つまり『お湯』で、いいんじゃない。😅🔥💧

ディズニー・ピクサー最新作！

今年でディズニーは100周年だそうで。
いやぁ。ミッキーマウスももう100歳かぁ。😅

コロナ禍だったこの3年間くらい。
新作を発表しても劇場公開を断念し、Disney＋での配信のみが数本続いたピクサー製作の長編アニメ。
昨年、ようやく劇場公開できた「バズライトイヤー」は大人気シリーズ「トイ・ストーリー」のバズを主役にした意欲作だったのにアメリカではまさかの大コケ。😔
『ピクサー イコール 配信アニメ』という 嫌なジンクス を本作で吹き飛ばすことは出来るのか？

さて本作。　ネタバレあり。


100周年を祝ったディズニーのオープニングのタイトルロゴ。
美しい。気合が入ってましたねぇ。🤭

『火』の元素エンバーと『水』の元素ウェイドとの違いを越えたスクリューボールコメディ。
申し訳ないけど😅彼等を含めてキャラクター達があんまり可愛くないので 最初はなかなか入り込んでいけなかった。

でも本作。

ストーリーが意外としっかりしていて結構見入ってしまい最後は信じられないくらい大大大号泣してしまった。😭
『火』と『水』の恋愛要素もさることながら それぞれの『家族』の物語もしっかりと描いていてどの世代の方が観ても感動できる作りになっているのは さすがピクサー。
オープニングからのエンバーの両親の物語が特に涙を誘う😢。
異国の地で商売を成功させ、愛する娘にも恵まれ、成長した娘に跡を継がせる。
これは人間も多くの人が抱く『夢』だよね！

父の夢、娘の夢、母の願い、そして巣立ち。
単なる『種別の違う恋愛映画』に終わってないのが この作品に更なる深みを与えていて感動が増す🥺。

火 に 水 が近づけば 火は消えてしまう。
水 を 火 にかければ蒸発してしまう。
ふたりの未来はいかに・・・

ラストの 🙇‍♂️🔥は自分でも『なんでだろう？』と思うくらい涙が止まらなかった。😭



2023年 8月10日 14:15〜
109シネマズ プレミアム新宿 screen 2
💺96 席
客入り　私を含め4人。　🥵
同時上映「カールじいさんのデート」短編

今年4月に続き2度目の109シネマズ新宿。
やっば 4500円 6500円均一は高いよね！
お盆初日の真っ昼間なのにガラガラ。😰

ちなみに。
「カールじいさん」の監督さんの名前は
ボブ・ピーターソン。
「マイ・エレメント」の監督の名前は
ピーター・ソーン。

これって　ねらってる？　😅

あまり評判が良くなくて不安だったけどすごい面白かった😊✨

さすがピクサー✨良かったです👏👏

火、水、風、土のエレメント（元素）が暮らす国で🔥と💧の決して交わらない2人が起こす奇跡の物語✨


思わず泣いちゃった😭川口春奈ちゃんも良かったけど玉森の吹替良かったです👏

最近好きな映画のクリアファイル集めてるから見つけてすぐ買っちゃいました✨

ストーリーも映像も綺麗だったなぁ😍💕

• #はるか劇場鑑賞

『マイ・エレメント』
原題 Elemental
製作年 2023年。上映時間 101分。
映倫区分 G
上映方式 2D／3D　(3Dで鑑賞)
ピクサー・アニメーション・スタジオが、火、水、土、風といったエレメント（元素）の世界を舞台に描く長編作品。
監督は『アーロと少年』のピーター・ソーン。
声の出演はリア・ルイス、ウェイド役にマムドゥ・アチー。
日本語吹き替え版ではエンバー役を川口春奈、ウェイド役を『Kis-My-Ft2』の玉森裕太が務める。
短編『カールじいさんのデート』が同時上映。

火、水、土、風のエレメントたちが暮らすエレメント・シティ。
家族のために火の街から出ることなく父の店を継ぐ夢に向かって頑張っていた火の女の子エンバーは、ある日偶然、自分とは正反対で自由な心を持つ水の青年ウェイドと出会う。
ウェイドと過ごすなかで初めて世界の広さに触れたエンバーは、自分の新たな可能性、本当にやりたいことについて考え始める。
火の世界の外に憧れを抱きはじめたエンバーだったが、エレメント・シティには『違うエレメントとは関わらない』というルールがあった。

ピクサーは、本来なら声を持たないものを擬人化し、親近感の湧くものに変える映画を作るという長い伝統を持っている。
例えば、『トイ・ストーリー』では、無生物のおもちゃの彼らは実は生きていて、話したり自由に行動したりできる。
しかし、それを人間に知られてはいけないというルールがあったりと、大人になると忘れてしまうおもちゃであそんでいた頃の気持ちをふと思い出させてくれた。
また、『インサイド・ヘッド』では、我々の感情やその後の反応が、そこから学ぶ教訓に基づいて人生観を形成することに気づかせてくれた。
このようなアプローチのおかげで、ピクサー映画は国境を越えてほぼすべての人にアピールすることができ、それが今日でも彼らが頂点に君臨する重要な理由のひとつだと小生は信じている。同スタジオの最新作『マイ・エレメント』では、禁断のロマンスのプロットを通して、エレメントが対立するタイプによって隔離された世界が描かれる。
火のエレメントであるルーメン一家の視点から、彼らの種族が他のエレメント種族に比べて著しく敵対的に扱われていることがわかる。
火は意図的であろうとなかろうと燃やし破壊する性質があるため、水、土、風のエレメントは皆、彼らが何をしでかすかを恐れて生きており、その結果、彼らが街の他の人々と交わることを許そうとしない。
外国人恐怖症と人種的偏見というこの映画の包括的なテーマは、現実世界の人々が他国からの移民をどのように見ているのかを興味深く見せてくれる。
このような深刻なテーマに、すべての年齢層が理解できるような方法で取り組んだことは評価できるが、このようなことは、ピクサー以外の別のアニメ映画ですでに行われている。
2016年の映画『ズートピア』では、文化の違いというテーマをより魅力的な方法で扱っていたが、ここではアンバーとウェイドの恋愛を設定するための単なる背景として使われている。
これが必ずしも悪いことだとは云わないが、新鮮さや新しさは個人的にはあまり感じられない。
この時点で、ピクサーのアニメーションの質の高さを改めて賞賛するのは余計なことのように思えるが、彼らの最新作を観るたびにやはり圧倒されてしまうのは紛れもない事実。
擬人化されたエレメントが住み、働く場所であるエレメンタルシティが、とても美しくカラフルなのが気に入ったし、細部までこだわった雰囲気作りは見事で、この街がまるで長い間暮らしてきたかのように見える。
水のエレメントが住む独創的な造りの団地や、風のエレメントが気流を利用してボールをスラムダンクする空中バスケットボール・スタジアムも登場する。
世界観の構築はどれもとてもうまく処理されているが、目を引いたのは、ほとんどすべての建物で火のエレメントが歓迎されていないことが示されていること。
大きな会場の外には『火気厳禁』の看板が置かれ、住宅街では水上警備員がパトロールを行い、居住者が安全に暮らせることを願っている。
この大都会が偏見に満ちた社会であるという並置は、アパルトヘイト時代の南アフリカや公民権以前のアメリカの様子を思い出させた。
こうした類似点は、今作品のプロットにはかなり暗いアクセントになっているが、2人の主人公のロマンスを優先するあまり、中途半端にしか扱われていないように感じられる。
そしてまた、ファミリー映画で偏見について明かせることは、若い層を疎外しすぎる前に限られている。
また、主役の2人が本当に気に入ったし、中でもリア・ルイスはエンバー役の演技に必要不可欠なエネルギーを注入していた。
エンバーについて楽しめたのは、彼女の弱さである。
彼女には才能がある一方で、偉大さから遠ざかっているのは彼女の不安と云える。
両親ともに他のエレメンタル・タイプから耐え難い扱いを受けているのを見て、エンバーは自分も両親と同じ運命をたどり、自分の文化を理解しない人々から嘲笑の対象として見られていると考えている。
彼女の不全感は、爆発的な気性という形で現れ、他者から受け入れられない彼女の家族を悪化させるだけ。
とは云え、彼女の激しい性格には、自分が信じるもののために発言することを恐れないという大胆さも含まれている。
とは正反対に、ウェイドは些細なことでもすぐに涙ぐんでしまう。
ママドゥ・アティエは、ウェイドの脆さをエンバーとは違った形で表現している。
ウェイドが周囲の人々と感情的なやり取りをするのは、単に水のエレメントであることの産物。
ウェイドの他の家族も同様に、ふとしたことで感傷的になることが立証されており、それは彼が決められた時間内に誰かを泣かせるというパーティーゲームをするときに顕著に示される。
ウェイドの周囲の人々に対する忍耐強く同情的な見方は、エンバーの心配性で気が強い性格と好対照をなしており、2人の関係をより信憑性のあるものにしている。
最終的な結末は予想がつくとは云え、映画を通してエンバーとウェイドの仲が深まっていくのを見るのはオッサンでも楽しかった。
長年のピクサーファンにとって今作品は、ピクサーの歴代ベスト作品には入らないかもしれないが、どのようにアプローチしても楽しめる作品だと云える。
単純にアニメーションのすばらしさを評価することもできるし、文化的分裂に対する社会的批判を評価することもできる。
これまで語られてこなかったことを語っているわけではないが、少なくともピクサー映画ならではの方法でそれを語っている。
ピクサーが次に何を擬人化するかは想像するしかないが、何か価値あるものを見つけて、それを成功させてくれると確信している。