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蟲
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蟲の作品紹介

蟲のあらすじ

チャペック兄弟の有名な戯曲『虫の生活』の第二幕「捕食生物たち」に取り組む、小さな町のアマチュア劇団。 遅刻や欠席するメンバーたちのやる気の無さに、コオロギ役兼任の演出家は怒りが収まらない。そしてやはりコオロギ役を務める彼の妻ルージェナはハチ役の男と明らかに不倫中……。不穏な空気でリハーサルが進むなか、やがて劇の展開と役者たちの行動が交錯し、ついに舞台に惨劇が訪れる!

原題
Hmyz
公式サイト
https://www.zaziefilms.com/insect/
製作年
2018年
製作国
スロバキアチェコ
上映時間
98分
ジャンル
ドラマコメディ
配給会社
ザジフィルムズ

『蟲』に投稿された感想・評価

3.7
試写にご招待いただき、鑑賞。

これよこれ!!これを待ってた。
「あ、これぞ“ヤン・シュヴァンクマイエル”、きたな」とゾクゾクする感じ。

小さな劇団が、戯曲『虫の生活』の第二幕「捕食生物たち」の舞台稽古をする様子が描かれる。
この劇そのもの、演者の素顔=現実、そしてこの映画を撮っている側の“メタ”視点が混ざり合い、
視聴者は、この奇妙な三層構造に巻き込まれていく。

オープニングからもう最高。
覚悟が少しいる“虫ちゃん”シーンの連打から、一気に世界観に引きずり込んでくる。

シュヴァンクマイエルらしい、粘土や人形を使ったアニメーションも健在。
夢か悪夢か、現実か妄想か…その境界線がどんどん曖昧になっていく感覚が心地いい。

個人的に一番グッときたのは「窓の外」の演出。
何度か登場するけど、あの空間の“意味ありげだけど意味不明”な存在感がたまらない。

そして、斬新だったのは、この作品の構成そのもの。
劇団員の物語(劇中劇)に加え、撮影している映画側の視点まで絡んできて、
リアルとフィクションとカメラの裏側が三つ巴で進行していく。
撮影に奮闘するスタッフの姿や音、監督の指示や本音がむき出しになっていることで、
映画を作る工程の面白さも伝えてくれる。

監督がナイフを投げるくだり、吐瀉物にこだわりを見せるところとか、面白い。大好き。

これは名作であり、迷作です。
答えは観る人によって全く変わる。
ただ一つ言えるのは、映画という表現のカオスっぷりをここまで突き詰めた作品は、そうそうない。

ぜひ劇場でご覧くださいー!
3.9
 舞台は地方町の閉店中のパブ。そこを借りた小さなアマチュア劇団が、チャペック兄弟の戯曲『虫の生活』中でも第二幕「捕食生物たち」の稽古をしている。冒頭にシュヴァンクマイエル自身が明言するように、これはアマチュア劇団の稽古の様子と俳優たちの素の表情とが合わさり、そこに今作のメイキング”が入れ子構造になった3層構造のメタ映画なのである。団員は遅刻・欠席・不貞と散々で、コオロギ役を兼ねる演出家で監督役の男は終始苛立ちっぱなしである。配役は、ダンゴムシではなくフンコロガシ、寄生虫、幼虫、サーベルバチ、コオロギ夫婦ととても虫の花形にはなれないマイノリティ役ばかりが宛がわれる。照明の薄暗い空間にいかにもシュルレアリズム的に本物の虫や標本が現れ、小道具のダミー人形が動き出すなど、現実と虚構の境界が綻んで行く。俳優たちも役の性格(強欲・嫉妬・自己愛)に引っ張られ、自分の私生活と役の行動が同調していく。音楽はスメタナ『売られた花嫁』序曲の断片が物悲しくスクリーンに鳴り響く。チェコのゴキ〇リは業者に借りて来たらしいが日本のゴキ〇リよりもデカくてビビった。虫が苦手な人は嫌悪感を催す恐れがあるから要注意。

 ヤン・シュヴァンクマイエルの長編劇映画引退作は、黒澤明の『夢』やマノエル・ド・オリヴェイラの『アンジェリカの微笑み』を真っ先に思い出した。真にオリジナルだった天才作家が一切の欲望を配し挑むのは、「人間は虫に似ている」というチャペックの風刺を、稽古場という生態系と制作過程の暴露で増幅し、“芸術の場”そのものが捕食と死の舞台に変わるまでを描いたメタ・ホラーなのである。前述の通り、三層構造は錯綜したまま、シュヴァンクマイエル自身は吐瀉物の作り方までノリノリで見せて行く。コオロギ夫(演出家)とコオロギ妻(浮気中)、妻の相手であるサーベルバチの三角関係は、稽古場の支配関係そのものと重なっていく。寄生虫役の警官は居眠りばかりだが、次第に人間の三大欲求のうちの食欲が役の本能を越えて現れる。その瞬間、幼虫役のバレリーナは虫の幻覚に怯え、嘔吐に見舞われる。クライマックスでは、稽古の場そのものが「捕食」の舞台に転化し、何人かの俳優が生きて稽古場を出られない。とりわけ寄生虫役が幼虫(役)も女優本人も呑み込むといういかにもシュルレアリズム的なラストには呆気に取られる。虫の様な人間の儚い人生というシュヴァンクマイエル生涯のテーマに思わず涙腺が緩む。決してフィルモグラフィの中心に来ることはないが、御年91歳の老齢となった作家の閃きとしては決して嫌いにはなれない代物である。シュヴァンクマイエルは最後までシュヴァンクマイエルを刻む。何より彼のノリノリの表情に魅せられてしまう。
adeam
3.5
ヤン・シュヴァンクマイエルが長編映画制作からの引退を宣言した虚実入り混じる怪作。
虫役を演じる芝居の稽古のために集まったはずの人々のまるでまとまりの無い1日がその撮影風景の映像とコラージュされています。
いわばシュヴァンクマイエル版「アメリカの夜」で、集団での共同作業で行う創作活動がいかにストレスフルか本編パートでは描かれます。
ただ作品に深みを与えているのは差し込まれるドキュメントパートで、そこでのヤンは演者やスタッフに実に優しく、カオスな芝居とは対照的に何とも和やかな現場であるのが印象的です。
エゴ剥き出しで支配的に振る舞わない関係者への配慮はとても好感が持てる一方、作中の演出家のように怒鳴り散らさないのはアーティスト本人にとっては心身共に負担が大きいはずで、ヤンが1人でできる執筆や触覚芸術に創作活動を移行した理由を教えてくれたような気がしました。

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3.7

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