきた「超人血清」を巡り暗躍する組織との戦いを描く。
イイですね。単なるスーパーヒーロー・ドラマ作品に留まらない、ゴリゴリの社会派な内容。
一つの思想を元に破壊行為をもいとわず活動を続けるテロ組織、未だ受け入れを躊躇する国も多い難民問題、何世紀にも渡る課題である人種差別…。
まさに今の世界が抱える諸問題をベースとして、MCUの立派なドラマ作品として昇華している見事な内容であった。
ドラマそのものの内容。
かつてスティーブの相棒として共に戦ってきたサムが新・キャプテンを襲名。
星条旗の持つ重責、そしてあの盾を引き継ぐのはやはりサムでなくっちゃいけない。
スーツカッコよすぎ。激アツ。
バッキーは戦いを終え、真実を告白し、どこに消えたのか。
一度軍から除隊処分を受けたジョン・ウォーカーは<USエージェント>として復活し、捲土重来の時を待つ。
シャロン・カーターは汚名を払拭。エージェントとして返り咲くが、彼女の胸中では黒い陰謀が渦を巻いている。
その他にも、今後のMCU作品に繋がりそうな伏線・演出が目白押し。
MCU・フェーズ4以降の展開を100%楽しむためには絶対に見逃せない作品。
