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ギョンアの娘
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目次

ギョンアの娘の作品紹介

ギョンアの娘のあらすじ

夫を亡くしたギョンア(キム・ジョンヨン)は、介護の仕事をしながら一人暮らしをしている。頼れるのは娘のヨンス(ハ・ユンギョン)だけだが、教師として働く彼女に会う機会は少ない。一方、ヨンスは元恋人のサンヒョン(キム・ウギョム)からしつこく付きまとわれ、苦しんでいた。ある日、ヨンスは突然ギョンアのもとを訪れる。穏やかな週末の中、ギョンアの携帯に知らない番号からメッセージが届く。それは、ヨンスのプライベート動画だった。混乱するギョンアに厳しく責め立てられたヨンスは、ひとりでこの状況に対処しようとするが…。動画流出をきっかけに表面化した母娘の関係性、そして、現実に向き合う 2 人の姿を厳しくも丁寧に描く。

ギョンアの娘の監督

キム・ジョンウン

原題
경아의 딸/Mother and Daughter
公式サイト
https://jiggyfilms.co.jp/item/gyoeng-ah/
製作年
2022年
製作国・地域
韓国
上映時間
119分
ジャンル
ドラマ
配給会社
JIGGYFILMS

『ギョンアの娘』に投稿された感想・評価

3.8
家庭内暴力を経験した母とデジタルタトゥーの被害にあった娘を主人公に、2人の関係性や自分が自分であることの大切さを繊細な眼差しで描いた韓国作品。

インディペンデント映画祭を席巻した話題作は、30代の新鋭女性監督・キム・ジョンウンの長編デビュー作。「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「賢い医師生活」のハ・ユンギョンが娘・ヨンスで映画初主演。母ギョンアを「悪い男」「82年生まれ、キム・ジヨン」のベテラン女優・キム・ジョンヨンが演じた。

自分の娘が窮地に立たされた時、母としてどう向き合っていけば良いのか、男性の復讐心に人生を奪われた若い娘は、決して妥協せず自分の信じる道を生きようと決意する。そんな2人が厳しい現実に向き合いながら、再生に向かって少しずつ歩み寄る母娘の姿が胸を打つ良作だった。

夫を亡くし、介護の仕事をしながら一人暮らしをしているギョンア。教師として働く娘のヨンスだけが頼れる存在だったが、娘もまた勤務先の近くで一人暮らしをしているため会う機会は少ない。異常なほどの過干渉で娘を心配する日々、そんなある日、母ギョンアの携帯に見覚えのない番号から、ヨンスのプライベート動画が送りつけられる。娘のヨンスは、元恋人のサンヒョンからしつこく付きまとわれ苦しんでいた。混乱するギョンアは、娘を厳しく責め立て、ヨンスはひとりでこの状況に対処しようとするが、、

プライベート動画は知り合いに送るだけでなく、色々なサイトに拡散される。ヨンスは学校を辞めて顔を出さないオンライン講師で何とか生活を保ちながら、サンヒョンを告訴して裁判に持ち込もうとしていた。好きな相手に動画を撮らせたヨンスの甘さは自分でも痛いほどわかっている筈。データ削除をサイト管理者に依頼しても、全て消すことは難しく半永久的に残り続ける。弁護士に依頼しても和解を強く勧められる。そんな厳しい状況の中、加害者の親とも対峙しながらたった一人で立ち向かう。そんなヨンスの姿には現代を生きる女性の逞しさが眩しく映る。

娘の過ちを頭ごなしに責め立てた母。「私が悪い」と育てた自分を卑下する母だったが、娘の戦いを見て自分が味方になってやれなかったことを後悔する。辛い時いつも自分の味方でいてくれた娘を思い出し、母もまた一歩を踏み出そうとしていた。
たむ
3.5
母からの娘への過干渉をテーマにしつつ、現代のデジタル犯罪や社会問題を描く韓国独立系映画です。
映画をメジャーか独立系かで分けるのもナンセンスかとも思いつつ、韓国独立系映画は今非常に元気になってきている印象があります。
特に母と娘の関係、男性優位社会のなかでの女性の生き方、葛藤というものを掘り下げていく作品が多く出てきました。
本作もそんな一本であり、非常にエグい物語でもあります。
タイトルもうまく、普遍的なテーマを現代の題材で掘り下げた映画ですね。
菩薩
4.3
どっちの観るストレスにしようと病院の方と迷った挙句こっちの方が空いてるだろうと思ったらまぁまぁ混んでいたのになぜこのマーク数、もっと観られていい。地獄みてぇな映画であるが非常に良い、社会の基底層にミソジニーがありそれがネットを介して拡大再生産され続ける時代に生きていく困難を過不足無く誠実に描き切っている。男性対女性の対立構造に押し込めるだけでは無く女性内部に醸成し続けられるミソジニーと諦め、対立と連帯までをもちゃんと見つめているし、そこから抜け出る為の根本的アプローチとして充分機能する映画だと思う、ある意味ベクトルとしては『センチメンタル・バリュー』とは全く真逆。リベンジポルノを確実に自信を持って撲滅していくにはとりあえずハメ撮りを撮らん事だと思うが、たぶん寝てる間に勝手に撮る様な人間も多々いるだろうし…ねぇ…。4年前の映画らしいが一方その頃徴兵制も無いくせに世界に名だたるミソジニー変態幼稚大国ヘルジャパンではアイドルに自由恋愛を認めるべきか否かみたいな事を本気で語ろうとしている、この差は一体なんなのかと改めて問わずにはいられない。鑑賞後にこのメインビジュアルを見ると尚の事こちらが背中を押される様な気分になる、前進すべきは彼女自身ではなく男根社会そのものだと思うが。

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