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テトロ 過去を殺した男
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目次

『テトロ 過去を殺した男』に投稿された感想・評価

スケベな爺さんのお話

この映画の始まり方ホント好き、一気に引き込まれる

フランシス・フォード・コッポラ監督と、ヴィンセント・ギャロさんて、なんか、異質な組み合わせします
もともとこの役はマット・ディロンさんの予定だったとか
個人的にはマットさんの方がこの役には合ってたかな、という気がしました 

コッポラ監督キャリア後期の、「コッポラの胡蝶の夢」の次の作品
「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」が華やかだったのに対して、とても小規模な仕上がりとなっております
静かな、家族の物語です

簡単なあらすじ
海軍のクルーズ船で働くベニー(オールディン・エアエンライクさん)は、船が一週間の予定でブエノスアイレスに寄港した際に、かつて行方不明となっていた兄のアンジー(ヴィンセント・ギャロさん)の元を訪ねます
そこでアンジーは恋人のミランダと共に、名前をテトロと変えて暮らしていました
テトロは作家志望で、かつての自分のことを書いた小説を自宅に保管していました
それをベニーは読んでしまい・・・

コレはネタバレ厳禁ですね
レビュー拝見してると、途中で分かったという方もいるみたいですけど、鈍い私は気づけず
そういえば思い返すとあのシーン、伏線だったんだな・・・、なんてのもチラホラ

現在の出来事がモノクロで、過去がカラーで表現されています
普通逆だと思うのですが、何か意図があるのかもしれません
時々差し込まれる寸劇がユニーク
舞台がアルゼンチン、ブエノスアイレスなので、周りの友達とか、出てくる人たちがみな陽気で楽しい
挨拶がわりにみんなチュッチュ、チュッチュしてます

オールディン・エアエンライクさんは若い頃のディカプリオさんに面影が似ているイケメン
18歳の童貞という役柄
発表会にみんなでクルマで向かった際に立ち寄ったホテルで、女子2人と全裸で入浴してはしゃぐシーンは、オイオイ、と思ってしまいました、メチャ楽しそう

まあ、オチがそこまで衝撃的!!とかではなかったので、そんなに引きずるものなのかな、という気はしました
ただ、それは映画的に、劇的なシーンがなかっただけで、当人にとっては人生を変えるほどのことなのかもしれません

正直、父親の葬儀以降のパートはなかった方が良かったかな、余韻を残した終わり方が好きです

ヴィンセント・ギャロさんは相変わらずの男前で色気を噴出しておりました
のんchan

のんchanの感想・評価

3.9
フランシス・フォード・コッポラ監督・脚本・製作で、主演ヴィンセント・ギャロ💫
そして舞台がアルゼンチン🇦🇷ブエノスアイレスって...
も〜う私に絶対に観ろ❗️と言われているようなもん😁
こりゃ面白かったです、はい👍
ただ、興行的にはコケたのね🫢
でも観方によったら隠れた傑作的な匂いはあります⭐️


コッポラが70歳前にラテンビート祭の為に作った作品なのかな?
なんかアルゼンチンをかなり気に入って取り憑かれたようになったみたい😆かなり仕上がりまでに時間が掛かったり、色々問題(他国俳優を使ったため)もあったようだが...
主演は本当はマット・ディロンを予定していたとか(きっと良かったと思う💕ギャロも悪くないけど)

また邦題が余計なこと追加してくれてるから観る前に先入観入ってしまって邪魔だったけど、軽いミステリー劇場って感じ。
結局、マフィアもバイオレンスも無関係です。

内容を一言で言えば、兄弟と家族の物語です!
そこに、場所柄も相まって芸術と文化の映画になっています。
コッポラ監督が夢の街ブエノスアイレスと捉えている?せいもあるし、ラテンなノリも絡みがあります🎶


兄アンジー(ヴィンセント・ギャロ)は過去の衝撃的な事件から逃れる為、行方不明となりブエノスアイレスで別名テトロを名乗り、売れない作家として恋人ミランダ (マリベル・ベルドゥ)と暮らしていた。
そこへ年の離れた17歳の弟ベニー (オールデン・エアエンライク)が訪ねて来るところから始まる。

ブエノスアイレスは世界からも注目されている芸術の都市。街は文化と芸術、音楽で溢れています。舞台芸術や文学、そして音楽が街中どこからでも見聞きできるし体験も出来る都会。テトロは全く書けないし、今は舞台の照明係をやっている。
友人も多いが、知り合いには弟と言わずに友人だと紹介するので、ベニーは気に入らない。

ベニーは兄に隠しごとがあるように感じ、兄の留守中、不思議な原稿(文字が鏡に写すことで解読出来る)を見つけ出す。そこには指揮者として世界的に有名な父親のことが書かれていて...

大きな流れがないけれど、凄く国際的な話にまでもなる舞台が出て来たり、父親の大々的な葬儀が出て来たり...ラストになぜ兄が行方をくらませたのかが解るのだが...


私はブエノスアイレスの街並み、カフェ、小劇場、アパート、人々の会話、もうみ〜んな懐かしくて、冷静な判断が出来ないくらいワクワクして観ましたが、誰にでもお勧めか?と言われると、万人向けじゃないけど、隠れファン、映画好きなら好みそ〜う💫

俳優陣が皆良いのです。
もちろんヴィンセント・ギャロの色気ダダ漏れは十分堪能出来ますし、弟役オールデン・エアエンライクが若い時のレオ様にソックリ!
そして恋人役マリベル・ベルドゥはスペイン女優ですが、とても魅力的です。
文芸評論家役にカルメン・マウラ(最初はコッポラがハビエル・バルデムを予定していたが、女性に変更してキャラを変えたらしい)
気になっていたアルゼンチン女優が出てたけど名前が見つけられない💦

お金掛けた割に残念感が無きにしも非ずだけど、役者の演技も悪くないし、芸術的要素あるし、私は面白く観れました✨

ラストの展開はなるほど〜😲となります🤔
ミステリーを好む方はどうぞ❗️
2023.4.15

久しぶりの白黒作品。
白黒はやっぱり雰囲気でるなぁ。

過去を殺した男。スパイ系の話かなと思ってたけど全然違った。ひとつの家族で起こった奇妙な物語。白黒なのと、弟が兄貴を追いかけるような展開なのもあって「ランブルフィッシュ」を思い出す。それが実験的な雰囲気を持ってたのに対して、今作は劇っぽいというかオペラを観てるような感覚になる。実際にそういう演出が使われたりしてたし。なんというかイタリア映画っぽい。ベルトルッチを思い出す。前作の「胡蝶の夢」からコッポラはアートっぽいというか、ヨーロッパ的な感覚で作品を撮ってる気がする。

主役は誰やったんかな。カルロとテトロかな。ベニーは物語を動かすためのキャラって感じ。とにかくとんでもない親子。親父に問題がありすぎる。最初に妻を奪ったのはテトロの方で、それのやり返しとして今度はカルロがテトロの妻を奪ったということか。けどお腹にはもうテトロとの子供がいて。
 カルロはもう結構な年に見えるけど、18歳の女の子がそんなおっさんと浮気するかな。彼が指揮者としてめちゃくちゃ有名やったとしても。演出的にはなんか仕方なくみたいな感覚を抱いたけど、脅されたってこと?それとも彼女自身の後ろめたさ?わからん。

ヴィンセント・ギャロは初めましてやったけど、とんでもない眼力。失敗した夢追い人って感じを見事に表現。
 
感想書くのに日が経ってしまって、ちょっと忘れてしまった。だからここまで。アート作品として観れるし、かつ家族愛のようなエンタメ要素もある。コッポラの監督作の中では異質で面白かった。

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