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水いらずの星
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目次

水いらずの星の作品紹介

水いらずの星のあらすじ

かつて国内で栄えた造船業が急速に廃れた後の日本。瀬戸内海に面した香川・坂出に逃げ着いた女(河野知美)は、体を売って孤独に生きていた。女には 6 年前、長崎・佐世保で共に暮らしていた夫(梅田誠弘)のもとから、別の男と駆け落ちした過去があった。ある雨の晩、突然訪ねてきた夫。女のさびれたアパートの部屋で、二人が空白の時間を埋めるかのように語らい、体を重ねるにつれ、次第に時空が歪み出し……。

水いらずの星の監督

越川道夫

原題
製作年
2023年
製作国
日本
上映時間
164分
配給会社
フルモテルモ

『水いらずの星』に投稿された感想・評価

Nove
4.0
ドロドロとした男女の情念だけではない。
原作の戯曲から映像へと昇華した、大人のファンタジー。
HAL9000とレプリカントが凝縮するSFの要素もある。
しかし何よりの見せ場は、永遠に続く二人の会話である。
狭いアパートの空間から、水の星へと導く船出の時はくる。
これを愛と呼ぶには、余りにも水臭い。
水入らずで居るためには、ただでは済まされない現実もある。
忘れていた何かを思い出し、訪れる未来を予感する。
1.1
追記
パンフレット読みました。
えっ!絶句…
1ヶ月前から新宿武蔵野館で、自らサイン入りのチラシを配る熱量に押されての鑑賞でした。
泣かないと言っていた舞台挨拶、涙溢れます。


ごめんなさい、素直な感想です。
なが〜い!金曜日の夜遅くまで自分は何やってんだろうと自己嫌悪に陥りました。
長回しのオープニングから延々と2時間以上ラストまで続く意味不明な二人芝居、マジでヤバイです。
これが水いらずの星なんですかね…
3.8
率直に、観る人を選ぶとゆーか、「玄人好み」と言っても全く許される様な作品だとは思われますかね。かなりの長尺+そのワリにもごく繊細なる内容⇒からの終盤は意表を突く超展開の連続………大袈裟に言うとある種「単に映画であるコトを拒否している」とまで言えるかの様な感覚もありまして、個人的にも確かに「コレなら舞台で二人芝居でも…」と思ったら⇒実際にそーいう元ネタが在った、というコトではありましたかね。

なので正直、話の内容やその運び方(加えてその帰着)のそのモノとゆーよりは、まず何よりも(ズバリ)その二人の演技に価値・重点を見出そうとしてゆくべき作品には思えてまして、んでとにかくその主演のお二方の演技とゆーのがモ~至極申し分ない・上質なモノであった⇒だから当然作品としての観る価値も既に十二分だった、という結論に至ったトコロなのです。個人的には特に、二人が再会してからの最初の一繋がりのシーン(ココまでだけで軽く80分位使ってましたかね?)が、個人的には完全に観入ってしまって実に好かったと思いました(私自身としては鳥肌ものとまで言って好いレベルで)。

あと、それは同時にその演技のみならず、それらのシーンの多くを占める非常にゆったりとした「間」とゆーのを、モノの見事に「持たせて」いる演出のハイ・クオリティが在ってこそだとも思うのですね。ココも個人的には、中でも音の使い方が印象的だった様な気もしてます⇒川(海?)の音だとか雨音だとか、終始さほど耳当たりの好くない雑音が流れ続けている様な気がしてましたが、それが逆に(動きの少ない静かな)シーンに「間」を持たせる効果を齎していた…のではないかと感じたのですね。コレも当然、前述の演技をはじめとした他の要素もろもろとの精妙な調和が在ってこその効果だ…とは思うのですが、そんなコトも含めてかなり好くつくり込まれた映画だな…と素直に思ったトコロです。

前述どおり、中盤~終盤の超展開について、この辺に関しても個々人の「好み」とゆーのは分かれるトコロかとも思いますが(⇒私自身、前半のごく「血の通った」方のシリアスさとは、後半は方向性は同じであれ雰囲気は多少異なっていった様な気もしてましたが)、それでも最終的に描かれる「グッド・エンド」を含めて最後まで十二分に観入ってゆけましたし、その上でごく爽やかに観終わるコトもチャンと出来たと思うのですね(⇒ひとつのお話としても、映画技術としても、十二分に好いモノを観るコトが出来たという爽快さを感じられたという意味で)。ワリと久しぶりの(ごくコテコテなる)ミニシアター系映画の鑑賞となりましたが、そのジャンルにおける「満足度」自体は確実にかなり高い方のモノだったと思いますね。

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