かつて国内で栄えた造船業が急速に廃れた後の日本。瀬戸内海に面した香川・坂出に逃げ着いた女(河野知美)は、体を売って孤独に生きていた。女には 6 年前、長崎・佐世保で共に暮らしていた夫(梅田誠弘)のもとから、別の男と駆け落ちした過去があった。ある雨の晩、突然訪ねてきた夫。女のさびれたアパートの部屋で、二人が空白の時間を埋めるかのように語らい、体を重ねるにつれ、次第に時空が歪み出し……。
「今日は40分のショートで」がすべての始まり 歌舞伎町のラブホテル828号室。警察官の間宮(三上博史)は部屋の隅にビデオカメラをセットして、勤務中にもかかわらずデリヘル嬢の麗華(三浦萌)と…
>>続きを読む廃れていくピンク映画業界で⽣きる映画監督・栩⾕と脚本家志望だった男・伊関、そしてふたりが愛したひとりの⼥優・祥⼦。タイトルに引⽤された万葉集の和歌「花腐し」とは、きれいに咲いた卯⽊(うつぎ…
>>続きを読む暴行現場を8ミリに撮られ、それがブルーフィルムとして街に出まわってしまったら・・・女の哀惜をこめ、数奇な運命の中で地獄絵をなめつくす女、名美。石井隆原作の「赤い教室」をモチーフに、石井隆自…
>>続きを読む『truth~姦しき弔いの果て~』はコロナ禍、表現の場を失った3人の俳優たちーー広山詞葉、福宮あやの、河野知美が立上って作ったインディーズ映画。「文化庁芸術活動の継続支援事業」の助成金によ…
>>続きを読む会社が倒産し、取立てのヤクザに妻を犯され、人生に絶望した村木。自殺する前に、金で買った少女を思い切り陵辱しようと決意し、少女・名美をいたぶりつくした。2年後、自殺を思いとどまった村木はタク…
>>続きを読む3年間、失踪していた夫が突然帰ってきた。離ればなれになっていた夫婦が、失われた時間を生き直すように、ふたりで旅に出る―。それは、愛する人との永遠の別れへの“愛の巡礼”だった―。
その島は、至るところに「置屋」が点在する。本土からは日に二度連絡船が出ており、客の往来の足となっている。住民たちはこの閉塞され た島で一生を過ごす。女は客から「外」の話を聞いて思いをはせる…
>>続きを読む© 2023松田正隆/屋号 河野知美 映画製作団体