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ブラックアウト
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『ブラックアウト』に投稿された感想・評価

菩薩
3.0
ずっとラリってるし酔っ払ってるしでほとんど正気でいるシーンが無い虚実入り混じり系サスペンススリラー、ノエの新作とかまさにこんな感じなのでは?『キャットチェイサー』はマイアミを拠点に「殺されるかも…」って邪念を払拭していくお話だったが、こちらは「殺しちゃったかも…」って疑念を解決していくお話。フィルムだビデオだ、アナログだデジタルだ、ドラマだ映画だと色々言及すべきなのかもしれないが、流石に97年にもなってそんな事する必要は無かろう。執拗に女性の乳首を勃たせる事に熱心なデニス・ホッパー、首を絞められて完璧な白目を剥くベアトリス・ダル、意識の闇にこそ人間の本能が炙り出される、とか多分そんな感じの映画。
海があり、静かなホテルに男と女がいて、テレビ画面を抱きしめている。ダウナーにラリったゴダール映画のような面もある。「ビデオこそ未来だ!!」と叫ぶデニス・ホッパーは当然のようにポルノ業界に蠢く狂人だが、妙に冷めた態度はフェラーラのキャラクター。
後半は記憶のフラッシュバック、夢からの恐ろしい現実。その一歩も前に進まないぐだぐだ感は『ニューローズホテル』と同じ。この時期のフェラーラー、どん詰まりで絶望的な、飢えた犬が自分の尻尾を延々と追いかけているような映画ばかり撮っている。
どこにも居場所がなく、己の弱さから招いた過ちはどれだけ幸福でもついて回る。気持ちが落ちていると引きずられる。薬で狂って若い女を殺して自殺して、何もかも失った男の姿は作家のロマンチシズムでありナルシシズム、VHSビデオの荒い画面から滲み出てくる夜の海に飲み込まれる。
愛すべきトランス映画。カメラの中にもう1つのカメラを存在させる事で虚実のボーダーが曖昧になる。最後の妄執的ネタバラシに震撼。全てが腑に落ちると言うか。相変わらず破廉恥な閉鎖空間がよく似合うデニス・ホッパー

『ブラックアウト』に似ている作品

夢の中へ

製作国:

上映時間:

103分

ジャンル:

3.2

あらすじ

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