IMW2022パート1 ⑥
徹頭徹尾貫かれるお馬鹿なノリが、とても楽しいドタバタ恋愛コメディ作品。
親子3世代にわたり、恋愛結婚をしてきた家庭に生まれた主人公、だが幼少期のトラウマから異性に対して超奥手のまま大人になる。そんな彼の前に魅力的な女性が現れアプローチしたいと思うが、手強い恋敵がいた。そこで怪しげな“恋愛指南師”と称する男を頼って主人公は特訓を受ける…。
普通インドの恋愛ロマンス系作品というと、超絶美女を相手にキメキメの甘いセリフで迫るけど、既にお見合いで決められた許嫁がいて…となり、そんな困難を乗り越えて恋愛が成就した暁にはラブラブでベタベタにイチャついて…っていうのが定番の展開だけど、そんな恋愛至上主義的な風潮に対して、パロディというか、ひと言モノ申す的な一石を投じようとする意気込みを感じた作品。
主人公のシッダールトは“濡れた子犬のような目”をしていて、なんかカワイイというか母性本能をくすぐるタイプ。そしていろいろな人の繋がりから、世の中って案外狭い！ということがよくわかる作品。それと一昨日鑑賞した「カクテル」とほぼ同じ事が起きたのにはビックリした。その展開も、ある意味インド映画の定番で、パロディにしていたのかもしれない。
今作は富山県でも撮影が行われていて、五箇山の合掌集落や立山黒部アルペンルートの雪の大谷がロケ地となっていた。ストーリー本編とは直接関わりのない踊りパートではあったが、他の外国作品でよく見られるような“ヘンテコJAPAN”ではなく、桜並木など、間違いなくたしかな日本の風景が切り撮られていて、それを背景にイチャイチャ踊るインド人俳優とのミスマッチ感はシュールだったけど、とても嬉しい気分になった。

• #2022劇場とらキチ
• #インド魂

職場に新しくやってきたサンジャナ(ハンシカー・モートワーニー)に恋心を抱くも、幼少期のトラウマから異性に対して超奥手なクマール(シッダールト)。怪しげな恋愛指南師モキア(サンダーナム)の特訓を受け恋を成就させるまでを描くロマンティック・コメディ👩‍❤️‍👨🇮🇳

インド映画でこうも自由恋愛を描くのも珍しいのかな。恋愛による結婚というより許嫁と結婚みたいな風潮がまだ残ることへの風刺なのかなと🙄家族全員が恋に貪欲なのがウケる🤣また家族に対しての愛情表現も異常だったなぁww

恋愛に対する価値観の違いからなのか無茶苦茶な指南っぷりが笑いを誘う🤣劇場内でずっと笑ってるおっさんおったよ😒

恋愛指南師が物語をややこしくしていくんだけど、これにもちゃんと仕掛けというかさらにもう1段階ややこしくする要素があってインド映画の奥深さを知ったなぁ。こういうのほんと上手い👏
また指南師の事務所に一緒に撮って飾られてる写真の中にジャッキー・チェンやスタローン、シュワちゃんいたんですけどぉ🤣彼らも指南されてたのかよぉww

ヒロイン役を演じたハンシカー・モートワーニー初めましてだったけど可愛かったなぁ🥰ぽっちゃりを歌でいじられてたのもまた良き✨

どうしてもツッコまずにはいられないのが撮影場所富山県でのソングシーン🎶
きときとの魚🐟とか歌詞に出てきたのおもろいけど違和感しかない🤣ダンサーも日本人だったがキレなくてなんかダサいし。さらに2曲目豪雪地帯での撮影は五箇山かな。景色は最高に素敵だったけどなんでストーリー関係ない富山選んだんだろ🙄

恋愛において男はペテン師といじられていたのを含めての着地も見事でした。恋に奥手な人みんな観るべし。参考になるか知らんけど笑
エンドロールで流れるNGシーンにもほっこり☺️

• #きりん館2022
• #きり印度
• #IMWJapan2022

インドならではのお馬鹿ラブコメ。
ちょっと長いけど、ひねった脚本で飽きさせない。ときどき劇場内に笑いが起こり、エンドロールのダンスまで楽しく見れて満足。
ヒロインのハンシカー・モートワーニーは、日本だと5kg落とせと言われそうな体型。巨乳はいいけど、ウエストで揺れるお肉は…。インドでは好まれるのかな。
富山ロケはダンスシーンで使われていて、その前後のシーンとはつながっていない。なんかうまいこと補助金だけもらったんじゃないかと疑ってしまう。桜や北アルプスなど、映像そのものはきれいだけどね。