殺人事件に巻き込まれた死亡現場清掃人の活躍を描くサスペンス・ドラマ。
サミュエル・L・ジャクソン主演、エド・ハリス、キキ・パーマーが共演、エバ・メンデスがヒロインを演じる。　

元刑事のトム（サミュエル・L・ジャクソン）は、現在は死亡現場のクリーニング業を営んでいた。
ある日、トムのもとに、邸宅でおきた殺人現場の清掃依頼が来る。
そこは射殺現場で周囲に血痕が飛び散っていた。
後日その依頼主が架空の人物で、その邸宅の主が行方不明になっていることが判明する。
事件の裏には警察の汚職収賄を巡る陰謀が絡んでいることが徐々に明らかになっていく。
収賄リストには思いもよらぬ人物の名があり……　　

サミュエル・L・ジャクソンが渋い役柄を好演しています。
死亡現場のクリーニング業というのも興味深い。
作品冒頭はユーモアを交えてコミカルに始まりますが、徐々にミステリアスなサスペンスが展開されて引き込まれます。
警官汚職収賄の渦中に巻き込まれて、誰を信じて何をなすべきかを迫られるトムの行動に注目です。
クライマックスでは、キキ・パーマー演じるトムの娘が大活躍です！

「知らない人が多いけど　人が家で死ぬと後が大変　掃除は家族の役目　大抵が触る根性は無い　そこでパパの出番　染みは故人の名残り　姿の記憶だとパパは言う　そして匂いの強烈な記憶は心に染み付き蘇る　そういう染みは　消すことが出来ない　また出直せばいい　時には自分の意思で時には仕方なく　希望を唯一の友として」（BS12版）

「知っている人はあまりいないけど　家で人が死んで　何かシミができたら　掃除はその家の人の役目　でもそんなの普通の人はビビッてできない　そこでパパの出番　染みは故人の名残りだとパパは言う　それぞれの形・色・匂いがある　強烈なのは心に沁みつき　記憶が何度も蘇る　そんなシミは消すことは出来ない　ならばそのまま　出直すべきだ　時には自分の意思で　時には仕方なく　希望を唯一の　友として」（テレ東版）　

2023.7　テレ東で鑑賞（午後ロード、地上波初放送・吹替：松原桂子 訳）
2022.2　BS12 で鑑賞（字幕）

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レニー・ハーリン監督、サミュエル・L・ジャクソン主演によるサスペンス。
元警察官で、現在は死体処理現場等を専門に扱う清掃会社を営む主人公が、殺人容疑をかけられてしまう姿を描く。
主人公をジャクソンが演じているほか、元相棒の刑事をエド・ハリス、事件を担当する刑事をルイス・ガスマン、清掃をした家の主をエヴァ・メンデスと、出演陣はそこそこ豪華。
主人公の営む特殊清掃会社というのは、あまり表には出ないが必要不可欠な職種であり、その仕事ぶりは中々興味深いもの。
その主人公が、いつの間にやら殺人事件に巻き込まれていくが、徐々にその真相に迫っていく様は、クライム・サスペンスの王道を行くものではあるが、正直、盛り上がりに欠けたかなという印象は否めない。
ただ、奥行きのある質感の映像はいかにも映画らしく、前述のような清掃シーンは一見の価値あり。
もっと面白くできたのではないかと感じたものの、ベテラン俳優陣の演技合戦と、ライトなサスペンスで、気楽に観るには丁度良い一作。

洗浄するのは血ではなく、怒りや悲しみだ。

犯罪現場の清掃業をしている元警官のトムは、とある依頼を受けるがその依頼主は架空の人物だということが判明する
やがて、事件の裏に警察の汚職事件を巡る組織的な陰謀が潜んでいることを知り…

面白そうで、そうでもなかった
主人公が死体現場の清掃業をやってること以外は特に目新しさはない

犯人は勘が良くなくても分かってしまうので、途中からただただ行く末を見守るだけだった笑

♪エンディング
・Cory Chisel and the Wandering Sons
「Gettin' By 」