ドルフィンキングに何が起きたのか？のあらすじ

世界で屈指のドルフィントレーナー、ホセ・ルイス・バルベロは、アメリカはアトランタにある有名なジョージア水族館に上級の役職付きで雇われ、30年に及ぶキャリアの頂点を迎えます。しかし、時期を同じくしてオンライン上で拡散されたのは、99秒間の不鮮明な映像。それは、彼が自分の訓練しているイルカを虐待している疑いをもたらすものでした。 一大スキャンダルが巻き起こりますが、バルベロは、映像の人物は自分ではないと主張します。さらに、自分は潔白であり、元同僚による復讐の餌食にされているのだと訴えます。この出来事は衝撃のニュースとして世界中を駆け巡り、世論は達人ドルフィントレーナーを擁護する立場と、非難する立場に二分されます。バルベロはオンラインで殺人の脅迫を含む数々のバッシングを受け始め、その数週間後に行方不明となります。本作は、バルベロの栄光と転落、そして彼が姿を消すまでの一連の出来事を追うドキュメンタリー。彼が働いていた水族館内部の映像を交えながら、内部関係者の視点から業界の闇を暴きます。バルベロを撮影したとされた映像の公開は、時代遅れで残酷な業界を破綻させるためだったのでしょうか、あるいは、その本当の意図は個人的な復讐だったのでしょうか? この暗く悲劇的な出来事の直接の関係者が、初めて彼らの視点で口を開きます。