まず『えっ』『横浜流星さん？』と思うぐらいの姿勢、表情、目つき。
外見変えるだけでは、出されない、物凄い暗い圧。
『この人誰？』と思う横浜流星さんの演技力・・・多分、日本アカデミー賞主演男優賞間違いないと思わせる名演技です。
イケメンを封印した、マジの素晴らしい、みてる側が怖くなる、目を見張る演技です。
この映画で、いくつもの表情を見せてくれます。特に私の記憶に残る表情は、後半の怒りの顔。もう、イケメンが、どこにもない！マジに『こいつヤルなっ』これが、人間の殺意のある顔なのか？！
　あと、脇を固める俳優軍全てが凄い。『こいつクズだぁ』『なんでぇ、何でだよ』と思わせる俳優軍です。その中でも黒木華さんは、クズの村に戻った為に・・・・・守るために仕方なくだけど・・・かわいそう・・・ホントかわいそうだわっ。

　ある山奥の村で、ゴミ処理施設で働く主人公。主人公は、いじめや村の住人達に冷たい視線や陰口にならない陰口に耐えて、常に背中を丸く、下を向いて歩くような毎日でした。しかも、母親は、パチンコして、負けては、主人公に『返すから３万円ちょうだい』といったクズ。その母親は借金もしている。主人公は、親の借金返すために働く。

夜遅く・・・携帯がなる。『はい』
主人公は、数名の呼ばれた従業員とゴミ処理施設。
ガラの悪い者（借金取り）に頼まれ、運ばれてきた物を穴に埋める・・・・・不法投棄、危険物質。

そんなある日、東京から村に帰ってきた主人公の幼なじみの女性が、主人公をゴミの仕分け作業から、広報に抜擢する。ゴミ処理施設の案内人となり、女性のサポートもあり、前を向ける明るい表情となる。しかし、良い時は続かないのでした・・・・・が、ザックリ前半ストーリーです。

ストーリーの中で、能面が何回かでてきます。
そして、２つ目の記憶に残るシーン。
主人公が、能面を顔にあてるシーン・・・・・多分、あのシーンの伝えたいことは、自分の思いは殺して、回りに合わせ、同じ表情していく。村で生きるには・・・・・。

３つ目ですが、ラストシーンです。
主人公、横浜流星さんのアップです。

ストーリーも衝撃的ですが、
こに映画、主人公の表情・表情・表情が、注目です。

ホラー映画ではないですが、横浜流星さんの表情に怖さ、恐怖を感じます。

藤井監督の作品と知って気になってたんですが、福岡に横浜流星が来ると知って観てきました！
能が500年続いてる村でゴミ処理場で働く主人公。過去に父親が人を殺して火をつけ自死した頃から村中に差別され育って暗い前半。幼なじみが村に戻ってきて輝きが戻った中盤。ある事件から追い込まれていく後半。

横浜流星の演技の幅に驚きました🫢

表情の演じ分けがすごい。あっという間に演技派になった気がする。

黒木華もこんなに穏やかで落ち着く声の人はいないだろうなぁって思うピッタリの配役だったと思う。

古田新太はこの前まで菜々緒と山本舞香ちゃんのお父さん役の時と比べて表情が全然違った😳

映画館はアクションとか楽しむ作品見がちですが、演技を楽しむのもいいですね👏

映画の後は横浜流星の質問タイムとか合ってめっちゃキラキラしてオーラがヤバかったです✨
質問の時に緊張して泣いて喋れなくなってる子も落ち着くまで待ってたり質問しやすいように話したりとても紳士でした👏👏

観に行けて良かったー😭
明日の2日は大阪に行くそうです✨

• #はるか劇場鑑賞
• #はるか舞台挨拶

《この世界の中で、今。》

”新聞記者〟”ヤクザと家族　The Family 〟の藤井道人監督作品。
前回レビューの藤井道人プロデュースドラマ”ムショぼけ〟の流れで。
Netflixにて。


閉鎖的な村に建設された最終ゴミ処分場を舞台に描かれる”人間の業〟。

藤井道人監督作品は、テーマ性もありながら芸術性も兼ね備えているという特徴がある。
本作でも村の神秘性を表現するために能楽を取り入れている。
ただ残念なことに、彼の作品は本作もそうだけど終盤の展開がドラマティックすぎて徐々にリアリティが薄くなる傾向がある。
エンタメ映画ではないのだから、もう少し抑えた脚本の方が芸術性がより生きるのではないか。

主役を演じる横浜流星の迫真の演技はたしかに光っているし、彼を取り巻くキャスト陣も実力派ばかり。
それだけに終盤になるほど大味になる展開は役者の演技が浮いているように感じてしまうのだ。
”犬神家の一族〟のようなミステリアスな空気感をイメージしていただけに、中途半端さが残る。

映画監督としての藤井道人は超一流なだけに、脚本は任せ、監督業に専念してもらいたい…
彼の脚本作品を観るたびにそう思わされます…🤔