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SUPER FOLK SONG ピアノが愛した女。 2017デジタル・リマスター版の作品紹介

SUPER FOLK SONG ピアノが愛した女。 2017デジタル・リマスター版のあらすじ

矢野顕子の名カヴァー・アルバムのひとつに挙げられる『SUPER FOLK SONG』は、彼女のピアノ弾き語りシリーズの第一弾('92年発表)として編集なしの「一発録」。本作は、その模様を完全密着で記録した故・坂西伊作監督によるドキュメンタリー・フィルム。 緊迫した空気の中、何度も失敗しては弾き直す極限状態でのレコーディングに、自分に厳しく挑む姿や納得したテイクを録り終えての安堵感や達成感からくる満身の笑みなど一心不乱にレコーディングに没頭する、彼女の一挙手一投足を捉えた日本音楽史に残る伝説の一作。

SUPER FOLK SONG ピアノが愛した女。 2017デジタル・リマスター版の監督

坂西伊作

SUPER FOLK SONG ピアノが愛した女。 2017デジタル・リマスター版の出演者

矢野顕子

原題
製作年
1992年
製作国
日本
上映時間
79分
ジャンル
ドキュメンタリー

『SUPER FOLK SONG ピアノが愛した女。 2017デジタル・リマスター版』に投稿された感想・評価

(レビュー風回想録。点数をつけるとしたら5.0だけれど個人的思いがかなり強いので敢えてスコアレス。やや自分語り入っているので苦手な方はご注意!笑)

この上ない幸せな時間だった。

この映画の主人公、通称アッコちゃんこと 矢野顕子。
なんとwikiで調べたら現在61歳!見えない、、、
女性ミュージシャンなら矢野顕子。敬愛する…の後に続くのは私にとってはこの人しかいない。
中学生でアッコちゃんを好きになってからずいぶん月日が経った。これほどまでに女性で現役バリバリの息の長いアーティストを私は他に知らない。にしても60代の人に向かってアッコちゃんて笑

”SUPER FORK SONG”が出たのが1992年だからアッコちゃんは当時36歳。やはり若い!でも声の張りとかアグレッシブなピアノ演奏とか、今も全く健在なのが素晴らしい。とにかくすごい人なのだ。

”SUPER FORK SONG”というピアノ弾き語りカバーアルバムの、いわゆるレコーディングのドキュメンタリー映画。
全編モノクロ。(担当が嶋田ちあきさんなので)いつもよりしっかりメイクのアッコちゃん。間違えた時の独り言が英語な、NY暮らしのアッコちゃん。ピリピリした空気がスタジオに張り詰める。よくカメラが入ったなぁ…。そして一発録りにこだわり妥協しないアッコちゃんのスタッフさん達、大変だろうなぁ。。ピアノだけでも大変なのに演奏と歌一緒にやってノーミスでってすごいプレッシャー!そんでもって絶対、良いテイクを部分的に繋ぐことはしたくないアッコちゃん。限られた時間の中での闘い。。

そんな中、陣中見舞いに来てくれたアメリカ人マネージャーの言葉が素敵!小さなミスも許せないアッコちゃん、テンパってグリッサンド連発、感情の高ぶりを落ち着かせたり指を滑らかに動かす為、即興で関係ない曲を延々弾いちゃったりする。
そういうのをじっと見ていて彼は「素晴らしいよ、とても良かった。きっとちょっとしたミスが気になって良いところが見えなくなってるんだ。でも誰にでもできることではないよ。君は本当に素晴らしいことをしてるんだよ!」と。温かい言葉に思わず私まで泣きそうに…。
子どものように聞いているアッコちゃん。その後、
”でもミスはミスだからね〜”
って、まだ言うか〜笑
どこまでも完璧主義なアッコちゃん!

このアルバムは私も相当気に入っていて、もちろん聴き倒していたしスコアも持っていて、毎日弾いてた時期があった。アッコちゃんの曲は♭が多いしリズムも難しいけれど、そのお陰で誰にも真似できない美しい曲を紡ぎ出す。声も個性的で曲調も民謡、わらべ歌、讃美歌、唱歌、歌謡曲、ロック、ジャズ、ラテン…本当に様々なジャンルが融合しているのが唯一無二である所以だと思う。
アレンジは超かっこいいのに、どこか懐かしい。

この映画は公開時、観に行ったような気もする。何せ遠い記憶の向こうの話…もしかしてビデオを買って観たのかもしれない。どっちだっけ?ビデオだとしても度重なる引越しに紛れてしまったのか、残念なことに今手元にはない。
それをまた今、劇場で観られることの幸せ。。




1990年代は私の人生にとって転機だった。仕事を辞めて、これからどうしよう?と迷っていた時期。好きな音楽をしたいという気持ちはあったけれど、自分には無理かなと諦めてしばらく習い事やアルバイトなんかをしながら何となくやり過ごしていた。家事手伝いなんて言葉がまだ通用していた時代。大学まで出してもらって更に音楽の専門学校に行きたいとは言えなかった。いや、言えないから親に手紙を書いたんだ。でも、あえなく却下。モヤモヤした気持ちをピアノを弾くことにぶつけた。。

”SUPER FORK SONG”の中では『塀の上で』『中央線』『SUPER FORK SONG』が特に好きで本当によく弾いた。ここではないどこかへ行きたかったから、アッコちゃんの世界へ。
作詞が谷川俊太郎、糸井重里だったり佐野元春、大貫妙子、宮沢和史、山下達郎、鈴木慶一等、そうそうたる人達の曲をアッコちゃんは完全に自分のモノにしてリスナーの前に差し出した。いやはや、ものすごいクオリティであることは間違いない。。

それから色々あったけれど、私は結婚して他県に移り住み、日常に追われ夢はいつしか封印された、、
あんなに好きだったピアノを住宅事情で手放した時は、身を切られる思いだった。。

そんなこんなの思い出が走馬灯のように、鬼気迫るアッコちゃんの演奏と重なって、いつの間にか涙がほとばしるように流れていた。
あれ?泣く内容じゃないよ?これレコーディングのドキュメンタリーだよ?

でも私はそんな自分の夢の代わりに、家族というとても大切な宝物を得たと思っている。音楽好きな子ども達にも恵まれたし。独学でやるにはハードル高かったし。

懐かしさと切なさがない交ぜになったような涙が止め処なく流れたけれど、これから外に飛び出していく子ども達もいつかこんな思いをするのだろうか。
才能と夢と現実と…ダメだと諦めさせるのは親も辛かったろうな。
いつだったか母がそんなに大したこともない私の演奏を聴いて「あなたの弾くピアノは優しい音だね」と言ってくれたのを私は今でもずーっと心の奥で大切にしている。

還暦を過ぎて尚、パワフルに走り続ける大好きなアッコちゃんの後ろ姿、これからも追い続けて行きたい。

美しいピアノの旋律に乗せて、心に寄り添う数々の素晴らしい言葉を産み出してくれてありがとう!!アッコちゃん♡これからもどうぞよろしくお願いします!!



子育て終えたらジャズピアノでもやっちゃおうかな〜笑
undo
4.2
夜を越え 僕を乗せて

1992年発表の矢野顕子のカヴァー・アルバム『SUPER FOLK SONG』のレコーディングの模様をとらえたドキュメンタリー。デジタルリマスター版。

アッコちゃんです。
学生時代に、彼女のファンだった女子から教えてもらって、よく聴いていたこのアルバム。
いまだにタイトルチューンの『SUPER FOLK SONG』と『中央線』はかなりの頻度で聴く曲。

このアルバムは、一発録り。
納得できるまで何回もテイクを繰り返す彼女。周囲のスタッフは彼女の邪魔にならないように見守るだけ。装飾を極力省いたモノクロのレコーディング風景。

楽器構成がシンプルになる程、演奏者の実力がむき出しになる。ピアノの弾き語りは言わずもがな。彼女の弾くピアノのフレーズはとにかくかっこいい。

冒頭、はちみつぱいの『塀の上で』の収録から始まる。
ピアノの最初の音が鳴り響いた瞬間、劇場の空気が一変した(ような気がした)。
音響が素晴らしいというのもあるけれど、彼女の音楽には聴き入らずにはいられない圧倒的な世界観を感じる。
映画なのに目を閉じて彼女の音楽世界に浸りたくなる誘惑をこらえる。

『それだけでうれしい』では、なかなか納得できずにテイク数を重ねる彼女。苛立ちが伝わってくる。それを乗り越えようと、自分の中のなにかと戦っているような表情も痛々しい。天才ゆえの苦悩か。

『SUPER FOLK SONG』も何度かトライするけど、しょっちゅう聴いている曲なので、これがOKテイクだな…と途中でわかってしまう。弾き終えた時の快心の表情!これからこの曲を聴く時にさらに深みが増しそう。

彼女の凄いところは、どんな曲でも完全に自分の世界観に染め上げてしまうところ。
『中央線』はその代表的な一曲で、THE BOOMの原曲も悪くないけれど、まるで聖歌のような荘厳な雰囲気を感じさせながらも、愛情たっぷりな暖かい余韻に浸れる名曲に仕上がっていると思う。
(このアルバムには収録されていないけれど、ユニコーンの『すばらしい日々』のカヴァーも独自のアレンジが見事な非常に良い出来。ぜひ機会があれば聴いてみてほしい)

独自の世界を持ちすぎて、なんとなくとっつきづらいイメージを持たれている感もある彼女の音楽。
豊かな才能の裏に、プロ意識の高さや繊細さ、子供のように無邪気な音楽への愛情を本作で知ることができた。

とても贅沢な時間を過ごせました。
Osamu
4.2
シビれた。おもしろい。

矢野顕子の編集無しのレコーディングに密着したドキュメンタリー。

失敗してつまずきながら「もっとできるはず」と最高のピアノと唄を追求する姿にシビれた。

素晴らしいプレイが出来るゾーンに入るために集中と解放が彼女の中でぐるんぐるん回っている感じがスリリングであり、音楽が産まれる爆発を感じた。

矢野顕子の曲はちゃんと聴いたことがなかったけれど、このアルバム『SUPER FOLK SONG』は聴いてみたいと思った。

ギンレイピアノ映画祭にて。

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