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クモの巣
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目次

クモの巣の作品紹介

クモの巣のあらすじ

厳しい検閲を通らないと映画の撮影が出来なかった1970年代の韓国の映画界が舞台。既に撮り終えて検閲済の最新作「COBWEB(蜘蛛の巣)」のことばかり考えている執念深い映画監督キム(ソン・ガンホ)は、夢で見た映画のラストシーンのことが頭から離れない。このラストシーンを撮れば傑作になると、キム監督は、二日間の極秘の追加撮影を決行する。しかし、無理やり呼び戻されたキャストとスタッフは、ラストが変更になった台本を理解するどころか、監督に対して不満いっぱいで撮影には非協力な態度をし、さらには新作撮影組のために早急にセットを空ける必要もある。さらにはセットに常駐する文化公報部の検閲職員からも目を付けられ、はたして完璧主義者のキム監督は大傑作「COBWEB」を完成させることができるのか? ©2023 BARUNSON ALL RIGHTS RESERVED

クモの巣の監督

キム・ジウン

原題
거미집/Cobweb
製作年
2023年
製作国・地域
韓国
上映時間
135分
ジャンル
コメディ

『クモの巣』に投稿された感想・評価

SoEun
3.7
『 結末さえ変えれば傑作になる たった二日でできる! 』
1970年代

ラストのワンテイクシーンそして劇中作のクライマックス
当時の撮り方にも感心 カメラマンをフォローする人達や現場の動きにも、驚きと映画愛を感じる

役柄を印象的にみせる表情が流石のソンガンホ
情熱溢れるチョンヨビンに笑顔をもらう♪
三人のサプライズ出演にもニコニコ✩ᴗ✩ 特別出演:シン監督役 友情出演:カンホセ夫人役、ハンユリムのパートナーでスター役
凄く刺さった訳ではないのに、また味わいなおしたくなる作品


第76回カンヌ国際映画祭 非競走部門の招待作で高評価 上映後12分間のスタンディングオベーションがあった
′クモの巣′(R15+)
ー全て撮るまでは 誰も抜け出す事は出来ないー
キムジウン 監督「 クモの巣 」
◯ #ソンガンホ #イムスジョン #チョンヨビン クリスタル オジョンセ
◯ネタバレなし
◯キムジウン監督の最新作「クモの巣」は1970年代の映画制作の撮影所の物語。
◯キムジウン監督の長編デビュー作品がブラックコメディだったのも念頭に置くとドタバタ活劇のよう。笑える映画というより、とにかく関わる人たちがドタバタしてる。
その中に「映画を撮る」「当時の国の厳しい検閲から映画を守る」大変さが根底にあるのが伝わる。
◯難しい映画というより「映画への思い」がある作品だと思う。
◯ポンジュノ監督「殺人の追憶」やKPOPの歴史を知るとわかるのだけど、僕らが韓国の映画や音楽を見始められたのは90年代頃の作品から。2000年以降、特に活気が出だした印象がある。
◯KPOPの世界だと、JYPの元代表でシンガーソングライターのパクジニョンの話で思い出すのが、80年代には、日本や海外の音楽を正規に聴けない中で、偶然市場で見つけたのが日本の桑田佳祐や小室哲哉の音楽だったそう。
◯映画「クモの巣」でソンガンホが演じる映画監督が1度撮影が終わった作品の後半を2日で撮り直せば傑作になる、と思いつく。悪夢から醒めた様な冒頭、目が覚めるソンガンホの表情や背中が印象的。ここから映画会社、スタッフ、キャストが再びスタジオに呼び戻される。
◯スタッフ、キャストが入り乱れて映画の撮影が始まるのだけど、後半の結末をどう変えれば良いか、全員が把握してないまま再撮影が始まる。
◯そんな中で検閲にくる上の人たちが現れる。
◯映画会社の人の中に、ソンガンホ演じる監督の改稿に賛同する会社のトップの身内の女性が映画の結末を撮り直そうと後押しを始める。
◯この女性スタッフを、パクフンジョン監督のノワール映画「楽園の夜」のチョンヨビンさんがボーイッシュに熱演。
ショートヘアで革のジャケットを羽織りとても目立つ。
この「クモの巣」の中での自分の推しキャラクター。
「楽園の夜」は大好きな映画で、主演のオムテグさんと共にチョンヨビンさんがとても存在感のある傑作ノワール映画。
「クモの巣」ではコメディリリーフ的な面も担う。
笑えるのではなく滑稽だけど映画を引っ張る様なエネルギーのある存在。
「クモの巣」にオムテグさんもカメオ出演してる。
◯映画のメインキャスト役のイム・スジョンさん演じる女優は、監督の改稿に戸惑いつつも、前の結末も良くなかった、と俳優仲間の女優に話すシーンがある。ここも観終わると大切なセリフだとわかる。
普段のイムスジョンさんはメイクは薄めの印象だけど、この映画内の女優役では眉毛やメイクもいつもと印象が違う。モノクロ映像に合う濃いメイクやアイラインをしてる。
◯最近もドラマシリーズなどで活躍してるイム・スジョンさんは変わらず魅力的。この映画を撮ろうと思った、キムジウン監督の思いを理解してるのがわかる。
◯メインキャストの男性俳優と若い女優の私情のもつれも描かれる。ここが映画の結末を変える事と、段々と繋がっていく。クリスタル(ガールズグループf(x)出身)とオジョンセさんが滑稽にバチバチに演じてる。
◯映画を再撮影する
◯映画の中で撮影される映画「クモの巣」
◯再撮影を巡り登場人物たちがドタバタする
◯を並行して描いていく。
撮影中の現実の話し方と撮影してる映画内の話し方の違いが観てるとわかってくる。
◯キム・ジウン監督は映像美とアクション演出が評価されてる監督なので、その時その時の映像の切り替え、視点を変えると違う人物相関図。
カメラワークやカラーリングがどんどん変わるのがこの映画の特徴。
カメラが俳優を追いかける、それを現実のカメラが撮影してるスタッフのカメラや俳優を追いかけてる。
◯カラーから急にモノクロ(撮影してる「クモの巣」の映像)になる。
◯テンポ感もアクション映画のよう。
セットの中に螺旋階段(らせんかいだん)がある。このセットも印象的。70年代映画の様に撮られてるシーンと、撮影してるシーンのカメラワークがとても良い。躍動感と共に不意に表情を撮ると静寂と感情がぼんやり浮かんでくる。
◯タイトル(原題「クモの巣」(英語題「COBWEB」))にも意味があるのが観終わるとわかる。
◯ソンガンホさんは表情を映画に残す俳優さん。映画を撮影中は活き活きしてたけど、表情がだんだん変化していく。このキムジウン監督「クモの巣」もソンガンホさん演じる映画監督の表情とディレクターズチェアに座る背中が印象的。
◯キムジウン監督とは長編デビュー作から縁のある、ソンガンホさんや監督の言葉を見つけて、演じてる監督の表情には決まった思いはなく観た人それぞれに感じて欲しいそう。
◯この映画の舞台になる時代の「映画の結末を変える」→「おさまりの良い話で終わらせる」から「女性たちが活き活き飛び出す様な思いをのせる」物語にする大変さ、
と共にこの後の時代、韓国映画の未来を見てる様にも感じる。
◯キムジウン監督らしい映画だし、タイトルの「クモの巣」の様に、絡まった情報を紐解いていくと、観た人それぞれが何かを感じる映画だと思う。
観るたびに印象が変わるタイプの映画。自分はこういう映画が好み。
Rocco
2.8
クリスタルが良かった。

英字幕で見たせいか、前半スローペースで画面が暗かったせいか、寝落ちしそうになった。ソン・ガンホとオ・ジョンセが出ているというのに。

シン監督役で某有名俳優(カメオ?!)が登場したところで瞬間盛り上がったけど。

作品の中で別の作品を制作して鑑賞する、というちょっと特殊な構成。映画製作者の視点から制作風景を撮った映画として、『地獄でなぜ悪い』を思い出した。『地獄で~』はかなり好きだったけど、こちらは最後30分でようやく面白くなってきた・・・と思ったらドタバタで終わっちゃった。
映画一本撮るのって大変だとは思ったけど。実在の監督がモデルになっているとか、背景知識が判ったり、日本語字幕があればもっと楽しめたのかな。

本筋とは無関係だけど、チョン・ヨビンはショートのほうが可愛いと思う。

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